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闘神と仙術スキルでアポカリプス世界を駆け抜けろ!  作者: クラント
放浪編

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289話 お願い


 次の日の朝、潜水艇のリビングルームに入れば、すっかり元気になったユティアさんの顔を見ることができた。

  

「ご心配をおかけしまして、すみません」


 ユティアさんは俺に向かって頭を下げる


「いえ、体調が戻ってなによりです。もう大丈夫そうですか?」


「はい、おかげさまで……」


 いつも通りの朗らかな笑み。

 顔色も良くなっているみたいだし、もう体調に問題は無さそうだ。


「エンジュに聞きました。昨日、あれから大変だったようで。私、何にもお役に立てず申し訳ありません」


「いや、それが俺の仕事なので。ユティアさんにはユティアさんのできることがあるように、俺も自分のできることをやっただけですよ」


 ユティアさんは後方支援サポート側だからな。

 いや、どちらかと言うと研究・開発向けなのか。

 まあ、あの状況では女の子に何か役に立てと言う方が無理筋だろう。


「さあ、そろそろ朝ご飯にしましょうか。俺が組み合わせしますから、ちょっと待っていてください」


 そう言ってブロックの詰まった箱に向かう俺。

 昨日のこともあるし、今日は少しばかり贅沢なブロックを使ってやろう。










 朝食が終わり、お皿や食器を片付けた後、俺は早速本題に入ろうとする。


 もちろん、ユティアさんの持つ絶錬鋼の金属球を譲ってもらう為の交渉だ。


 今回は真向からぶつかるつもり。

 今更小細工を使っても余計な時間を取るだけだろう。

 俺にできることは誠心誠意お願いすること以外にない。


 しかし、ここから何と言って話に入ろうかと、少しばかり躊躇してしまう。

 いきなり『絶錬鋼の金属球を譲ってくれ』と言ったら、まず、『なぜそれを持っていることを知っているのか』と返されそうだ。

 最近、ユティアさんにはその辺りを注意されたばかり。

 流石にこれ以上は色々と疑念を持たれてしまう。



「美味しかったですね! ブレッドブロックにエッグブロックの組み合わせ」


「アタイはミートブロックを挟んだのが美味しかったなあ」


 テーブルに座るユティアさんは、エンジュと軽く歓談している最中。

 話題は俺が組み合わせたサンドイッチモドキについて。


「ピンときました! ミートブロックで美味しいのなら、ビーフやポークだったらもっと美味しいはずです!」


「言っておくけど、ヒロのはただ挟んだだけじゃないからね。きちんとドロップで味付けしてくれているんだから」


 流石エンジュ。良く分かってくれている。

 あの味付けを見つけるのは苦労したんだよ。


「ふふん♪ その辺りもぬかりありませんよ。バタードロップにショーユドロップを混ぜ合わせたのが肉系ブロックに合うんです!」


 それ、俺が教えたヤツじゃん。


「……まあ、勝手に組み合わせるのはいいけど、まず、ユティアが味見してからにしてよね」


「大丈夫です! 今度は自信あるんです! きっとほっぺがおちそうになるくらい美味しいはずです!」


「今までの戦績でどうしてその自信が湧くのかなあ?」


 自信満々のユティアさんに対し、渋い顔で返すエンジュ。

 今のところ0勝全敗だからね。


「……ユティアって、今日はちょっとテンション高いね? なんか良いことでもあったの?」


「あ……、その……、あはは」


 エンジュに指摘されて、照れ臭そうに笑うユティアさん。


「ちょっと、良い夢を見まして……」


「夢?」


「はい……、とっても良い夢だったので、つい、感情が高ぶってしまって……」


 少しばかり恥ずかしそうで、でも、嬉しさが隠しきれない声。

 そして、ほんのり頬を赤く染めたユティアさんの表情はとても幸せそうに見えた。

 


 ……そうか。

 おまじないが作用してくれたのか……

 道理で機嫌が良さそうなはずだ。


 よし!

 ここで躊躇してても仕方が無い。

 もうぶっつけ本番でいくとしよう。


「ユティアさん、ちょっといいですか?」


 俺が覚悟を決めてユティアさんに話しかけた。


 









