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3話旧校舎に行こうその1

「そういや、この学校の裏に旧校舎あるよな?慧次、放課後行ってみようぜ」

 勇太郎と仲良くなってから数日が経ったある日の昼休み、突然勇太郎がそんな提案をしてきた。

「え、何で?」

「バッカお前、旧校舎は今はもう使われてないんだろ?ってことはつまりよぉ、人が滅多に来ないってことだ。溜り場に出来ないかと思ってな。ゲーム機とか漫画とかこっそり持ち込もうぜ」

「なんかいいねそれ、行こうぜ」

「よっしゃ!決まりだな。じゃあ放課後見に行くか」

流石にゲーム機や漫画を持ち込んでもテレビやモニターがあるのか分からないし、それ以前にそもそも電源が来ているのか分からないけれど、二人はそんな事は全く考えていなかった。

 そして放課後になり、終礼を終えてすぐに教室を飛び出した二人は旧校舎へと向かう。

「思ったより綺麗だな。もっとホコリだらけかと思ってたぜ」

勇太郎は目についた教室の扉を手当たり次第に開けていく。そうやって進んでいくと、扉に“オカルト同好会”と書かれた紙が貼られた教室に辿り着いた。

「オカルト同好会?慧次、うちの学校そんな部あったのか?」

「そっか、勇太郎は部活動紹介サボってたもんな。そう言えばそんな部活の紹介あったような…」

慧次自身オカルトにあまり興味ないのでよく聞いていなかった。

「勇太郎、そろそろ行こうぜ。勧誘とかされたら面倒だし」

「でもよ、こんなとこで活動してる部活なんて他にないだろ?なんだかそそるべ?ちょっとだけ覗いてみようぜ」

「お前オカルトとか興味あんのか?見つかったら面倒だし行こうって」

「ホントちょっとだけ、先っちょだけ!」

 その時、扉が開き、中から小柄な少女が顔を出した。

「うっさいわね…あんた達なんか用?もしかしてオカルト絡みの相談とか?」

少女は黒髪前下がりボブにぱっちり大きな青い瞳、出るとこはあまり出ておらず少し幼い印象を受けるが、容姿はとても整っている。

((中学生か?何で中学生がここに居るんだ?))

「え、いや、俺達旧校舎探検してただけだから。わりぃな。おい、行こうぜ慧次」

「ちょい待て勇太郎」

「あ?どしたよ?」

「…中、中見てみ」

慧次は勇太郎にだけ聞こえるように部屋の中を見るように促す。勇太郎は少女の奥の部屋を覗き込んで驚愕した。

「な、何ぃ!!?俺達が求めているものが大体揃ってるだと!?」

慧次と勇太郎は顔を見合わせ頷きあう。もはや二人に迷いはなかった。

「「入部させてください!!!」」



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