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「つまり…」
「ルーズここにいたのかよ。リーフ様ご無沙汰しております」
「アルフレッドか」
手を振りながらやって来たのは幼馴染みのアルフレッドだった
「アルフレッド久し振りだな。ミプリカさんとは会えたのか?」
ルーズの問いかけにアルフレッドは首をかしげた
「は?ミプリカさんがどうかしたのかよ」
「さっきアゼリア嬢が来てさお前がミプリカさんを探しているって言ってたからさ」
アルフレッドはさらに首をかしげた
「何かの間違いじゃないのか?俺たった今来て陛下に挨拶してきたんだぜ?てかアゼリア嬢がミプリカさんのことでお前の所に来るんだよ」
確かに今の説明では分からないな
「僕とミプリカさんで話してたからだ」
「「それを先に言えよ!」」
俺とアルフレッドの言葉がハモった
「アルフレッド。なんでアゼリア嬢は嘘をついたんだ?」
「知るかよ!」
アルフレッドはそっぽを向いた
「それさ、ミプリカ嬢を追いやりたかっただけじゃないか?」
「は?」
二人がこっちを見た
「どういう意味だよ」
「アゼリア嬢はルーズとミプリカ嬢が仲良くするのが気にくわない。だからアルフレッドが探しているとあ嘘をつきルーズから離した。」
「それはありえますね」
アルフレッドが口を開いた
「あくまで噂なんですけど、アゼリア嬢はルーズが好きって話が出てるんですよ。」
「なるほど」
ルーズは未だに分かってないのか放心していた
「カルミナーヤさま。こちらにいらしたのですね」
後ろから声がした