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せんたく!  作者: 人生 獣道
プロローグ
2/3

入学の朝

宜しくお願いします。

ご意見・ご感想有りましたら宜しくお願いします。

※一部修正

 「兄さん、早くしないと遅刻しますよ」


 家を出た玄関先で元気な声で家の中の兄に向かって呼び掛ける、背は160位で、背中の半ばまで伸ばした綺麗オレンジ色の髪を首元で二つに分けた髪型の活発そうな、それでいて穏和な雰囲気のある少女。


 「そんなに急がなくても時間はまだあるって、第一、早く着いても仕様しょうがないだろ…


 少女の声にそう言って家から出てきたのは、少女と同じオレンジ色の肩まで伸ばされた髪で、前髪は目に掛かるほどあり、背は170位の顔立ちは普通の少年は、全身からまだ朝だとゆうのに纏う雰囲気が疲れきっている様に見える。


 「いいえ!、仕様がなくありません!、兄さんはよくボーッとしてますからこれくらい早いくらいが丁度良いんです!、それに今日は入学式なんですよ、少し早めに着いておいた方が何かあった時に落ち着いて行動できます」


 何処かの先生の様な仕草と言動で、兄をたしなめる妹に疲れた様子の兄は小さくため息をついた。


 「あっ!、何ですかそのため息は!、私は兄さんの為に言ってるんですよ!」


 気付かれたようだ。


 「わかった、わかった…、そんな先生か母さんみたいに言わんでもわかったから、そんなに心配しんでも大丈夫だって」


 妹は兄の顔を覗き込みつつ。


 「本当に分かってますか?、今日から学業だけじゃなくなるんですよ、分かってます?」


 今度は妹に聞かせる様に大きくため息をついた。


 「妹よ…、お前は俺のことをどんな目で見てるんだ…」


 少し考える素振り(そぶ)をして


 「出来の悪い子供みたいな?」


 「おい」


 誰が出来が悪い子供だ。


 「手の掛かる子ほど可愛いって言うじゃないですか」


 「まだ言うか、誰が子供だ」


 「冗談ですよ」


 「冗談に聞こえんわ」


 「ホントですよ」


 「もういいわ…」


 再度聞こえる様にため息をつく。


 「そんなことより早く行きましょう、本当に遅刻してしまいますよ?」


 疲れた様に肩を落とし呟く(つぶや)


