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1.女神様の転生案内(してない)

今回「異世界に転生する」

 

(どこだ、ここは・・・)



 気づいたら、真っ白な空間にいた。


 右を見ても、左を見ても、上を見ても、下を見ても、見わたす限り、白、白、白――白がゲシュタルト崩壊しそうだ。



 茫然と辺りを見回していると、いきなり、パンパカパーンとファンファーレの音が鳴り響いた。

 そして、一人の女性が姿を現れる。



 女性は、ボンキュッボン(死語)という言葉が似合う見事なスタイルで、「傾国の美女」と呼んでも過言ではないその顔に満面の笑みを浮かべ、こう告げた。


『はぁ~い、そこの貴方、おめでとう!』


「は?」


『貴方はこれから、異世界に転生するの!』


「は?」


『そして、勇者となり、魔王を倒す旅にでるのよ!』


「は???」



(い、いやいやいや、まてまてまて。


 おめでとう? なにが?

 異世界? 転生? 何の話だ?

 勇者? 魔王? ゲームの話か?

 ていうか、その前にあんた誰だ?

 いや、そもそも俺は、どうしてこんなところに――)



 と、そこまで考えた途端、ある光景がフラッシュバックした。


 横断歩道、子供、トラック――


 目の前がチカチカして、たまらず頭をかかえた。



『あ、そうそう。プレゼントがあるから、現地で確認してね~』

『それじゃ、いってらっしゃ~い!』



 そこで俺の意識は途切れた。


次回「ステータスオープン!」

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