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3-39話フラッシュその10

お久しぶりです。

新しく別のを書き始めましたが、こっちも続けますよ。

「はぁ、はぁ…クソが…!この俺が、こんな…!陽の光さえあれば…!」

サヴェージ達の猛攻を傷を負いながらも凌ぎきった竹中は、痛む体にムチを打ち、この陽の光も届かない森の主を探して移動する。バッテリー温存の為、『フラッシュ』の能力は解除している。

「俺をこんな目にあわせやがって…!誰か知らんが、必ず見つけ出してブッ殺す…!!」

「ヒメ、ヒメ〜!!テェヘンダ!」

その頃、『サヴェージ・ガーデンガーデン』の主アリスの館に1体のサヴェージが慌てた様子で転がり込んできた。

「うるせぇですわね、ワタクシは今お兄様とお楽しみだというのに、間の悪い奴ですわ!」

「ナイスタイミング…」

「ソレヨリタイヘンナンデス!ヒメノイッテタタケナカッテヤロー、トンデモナクツエーデヤンノ!」

「…それでノコノコ逃げ帰って来たと?」

「オレタチドコロカデイジー、ジュリエッタデモキットハガタチマセンゼアリャアヨォ!ヒメノオリヴィアジャナキャ、カテマセンゼ!」

「情けない奴、まぁ良いですわ。オリヴィアを出しますわ!お前は臭いを辿ってそいつの所まで案内なさい。お兄様、アリスがワタクシ達のお楽しみを邪魔するゴミを処理してまいりますわ。それまで少しの間待っていてくださいね」

「待て、俺も連れてけよ。あいつに蹴り飛ばされた時は『エアマスター』でダメージは最小限に抑えた。もう動ける。ここで行かなきゃ、ただ敵に蹴り飛ばされてダウンしたかっこ悪くて情けない主人公になっちゃうだろ!」

「しかし、お兄様に何かあっては…」

「俺を殺して剥製にしようとしてたやつが何いってんだ。俺の能力なら援護だって出来る。初めての共同作業ってやつさ」

「…初めての、共同作業…!」

「ヒメ?」

「うへへ…♡おっといけない、わかりましたわ。ワタクシとお兄様の二人でやりますわ!さぁ、こちらへ」

隼人はアリスと共に巨大サヴェージオリヴィアに乗り込む。

「さぁ、ゴミ処理ですわ!!」

(竹中が入って来てるってことは、侃士も来てるはずだ…!待ってろよ!)

「ち、ちょっと蒼介さん!何だよあのデカいの!?」

侃士と蒼介はあてもなく竹中と『サヴェージ・ガーデン』の能力者を探していい加減疲れてきた頃、侃士が遠くに立ち上がった巨大サヴェージオリヴィアの姿を見つけた。

「あ?一々うるさいガキだな、僕は山道をずっと歩いてイライラしてるってのに…木が邪魔で見えないよ。疲れてるんで何かと見間違えたんだろ」

「そんな訳あるかよ、こっち来てみろって!ほら、こっち!」

「僕は君のことなんてどうでも良いから、あんまりうるさいと今ここで口を利けなくしてやることも出来るんだからな。隼人君には適当に言っとけば良いし。見間違いだったらわかってんな…え!?」

蒼介は渋々侃士の近くまで行き、彼が指差す方を見ると、確かに侃士の言う通り巨大な人形が立っていた。

「な!?ホントだっただろ?あとあんたさっきから言う事がおっかねーんすよ…」

「何故あんなものが急に…?あそこで何かあったのか?もしやこの空間の主か…!『パーフェクト・ブルー』!」

「ウガアアアアッ!!」

蒼介は近くの木の枝に掴まると、『パーフェクト・ブルー』がその木に右拳を連続で叩き込む。すると殴られた木は急速に成長してエレベーターのように蒼介を遠くを見渡せる高さまで上げた。

「な、何ぃ!?そんなこともできんのかよ!?」

(あの人形、誰か乗っている?この空間の主だな)

掴まっていた木の枝を放し、蒼介は空中に身を躍らせる。

「な、何やってんすか!?死んじゃいますよ!」

「『パーフェクト・ブルー』」

蒼介の身体から飛び出した分身『パーフェクト・ブルー』が蒼介を抱えて着地。全くの無傷。

「一々騒がしいんだよ。それよりこの空間の主を見つけた」

そう言うと蒼介は侃士を待たずに一人で巨大サヴェージの下に急ぐ。

「あ、待って!ちょっとくらい協力してくれたって良いでしょうよ!」

侃士も急いで蒼介を追う。








このフラッシュ編がここまで長くなるとは…。けどもう少しです。多分…

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