表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/24

16.ウン=コジール、リタイア

キーンコーンカーン。

キーンコーンカーン。


「試験終了デス。シャーペンを置きなサイ。」


ウン=コジールはチャイムの音とともに守達のテストを回収し始め、その一連の作業を終えると彼はテストだけを手にして、何も言わずに教室を出て行った。


「だはー!疲れたー。やっと1時間だー。」


山田山田はウン=コジールがいなくなるとすぐに気の抜けた声を発する。


「守くーーん!今回()私が勝つからね!宣戦布告だよ!!」


1時間目のテストを終えるなり、守の元に駆け寄ってくるメアリーはかなりご機嫌だ。

どうやら先ほどのテストは自信があるらしい。


「俺は自信ないなー。多分今回も91点だわ。」


「ふふーん。私は負けないよ。守くん。」


ドヤ顔でそんな事を言ってくるメアリー。

守はイラッとして、(こいつッ!いつか思い知らしめてやろうか!?)と思ったが、守の本気を知らないメアリーの事がだんだん滑稽に見えてきた。


更に、メアリーは守の右腕に絡みつき「だから褒めて褒めて〜〜」と言いながら、頭を守にグリグリと押し付けてくる始末。


(くっ、こいつ……チコだったら可愛げがあらのだがな。)


シスコンの守には頭グリグリ甘えん坊攻撃は無効であった。


例えるなら、ゴーストタイプにノーマルタイプの技を使うようなもの。

メタルスラ○ムに魔法攻撃をするようなものであるのだ。


「…んで?西野と鳳凰院はどうだったんだ?1時間目のテストが終わったけど、欠点は回避できてそうか?」


メアリーの頭を仕方なくワシャワシャと撫でてやりながらそう聞く。


「ガハハハハハ!全然問題なかったぜ!!80点はあるぜ!!ガハハハハハ!」


高らかに笑い声をあげる西野美希。

やはりポテンシャルが高いのだという事を改めて実感させられる。

ほんの数週間の勉強でここまで仕上げてきたのだ。

天性の才能としか言えないほどだ。


「鳳凰院は?どうだった?」


守のその問いかけに、山田山田も耳を傾ける。

相当気になっていたらしい。


鳳凰院竜司はぐっと親指を立てて守達にそれを見せつける。

ドヤ顔だ。まるで独力でやりきってやったぜ、みたいな顔をしている。

元々の顔の気持ち悪さと相まって、相当に気持ち悪い絵面がそこにはある。


「そうか。それは良かったな。」


そう答えた守の右手は現在もメアリーの頭を撫でており、彼女の髪の毛はぐちゃぐちゃになっていた。

しかし、メアリーもメアリーで「えへへ〜。し〜あ〜わ〜せ〜〜〜。」とだらけきった顔を浮かべており、髪のことなど何も気にしていない感じだ。


「しかし、拙者がカンニングできたのも、守のおかげでござるな。」


「ん?何でだ?」


「テストの開始前。ウン=コジールを挑発していたでござろう?あのおかげで、ウン=コジールの目線はテスト中ずっと守氏の方を向いていたでござるよ。……熱烈な視線でござったよ。すごく怒っていたでござる。」


鳳凰院竜司は、苦笑いを浮かべて「恩にきるでござる!」と礼を言う。


「おお!なんかどういう事が全然わかんねーけど、すげーな!守!」


ポテンシャルは高いが馬鹿である。

西野美希は守の背中をバシバシと叩きながら"ガハハハハハ"と笑う。


「はいはい。分かった。西野。いてー。いてーから!?」


初めのうちはバシバシという音だったが、だんだん激しい音を奏でるようになり、流石の守も西野の腕を制止した。

その際、メアリーの撫で撫でも辞めてしまったので、「んー!もっと頂戴!」と懇願してくるようになった。

あまりにうるさ過ぎるので、守は再びワシャワシャと頭を撫でてやることにした。


「おいお前、強すぎだろお前。痛すぎるぞお前!」


「ガハハ。ごめんごめん。」


西野美希は反省の色を見せずに謝罪する。


「はぁ。まぁいいけど……あ。おい、鳳凰院。コレ次のテストのカンペだ。次も頑張るんだぞ〜。次は数学だ。気ぃ、抜くなよ。」


守はそう言ってバッグの中から取り出した小さな紙を鳳凰院に手渡した。


「ありがとうでござるよ。守氏!」


それをガシッと受け取り力強くそういう。

イケメンならば……この様な何のこともないシーンにも花が咲くのだが、鳳凰院(ブサイク)だとむしろホラー映像にも見える。



キーンコーンカーン。

キーンコーンカーン。


2時間目の予鈴が鳴る。

それと同時にメアリーは守の元から離れて、クランと一回転する。

すると先ほどまでぐちゃぐちゃだった髪の毛が、綺麗に整えられていた。


(はい?こいつ今何したの?)


