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だが、結局のところ私は、空ともども例のノートパソコンでネット検索を。あらたなラ〇ドールを購入するべく、そのメーカーやら代理店やら調べ始めた。
いやさ、こちとら空には負い目があるからさー。うん、私のせいで成仏出来なかった…っていう、な。
どっこい、そこで異議あり。横から口を挟むは、ちょうど茶を盆に乗せ乗せ運んで来た史都である。
「お茶汲みのワタシが言うのもなんですが〜、名門楠家のご当主ともあろうお方が、そんな如何わしい目的で人形を買うだなんて〜…」
うむ、どうやら聞こえていたようだな。先の私と空の会話が。
「いやま、それもそうだが…っとと、私の目的じゃないぞ、そりゃ」
「あ〜、とか言って史都ちゃんも、実はゼロさんの事が好きなんじゃないでしょうね〜」
いまや私の隣。ふと、パソコンの画面から視線を外すや、空が史都を見上げる。
「そ、そ、そんなことないです〜」
即座に否定…の傍ら史都は、なお立ったまま盆の上の湯呑みを鷲掴み。ぐぐ〜っ…と、その中の茶を一息に飲み干した。なぜか私の分まで。
うむ、言葉とは裏腹に、かなり動揺しているようだ。
んっ、ということは、やはり史都も…?
となると、これは楠裕一郎、人生初のモテ期到来…あいや、目を覚ませ裕一郎。相手は、どっちも人形だぞ、人形。




