表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
秘密結社KJラボ☆  作者: 星川亮司
秘密結社KJラボ☆
22/82

22 暗闇ゾロ

kjこと宮里賢太は、町の問題児。売れない作家宮里賢治の一人息子だ。


母、涼子を交通事故で早くに無くし、賢治の不在中は、涼子と歳の離れた女子高生の妹、若葉が身の回りの世話をしている。


そんな、夏のある日の夜、公園で花火をしていると、悪漢内柴たちに襲われた。。。


<登場人物>


KJ=宮里賢太(7)小学生でありながらサングラスをかけた町の問題児。


宮里賢治(36)KJの父、売れない作家


花巻若葉(18)KJの叔母、賢治の亡くなった妻、涼子の妹で、押し掛け女房のような事をしている。


マチコ先生(32)kjの1年1組の担任。

「ハハハハハ」


内柴「お前ら、暗闇ゾロかなんだかしらねぇーがのしちまえ!」


内柴にアゴで合図されると、マリモ頭と鼻ピアスは、ゾロヘ向かって突っ込んだ。


ゾロ、滑り台から、手を使わず下半身の力だけで二人の悪党の前に舞い降りる。


ゾロは、マリモ頭と鼻ピアスのパンチ、キックの激しい連続攻撃を、脚だけで、防ぎながら、徐々に、始めに印をつけた内柴の足元の扇子の前まで行き、側転に回転して、扇子を掴みとる。


ゾロ、扇子を開いてうちあおぎ涼しい顔。


今度は、マリモ頭と鼻ピアスも激しく飛び掛かってくる。


ピシャリ!


ピシャリ!


ゾロ、二人の額を扇子で打つ。


「(いやらしい声で)は~い。そこまで」


と、内柴、若葉を盾にして首を抱き抱え、ナイフをちらつかせる。


「おっさん。こいつがどうなってもいいのか?」


ゾロ、腕を垂らして防御をとく。


若葉気丈に、


「kjだけは許して!」


と、内柴に懇願する。


「ウルセェ!俺に指図するな」


内柴、手の甲で若葉の顔を払い飛ばす。


と、その時、背後から忍び寄った KJが、内柴の垂れ下がった手の甲へ噛みつく。


内柴、払い飛ばそうとするが、食い下がるKJは離れない。


ピューッ!


ゾロの扇子が、内柴のナイフを弾き飛ばす。と、KJの噛みつきも離れた。


ゾロ、宙を駆けるように、内柴の胸へ蹴りの連続攻撃、無影脚!


内柴、後ろへたじろぐが、なんとか踏みとどまる。


「カンフー使いか・・・」


ゾロ、道着の裾を端って、内柴へ、手の甲を見せ、掛かってこいのポーズ。


内柴、マリモ頭と、鼻ピアスへ合図して、ゾロヘ連続攻撃。


ゾロ、ひらりと、扇子を掴み取って、


ピシャリ!


ピシャリ!


ピシャリ!


と、額を叩く。


その隙にKJ、ナイフをつかんでマチコに渡す。



ゾロ、3人組の攻撃を跳ね返すのみで、反撃は、扇子で、内柴の手、肩、腰を叩くのみ、まるで、武術の稽古をつけるよう。


ピシャリ!


攻撃にほとほと疲れた3人組座り込む。



と、そこへ、公園へ向かって赤ランプとサイレンのパトカーがやってきた。


結束バンドを切ったマチコが、直ぐ様、警察へ通報したようだ。


ゾロ、方がついたのを感じとり、ピシャリと、3人組へ扇子を強く打ち込み、気を失わせる。


マチコ、ゾロヘ向かって、


「ゾロさん。あなたはいったい誰ですか?」


ゾロ、ピューッとKJの足元へ扇子を打ち込み。風のように去ってしまう。



内柴たちは、駆けつけた警官によって、捕まった。


けれど、KJ、若葉、マチコの3人を助けたゾロは誰なのか謎がうまれた。


ゾロとはいったい。




つづく





今月、連載がつづいた「秘密結社kjラボ☆」は、一旦ここまでです。

ご愛読ありがとうございました。


いや~、今話も今、書き上げたんですよ。自転車操業は大変。


と、言うことで、明日からは、ギャクとアクション、仄かな恋心、若葉と同じ高校を舞台にした新連載「田中くん進化論」が始まります。引き続きよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