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ある男の手記② 後日談

 美術館の絵たちがキャンバスから抜け出し、人々や街を襲っているという事実が判明してから数日後。政府がこれ以上被害を拡大させないためにとった策は、後世にも語り継がれるほどの名案だった。

 若干の猶予期間を与え、希望者を郊外や国外へ早々に避難させ、東京をロックダウンし、中からも外からも出入りを禁止にさせたのだ。


 被害を拡大させないため、特殊な加工を施した高い壁を東京の周りに作り、上空を常に郡代に見晴らせることで、物理的にも技術的にも乗り越えることは不可能にした。

 中流階級以上の人間は東京の外でも仕事や住居が保証されていたため、大多数は避難することができたが、壁の中に残されのは、政府の目が行き届かない弱者である人間と


ーーー退治しきれなかった絵から出てきた怪物たちだった。


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