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第五話 大勝利‼朝日に誓った正義のプロレスラー魂‼(※デカイザーUの登場は五月の続編に見送られました)

 「なッ‼」


 スカイザーPのあまりにも意表を衝いた対応に驚きを隠せないダイアモンドオメガプラチナムDX


 。「この時を待っていたぞ‼必殺…トルジーニョ‼」


 スカイザーPは両手wp広げると同時に背中の翼も広げた。そして前方に駆け出しつつ、全身をドリルのように回転させる。


 「「馬鹿ば(か)⁉」


 馬場とDrヴァイパーは絶句する。どう考えても後手に回ってしまったスカイザーPの方が不利だった。


 「そうだ。スカイザーP。プロレスにガードなんて技は無い。全ての技を受けきるのみッッ‼‼‼」


 なぜか駐車場にいたミラクルカラスの憧れのレスラー、マスク・ド・本能寺(正体は明智光秀)が呟く。彼は何者なのか⁉…それは次回にわかるだろう。多分。


 「こなくそおおおおーーーッ‼‼‼」


 DrヴァイパーはスカイザーPの投資に焚きつけられてダイアモンドオメガプラチナムDX2000の全質量を最大速力でぶつけた。


 「燃え上がれ、俺のプロレス魂ッッ‼‼‼」


 ミラクルカラスの叫びに応えるかの如く、スカイザーPの周囲に再びライム色の燐光、FTP粒子が買輝いた。スカイザーPの回転はFTPの後押しを受けてさらに増す。そしてついにダイアモンドオメガプラチナムDX2000と衝突する。

 勝つのは悪の復讐鬼か⁉正義のルチャドールか⁉ギャラリーたちは固唾を飲んで事態を見守った。


 「馬鹿な‼物理的にあり得んッッ‼‼‼」


 ダイアモンドオメガプラチナムDX2000のボディに亀裂が疾走はしり、砕けた。


 その背後では一陣の風のように通り抜けるスカイザーP。


 勝ったのは正義のプロレスラーだった。


 「グラシアスッ‼いいファイトだった…」


 相手の健闘を称え、手を差し出すスカイザーP。

 だが爆発寸前のダイアモンドオメガプラチナムDX3000は差し出されたその手を叩き落とした。


 「ふざけるな。私は絶対にこんな結末は認めん。次は5月5日だ。その日に再び、戦いを挑むッ‼‼‼」


 Drヴァイパーは捨て台詞を残して脱出用ポッドに乗って逃走した。自衛隊が追撃しようとしたが残されたダイアモンドスパークマインの妨害に遭って失敗する。


 今回の責任者である長州はこの後、総理大臣に卍固めを食らった。


 「今回は見逃してやるが…次は無え。あばよ、正義の味方」


 「箱根。また共に戦おう」


 スカイザーP’五本指)と箱根(二本指)は固い握手を交わし、その場で別れた。


 「サトル君。困った事があれば私の研究所を尋ねるといい」


 帰り際に浜口は名刺を渡す。実はこの二人、FTPの研究機関時代に面識があったのだ。


 「浜口さん…あざっす」


 浜口は手を振って別れの挨拶をした。そしてスカイザーPは天空の彼方に消え(東京の実家のガレージに置いてきた)、ミラクルカラスは下っ端としてプロレス興行を手伝った。

 その日のメインでは何と信玄のパ^トナーを務め、謙信と兼続にボコボコにされたのは言うまでもない。だが同時にミラクルカラスは自分はまだメインを張れるほどのレスラーでは無い事にも気がつく。


 「ドンマイ、新人君」


 サトルが顔を腫らしながら牢かを歩いていると信玄の息子、勝頼が励ましてくれたのが何よりも嬉しかった。大河サトルは確実に成長しているのだ。

 サトルはその日、道場で夜が明けるまでスクワットと首ブリッジを続けた。次の日は休日だが休むつもりは無い。戦いの火が身体にまだ残っているからだ。


 頑張れ、ミラクルカラス‼スカイザーP‼君たちが悪に完全勝利する日は遠くない‼




 そして、デカイザーUとタイガージェット・シン・飛鳥とアブドゥル・ブッチャーはどうなったかというと…。


 「何で誰もいねえんだよおおお‼‼‼」


 「落チ着イテ、兄サン‼」


 デカイザーUに乗ったまま地団駄踏む、シン。二人は完全に出遅れてしまった。続く。

天空戦機スカイザーP エンディングテーマ 


「マスクの下の涙は誰にも見せない」 


作詞 ふじわらしのぶ


戦いが終わっても 俺の戦いは終わらない 


 なぜなら俺は 戦いの中でしか生きられないから


 どんなに身体を鍛えても 俺の弱点は無くならない 俺はメカじゃない 

 

 血の通った人間なんだ


 弱音は決しては叶い 涙は誰にも見せない それがプロレスラー 

 どんなに傷だらけになっても 明日を信じて立ち上がれ 

 熱い心を燃やせ 戦いが終わる日を夢見て さあ、腹筋だ


 オ イッチニ サン シ‼ オ イッチ、二 サン シ‼ 


 さあ 血のションベン出し尽くせ‼


 「社長 もう無理です‼」


 「誰が止めていいて言った?勝頼、それでもお前は俺の息子か⁉」


 弱いヤツの泣き言なんてだれも聞いちゃくれない 

 この世は弱肉強食 それがこの世の掟


 戦え 風林火山の誓いと共に 

 戦え 武田の侍は一騎当千の強者だ


「社長! 新人が辞めて行きました!」

「テメエ、信繁(真田幸村の本名)何で止めねえ‼」


グレート信玄によって、血ダルマにされる幸村と勝頼。


オホン。


 国は城。人は石垣。夢は天下統一、全国制覇。   

 俺は信玄 グレート信玄 人呼んで甲斐の虎 


 邪魔するヤツはぶっ倒す ぶっ倒す  



 みんなで勇者ライディーンとか、デビルマンのエンディングテーマっぽく歌ってみよう!

 

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