決意と涙
アマリリス改めてリリスと和やかにお茶をしながら談笑する俺、まさか俺が女の子とこんな話せるとは思ってなかった。こんなに楽しい時間を過ごせるならリリスが俺の婚約者になってくれて本当に良かったと心の底なら思ってしまう。
しかし、俺は聞かなくてはならない。
そう、あの事を‥‥
「リリス、ちょっと聞きたいんだけどいいかな?」
急に真顔になった俺にリリスは少しびくりとしたが俺が真剣なのを察してくれたらしく、リリスも神妙な顔をして頷いてくれた。
「俺とリリスは今日まで面識はなかったよ?」
「はい」
「それなのなんで俺を婚約者に指名したの?」
「‥‥‥」
そう、この理由が解らないのだ、
俺の疑問にリリスは笑顔で固まると下を向き黙り混んでしまった。
「リリス?」
「‥‥私を信じてもらえますか?」
リリスは顔をあげ、俺の眼をまっすぐみて聞いてきた。声や眼は何か決意が感じられる。俺は彼女の決意に一瞬怯み、顔を下に向けた。そこで見えたのは彼女の膝に置いた手だった。ぎゅっと握ってはあるがかすかに震えていた。俺はもう一度彼女の瞳を見る。今度はしっかりと視線と合わせる事で彼女の瞳の奥に見える怯えが感じ取れた。
彼女はなにかを抱えている。
俺はそう感じたのと同時に目の前にいる、少女を助けたいと思った。俺は彼女の膝におかれた手を両手で包むように握り、安心させられるように笑顔で答えた。
「もちろん、リリスを信じるよ。」
俺の返答が以外だったのかリリスは瞳を大きく開き
「ほ、本当に、信じていただけるのですか?」
彼女は戸惑いながら再度訪ねる。
その瞳には先程までの力強さは感じられず、逆にすがるような、助けを、救いを求めるような顔で聞いてきた。
俺はこの子、リリスを救いたい
その決意が決まった瞬間俺は立ち上がり、リリスの手を取り
「もちろんさ、俺は、アルフレッド・シェルザートはアマリリス・フルーラを心の底から信頼している。君が困っているなら俺は何に変えても君を救う。」
するとリリスは顔を赤くさせ、目尻に涙を溜めながら答えた。
「お、おねがぃします、わ、わだしを、た、だずげてくだざい!!」
リリスは泣き出し、俺の手を強く握りながら、俺に助けを求めた。