と目を見開いて驚く守達。

それとは対照的に何もなかったかの様に席に着き鼻歌を歌い始めるメアリー。


その時、教室の扉がガラガラと音を立てて開く。途中でガガッと引っかかった感じになった事に、このプレハブのボロさを垣間見る事ができる。


「ココは、ドアの立て付けが悪いデース!」


ウン=コジールは悪態をつけながら入って来る。


「では、今から数学のテストを始めマース。テスト初日なので今日はこのテストで終わりデース。」


普通ならこの言葉の後には"頑張ってくださいね" みたいな言葉が入のがテンプレと言っていいのだが、この教師はそれを言わなかった。


まぁ、守達がそんなことは気にする筈もなく、守はウン=コジールがテストを配布している間、塾考していた。


(数学か……ウン=コジールの担当教科だ。

今のところの印象は最悪。奴はきっと俺らを嫌っている。…だからテストに何らかの細工をしている可能性がある。俺らに欠点を取らせるため。俺らを退学させるため……ふっ。笑える話だ。仮にそんなことをしていたら、教師の風上にも置けねー奴だな。…まぁ、そんな事を考えていても、しゃーねぇ。テストに集中するか。……)


キーンコーンカーン。

キーンコーンカーン。


本鈴のチャイムが鳴る。


「始めなサイ!」


守はその声とともにテストの問題用紙を開く。

そして、驚愕した。


(!?…問題が…違う!…それに、π > 3.14の証明……だと?)


この問題は超難関大学の入試問題だ。


守は顔を上げて、ウン=コジールを見る。

すると、守を見下す顔がそこにあった。

ざまーみろとでも言いたげな顔だ。


再び問題用紙に目をやり全ての問題に目を通す。

すると……"このテストはレート1専用テストです。" と注意書きされていた。


(くそっ!あの()野郎!完全に潰しにきてやがる!)


まさに糞である。

ウン=コジールはう○こ汁なのだから!


(まずい事になった。

鳳凰院に渡したカンペは無意味だ。

テストの問題が全て変えられていやがる。

しかもこの難易度!尋常じゃねぇ!恐らく俺らはレート1だから、このテストの事を訴えたとしても何も信用されない。

……このくそが!取り敢えず問題を解くのが先決だ。

カンニングのことはそれからだ!)


守はガシッと短い鉛筆を握り、問題を解き始める。

それを見ていたウン=コジールはニヤッと不敵な笑みを浮かべる。


(ざまぁ見なサーイ!小山守!

いつも、いつも91点ばかり!鬱陶しいデース!!デモ、このテストでお前の記録は破れマース!!

そして、鳳凰院竜司や西野美希も…いつかは他の奴らも、全員退学デース!!)


勝ち誇ったかの様なウン=コジールの顔はレート1の生徒達を見下していた。











教室の中に響くのは時計の針の音だけ。

今の時刻は10時10分。

テスト終了まであと30分。


そんな時、守が静かに鉛筆を机に置いた。


(よし……できた。91点の答案の完成だ。)


守は心の中で一言、そう呟くと考え込む様にして両手を顔の前で組む。

その手にはカンペと思われる小さな紙が握られている。

どうやら問題を解くのと同時に鳳凰院竜司と西野美希のカンペを作っていたのだろう。


(テストの終了時間は10時40分。

今の時間は、10時10分だから残り30分。

数学のテストだから途中式を飛ばして答えだけカンニングすれば、5分もあれば全部写せるはずだ。

今回はテストが難しすぎるから西野にもカンペを渡して置いたほうがいい。……

しかし、問題はそこじゃない。どうやってこのカンペを鳳凰院と西野に届けるかだ……)


守は考える。

残り時間は鳳凰院竜司と西野美希が答えを書き写す時間を除けば実質25分。


それまでにカンペを鳳凰院竜司と西野美希に届けなければならない。


(トラップ……使うしかないか……)




