雪搔き
大学卒業後に入社した会社は一年半で辞め、数か月のらりくらりとしていた亜后莉(アグリ)、23歳。そののち、地元に戻る。積雪量の多い町。ビジネス専門学校に通い始め、通学中に足を骨折してしまう。その骨折をきっかけに、専門学校の仲間とも打ち解け始める。学校の仲間には、東大中退の横山泰司(よこやま たいじ)、アイドル志望の葉山サラ(はやま さら)、39歳ニートの重道隆(しげ みちたか)。個性的な仲間たちとコミカルな専門学校生活を送りながら、自分の居場所やアイデンティティを見つけていく。「中の中の層」で平坦な日々を送っている等身大女子の成長ストーリー。