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Free World Frontier  作者: シバケン
パリィ防衛線
77/79

冒険60km

お久しぶりです。

年末年始がかなり忙しかったため更新できませんでした。

申し訳ありません。


正直久しぶり過ぎて書き方を忘れてました。

そのせいか今回主人公が1回も喋って無いです。

まぁ、よくあることですよね?

 HP満タンOK、MP満タンOK、SP満タンOK、矢の残りOK、ポーションは使わないから無くてOK、弓OK、クロスボウはボルトの装填までOK、クリスOK、ついでに小便は済ませた、というか出来ない、神様にお祈りはすませた、頂上の隅でガタガタ震えて命乞いする心の準備はOK。

 さぁ、リベンジマッチと参りましょうか。






 今回もまた泥人形の感知範囲外からの不意打ちで戦いを始めようと思う。

 どうせ効かない事は分かりきっているのだがスキルを伸ばすのに丁度いいし、万が一、億が一にでも弱点に命中すればそれだけで特にリスクを負う事無く相手を倒せるのだからやるしかないだろう。

 今回の矢は前回の戦いで使用しなかった刺股矢を選択する。

 10本しか無い貴重な矢なのだが|貫通属性(点)のダメージだけで無く|斬撃属性(線)のダメージも与えられるこの矢は今回の作戦に最も適した矢と言えよう。

 ついでに本当にこの作戦でOKなのか確かめる試金石となる筈だ。

 さぁ、これ以上やる事も無いしさっさと始めさせてもらいますかね。

 俺は番えた刺股矢を泥人形の身体へ向けて放つと、命中を確認する前に泥人形へ向けて走り出した。

 今回の作戦では気付かれないように命中を待つよりも見つかっても良いから出来るだけ近付いておいたほうが都合が良い。

 仮に気付かれたとしも泥人形の身体の大きさと移動速度だと身体の中央に向かって飛来する矢を避けることは出来ないだろう。



 しかし、こちらの懸念を無視するかの如く矢が命中するまで泥人形が気付くことは無かった。

 泥人形に命中した刺股矢は苦も無くその身体を貫通した。

 あわよくば刃が切る対象よりも短いのに真っ二つにしてしまうアニメの様な展開を期待したのだが流石にそんな事が起こる事は無かった。

 てか、これだと刺股矢の無駄遣いじゃないか?

 元々は泥人形の身体を削る目的の矢であり本来なら泥人形の身体のギリギリに狙いを定めるべきなのだ。

 泥人形のど真ん中をぶち抜くなら何方かと言えば棒錘矢の方が向いているはずだ。

 まぁ、泥人形に効くかどうかの試験と考えれば良いか。

 実際に使用して効かなかったじゃ目も当てられん。


 さて、悠長に余所事を考えてられる時間はもう終わりの様だ。

 こちらに気が付いた泥人形が腕を振り回し攻撃してきたのだ。

 向かってくる泥人形の腕を飛び越えつつ、作戦通りにクリスの刃を腕に突き刺した後泥を弾き飛ばす。

 弾き飛ばした泥は特に大きな動きも無く地面にこびり付く。

 こびりついた場所は覚えておく。

 避けながら落ちた泥の変化を観察するなんてほぼ不可能だし、当たったら一撃で終わる様な相手の攻撃を余所事を考えながら裁くなんてやりたいとは思わない。

 だから場所だけ覚えておき、余裕ができた時に確認する。

 こうしないと地面に落ちた泥が本体に向かって動き、再度吸収、HP回復どこぞの液体金属ヒューマノイドみたいな事をされても困るのだ。






 速度の速いジャブをステップで回避し、大ぶりの左フックをスライディングを駆使して避けつつ敵の腕を削る。


 泥人形が右手を振り上げている、この隙に弾き飛ばした泥の位置を確認する。

 3回目のかくにんだが、動いている様子は見られない。

 これは、泥人形から離れた泥は本体の制御から離れると考えて良いと考えるべきか。

 ならば攻撃に専念するまで。


 振り下ろされた右腕をステップで回避する。

 狙うのは横薙ぎの攻撃。

 隙が大きく、狙いやすく、避けやすい。

 戻る右腕にクリスを大きく突き刺して抉る。

 さらに伸びていた指の内、親指を根元から切断する。


 他の攻撃や隙を狙わないとは言っていない。

 積極的に攻撃しないとこの巨体を削りきることなど出来るわけがない。


 両腕を叩きつける攻撃を走って避けた後急停止し両手首を削る。

 微量だが確実に泥人形の身体を削っていく。


 両腕が上に逃げて行ったので踵を返し泥人形側へと逃げる。

 ちらと上を見上げれば両掌がこちらを目掛けて降ってきている。

 走っていては間に合わない!ならばと思いっきり前方へ身体を投げ出す。


ズンッ!!


