第1話『回想』
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「ご主人様!早くご飯ください!」
「はっはっは!お前みたいな寄生虫にやる飯などないわ!」
「そんなこと言っちゃっていいんですか?またアレ、されたいですか〜?」
「……クソっ!」
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俺の名前はレン。いきなり異世界の山に飛ばされた俺は、近くの洞穴でひっそりと生活していたんだ。
幸い、スキルや魔法があったから火や水、武器には困らなかった。
食料も鑑定すればどれが食えるものなのか分かるから、まぁ楽勝だと思ってたんだ。
街も近かったから肉とか売って生活必需品を整えたりもしたんだ。
でもまぁ、人生そう上手くいかないよね。
毎朝、自分に鑑定をかけてたんだけど寝てる間に寄生されてたんだ。
宿主を女にすることが出来る謎の寄生虫に!
最初は人型だし寄生虫とか意味分かんない!と思ってた。
でもしばらく過ごして気づいたんだ。
こいつは、親に寄生するニートみたいなもんだとな。
世話をせず放置したら俺の身体を美少女にする。
身体の主導権はアイツに持ってかれて、色々されちまうんだよ……
寄生虫を取り除けばいいって?
1回やろうとしたんだけど、こいつ心臓に本体を寄生虫させてるみたいでさ?
無理なんだよね。
「そうすればご主人様は私から逃げられなくなるでしょ?あと、私のことはちゃんとアカリと呼んでください!名前があるんですよ!」
「なんで回想してること分かるのぉ!??こわぁい……」
「遂に!脳も攻略したんです!すごいでしょ?これでご主人様と私は一心同体ですよ?」
「俺だけ心読めねぇよ……プライバシーとか一切ないの辛い……性処理どうすればいいんだよ……」
「私がいるじゃないですか?」
「………………は?」
「さっきニートって言われたの怒ってますから私何するか分からないですよ〜?ほら、本当のこと、口に出して言ってください♡」
一瞬でもいけると思った自分を殺したい……
「あー、今日はお前の好きな唐揚げにしてやるから許してくれ!」
「許します!」
この先どうなるか不安だぜ……
「不安なんてありませんよ♪」
「だから心読むのやめてくれ!」
次回もお楽しみに!
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