「えっと……、その……ヒロさんは、この絶錬鋼を譲ってほしいと……」


「はい、お願いします。もちろん対価は払います。マテリアルは……手持ちがないので、現物になるかもしれませんが……」


「でも……、これ、家族から貰った私の大事な物で……」


「そこを何とか……、絶対に俺に必要なものなんです!」


「そんなことを言われても……」


 突然の俺のお願いに戸惑いを隠せないユティアさん。

 当然、ユティアさんにとってこれはお金の問題ではない。 

 あの絶錬鋼の金属球は長年離れ離れになった家族とのつながりを示すモノ。

 それを対価は払うにしても、譲ってくれというのは無茶なお願いなのだ。


 だが、俺はその無茶を通さなくてはならない。

 だから俺の手札は全部……とは言わないまでも、ある程度切ってしまうしかない。


「俺から払えるのは……これです」


 空間拡張機能付きバッグから俺が出せる対価を取り出す。


「え!! まさか……」

「きゃっ! ヒロ……何それ?」


 テーブルの上に置いた一抱えある物体。


 頭から生えた機械式の蛇の束。

 般若を思わせる赤茶けた鬼面。

 

「これは……紅姫……いや、赭娼、機械種メデューサの生首です」


 ユティアさんが過ごした開拓村の近くの巣で手に入れたモノだ。

 これであれば絶錬鋼の価値を上回る一品と言える。

 

 初めて手に入れた女性型機械種だから、ほんの少し勿体ないとは思うが、俺的には好みから外れたモノだし、そこまで執着するものではない……あのおっぱいは惜しいと思うけど……惜しいと思うけど。


「……触れてみてもいいですか?」


 感情を押し殺した声で俺に尋ねてくるユティアさん。


「どうぞ」


 俺の了解を得て、恐る恐る生首……この表現は正しくないな、機械首に手を伸ばす。

 

 瞼を開いたり、切断面を確かめたり、髪の毛に当たる蛇を弄ったり……

 数分、無言で赭娼の機械首を見分。


 元ネタのギリシャ神話におけるメデューサの伝説であれば、生首の状態であっても石化の能力を秘めていたが、流石に機械仕掛けではそこまでの再現は不可能だ。

 一度、七宝袋から首を取り出して、蛇の頭さえなけば……と苦渋の涙を流したのは秘密。




「……ヒロさんが倒されたのですか?」


「はい」


「お一人で?」


「いえ、森羅と一緒に……」


「…………」


「…………」

 

「……私が子供の頃、街の狩人チームが巣を攻略して、お祭り騒ぎになったのを覚えています。そのチームが何人くらいだったと思われますか?」


「……6人くらいですか?」


「18人です。4つの狩人チームと合同で。機械種は12体。うち、ジョブシリーズのベテランタイプが3体、ストロングタイプが1体混じっていました。ちなみに生き残ったのは6人と機械種が3体だけ」


「…………」


「…………」


 ユティアさんの表情は真剣だ。

 真っ直ぐに俺の目を見つめてくる。

 

 それに対し、俺も目を逸らさない。

 嘘は言っていないから。


 しばらく見つめ合う俺とユティアさん。


 やがてユティアさんの方から口を開き、こちらへ確認を求めてくる。


「もう一度聞きます。ヒロさんとシンラさんでこの赭娼を倒されたのですか?」


「はい……信じてもらえないかもしれませんが。それに俺が攻略した巣は作られてから1年くらいしか経っていない若い巣でした。だから紅姫ではなく赭娼です」


「私の話は赭娼ではなく、紅姫だったそうですが。……フフッ、本当にヒロさんって謎な人ですね。実はヒロさんって実は機械種でレジェンドタイプだったりしません?」


 突然相好を崩し、悪戯っぽく笑うユティアさん。

 その冗談めかした言葉に、今までの固い雰囲気が和らぐ。 


 レジェンドタイプと言われたのは初めてだな。

 まあ、人外であるのは間違いないけど。


「人間ですよ。自分の頭の中は見たこと無いですけど、多分、晶石は入っていないと思います」


「フフフ、ごめんなさい。変なこと言っちゃって。でも、目の前にこれをポンって出された私の気持ち、分かります?」


 あ……、また、やっちゃいましたかね?

 でも、価値的に釣り合うのってこれぐらいだったから。


 紅姫カーリーの紅石、機械種バルドルの緋石は貴重過ぎで出せないし。

 機械種ロキの方は従属する予定があるし。

 ダンジョンの最奥で倒した巨狼、機械種オルトロスはデカすぎで駄目だし。


「なんか……すみません」


「いえ、ヒロさんが私の想像を超えて凄いんだというのがよく分かりました」


 ユティアさんはニコニコと微笑んだまま。

 さっきまでの強張った表情が嘘のようだ。


「……ヒロ、ユティア、これって、紅姫じゃないの? シャショウって何?」


 俺とユティアさんのやり取りをじっと聞いていたエンジュから質問の声があがる。


「エンジュ、これは紅姫の下位機種です。だいたい作られてから5年未満の巣は、この赭娼が主であることが多いんです。でも、下位機種と言っても、普通の狩人が狩れる相手ではありません。これを獲得できたヒロさんのチームは一流と言って良いほどでしょう。これは凄いことなんですよ」