 後ろから衝撃と破砕音、たが真上に今度は足が迫ってくる。

 知ってるぞ、ストンプって攻撃だろ?

 咄嗟に両手を地面に叩きつけ後ろへと押し、身体を丸め不恰好な前転へと移行するとさらに地面を両足で蹴りもう一度飛び込む。

 

 ズズン!


 今度はハンドスプリングの要領で立ち上がると弓矢を抜き泥人形の足元へ走る。

 態勢の崩れている内に今まで一度も行って来ていない真下からの攻撃を敢行するつもりだ。

 まず無いとは思うがコアが一定方向からの攻撃しか受け付けないタイプの場合があるかもしれない。

 選んだ、と言うよりも一番最初に触れたのは刺股矢だった。

 水平方向では貫通できたので垂直方向でも貫通できると信じたい。

 本当は通常の矢の方が貫通力が高いのだろうが変えている暇は無い。

 なんせ足を戻すついでに俺を引こうとしているのか足がこちらに迫ってきている。

 ここまで来て引かれてたまるかと走る速度を上げつつ弓を引き絞る。

 だが、このまま真上を狙うために腰を曲げてしまうと走る速度が落ちギリギリで蹴りを食らいそうだ。

 ならばいっその事とスライディングで泥人形の股下を抜けつつ撃ち抜いてやることにする。

 角度の影響で引きが弱くなるだろうが蹴られるよりはマシだろう。

 そうと決まればさっさと始めよう。

 滑り込む角度はこのままで良いはずなので後は速度と度胸だけだ。


 さぁやるぞ、3、2、1、今だ!


 弓を構えたままスライディングを開始し、丁度股下に来たタイミングで放つ。

 効いたかどうか気になるところだが追撃が来る事を危惧して即座に離れる。

 さてどうなったかね。

キャラの設定集とかいりますか?

書いている方が多いのであった方が便利なのでしょうか?

需要があれば更新しますね。



ネーム〈銀狐〉Lv.14

 種族 〈エルフ〉

 ジョブ〈弓使い Lv.16〉〈労働者 Lv.7〉

 ステータス

 HP :53/84

 MP :74/74

 SP :29/64

 STR:20

 SIZ:12

 DEX:42

 VIT:5

 INT:13

 AGI:27

 MND:13

 LUK:10

 LP :0

 スキル

〈弓術初級 Lv.3〉〈鷹の目 Lv.13〉〈木工 Lv.4〉〈簡易調理Lv.6〉〈視野探索 Lv.14〉〈隠密行動初級 Lv.4〉〈暗殺初級 Lv.2〉〈簡易マッピング Lv.7〉〈跳躍 Lv.11〉〈嵐属性初級 Lv.7〉〈回避 Lv.7〉〈調薬見習い Lv.1〉

武器

 メイン:〈ノーマーディッシュ・ボウゲン>

   ├クリバー:〈イェイガー・カルヒャー〉

   └アロー:〈石の矢×0〉〈黒熊の矢×1〉〈緻密な石の矢 ×5〉

        〈緻密な石の矢(劣化2) ×150〉<石の棒錘矢×10>

        <石の刺股矢×8>

 サブ1:〈ツインクロスボウ Mk-Ⅱ〉

   ├クリバー:〈ボルトストッカー〉

   └ボルト:〈鉄のボルト×28〉<石のボルト×50>

 サブ2:〈クリス・オブ・ホーク〉

 サブ3:〈鉄のダガー〉

 その他:〈初心者のナイフ〉〈木の銛〉

 防具

 頭:〈皮の帽子〉

 体:〈イェイガー・レーダーブルストン〉

 腕:〈イェイガー・レーダーアルムシュッツ〉

 手:〈鹿の騎射がけ〉

 足:〈イェイガー・レーダーホーゼ〉

 靴:〈イェイガー・レーダーシュティーフェル〉

 装飾品

 無し

 その他

 〈初心者の鍋〉〈初心者の鑢〉〈石の斧〉 〈鉄の鋸〉 〈鉄のつるはし〉 〈鉄の鑿〉 〈鉄の斧〉 〈粗悪な松明 ×3〉〈初心者の調薬セット〉〈初級グリーンポーション ×2〉〈初級ブルーポーション〉<ニガヨモギの回復薬><ニガヨモギの止血薬><ニガヨモギの胃薬>

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