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ご使用あれ、例えじゅうたん古くても

:「部屋、明るい、朝」


「んー。ううぅー、うん?ふふぁあー

(うんー。……暑い)」

@フーミ


「ようやく起きたか、フーミ・アシモトノ!」

@式名


「え?だ、誰?って、金縛り!

(体が動かないわ!……じゅうたんで巻かれてる?)」

@フーミ


「初めましてってのは変であるな。いつも世話になっている。我が名はそこしき。最近妖怪化したばかりのじゅうたんだ。ちなみに擬人化は今日が初めてだが、どうかな?」

@式名


「(私の事を知ってるっぽい?)

妖怪化?擬人化?へー。何ていうか奇怪ね。それで私はどうしてこんな状態に?」

@フーミ


「お前は我を使う気がないようだからな。ちょっと痛い目にあわせようと思って」

@式名


「だってぼろいし邪魔だし。ていうか今も邪魔だわ。暑苦しい」

@フーミ


「う。いや、離さんぞ。我はお前のことが子供の頃から気に入っておったのだ」

@式名


「まだ中学入ってないわよ?全然子供だってば」

@フーミ


「保育園児くらいの頃から気に入っておったのだ。お前は概ね私好みの成長をしている。そんな状況でお前に使われなくなり始めた。もう、悔しくて仕方ないぞ!」

@式名


「(そんなに昔から狙われてたのね)

いいじゃん。物置で私の幸せを見守っててよ」

@フーミ


「いや、だって我の上で着替えて欲しいんだもん。我は下から子供を眺めるのが好みなのだ」

@式名


「机の角でこのじゅうたん破けないかしら?」

@フーミ


「あ、ま、待て!悪かった!今のは失言だ!やめて!」

@式名


「(弱点はこれね)

ていうか男なの?見掛けは女の子っぽくみえるけど

(胸も大きいし。……ふん)」

@フーミ


「え、さあ?……お、両性だな。ほら、我は両性具有者だ。わかるか?」

@式名


「だあぁっ!分からなくていいから脱ぐな!見せるな!

(りょ、両性って聞いた覚えあるわね。……カエルの性別だっけ?両性具有者って言うのね)」

@フーミ


「自分から聞いたくせに。よいしょっと。ま、とりあえずそういうわけだ。今から我を使うなら痛い目に遭わずに済ませるが、どうする?」

@式名


「あんたみたいなの使うか!本性が分かったからなおさらよ!

(人目がある生活も嫌だし)」

@フーミ


「そうか。なら仕方あるまい。お前を我の世界に取り込んでやろう!」

@式名


「え、何それ。予想よりかなり痛い目に遭いそうなんだけど」

@フーミ


「我は知ってるぞ?お前、日々の暮らしが相当つまらないのだろう?親も居ないのだろう?ならば、我と一体化してじゅうたん生活を送ったほうが有意義というもの。まあ、慣れれば楽しいものだ」

@式名


「い、嫌よじゅうたんなんて!離してよー!やだー!」

@フーミ




「……なあ、そろそろ外の世界を眺めるのはやめたらどうだ」

@式名


「うっさい!今いいところなんだから静かにしてよ!そう、もう少しよ!あ、キスしたわ、キス!うぅん、やっぱ他人の恋愛は見ていて飽きないわねー」

@フーミ


「(完全にじゅうたん生活に馴染んでしまったようだ)

最近は我の相手をまったくしてないじゃないか。寂しいぞ」

@式名


「……ふむ。それもそうね。さっきの恋愛みてたら人肌?いや妖怪肌?まあそんな温もりが欲しくなったわ」

@フーミ


「あ、何も抱き寄せなくても良いじゃないか」

@式名


「温もりを感じたいし。そうね、今日は日頃のお礼にマッサージしてあげるわ。マッサージ屋さんみたいな感じで」

@フーミ


「(もうちょっと抱きついていて欲しかったな)

我は足踏みマッサージがいいぞ」

@式名


「やっぱりじゅうたんねー。分かったわ。あ、繁盛してるって設定がいいから増えてうつ伏せで寝といてね。その後は仰向けの足踏みもやってあげるわ」

@フーミ


「(前回はやたら胸を踏まれたよな。今回は貧乳で行くか)

ああ、よろしく頼む」

@三人の式名


:「ある、ぼろいじゅうたんの世界、そこにフーミは住むこととなった。じゅうたんの世界は慣れれば楽しく、フーミは取り込まれて良かったと日々感じていた。式名はフーミとの充実した共同生活を満喫していた。たまにフーミが踏んだり優しくしたりしてくれるのが、とても待ち遠しいのであった。じゅうたんだからこそ」






@設定@


フーミ・アシモトノ:(ふーみ あしもとの)

「女の子の人間。小学生。両親は居ない。退屈な毎日を送っていたところ式名に捕まってしまう。古いものや変なものはあまり使わない。両性具有を勘違いしている。いたって平凡な主人公」


底煮式名:(そこに しきな)

「両性具有者の妖怪。じゅうたん。本体とは別に擬人化を出せる。保育園児くらいの頃から式名に目をつけていたが、使ってもらえなくなったので妖怪化して嫌がらせに来た。じゅうたんの世界に他人を引き込める。じゅうたんの世界では分身とか色々できる。子供を下から眺めるのが趣味」


舞台

「舞台は普通の家。今回は『フーミが式名を使うエンディング』と『フーミがじゅうたん世界に行くエンディング』の二種類で後者を選択。今回は本体とは別に擬人化キャラが出るパターンの擬人化でした」




@その他メモ@

今回は『何となく喋らせて最後まで書く』という書き方。淡々とした会話になりやすい気がします。

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