「いや、そんなに凄くないからね。運が良かったのもあったし……」


 ユティアさんの評価に関して、一言付け加えてしまう。 

 日本人的感覚で褒められ過ぎると謙遜したくなってしまうんだよなあ。

 

「ヒロさん、運が良い悪いで巣を攻略できるものではありませんからね。巣を攻略することが狩人の目標の一つとも言われるくらいです」


 自分を落とそうする俺を嗜めるようにユティアさんは話を続ける。


「巣を攻略するということは人類の生存圏を広げるということです。それができる人はなかなかいません。狩人の中でもほんの一握りです。それだけヒロさんは貴重な人間なんですよ」


 ここまで褒めちぎられるとは……

 領主の娘であるユティアさんは、人類の生存圏まで視野に捉えているのか。


「はあ…」


 スケールの大きい話に戸惑う俺は『はあ…』としか返事ができない。


 そんな俺にユティアさんは、機械種の巣の攻略、そして赤の帝国の勢力圏内を押し戻すという人類の大望について、熱く語り始める。


「今、人類と赤の帝国との戦線は拮抗状態にあるそうです。もし、この均衡が悪い方に傾けばあっという間に機械種の大波が押し寄せてくることになるでしょう。ですから……」


 青学、緑学を修めた機械種に詳しいユティアさんには、人類VS赤の帝国の戦況の厳しさ、そして人類生存の危うさが身に染みているのかもしれない。


 その辺りは、未来視での魔弾の射手ルートにおいて、中央で猟兵をやっていた俺にも分からないことではない。


 でも、正直、今の俺にはあまり関係の無い話だ。

 人類の生存圏の確保とか、赤の帝国へ侵攻なんて興味ないからなあ。

 俺は自分と自分の周りの生活さえ守ることができれば……



「……やっぱりヒロってそんなに凄いんだ。人類の為に……やっぱり……アタイなんか……」


 ユティアさんが話を続ける中、ポツリと聞こえたエンジュの声。


 ふと、視線を向けると、エンジュはどことなく不安げな表情。

 

 あれ? 気のせいか少し肩が震えているような……


「エンジュ? どうしたの?大丈夫?」


「あ、ヒロ……、ううん……何でもないよ」


 俺の問いかけに笑みを向けてくるエンジュ。

 でも、その笑みは多少ぎこちない感じ。


 その様子が少し気にはなったけど、何でもないと返す彼女にそれ以上突っ込んで聞くことはしなかった。











「どうぞ、ヒロさん。お渡しします」


「……ありがとうございます、ユティアさん」


 俺の手の平に置かれた絶錬鋼の金属球。 

 ピンポン玉2つ分くらいの大きさ、ピカピカに磨かれた艶のある表面。

 深みのある濃紺は見ていると心が落ち着くような渋みを感じさせる。

 このまま宝石箱に入れていても違和感がないくらいの一品だ。


 そして、間違いなくその中に感じられる宝貝の気配。


「大事に使ってくださいね」


 どのような心境の変化があったのか、あっさりと俺に絶錬鋼の金属球を渡してくれることになった。

 しかも、赭娼の機械首は少し中を見た後、返してくれると言う。


「狩人が獲得した紅石、これは赭石ですけど、それを頂くわけにはいきません」


 そう言って赭娼の受け取りを固辞するユティアさん。


「しかし、これは何十万Mもするモノですよね。それを無料でなんて……」


 タダで貰えるなら……とも思うが、こういったことはきちんとしておいた方が後々面倒臭いことにならない。

 タダ程高いモノは無いのだ。


「マテリアルは手持ちがありませんが……、何か代わりになるようなモノを」


 と言っても、七宝袋には機械種の残骸くらいしかない。

 堕ちた街で獲得したソルジャーとか、ケンタウロスとか……質が足りないなら数で補おうか……

 でも、あんまり嵩張っても持ち運びが難しくなるな。


「では、ヒロさん。代わりに私のお願いを聞いてもらっても構いませんか?」


 うーんっと頭を捻っている俺にユティアさんからの質問。


「はい……、俺にできることでしたら……」


 あ、まさか……故郷探しを手伝ってくれとか……

 街の名前を教えてあげるのは構わないけど、連れて行ってくれは、ちょっと……

 それを言われたら断るしかなくて……

 こんな価値のあるモノをタダてくれたのに、こっちはお願い事を断るってめっちゃ心臓に悪い。

 頼むから違うお願いにしてくれ!


