冒険6km
銀狐が検証するようです。
1000PVありがとうございます。
これからも精進していくのでよろしくお願いします。
お昼近くまで掛けて合計5本しか作れなかった。鏃に時間がかかり過ぎるんだよな。
まぁ、コレで5本の矢が手に入って合計8本になったわけか。
しかも5本作ったことによってスキルがレベルアップした。
<木工見習い Lv.2>
パッシブスキル。木材加工品の完成率、品質に微量のボーナスが付く。
レベルアップ前は品質だけにボーナスが付いていたんだがレベルが1になったとき完成率にもボーナスがついた。
ということは失敗も普通にあるみたいだ。
今の所はDEXの補正で失敗はしていないけどこれからまた難しい作業が出てくるだろうし、失敗には気を付けないとね。
もう少ししたら昼食だけど、何をやろうかな。
いろいろとやりたい事はあるんだけど、昨日から何も食べていないせいで、空腹メーターがレッドゾーンに突入し、速度低下と攻撃力低下のバットステータスが発動している。
流石にこれは不味いので、適当に何か作ることにする。
とは言ったものの、鍋は膠が占領しているので、棒に肉を突き刺して串焼きにすることにする。
<跳兎の肉>をぶつ切りにして棒に刺す。
どうやらこれだけでも料理になるようで、アイテムが変化した。
<生の串肉>
重量0、レア度1、品質D+
銀狐作の串肉。下味も、焼いてもいないただの肉を串に刺したもの。食べられなくもないが体に悪い。
どうやらこのままでも食べられるようだが、何かしらのバットステータスを受けそうだ。
流石にこのまま食べるのは気が引けるので膠を暖めていた焚き火を利用して焼くことにする。ちなみにこの焚き火は村の施設になっているらしく破壊不能で燃え続けているようだ。いわゆる初心者プレイヤー用の救済アイテム的な役割があるのだろう。現に俺が恩恵にあやかっているし。
とりあえず串肉を焚き火の近くに立てる。こんなことはやったことないし後は料理スキルに任せよう。
焚き火の火力は結構強いらしく、焚き火側の肉から肉汁が垂れているのがわかる。
あたりに香ばしい良いにおいがきた。
焚き火側の肉が少し焦げ始めていたので串を回転させる。良い感じに焼けておりおいしそうだ。
反対側もそう時間がかからずに焼けたので串肉を回収する。
<跳兎の串焼き>
重量0、レア度1、品質C-
銀狐作の串焼き。跳兎の肉を使用した串焼き。よく焼けておりおいしそうだ。
うん、よくできているほうだろう。串焼きから香ばしい美味そうなにおいがする。
正直我慢できなかったのでかぶりつく。
一口食べてみると皮がパリッと焼けており中から肉汁がじゅわ~と染み出てきた。
おお、品質C-でもこの上手さならもっと品質の良い食べ物はものすごくおいしくなるのかな?
おいしかったのだが、空腹メーターの回復が余りよくなかったのでもう三本作って食べた。
そうしたら、当たり前のことにスキルがレベルアップした。
<簡易料理 Lv.1>
焼く、切る、煮るの簡単な料理ができるようになる。料理の完成率、品質が微量上がる。
一応料理スキルは食べても上がるようである。その根拠は、二本目の串焼きを食べたときにスキルのレベルが上がったからだ。
これならかなり素早く料理系スキルがあげられそうだ。
まだ、時間もあるし前々からやろうと思っていた魔法の検証でもやろう。
特に消費MPについてはかなり怪しいしね。
魔法の検証のためまた西の森に来ていた。森に行ったり村に帰ったり忙しい日だ。
森に入ったら獲物を探す。なるべくウサギがいい。兎は沢山いるから比較検証しやすい。
あまり奥まで入らないように気を付けながら探す。奥まで行き過ぎると村に帰るのに時間がかかるからな。
後30分ぐらいしたら村に帰るか。
「ウォーターショット!」
MPの消費を見るとちゃんと5だけ減っている。
相手に向けた手から水球が迸る。
詠唱時間もほぼ一瞬とかなり短くなっているようだ。
発射された水球は狙いたがわずウサギに吸い込まれその小さな体を吹き飛ばす。
ピクリとも動かないところを見ると一撃で絶命したようだ。
なるほど、消耗品もなく一撃も結構ある。弓と違って命中した後少しはじけるから小さい敵なら場所によるダメージの変化も少なく倒しやすい。完全に弓の負けじゃないか。
しかし、消費MPも詠唱時間も最初に使ったときよりだいぶ軽くなってる。
ウサギを剥ぎ取りつつ考える。肉が取れた。
もっと撃ってみないと分からないな。
時間はまだ20分ある、色々と試してみよう。
「ウォーターショット!」
消費MPは35、詠唱時間は3秒。
初めて使ったときと同じ結果になった。
なんとなくだが、MPを変化させるコツのようなものをつかんだ気がする。
手から発射された水球はMP5のときよりも大きく、飛んでいくスピードも速い。
あたったウサギは大きく吹き飛ばされて地面に転がる。
威力も高く見える。もう少し強い相手じゃないと分からないが、鷹を相手にすると検証なんて余裕はないから他の獲物を探さないと。たとえばまだ見つけていない鹿とか。
とりあえずウサギを剥ぎ取る。取れたのは肉と皮だ。
時間が時間なので村に戻りつつ分かったことをまとめる。
1.魔法は5つのステージで構成されている。
魔術の選択 :魔法を選択し、魔法名を言うことで決定される。
↓
MPの消費 :魔法に必要な最低限のMPを消費する。
↓
詠唱 :使用したMPに応じた詠唱時間を待つ。
↓
魔法の行使 :詠唱終了後すぐに行使される。今のところ貯めることはできない。
↓
クールタイム:魔法に設定された時間と使用したMPに応じた時間でクールタイムが決定される。
2.MPは変更できる。
スキルの説明に書かれているMPは魔法発動に使用できる最低限のMPらしく、MPの消費時にさらに多くのMPを籠めることができる。
最大で10倍までのようだ。
MPを変更すると、それに応じて威力と射程、速度、取得経験値が上がり、詠唱時間とクールタイムが伸びるようだ。
この仕様はボス戦ぐらいしか使えない気もするが、知っていて損もしないしいいか。
いずれ使えると信じていったん落ちることにした。
掲示板回は、話に区切りが付いたときのほうがいいのか、一定話数ごとのほうがいいのか。
ネーム〈銀狐〉
種族 〈エルフ〉
ジョブ〈弓使い Lv.2〉
ステータス
HP :60/62
MP :10/70
SP :20/32
STR:10
SIZ:7
DEX:20
VIT:7
INT:11
AGI:14
MND:12
LUK:6
LP :0
スキル
〈弓入門 Lv.3〉〈狩人の眼 Lv.4〉〈木工見習いLv.2〉〈簡易調理Lv.1〉〈水属性入門Lv.1〉〈発見〉
武器
メイン:<初心者の弓><初心者の矢×3><石の矢×5>
サブ :<初心者のナイフ>
防具
頭:<無し>
体:<初心者の革鎧>
腕:<初心者のレザーアームガード>
手:<無し>
足:<初心者のレザーグリーブ>
靴:<初心者の革靴>
装飾品
無し
その他
〈初心者の鍋〉〈初心者の鑢〉〈初心者のグリーンポーション〉