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3-6話マッド・クイーンその4

 『エアマスター』の能力で異形のハチを空気のカプセルの中に閉じ込めた隼人は、異形のハチがその中に閉じ込められている間に生徒会室に向かう。

「上手く閉じ込めたのはいいけど、あのミサイル攻撃の威力なら長くは保たないな。1年の教室があるのは3階、そして生徒会室は1階、普通に階段を使うよりこのほうが早い!」

廊下の窓を開けて隼人はそこから飛び降りた。地面に激突する直前に空気でクッションを作り、衝撃を殺す。これによって一気に1階までの時短に成功。そのまま校舎の1階へと侵入する。

「いよし!ここまで来ればもう着いたようなもんだ。待ってろ恵一!」

 一方、生徒会室。

「あれ!?隼人君が消えた!?」

「目標ロスト」

「おそらく窓から飛び降りたな。もうそろそろこっちに来るだろう。『マッド・クイーン』を戻しておくか」

生徒会室の扉が勢い良く開き、隼人が飛び込んで来た。

「恵一、無事か!?」

「『マッド・クイーン』をあんな形で無力化されるとは思わなかった。よくここまで来た、合格だ」

「あんたの能力か…死にかけたぞマジで!だがこれで俺の頭は戻さなくていいんだよな?」

「あぁ、認めよう」

「っしゃー!!」

恵一にはその特権とやらは命懸けで手に入れるほどのものには思えなかった。

「そうだ、ついでに恵一君にも生徒会に入ってもらおう。人材が足りてないのは本当だしな」

「え!?僕も!?」

「俺からも頼むよ恵一、1年が俺1人は心細いからさぁ」

「今川君がそう言うなら…」

「よし、決まりだな」

 こうして隼人と恵一は東高校の生徒会に入ることになった。ちなみに隼人が庶務、恵一が会計だ。

「改めて自己紹介しておこう。私が会長の吉良明良、そしてそこのなんだかくたびれて哀愁すら漂ってるのが副会長の松平雄輔」

「誰のせいだ誰の」

「そしてもうひとり眼帯をしてるのが広報担当の伊達紅愛だ」

「よろぴ」

「後は書記が4人居るが奴等はサボりがちでね。今日も来ていない」

「書記4人も要らないんじゃ…?」

「まぁあいつ等は4人でセットみたいなとこあるからなぁ」

(どういうことだろう?)

「なにはともあれ、明日からよろしく頼むよ」

 翌日の昼休み、東高校屋上。

「で?その今川隼人ってやつをこの俺樣にシメて欲しいと?」

「た、頼むよ上杉君、あいつ1年のくせに調子乗ってやがんだよ!」

「ここは上杉君直々に教育してやってくれよ!」

以前恵一に絡んで隼人に保健室送りにされた2年生3人が屋上の主の下を訪れていた。

「ハッ、興味ねぇ。大体そういうのは自分等でやれ!後輩にいいようにやられて他人を頼るとは美しくねぇんだよお前等!生憎俺様はおめー等と違って暇じゃねぇ。そろそろあいつ等も購買から戻って来るしよぉ、おらさっさと消えろこのカス共!あんまりしつこいと今度は保健室じゃすまねぇぜ」

「ま、待ってくれ、大事なことを言い忘れてた!そいつとにかく派手な頭してんだよ!あの頭は上杉君なんて霞んじまうくらい派手だったなー!」

「あと上杉君みたいなよく分かんねぇ力を使うしよぉ」

今まで3人の話などまともに聞いていなかった上杉君は派手という言葉にピクリと反応した。

「…おい、今なんつった?この俺様よりも派手だと…!?気が変わった。今すぐそいつ連れて来い!」

(((よっしゃー!チョロいぜ)))

3人はニヤケ顔がバレないようにそそくさと屋上をあとにした。













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