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2-21話ディープ・ダイバーその2

(バカガキが、死ね!!)

丈志郎の背後の壁から腕を出し、その手に持ったスティレットで丈志郎を刺し貫く寸前、何者かにその手を掴まれた。

(な、なにっ!?こ、これは…!!蒼介の!)

「グフッ、グフフフ…グギギギ…!!」

「ふっ、ふふふ…ははは!」

「蒼介君?どうした」

「はは、いや何、マヌケ野郎の一本釣りに成功したんでつい笑いが」

「何を言ってる?」

「見ればわかりますよ。ほら」

「ラアァッ!!」

「うぉあああ!!?」

「な、なんだぁ!?」

『パーフェクト・ブルー』は掴んだ手を力いっぱい壁から引き抜く。すると中から男が一人飛び出した。

「こいつが、あの時宇喜多を殺した能力者!?」

「ふふふ、はじめまして。会いたかったよ」

「うっ…ひぃっ」

(ヤバイヤバイヤバイヤバイ!どうにかして、この手を振り解かなくては!そして地面の中に潜らなくては!)

「させるわけねーだろ、ボケが」

「うげああああああっ!!!あっ、あっ!?ああっ!!て、手が…!!」

『パーフェクト・ブルー』が掴んだ手を凄まじい握力で骨を砕きながら形が変形するほど握り潰す。

「雑賀さん、またこいつに逃げられたら面倒なんで、『フライアンドシール』お願いします」

「なんだかよく分からんが、『フライアンドシール』はもうそいつを刺しちゃってるよ」

「オーケー、それじゃあ…」

「う…うあ…や、やめ…」

「蒼介!やめなさい!!」

「ウラアアアァッ!!!!」

「ぶげあぁあぁ!!!」

風魔は『パーフェクト・ブルー』の連打を受け、体がどんどん植物化していき、人間サイズのタンポポに姿を変えた。

「まだまだぁ!!」

「ヒャハハハハ!!」

それでも殴り続けていくと、そのタンポポはどんどん綿毛へと姿を変えていく。

「フゥーッ」

『パーフェクト・ブルー』が息を吹きかけ綿毛を散らす。散った綿毛は風に乗って何処かへと運ばれていった。そして綿毛が散ったあとにはかつてタンポポだった枯れ果てた植物が力なく萎びて地面に横たわっていた。

「くぅ〜っ、スッキリしたなぁ…こんなに清々しい気分は何時ぶりかなぁ?」

「お、奥様…!」

「見てない!あたしはなーんも見てない!」

「一番の化け物は蒼介君かもな…」

「俺も六華の氷がなければこうなっていたのか…!」

 そんなこんなで銀行強盗の件と宇喜多の仇討ちが解決し、回収班に連行された丈志郎と六華はなんやかんやで伊弉波家の使用人として迎えられることとなった。六華については凪のはからいで高校に通える事になり、学校生活を彼女なりに楽しんでいる。また、丈志郎から“ディスク”関連の事件の元凶、松永天真の情報を得ることが出来た為、彼らとの決戦の日も近い。













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