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18話エンカウントその3

「うわああっ!!」

ミサイルを何とか躱したが、爆風に煽られて携帯を落とし、黒田自身も数メートル飛ばされる。

「躱したか。ふぅ…ここまで君を追って来るだけで結構疲れた。自分の運動不足を痛感したよ」

戦闘機の後から毛利が現れる。

「…携帯、もしや君、誰か助けを呼んだのか?警察とか?まぁ、誰が来ようとわたしは負けんがね」

毛利は自分の足元に転がっている黒田の携帯をグシャグシャに踏み潰す。

「誰かに助けを求めるなんてことはやめたほうがいい。犠牲が増えるだけだよ」

(自動でどこまでも追撃してくる一撃必殺の能力なんて、どうしたら…いや、待てよ、今まで気付かなかったけど、こいつの能力、弱点があるぞ!うまく行けば能力を引っ込めるかも知れない!その隙に『ブラック・ジェミニ』なら皆に知らせられる!)

「君の能力、どんなものかはよく分からんが、どこに逃げようと、どこまで逃げようと無駄なんだ。自動で追撃する『キラーズ』からは決して逃れることは出来ない。早いとこ家に帰りたいんだ、いい加減に諦めろよ。『キラーズ』!」

戦闘機がミサイルを発射した。

「確かに、自動で追撃してくる一撃必殺の能力なんて、僕の能力じゃ敵うはずもない…けどそこなんだ!あんたの能力の弱点はそこにある!!『ブラック・ジェミニ』!!」

毛利の背後の影から分身を出し、その分身の所まで一瞬で移動する。

「弱点だと?フフフ、何を思いついたのか知らんが、どこに逃げても無駄だと言ったろう?君の運命は変わらない」

「どこに逃げても無駄なのはよく分かったよ。だから僕はあえて逃げないことにした!これならどうだ!!」

黒田は毛利を背後から羽交い締めにする。

「あんたの能力の弱点、それは相手を消し飛ばすまで自動で追撃するってとこなんだ!自動だから自分の意志で細かいコントロールが出来ない。このまま戦闘機は僕を消し飛ばすことしか考えずにあんたごと攻撃するぞ!早く引っ込めろ!」

(この隙に皆に知らせなくては!今まではこんな能力あったって良いことはあまり無かったけど、きっとこの為にあったんだ!僕の能力には意味があったんだ!)

戦闘機は毛利と黒田の方に向きを変え向かって来る。ここに来て毛利が初めて焦りを見せた。

「しまった!マズい、離せ小僧!」

(まさかわたしの能力を逆に利用するとは…!こいつの事を甘く見すぎていた…反省しなくては)

「早く引っ込めろよ!あんたも消し飛ぶぞ!!」

 東高校旧校舎オカルト同好会部室。

「ちょっと黒田君!?…繋がらない!」

「どうかしたんすか?」

「ついに現れたわよ。神隠しの犯人!黒田君が出会ったみたい」

「何!?どこで!?」

「分からない…今どこにいるのかも、黒田君が無事なのかすら分からないわ」

「勇太郎君、後に何か居ます!」

「うおっ!?ビビった…!なんで『ブラック・ジェミニ』がこんな所に?」

突然勇太郎の背後の影から黒田の分身『ブラック・ジェミニ』が現れた。『ブラック・ジェミニ』は部室内にあるホワイトボードまで歩いて行き、ペンを手に取り何かを書き始めた。

「なんだこれ?なに書いてんだ?」

「毛利彰?誰だよそいつ」

「多分こいつが黒田君が言ってた神隠しの犯人だわ」

「おい見ろよ、似顔絵まで描いている!」

「場所は…さんかく公園!」









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