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悔しい 憎憎しい 大嫌い

作者: 善行望
掲載日:2022/07/23


  山の小鳥が朝を唄う

  太陽が生まれて照らした 

  僕の大事な居場所

  

  愛情たっぷり注いだ畑

  汗水の丹精込めた畑


  荒らされてた

  目も当てられないほどに

  荒らされてた


  悔しい 憎々しい 大嫌い


  鍬を持つ手がわなわな

  込み上げてくる


  物影からイノシシだ


  不意に猪突猛進

  イノシシだ


  牙に打たれ武器を手離した


  悔しかった 憎々しかった 大嫌い

  だけど怖くて逃げた

  逃げるしかなかった


  イノシシの鼻息 背中に聞いて


  ずっとずっと逃げていた


  僕の走りはだんだん速くなった

  景色も気にならなくなって

  全力疾走してた


  いつの間に荒々しい鼻息

  聞こえなくなってた


  辺りは薄闇になって

  畦道の向こうに

  灯を点す人家があった


  助けて叫び逃げ込んだ


  家主が出てきて「何もいないよ」


  落ち着いて腕の怪我見せたら

  傷の手当てしてくれた


  「もう大丈夫」


  僕たちは友達になった


  全力で走り続けたら

  お腹が空いていた


  僕たちは仲良く夕飯を囲んだ


  大好きな猪鍋つつき

  なんでも話し合った


  友達と僕は

  悔しさと憎々しさと大嫌いに

  ご馳走様を言い合えた


  


  

  


  


  


  

読んでくださりありがとうございました。

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