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






「トラップって言っても、どんなの作るんだ?」


まだ1時間目のテストが開始されていないこの日の朝。

山田山田は黙々と何かを作っている守に聞いた。

当の本人である守はメアリーに足をホールドされており、メアリーはヨダレを垂らしながら彼の足の上で寝ている。


「まぁ、待て。慌てるな。」


「守氏。トラップの必要は無いでござるよ。

お主が答えを知っているでござるからな。」


鳳凰院竜司と西野美希が既に学校に登校した後の時間帯であるので、もちろんその2人は教室内にいる。

西野美希は学校に来るなり、すぐに勉強し始めた。

ただ、足を机に乗せながらの勉強なので真面目にというわけでは無い。


「鳳凰院はやっぱりバカだな。西野を見習え。もし不測の事態があった時お前、どうするんだよ。」


はぁ。とため息をついて鳳凰院竜司の問いに答えてやる。


「……………………よし。出来た。」


その守の言葉に山田山田と鳳凰院竜司はその何かを覗き込む。


「……守氏?これで完成でござるか?」


「あ、あぁ。なんか随分と簡素だな。」


それを見て唖然とする山田山田と鳳凰院竜司。

だが、それも仕方ないのかもしれない。

というのも守が作っていたのは、学校に備え付けられている掃除用具のバケツの取っ手部分にピアノ線を括り付けたものだけだったのだ。


「ああ。だがこれで十分だ。この簡素さが良いのさ!」


「守。これで教師の視線を妨げることができるのか?一瞬じゃダメだぞ?せめて10秒以上は欲しいぞ?」


「いや。多分いける。作戦がある。…と言っても、ごく単純な作戦だ。」


そう言った守はバケツに大量のローションを流し込みながら悪魔のような笑みを浮かべていた。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






時間は戻り、守は机の中からそっとハサミを取り出し、ウン=コジールからは机で隠れて見えない糸を静かに切った。


ガチャン!!!!!


するとその直後、教室の後ろに備え付けられている掃除道具入れから大きな音がする。


「!?」


その大きな音にウン=コジールだけが驚いている。

がしかし、すぐに冷静な顔になって笑い出した。


「あなた達!さでは、何か企んでいますネ?

あんなに大きな音が聞こえたのに驚かないなんて、普通あり得まセン!」


ウン=コジールはニヤついた表情を浮かべ、掃除道具入れに近づこうとする。

だが、すぐにその足を止めた。


「……マサカッ!…ふふふふふふ。分かりまシタヨ!私が掃除道具入れを確認している時に監視の目が無くなるから、その隙にカンニングしようというのでスネ!…ですが残念デス!私はあなた方から目を離しまセーン!」


ウン=コジールはテストに取り組んでいる生徒達を監視し続けるために、後ずさりをしながら掃除道具入れに近づいていく。


(馬鹿デース!やはりレート1デース!この私がこんな子供騙しに引っかかる訳無いデース!)


後ろ向きに歩きながら、性格の悪そうな笑みを浮かべる。


しかし、その次の瞬間、ウン=コジールの視線が天井を向いていた。


(!?一体なんですか!)


守はこの時密かにニヤッと笑っていた。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







数時間前。


「作戦?何だよ。それ。」


「ああ。この作戦を実行するにはお前らの力が必要だ。」


「…お、おう。それで?どんな作戦だ?」



「ああ。教えてやる。…俺の作戦はこうだ。」



先ほど守が作っていたピアノ線付きのバケツにローションを4リットル入れた状態で、を掃除道具入れに吊るして入れて置く。

そして、そのピアノ線を守の席に固定し、守がピアノ線を切ったらバケツが落下し、それによりローションがバケツから流れ出すようにする。

そうすれば、若干の隙間のある掃除道具入れからもローションが零れ出し床全体に広がる。

更に、余ったピアノ線を適当な位置。

今回の場合だと、掃除道具入れから2メートル離れ、床から170センチの高さところにピアノ線を固定しておけば、ウン=コジールがローションで滑った拍子にピアノ線が彼の髪の毛を根こそぎ刈り取ってくれる。

