覚醒
キスする寸前でお互いの従者に止められた俺達はお互いに叱られ、今はテーブルを挟んで座っている。
「それで助けてとはどうゆうこと?」
「それは‥‥」
俺が助けての理由を訪ねるとリリスは俺の後ろに立つライズにちらちらと目線を送る。
うん、言いずらいんだろうな~
でも後ろにいる侍女には目線を送らないってことは侍女は知っているのかな?
なんだ、俺が初めてじゃなかったのか
彼女の秘密を俺以外の誰かが知っていると分かるとなんだかむかむかしてきた。
「リリス?後ろの侍女の方は知っているの?」
一応確認の為に訪ねる
「あっはい、ロズは私の乳姉妹でもありますし、私達はお互いに信頼しているんです」
と笑顔で答えた。
後ろの侍女ことロズもどや顔でこちらを見てきた
ムカつくな‥‥
「では、こちらのライズも信じて頂けないでしょうか?彼は俺が最も信頼している男なのです、俺を信じてくれるならどうかお願いします」
俺はそう言いながら頭を下げた。
「え、アル!?そんな頭を上げてください!!」
頭を下げているので顔までは分からないが声色でリリスが慌てているのがわかった。
俺はゆっくり顔をあげる
慌てるリリスも可愛いいな‥
そんな事を考えていると
「わ、わかりました、アルがそこまで言うのであれば私も信じます!!ロズ?いいわよね?」
「お嬢様のお心のままに」
「リリス、ありがとう」
「アマリリス様、ありがとうございます」
リリスの言葉に俺とライズはお礼を言う。
「こ、こほん、では話しますね、」
「うん、お願いするよ」
リリスの確認に俺が頷くとリリスは真剣な顔をして語り始めた。
「私には前世の記憶があります」
☆☆☆
私の名前は西城香織
中学2年生だ
その日私は部活に行くために家を出た
自転車を漕いで交差点に入った瞬間
トラックが信号を無視して突っ込んできた
私は強い衝撃受けて意識を手放した
次に私の意識が目覚めたの10才の誕生日会でのことだった。その場で婚約者の話が上がり、さらに国の名前、その国の王子の名前を聞いた瞬間私は倒れたらしい。そして3日程高熱を出して寝込んだ。
熱が下がると私は西城香織として記憶を思いだし愕然とした。
この世界は私の姉が大好きだったゲーム
「君は僕の薔薇」
という乙女ゲームの世界だった
私はプレイしたことはなかったがパッケージの説明書きを見たり、姉からこの世界の登場人物にのろけや愚痴を聞いていた。
その話の中で、アマリリスはメイン攻略キャラの第一王子と婚約しており、ヒロインの男爵令嬢を虐め、最後には断罪されるいわゆる悪役令嬢なのである。
私は急いで父の執務室に駆け込み、
「お父様!!私には好きな人がいます!!」
と声だがに叫んだのだ。




