冒険62km
シン・ゴジラを見に行ってきました。
ネタバレのため明言はしませんが凄まじかったです。
内容は派手な演出が少なく、政府の対応に焦点が向けられているため子供にはあまり受けそうになく大人向けになっています。
ですが、徹底的にリアリティを追求している様でとても楽しめました。
まさに日本のゴジラ復活にふさわしい作品だったと思います。
まぁ、ゴジラ好きには賛否両論ありそうですが。
考える時間は全く与えられていないため思いついた方法を行うしかない。
たとえそれが無茶な方法でもだ。
「マイクロダウンバースト‼︎」
指定範囲を目の前にして詠唱開始。
通常なら強制的に立ち止まってしまう魔法詠唱でも空中にいれば慣性の法則で前に進む、というか進んでくれた。
ゲームによっては空中でも停止させられていた可能性もあったのを失念していた。
まさに行き当たりばったりといった感じだ。
まぁ、何とかなったから良いとしよう。
そんな事よりも今は泥人形の攻撃よりも先にマイクロダウンバーストが発動してくれるのを祈る事だ。
泥人形の振りかぶった拳が放たれたと同時にマイクロダウンバーストが発動する。
拳が当たる寸前強烈な下降気流で地面へと叩きつけられる。
なに叩きつけられるのが分かっていれば受け身などなんの造作もない事だ。
嘘だ、一瞬の出来事に対処ができず這い蹲る様に着地するのが精一杯だった。
ついでに5割ほどつまりHPの半分も持ってかれた。
だがそのおかげで泥人形の拳は掠る事無く頭上を通り過ぎた。
これはまたと無いチャンスだ。
四肢に力を入れ前方へ飛び出す。
邪魔される事無く泥人形の股下へ滑り込んだ俺はクリスを抜き放つと力の限り地面へと突き立てた。
カツッ!
金属音と共にほんの少しだけ地面が削れた。
悲しきかな、今のステータスでは腕の力だけで硬い地面を貫くのは無理だった様だ。
ここはチマチマとクリスで穴を掘るしか無い様だ。
シャベルも使いたいが立ち上がると確実に蹴り飛ばされるだろうし仕方ないね。
掘り返そうと再度クリスを振り上げたところで泥人形が焦った様にストンプを繰り出す。
やはり此処に弱点があるのかこちらの上半身では無く少し離れた足の付け根辺りを狙っている様だ。
お陰様で頭を中心として体を回す事で簡単に回避できる。
だが、相手の攻撃を避けつつ穴を掘るなんてかなり時間が掛かりそうである。
まぁ、四の五の言わず黙々と土木作業を続けますかね。
10cm程掘り返したところで泥人形の動きが止まった。
駄々っ子の様にストンプを繰り返したり、スレスレの高さを蹴りが乱舞したりとやりたい放題だった泥人形が止まったのだ、気づかない間に弱点を穿っていたのか?
それとも諦めたのだろうか?
取り敢えずまだ形状を保っているのでもう少し掘り進める事にする。
もしかしたら死んだフリ的な罠かもしれないしね。
ガスッ
力を込めて振り下ろしたクリスの感触が変わった。
どうやらこの先は空洞らしくクリスを抜いた後には小さな穴が開いている。
ようやく目的の物までようやくたどり着いたみたいだ。
確認の為に穴を広げていくと次第に中の様子がわかってきた。
穴の中には15cm程の大きさの小人が頭を抱え込んで蹲っていた。
4頭身程で赤いとんがり帽子に茶色のミディアムボブにダークグリーンのローブにブラウンのズボンを履いているが抱え込んでいるため顔を見る事ができない。
いやいや、見た目の事なんてどうでも良い。
何というか小さな子供を虐めた様な得も言われぬ罪悪感が生まれる。
倒さなければいけないのか?
だが、倒す時の絵面は完全に犯罪者です本当にありがとうございました。
そんな事を考えていると小人がこちらの様子を伺っている事に気が付いた。
顔は幼く中性的で男か女かは判別がつかず、瞳はブラウンで現在は大量の涙を溜めており今にも溢れそうだ。
もう無理だ、流石に罪悪感が許容範囲を超えてしまった。
「あ〜、その、何だ。すまん、怖がらせてしまって。詫びと言っては何だがこいつを受け取ってもらえないか?」
インベントリから蜂蜜を取り出して渡す。
泣き止む様に物で釣るという外道な事をやりつつも、向こうはこちらを殺そうとしてきたんだしOKだろうと自分を正当化して精神の安定化を図る。
小人はそんな俺の内心を知ってか知らでか蜂蜜に興味津々の様で少々怯えながらも手を伸ばしている。
そういえば蜂蜜の事が嫌いだった時の事を考えていなかったが、欲しそうにしているので結果オーライだろうと蜂蜜を手渡す。
小人にとっては身の丈もある蜂蜜を嬉しそうに受け取るとそのままかぶりつき吸い始める。
小人は其れなりに力があり、蜂蜜を包んでいる膜を破るだけの歯と顎も持ち合わせいる様だ。
小人が慣れるまでは手を出さない様にしよう、噛みつかれたら痛そうだし。
やっと喋った銀狐さん。
一体いつ振りでしょうね。
やっと中ボス戦が終わりました。
こうなるとボス戦は参加人数も増えますしもっと話数を割かなければならなそうです。
ネーム〈銀狐〉Lv.14
種族 〈エルフ〉
ジョブ〈弓使い Lv.16〉〈労働者 Lv.7〉
ステータス
HP :26/84
MP :64/74
SP :5/64
STR:20
SIZ:12
DEX:42
VIT:5
INT:13
AGI:27
MND:13
LUK:10
LP :0
スキル
〈弓術初級 Lv.3〉〈鷹の目 Lv.13〉〈木工 Lv.4〉〈簡易調理Lv.6〉〈視野探索 Lv.14〉〈隠密行動初級 Lv.4〉〈暗殺初級 Lv.2〉〈簡易マッピング Lv.7〉〈跳躍 Lv.11〉〈嵐属性初級 Lv.7〉〈回避 Lv.7〉〈調薬見習い Lv.1〉
武器
メイン:〈ノーマーディッシュ・ボウゲン>
├クリバー:〈イェイガー・カルヒャー〉
└アロー:〈石の矢×0〉〈黒熊の矢×1〉〈緻密な石の矢 ×5〉
〈緻密な石の矢(劣化2) ×73〉<石の棒錘矢×7>
<石の刺股矢×6>
サブ1:〈ツインクロスボウ Mk-Ⅱ〉
├クリバー:〈ボルトストッカー〉
└ボルト:〈鉄のボルト×28〉<石のボルト×50>
サブ2:〈クリス・オブ・ホーク〉
サブ3:〈鉄のダガー〉
その他:〈初心者のナイフ〉〈木の銛〉
防具
頭:〈皮の帽子〉
体:〈イェイガー・レーダーブルストン〉
腕:〈イェイガー・レーダーアルムシュッツ〉
手:〈鹿の騎射がけ〉
足:〈イェイガー・レーダーホーゼ〉
靴:〈イェイガー・レーダーシュティーフェル〉
装飾品
無し
その他
〈初心者の鍋〉〈初心者の鑢〉〈石の斧〉 〈鉄の鋸〉 〈鉄のつるはし〉 〈鉄の鑿〉 〈鉄の斧〉 〈粗悪な松明 ×3〉〈初心者の調薬セット〉〈初級グリーンポーション ×2〉〈初級ブルーポーション〉<ニガヨモギの回復薬><ニガヨモギの止血薬><ニガヨモギの胃薬>




