出会いそして事実
私はカルミナーヤさまを見つけた
「これはミプリカさん。どうなさいましたか?」
「カルミナーヤさまが私を探していると義姉に伺いましたので」
カルミナーヤさまのもとへ歩み寄った
「実は俺はさっき着いたばかりなんだよ。おかしいなぁ」
私は不思議に思った
「カルミナーヤさまったらまたご冗談ですか?」
「ほんとうのことだよ。」
「でしたらなぜ義姉はあんなことを…?」
私は首をひねった
「きみはその時ルーズと話していたんだよね?」
カルミナーヤさまの隣にいた男性が話しかけてきた
「えっと…あなたは…」
「失礼。自分はリーフ・ファナトル・ティーバル。こっちにいるルーズと従兄弟でアルフレッドとは幼馴染みさ。きみはミプリカ・ファン・オリヴィエ嬢でよかったかな?」
「はい…。私はミプリカですが。ファナトルさまでよろしかったですか?」
私に声をかけてきたのはファナトル公爵の方でした
「はい。先ほどの質問に戻りますね。ミプリカ嬢はお姉さまと話されたときルーズと話していたんだよね?」
「はい。そうですが」
ファナトルさまはすこし考えていた
「恐らくは…アゼリア嬢はミプリカ嬢とルーズが話しているのが気にくわなかったのでルーズと話していたミプリカ嬢をルーズから離したのかと」
えっ?お義姉さまが…
「そんな…。お義姉さまが嘘をつくなんて…」
「ミプリカさん…」
カルミナーヤさまは私の肩を撫でていた。
「いつまでもこんな暗い話ばかりじゃなくて、楽しまないか?折角のパーティーなんだし。」
気を効かせてくれたのかルーズさまがいった。
「そうだな!じゃあ躍りにでも行くか」