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「しっかし、計4体か。なんか、あれよと増えちゃったなー」
おまけに、2体が常に動き喋るという…
ん、なんだね、空?
「ゼロさんー…ふかふか者ですが、以後、どうぞよろしくお願いしますー」
卓を間に私の向かい。急にあらたまった調子でもって空が、正座と共に、ぺこりと頭を垂れてきた。
あいや、空。やっぱり、あなたも一緒に住むんですか、ここに。まあ、だとは思いましたけど。
たとえ親元に戻ったとしても、この姿では驚かれるばかりだろうしな。
あいや、これまた私なら驚いてもいいんかい。
そうかと思えば、
「では、ワタシもあらためまして〜。裕一郎さん〜…つかつか者ですが〜、これからも何卒よろしゅう〜」
空の隣で史都も、例の三つ指にてご挨拶。
どうやら2人…もとい2体とも『ふつつか者』と言いたいようだが、まあこの際なんでもいいわい。
「いやま、こちらこそよろしく」
と、いちおー返したまでは良かったが、なんだか急に胸騒ぎがしてくるのは、一体どういった訳であろうか。




