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3-22話 サヴェージ・ガーデンその2

カタカナばっかで読み辛かったらすいません。

「…何だ、ここ…?」

東高校生徒会副会長の松平雄輔は気がつくと薄暗い森の中にいた。

「俺はついさっきまで自分の教室にいた。それが教室のドアを開けた瞬間、何で森にいるんだ!?」

近くの茂みがガサガサと音を立て揺れる。

「しかも何かいる!複数の何かが」

直感でヤバイと感じた雄輔は咄嗟に近くにある木の太い枝に自分の指先から伸ばした糸を巻き付け、自身を釣り竿のリールで釣り上げるように巻き上げ、その枝に着地する。すると茂みの中から各々槍や斧、弓矢などの武器を装備した小さな5体の人形が現れた。

「チクショー、ドコイキヤガッタ!」

「スンスン…マダエモノノニオイハチカイゼ。ドコカニカクレテヤガルンダ!」

「サガセ、ヤロウドモ!」

「「「「イーハー!!」」」」

人形達は一斉に獲物を探し始める。人形達が言う獲物は自分であることを雄輔は理解した。

「何なんだこいつ等一体!?何者かの能力のようだが」

「ムッ!?ミンナ、エモノガイタゼ!!」

「ヤバイ!!」

人形が弓矢を放つ前に別の枝に糸を伸ばし、そこに飛び移る。それを繰り返して人形達からなんとか逃れる。

「あいつ等、それぞれが自我を持ってるのか!?」

「チクショー!」

「オチツケ、オレタチノニワカラアイツハモウデラレネェ。ジワジワトオイツメテヤルゼ!」

 一方、生徒会室。

「副会長、遅いですね」

「ラインも既読つかない」

「副会長だってたまにはサボりたくなるときだってあるっしょ。会長がこき使い過ぎたんじゃねーの?」

「上杉、お前が言うな。そもそもあいつの仕事が増えているのは殆どお前のせいだ。紅愛、居場所を確認できるか?」

「やってる。でも教室辺りには居ないよ」

「上杉、お前探してこいよ」

「は!?何で俺!?…すか?」

「お前らここに居ても仕事しないだろ。探しに行ったついでに購買でなんかお菓子でも買ってこいよ」

「甘いやつな」

「…この俺様がパシリ…!チッ、行くぞ」

 取り巻き達を連れて上杉は生徒会室を出る。隼人がやっぱこの人カッコつかないよなぁと上杉が何故モテるのか疑問に思っていたら、上杉の取り巻き達、花音とアサミと凛子が戻って来た。しかし上杉は居らず、3人は何だか取り乱しているように見える。

「あ、あれ?やっぱり居ない…!?」

「どうかしたんすか?」

「りょ、凌ちゃんが居ないんだよ!」

「生徒会室出た途端に!」

「そんなこと本当にあるんですか?新手のドッキリとかじゃ?」

言いながら恵一は生徒会室のドアに手をかける。

「待て恵一、それはフラグだ!」

「え?」

隼人が止めに入るが時すでに遅く、ドアを開けた恵一と一緒に一瞬にして姿を消した。

「わお」

「何者かの能力だろうな。おそらく雄輔も上杉も同じようにして姿を消したんだろう。何が目的かは知らんが、解決するまでそのドアには触れないほうがいい。この部屋からは一歩も出られんということだ」

「ヒメ!タイヘンダ!ハヤトガイッショニハイッテキマシタゼ!」

「ふん、問題ないですわ。それより他のカス共をさっさと始末してしまいなさい」

 薄暗い森の中に立つ城の玉座に座り少女はお菓子を食べながら小さな人形に指示を出す。東高校の制服を着ているが、見た目はどう見ても小学生である。

「イーハー!!」

「うるせぇですわ!…この変な返事がなければ完璧ですのに」

既に人形の姿はない。他の仲間に合流しに行ったようだ。

「お兄様はワタクシだけのもの、誰にも渡しませんわ!」

 







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