冒険53km
更新が遅くなってしまって申し訳ありません。
かなり難産だったのでなかなか書ききれなかったです。
朝食を食べたらいつも通りすぐにログインする。
昨日は山登りの途中でログアウトしてしまったため無事に夜を越せたのか気になっているのだ。
ログインした時俺はちゃんと低木の影に座っていた。
死に戻りは無しか。
一度しっかりと周りを見渡し敵の有無を確認してから<迷彩ネット>を外す。
さて、HPもMPも満タンなので今日も今日とて崖登りをしましょう。
その後途中で襲ってくる鳶をあしらったり蜂の小規模な群れと戦ったり<石の矢>が無くなったので<緻密な石の矢(劣化2)>を使用したり満足するまで採取したりを繰り返し、昼食前までに8段目の崖まで登頂に成功していた。
おかげで色々とスキルがレベルアップしてくれた。
連戦が多いせいか心なし此処の経験値はいい気がする。
スキル<弓術初級>のスキルがレベルアップしました。
スキル<鷹の目>のレベルが上がりました。
スキル<視野探索>のレベルが上がりました。新たなる能力<探索速度上昇(小)>を手に入れました。
スキル<隠密行動初級>のレベルが上がりました。新たなる能力<防臭>を手に入れました。
スキル<暗殺見習い>のレベルが上がりました。
スキル<跳躍>のレベルが上がりました。新たなる能力<落下耐性(小)>を覚えました。
と言うわけで新しい能力祭りになってしまった。
確認が面倒そうだが仕方があるまい。
<探索速度上昇(小)>:全ての範囲の探索速度が少量UPする。
<防臭>:自身の匂いを中程度防ぐ。
<落下耐性(小)>:落下時のダメージを少量減少させる。
全て順調に育っているのがわかる能力ばっかりだ。
<落下耐性(小)>あたりは今の場所だとかなり有効な能力だろう。
まぁ、この能力があったところで落ちたらタダじゃ済まないだろうけどね。
さて、能力も確認したことだしログアウトしましょう。
残りの崖は昼食後に登り切って仕舞えばいいのだから今は焦らなくてもいい。
昼食後すぐに残りの崖の登頂を始めることにする。
今の所あの謎の足跡を残した物を発見できていないのだが、これはもう頂上にいるって事でいいよね。
その後も特に大きな障害もなく頂上付近まで来てしまった。
2日も掛かってしまった事を考えると、もしかしたら此処って本当は<クライミング>のスキルが必要なエリアだったのかもしれない。
まぁ、無くても登れてしまったから今更気にする事もないか。
それよりももうすぐ崖を登りきるのだが、頂上がどうなっているのか凄く気になるな。
予想としては足跡の主が待ってるパターンか巨大な蜂の巣があるパターンのどちらか一方か両方ともあるのだと思う。
正直に言ってしまえば蜂の巣だけがあって欲しいものだ。
何せ蜂の巣といえば食材や素材が豊富な筈であるのだ。
蜂蜜に蜜蝋、花粉にロイヤルゼリー等挙げればキリがないほどだろう。
さて、そんな事を考えているうちに頂上はもう目と鼻の先である。
そして、崖のヘリに指を掛け一気に身体を持ち上げる。
一気に視界が開け辺りの様子が俺の視界に入ってくる。
見えたのは巨大な出来の悪い泥人形の様な姿だった。
今の所他の物が見えて来ないという事は俺が引いたのは巨大な足跡の持ち主という事か。
取り敢えず蜂と足跡の持ち主の両方と言う最悪な引きではなく良かったと思おう。
さて、そんな事よりも今は俺自身の安全確保が優先だろう。
今見えている岩山の頂上は大きな岩や出っ張りなど隠れるところが全くないように見える。
山頂に向かってゆるやかな坂になっており、形は南北に長い楕円形になっており大きさは長いところで10×25m程である。
泥人形は全長4m程の人型で、足はどっしりと太くて短い形状をしているので動くのは苦手そうだが、腕は直立状態でも地面に付くほど長く振り回したらなかなかのリーチになりそうである。
現在は俺に背を向けているらしく頭には目や鼻といった感覚器官のようなものは見られない。
おかげで俺の姿はまだ見つかっていないようで泥人形は全く動こうとしない。
取り敢えずこのまま身を潜めていれば見つかる可能性は低そうなのでこのまま敵の弱点を調べることにする。
今まではあまり意識的に使ってこなかった<鷹の目>の能力である<ウィークネス・オブザーブド>を今回ばかりは意識的に使ってみることにする。
ゴーレムのような非生物系のモンスターは弱点を攻撃しない限り無限に再生したり生き返ったりするものだ。
というわけで、泥人形の背中側から弱点を探ってみることにする。
後頭部、背中、足とじっくり嘗め回すように観察してみたがそれらしい表示等は発見できなかった。
ふむ、後ろ側に弱点は無いてことか。
それでは見つからないように慎重に泥人形の表側が見える位置まで移動しましょうか。
見つからないように泥人形の正面が見える位置まで移動した。
流石に真正面まで移動してしまうと見つかってしまう恐れがあったので泥人形から見て前方左側70度程、大体10時の方角に自衛隊で言う第3匍匐の姿勢で隠れている。
ここから見える泥人形の正面は正直に言ってしまえば背中側と殆ど同じだった。
唯一背中側と異なるのは頭部と思われる場所に3つの小さな円形の穴が開いているところだけだった。
多分、人間でいう目と口に当たる場所なのだろうが、あまりに簡素と言うか適当なためかなり滑稽に見える。
そんな適当な泥人形の顔を見つつ背中側と同じように弱点を探すが此方側にもそれらしい反応は見られなかった。
ユダヤ教の律法学者の作成するゴーレムの様に額に「אמת(emeth)」と書いてあれば「א(e)」を消して「מת(meth)」にしてしまえば良いのに。
まぁ無い物は仕方がない。
多分弱点となるものは見る事が出来ない様な場所、例えば泥人形の体内にあるのだろう。
大体こういった場合は頭か心臓の位置に弱点があると言うのが相場だ。
取り敢えずその2ヶ所を重点的に攻撃することにしよう。
そうと決まれば最初の一撃ぐらい見つからないようにまた背中側に戻るとしますか。
背中側に舞い戻ってきた俺は第3匍匐の体勢から膝立ちになり人間でいえば心臓の場所辺りに狙いを付ける。
カンッ!!
