流星イルミ
掲載日:2022/12/15
木枯らしが枯れ葉を遠くまで飛ばして
少し忙しなく歩く人達も
街のイルミネーションには
足をとめて
ほっとひと息ついて、
白い息にイルミをぼやかしてから
一瞬の時を包んで自分の心にしまう
寒いから
裏起毛のパンツをはいて
厚手のコートを羽織って
自分をあたためるかのようにして
包み隠して
本音なんてイルミネーションの
光にぼやかして
もうこのままなんて
ふわふわした気持ちでいたくなる
あの人は一人静かな時を過ごして
私も今、一人静かな時に身を委ねて
二人にある静かな時の流れが
過ぎ去るのをみている
いつまでも見ていたいけど、
せわしなさに追いかけられるように
厚着の下に確かにいる
自分のお尻を
力強く叩いて活をいれてみる
あの人のお尻も叩いてあげようかな
少し小走りに駆けて
イルミネーションが流星のように
流れていく




