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4-10話浅井先生と黒い靄その1

久々に主人公達のお話です。

今年最後です。多分

 旭が能力『ステイ・ゴールド』を引き出された数日後、放課後。担任教師の浅井恵一に呼び出された旭と響は高等部の校舎にある生徒指導室にやって来た。

「失礼しまーす。先生、話って何すか?あ、マッキー居る」

 旭と響が生徒指導室に入ると先客が居た。先日旭と響を襲い、その後子分となった朝倉真希奈が恵一の向かいに座らされていた。

「何で中等部の真希奈が高等部の生徒指導室にいんだよ?」

「旭さん、響さん、来ちゃ駄目っす!この先生ヤバいっすよ!」

「は?浅井先生の何がヤバいんだよってうわぁっ!!?」

 旭のクラスの担任教師の浅井恵一という男は今年で26歳になる現国の教科を受け持つ新任教師で響の片想いの相手でもある。生徒指導部でもなければ怒っている姿を見たことない程の大人しい性格の彼が生徒指導室に呼び出すというのも変ではあるのだが、それより変なのは彼の背中から浮かび上がる黒い靄だ。それを見ているとその靄が集まって大鎌を持った死神のような形となる。旭はそれに対し本能的に危険を感じて咄嗟に『ステイ・ゴールド』を喚び出していた。真希奈との戦闘以来喚び出すことも無かった為、こんなにも簡単に出せるものなのかと旭自身一瞬驚くが、すぐに気を取り直して目の前にいる死神のような靄の塊が攻撃してこようものならいつでも迎え撃てるように気を引き締める。

「まさか先生もマッキーみたいにアカシックなんたらをよこせとか言わないよね…?」

「浅井先生がそんな事言うかよ!あの幽霊みたいな靄に取り憑かれてんだよ!きっと!」

「…そんなん分かんないじゃん。響は下がって。マッキー、動ける?」

 旭の問いかけに眼に涙を浮かべながら真希奈は何とか首を振って答えた。

「…ム、ムリっす。身体が重くて、動かせない…」

「マッキーを人質に使おうってわけ?先生意外とコスい真似すんだね。迂闊に大声出したりも出来ないか…」

 根拠は無いが、旭には恵一の背中から浮かび上がった靄の塊が響が言うように彼に取り憑く幽霊などの類ではないことは直感で何となく分かった。となると恵一は旭と同じようなタイプの能力を持っていて、靄の塊の正体は彼の能力ということになる。

「マジごめんだけど、アカシックなんたらはもううちの体内に吸い込まれちゃって取り出せないんだよね。吐き出すのも出来ねーから」




 





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