放たれた矢は狙い違わず泥人形の背に突き刺さる。
泥人形は攻撃された事で後ろに何かがいると気付き緩慢な動作で後ろに身体を向けようとする。
特に泥人形が崩れる様子も見えないので弱点を外したようだ。
それならばと俺は泥人形の動きに合わせて背中側に張り付きつつ次の目標である頭部を狙う。
真後ろを向いた泥人形はそこに何も居ないのを確認すると頭部を左右に回転させている。
このチャンスを逃さず俺は頭部を目掛けて矢を放つ
カンッ!!
放たれた矢は頭部に突き刺さるが泥人形に大きな変化はない。
此処も泥人形の弱点では無いようだ。
泥人形の方はまた緩慢な動きで後ろを向き始めた。
この行動パターンのままならダメージを受けずに倒せそうだ。
但し矢とMPが切れる前に弱点が見つかった場合だが。
また泥人形の背面を取るように動き、泥人形の動きが止まったら射る。
狙う場所はランダムにする。
どこを狙えば良いか分からないから仕方が無いよね。
同じ事を5回ほど繰り返し、泥人形の五体に一本ずつ矢を食らわせてみたが相変わらず特に変わった様子は無い。
攻撃に反応した泥人形が首だけを回してこちらを向く。
流石に頭部だけだと全身よりも軽いためか今までの回転速度より倍以上速い速度で後ろを向く。
油断していた俺はその回転速度の違いに付いて行くことが出来ず、とうとう泥人形に姿をさらしてしまう。
泥人形は俺の姿を目視すると今までの速度は何だったのかと言いたくなるような速度で両腕を地面に叩き付ける。
どうやら向こうも臨戦態勢のようだ。
ここからが本番って事だな。
ネーム〈銀狐〉Lv.13
種族 〈エルフ〉
ジョブ〈弓使い Lv.16〉〈労働者 Lv.7〉
ステータス
HP :80/80
MP :74/74
SP :60/60
STR:18
SIZ:12
DEX:42
VIT:5
INT:13
AGI:26
MND:13
LUK:10
LP :0
スキル
〈弓術初級 Lv.3〉〈鷹の目 Lv.11〉〈木工 Lv.4〉〈簡易調理Lv.6〉〈視野探索 Lv.10〉〈隠密行動初級 Lv.1〉〈暗殺見習い Lv.19〉〈簡易マッピング Lv.7〉〈跳躍 Lv.9〉〈嵐属性初級 Lv.3〉〈回避 Lv.5〉〈調薬見習い Lv.1〉
武器
メイン:〈ノーマーディッシュ・ボウゲン>
├クリバー:〈イェイガー・カルヒャー〉
└アロー:〈石の矢×0〉〈黒熊の矢×1〉〈緻密な石の矢 ×12〉
〈緻密な石の矢(劣化2) ×15〉
サブ1:〈ツインクロスボウ Mk-Ⅱ〉
├クリバー:〈ボルトストッカー〉
└ボルト:〈鉄のボルト×28〉<石のボルト×50>
サブ2:〈クリス・オブ・ホーク〉
サブ3:〈鉄のダガー〉
その他:〈初心者のナイフ〉〈木の銛〉
防具
頭:〈皮の帽子〉
体:〈イェイガー・レーダーブルストン〉
腕:〈イェイガー・レーダーアルムシュッツ〉
手:〈鹿の騎射がけ〉
足:〈イェイガー・レーダーホーゼ〉
靴:〈イェイガー・レーダーシュティーフェル〉
装飾品
無し
その他
〈初心者の鍋〉〈初心者の鑢〉〈石の斧〉 〈鉄の鋸〉 〈鉄のつるはし〉 〈鉄の鑿〉 〈鉄の斧〉 〈粗悪な松明 ×3〉〈初心者の調薬セット〉〈初級グリーンポーション ×2〉〈初級ブルーポーション〉<ニガヨモギの傷薬(1/10)>