 「お前がしつこいからだろうが」


 「そんなことはどうでもいいのです。さっ!行きましょう」


 そう言うと兄の手を捕り学園に向けて元気良く歩き出した。


 「うぉっ!ちょっ…、手を引っ張るな!、振るな!、腕が抜ける!、肩が外れる!」


 「そう言って腕が抜けた人も、肩が外れた人もいませんよ」


 「んなこと聞いとらんわ!、は~な~せ~!」




 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 ~学園前~



 「はいっ!、着きましたよ、兄さん!」


 学園の門の前に着くと笑顔でそう言う妹


 「そうか…、それじゃあ…いい加減手を離してくれ…」


 そんな妹とは対照的な、疲れ切った状態の兄


  「妹と手を繋いでるんですよ、嬉しくないんですか?」


 「何で妹と手を繋いで嬉しくならなきゃならんのだ」


 そんな兄の言葉に、何処か驚いた様な顔で


 「年頃の妹ですよ…?、普通は兄と楽しそうに手を繋ぐことなんて、そうそうある事ではありませんよ?」


 「そうか…だが俺は、そんな特殊な性癖は持っとらんから、特に嬉しくはないな。と言うかさっさと手を離せ、遅刻するだろ」


 「つれないですね、兄さんは」


 いじけた様子で手を離す妹


 「朝っぱらから疲れっぱなしなんだ…、誰かさんのせいで」


 繋いでいた方の腕の状態を確かめながら言う


 「誰ですか…それは?」


 はて?、ととぼける妹


 「さぁな…、俺はもう行くぞ」


 さっさと門の中に入る兄


 「あっ、待ってくださいよ兄さん!途中まで一緒に行きましょうよ」


 慌てて門をくぐって中に入った妹は兄に走り寄った




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 ~体育館~



 体育館前で教室を確認して中に入り、教室と同じ組のプレートの列の椅子イスに座り、入学式の始まりを待つ




 ・入学式を真面目に聞いて過ごす〈二時間近い苦行に耐える! 精神力・忍耐力が10up〉


 ・好みの女の子が居ないか物色して過ごす〈学年問わず隈無くまなさがす! 集中力が5up〉


 ・どうでもいいから寝て過ごす〈聞かなくても人生に影響無し! 疲労が回復、絶好調だ!!テンションが上がった♪(秘か(ひそ)にハイテンションになる♪)〉






 ~~~~~学園長の長話の為以下略~~~~~






 『以上で入学式を終わります!』


  「うっ―――――――――ん~…―――はっ!?」


 俺は一体何をして………、いつの間にか入学式が終わってる、……ミステリー―――でもないか


 「あ~…、寝ちまったみたいだな…、かなり身体の調子が良いな♪なんか気分も良いし♪」


 朝の疲れが嘘のようだ♪…おっ、教室に移動か…。


 「俺も行きますか♪」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 ~AのDクラス~



 此処が俺のクラスか…、窓際の後ろが空いてるな…まぁ、早い者勝ちだから他の人より早く来た訳だが。


 「うん、日当たり良好いい感じだ♪」


 一番後ろの席に座って、そうしてしばらく目を閉じて微睡まどろんでいると誰かが近付いて来た。


 「あ~、すまんが…此処の席は空いてるかい?」


 目を開けると目の前にすまなそうな顔をした男子生徒が居た。


 「あぁ、まだ誰も座ってないから空いてるぞ」


 「そうか、ありがとよ。寝てたのに起こして悪かったな」


 そう言いながら席に着く男子生徒。


 「ああ…気にすんな、そこまで眠かった訳じゃないし――入学式で寝てたからな」


 最後の方で肩をすくめて言う。


 「おっ、お前も寝てたクチか」


 どうやらこの男子生徒も寝てた様だ。


 「まぁ気付いたら寝てたってとこだがな――起きたら入学式が終わってたから吃驚ビックリしたが…」


 「俺も吃驚したぜ!気付いたらみんな移動し始めてたからな、まぁ終わったばっかだったらしくて早めに来れたけどな!他の奴等は親とかと喋ってたからもあるが」


 元気の良い大きな声と(うるさい訳ではない)ハッキリした口調で、身長は同じ位だが赤色の短髪に、からだ付きがしっかりした方だからか、言動と相俟あいまって体育会系に見える。


 「自分と同じ事をやってる奴が居ると安心するよな」


 少し笑いながら言う。


 「お前とは気が合いそうだな!俺は[速水 竜我(はやみりょうが)]ってんだ!よく間違えられるが《りゅうが》じゃないからな!そこも合わせてよろしく!」


 まぁ、悪い奴では無さそうだな…さてどうするか



 ~選択肢~




 1 相手が名乗ったんだから此方も名乗る〈人として当たり前だよね 協調性・社交性・善性5up〉


 2 此方も名乗るが相手の名前を間違える〈これはあれだ、振りだなきっと! 感受性5up 友好度3down〉


 3 名前を名乗って強敵・宿敵(ライバル)宣言!〈今は共に腕を磨き、何時か雌雄を決するぞ! 独創性5up 協調性3down 厨二病発症〉


 4 気が合うだって?寝言は寝て言え!貴様に名乗る名等無い!〈俺は一人で生きて行ける友人なんて必要ない! 悪性10up 社交性5down 協調性10down 友好度50down 反抗期突入 高校デビュー始めました。〉


 5 よし分かった!お前を殺して俺も死ぬ!!〈そう…お前を殺して――えっ…(゜д゜)?ナニソレどうゆう事?〉


 6 これが宿命!!俺とお前で殺し愛!?〈そう宿命…俺とお前が――ってナンデヤネン(´Д`)愛ってなんだ…愛って、意味わからんわ??〉


 7 ナイス迷案!?いっそ皆で(クラス全員)殺し愛〈ナイス名案!―――って、迷ってんじゃねーよ∑(゜ロ゜;血迷ったか俺!?酔っ払ってんのか俺?!〉




 俺の明日はどっちだ?!




         ~続く~

主人公の明日はどっちだ!

そして主人公の名前はなんだ!∑(゜ロ゜;おい

候補


兄野人志〈あにのひとし〉

越後阿仁貴〈えちごあにき〉

多田野兄貴〈ただのけいき〉

兄ヶ崎妹次〈あにがさきいもつぐ〉


まぁ冗談ですが。


主人公の名前ェ


そして妹子の名前ェ


一先ず名前は置いといて、チョクチョク出てくる番号無しの選択肢ですがーーーあれは所謂ーー そう!ーー大宇宙の意志的な何かです!主人公の意思とは関係なく進む強制選択(イベント)みたいな物なのです!

そして番号付きの選択肢は―――そう!――――作者の腹積もりひとつなのです!――勿論冗談ですが!―――(ifルートとか…閑話で…作るかも…)

わかりませんけどね♪

これから先は選択肢がチョクチョク出てくる予定です背景説明などが曖昧ですが広い心で見守って頂けたら嬉しいです。


ではでは、ここまで読んで頂き有り難う御座います。これからも頑張りますので宜しくお願いします。

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