2 母との思いで
先ほど投稿ミス致しました。スミマセン。
はじめましての方、後愛読頂いてるかた。ありがとうございます。
どうか、また、見てやって下さいまし。
今から6年前のある夏の日の午後。
肉屋「花田」の店先に、今にも転びそうな頼りないヨチヨチ歩きのkjと、淡い水色の涼しげな日傘を差した母・涼子が歩幅を合わせ手を引いてやって来る。
髪を後ろでサッパリとくくり上げ、まだ幼さを残す大学を出たての新妻を思わせる。
「あら、涼ちゃん元気だった、kj君もいらっしゃい」
愛想良くそう云った花田の女将は、動きずらそうに大きな腹を抱えている。
「女将さんおめでたですか?」
「kjちゃんと同い歳の八郎がいるっていうのにまた苦労が増えそうだよ」
涼子は女将の出っ張ったお腹をさすって、
「九朗ちゃん?」
「あんた亭主に似てきたね、自然にボケちゃった。kjちゃんはお利口さんだからうつらないように、おばちゃんとこの八郎と交換しちゃおうね」
手を握ったまま涼子の後ろに隠れるkj。
「あら、嫌われちゃったわね」
「(愛想よく微笑んで)人見知りなだけなんです。家では物は投げるし、落書きもする。寝たわと思って離れると、直ぐ起きて泣き出すし、まだ、おっぱいも欲しがるただの甘えんぼ。手がかかります」
それがkjが母・涼子と過ごした最後の記憶。
ありがとうございます。がんばりますので、後愛読いただきますようよろしくお願いいたします。