7 ハッとして
【秘密結社kjラボここまでのストーリー】
kjこと宮里賢太は、町の問題児。売れない作家宮里賢治の一人息子だ。
母、涼子を交通事故で早くに無くし、涼子と歳の離れた女子高生の妹、若葉が身の回りの世話をしている。
そんな、夏のある日の夕方・・・。
<登場人物>
KJ=宮里賢太(7)小学生でありながらサングラスをかけた町の問題児。
宮里賢治(36)KJの父、売れない作家
花巻若葉(18)KJの叔母、賢治の亡くなった妻、涼子の妹で、押し掛け女房のような事をしている。
若葉は、牛肉をさっと炒め、つづいてジャガイモ、人参、玉葱。アクを取りながら鍋の具合を確かめる。
「いいころね!」
ハッ!として、kjと賢治。
「ちょっと待った!!」×2
若葉、鍋にカレールーを入れかけた手を止める。
「(怪訝に)なによ」
「(尚、怪訝に)カレーのルーは何個だ?」
「3,4人分だから全部よ。ちゃんと箱の裏側に書いてるじゃない」
kj、指を突きたてチッチッチ。
「分かってないなそれは、素人の好みさお嬢さん?」
ルーのパックを取り上げて香りを楽しむkj。
「伝説をご存知かな?」
「なに、偉そうね」
kj、しょうがなさそうに、
「呆れるよ全く。常識だよねお父さん」
「(とぼけながら)ああ‥‥。」
「それは、世界で初めて人が大海原を越える船を手に入れた大航海時代の話‥‥」
(大丈夫かkj!お前一人で何処へ行く。長話するならその前に、火を止めろ!!つづく)
後愛読、ありがとうございます。
今回のエピソードいかがだったでしょうか?
作者は、気をつけてるつもりですが、テンプレへ陥っていないでしょうか?
皆様、午後からもしっかり水分補給されて、ご活躍下さい。