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朱き天使と大賢者  作者: 木花咲耶
3/5

十六夜真琴との一夜ぶりの再会

夜が明けた。

僕は午前8時に起きた。

昼にならないと【あの世界は】見えない。

当然、「十六夜真琴」と名乗った少女のことも見えない。

いつもはそんな時間来なければいいなと思っていいたのに、今はその時間になるまでがもどかしい。


今日は学校が休みなので、いつも通り格闘技の本を読んだり、体を動かしたりして時間をつぶした。


そうして時間をつぶしていると11時になったから僕は買い物に出かけた。

少女が何を好むのか、そもそもまだ居てくれているのかさえ分からないが、また見えるようになったとき、昨日のお礼もかねて簡単に料理をご馳走したいと思ったからだ。

【あの世界】は現実世界とはつながっていないけど、現実世界と同じように料理器具もあるから料理もはできる。

スーパーまで12分で行き、15分で買い終えた。

それから家に帰り始めて3分たった11:30、【あの世界】が見えた。


また早くなったという恐怖と、あの少女が無事なのかが確認できるという嬉しさが僕の中で混じっていた。

それから悪魔たちと目を合わせないように急いで家に帰った。

家に入り、昨日少女を最後に見たところまで走った。

そしてそこに少女は....いなかった。

昨日はあんなに落ち込んでいたからかなり焦った。

落ち込む理由がちょっと理解できなかったけど...。


とりあえず家の中を探し回ろうと思った。

さすがに外に出られていたら広すぎるから諦めようと思ったが、それは杞憂に終わった。

少女は....台所で沈没していた。

まだ落ち込んでいるのかと思ったら少女はこちらに気付き、

「お...お腹が...減り...ました....」ガクッ。

それを聞いて少し安心したト同時に買い出しに行ってよかったと思った。


そして僕は料理を始めた。

といっても簡単に焼き飯を作っただけだ。

少女の前にスプーンと一緒に出してあげると少女は、

「こんな私に良いのですか…?」

と聞いてきた。

「昨日助けてもらったからお礼だよ」

そう言ったら目を輝かせて食べ始めた。

食べ終わってから僕の部屋に戻り、改めて自己紹介をしあった。

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