 内心、ビクビクとしている俺へユティアさんはお願い事を口にする。


「エンジュに新しい機械種を従属させてあげてもらえませんか?」


「えっ! アタイ?」


 いきなり当事者にされて驚きの声をあげるエンジュ。


「はい、エンジュに戦力が増えれば、私達の身の周りも安全にもなりますし、ヒロさんのお手間を少しでも省けると思うんです」


 思わぬユティアさんからのお願い……というか提案。

 確かにそれは俺にもメリットがあることだ。

 今回の街でも、結局、表に出せる機械種の数の少なさが問題だった。

 であればエンジュの従属する機械種を増やせば、ある程度こちらを襲って来ようとするものをけん制できるだろう。


「分かりました。エンジュの為に従属する機械種を捕まえて来ますよ」


「よろしくお願いします。フフフ、まるで近所のお店に買い物に行くみたいな言い方ですね」


 まあ、この五色石も手に入りましたし。

 七宝袋の中には山ほど機械種の残骸が入っているから、そのどれかを引っ張り出して五色石で修理すれば容易い事。

 いきなり本番を修理するんじゃなくて、できれば一回試してみたいと思っていたからちょうど良い。


「ちょ、ちょっと、ヒロ? それにユティアも……、あれってユティアのモノなんでしょ! なんでアタイが……」


 俺とユティアさんが勝手に話を進める中へエンジュからの抗議。

 しかし、それを嗜めるようにユティアさんが説得に入る。


「エンジュ、これは私達の為でもありますし、ヒロさんにご迷惑をかけない為でもあるんです。大人しくヒロさんに任せなさい」


「でも、アタイには返せるものがないよ!」


 なぜか泣きそうな顔のエンジュ。

 エンジュの性格からいって、してもらうばっかりは耐えられないのだろう。


 さて、何と言って受け取ってもらおうかな。


 顔を真っ赤にしたエンジュは口をへの字に結んでいる。

 少しムキになっているのかもしれない。


 うむむ、ここはエンジュへのフォローが必要か……


「エンジュ、これは俺からのお返しでもあるんだ。俺とカイネルに絡まれた時、言い返してくれただろ。それに決闘の時も応援してくれた……、あの時さ、俺、とっても嬉しかったんだよ」


「ヒロ……」


「周りの皆が敵ばっかりで、でも、エンジュが力一杯応援してくれた。だから俺は勝つことができたんだ。おかげで色々報酬ももらえたし。そのお返しをしたいんだよ」


「そんな……あれくらいで……」


「それにエンジュが強くなってユティアさんを守ってくれたら、俺も安心できるし」


「…………」


「えっと、ほら。エンジュは俺のチームの団旗を作ってくれるんだろ。そのお礼でもあるんだ」


「……うん、アタイ、がんばって作るから……」


「うん。楽しみにしているよ。……ほら、泣かない泣かない」


 感情の高ぶりから目に涙を滲ませるエンジュ。

 そんなエンジュの涙をハンカチで拭ってあげる。


「グス、グス……ヒロ、ごめん」


「いいって。でも、早くいつもの元気なエンジュに戻ってね」


「うん……」


 

 最近ずっとトラブル続きだったから、エンジュも情緒不安定になってしまっているのだろう。

 

 エンジュの赤い髪に手を伸ばし、梳くように頭を撫でる。

 すると少し照れくさそうに眼を細めるエンジュ。

 その様子は頭を撫でられて喜ぶ子猫のよう。



 そんな俺とエンジュのやり取りを、優しい目をしたユティアさんが見守っていた。


 それは未来視の中では何度もあった光景だ。


 知らず知らずのうちに、この3人の関係が当たり前になってきているのが分かる。


 そして、ずっとこのまま3人でも良いかなっとも思ってしまっている。


 

 ヤバいな。

 未来視を見続けたせいで、また好感度が上がったようだ。

 特にエンジュへの好感度は、そろそろ雪姫を超えてしまいそう。



 ……そろそろ覚悟を決めた方が良いのかもしれないな。

 


ユティアの口から紅姫と赭娼について語られましたが、現実とややギャップがあります。

赭娼の巣はそこそこの頻度で攻略されていますが、紅姫の巣は長年誰も攻略できていない難所というイメージです。

赭娼であれば機械種グレーターデーモンの豪魔でも倒せますが、紅姫になると厳しくなります。

一対一ではやや不利といった感じでしょう。相性もあるので一概には言えませんが。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 300話おめでとうございます! しかし、ヒロのスペックが徐々に明らかになりにつれて、エンジュに気後れが生じてきてますね スラム時代にも似たようなことはありましたが、あの時はあくまでチームメ…
[一言] 恐らくユティアさんはもうヒロの異常さ……というかその強さから訪れるであろう激動の運命を察してしまったんだろうなぁ。 だからこそヒロから離れてもエンジュが生きていけるようにそんな願いを伝えたと…
[一言] まあ、やっぱり誠意は大切だよね。 仲間なんだし。 修理の宝貝が手に入ったけど活用するのはまたしばらく掛かりそうだなー。
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