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第1章 愛しき者。
愛里沙「…子元様、紙くずは…違います。
この、時代、紙は高いのですよ?」
司馬師「愛里沙、そういう問題ではない。
そもそも…司馬家なら…幾らでも紙は手にはいるもので…」
司馬師を戸惑わせてしまうちょっぴりずれた女性は…司馬師にとって最愛の妻で…愛里沙。
正式名称は平松愛里沙と言うらしいのですが
出自は…不明の女性でした。
しかし…
司馬師「私は面白き考え方をする愛里沙を気に入ったので正室に迎える…。」
司馬師の鶴のひと声により…
正室として迎えられた愛里沙は…
相変わらずの天然ぶりを発揮していました。
愛里沙「それだけ…好きなのでしょう?
だけど…運命とは…残酷なものですね…」
司馬師「それは…そうなのだが…1人の女性に執着して…どうする?妻にならなかったのだからそれも天命ではないのか?」