これは守が計算したので間違いないだろう。


最後は鏡だ。

男という物は髪の毛を大事にする。

女の子にモテたいのであれば髪の毛が部分的に無いのは致命的であるし、社会的にも恥ずかしさや劣等感が生まれてしまうからだ。

では、それほどの大事な物が一瞬にして無くなってしまったことに気づいたら、人間はどうなるだろうか。

驚きのあまり発狂するだろうか。

それとも絶望し呆然とするだろうか。

正直言って、その先はどうなるか分からない。

だが、一つだけ確実なことがある。

それは、生徒達を監視する事など考えではいられなくなる。

だから最後の詰めとして鏡をその付近に置いておけば、それだけで良いのだ。

きっと好奇心が鏡に手を伸ばさせる。

好奇心に勝てる人間などそうそういるものではない。


つまり、その隙を狙ってカンニングをすればいいのだ。

これが守の考え。作戦である。




「…なぁ。守。それ大丈夫なのか?」


山田山田が重々しく口を開く。


「ん?どうしてだ?」


「いや。お前のピアノ線で髪の毛を刈り取るって言うのは計算して理論上可能何だったのは分かる。

多分お前の計算だから大丈夫なんだろう。

だが、ウン=コジールが床に広がったローションに気づかないか?普通は気づくだろ。

テカテカしてるし。…」


「そうでござるなぁ。拙者も馬鹿でござるが、そこには違和感を感じたでござる。」


不満をこぼす2人は不安の表情を露わにしている。

メアリーは未だに守の足をホールドしながら寝ている。時たま、"守く〜ん。お〜か〜わ〜り〜。"と謎の寝言を言っているがそれは無視して守は喋り始めた。


「そこでお前らの力が必要なんだよ。」


「どう言う事でござるか?」


「簡単な話だ。バケツが落下した時、その音に反応せずにひたすらテストに取り組み続けてくれ。」


「……?どう言う事だ?それをしたところでどうなるってんだ?」


山田山田はクエスチョンマークを浮かべる。

鳳凰院竜司も理解が追いついていない様子だ。


「じゃあ、言い換えて言う。…お前らはまるで事前にバケツが落下する事を知っていたかのようにテストに取り組み続けてくれ。」


守は足に付いているメアリーを引き剥がそうとしながらそう言う。

流石にもう鬱陶しくなってきたようだ。


「……そうか。つまり…」


山田山田が何かを感づいたかのように、声を上げる。


「そうだ。つまり、バケツの落下を事前に知っているかのような態度を示し、ウン=コジールに不信感を植え付け、敢えて俺らから目を離さないようにする。

そうすれば掃除道具入れに行く道中は自然と後ずさりをするような形になる。」


「つまり!床に広がったローションには気づかず、そのままノックアウトか!」


守がニヤッと笑みを浮かべて

「そう言う事だ……」と言う。


「……よく分からないでござるが、なんかすごいでござるな。」


「ああ。これなら不測の事態があっても、何とかなるかもな……」


山田山田は関心、と言うよりむしろ尊敬すら感じていた。

単純な作戦。簡素な罠。

それらは守の手によって、天才的な奇策にも必殺の武器にもなった。


山田山田は頬を流れ落ちる一滴の汗を拭き取りながら、メアリーを引き離そうとする守を見て思った。


(こいつ。天才だわ。正直、何年かかっても敵う気がしねぇ。…こいつからは底が見えねぇわ。)





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





再び時は戻り、ウン=コジールは宙を浮いている。

ローションに足を滑らせたのだ。

それと同時にピアノ線が彼の髪の毛を刈り取って行く。

0.1ミリでもズレたらウン=コジールの皮膚は削り取られるほどのギリギリの距離だ。


そして、ウン=コジールが思考する間も無く頭から床に身体を落とす。


ゴリッ!!!


「いったぁぁぁぁああーーーー!!!」


ウン=コジールは頭を抱えて悶える。


!?


そして気づいてしまった。

触り心地で気づいてしまった。

髪の毛が…毛量がいつもよりだいぶ少ない。


ウン=コジールは焦りを感じた。


その証拠として思考の中で、

(あれ?私の髪の毛…少なくない?あれ?いつもより。少な……やっぱ、少なくない?あれ?ちょっと待って。え?嘘?え?)

キャラが崩壊していた。


その中でふとあるものの存在に気づいた。

2枚の鏡だ。


普通なんでこんなところに鏡があるのか不思議に思う筈なのだが、今のウン=コジールにはその余裕がない。


彼はその鏡を手に取り、合わせ鏡のようにして、自分の後頭部を見る。



ウン=コジールの目に飛び込んできたのは、ミステリーサークル。

巨大なミステリーサークルだった。


白い頭皮が丸見えになっており、後頭部から頭頂部にかけてのみスキンヘッドになっている。


ガチャン。ガチャン。


それを見たウン=コジールは脱力し鏡を落とすと同時に自らも泡を吹いて倒れる。



「作戦成功。俺らの勝ちだ。」


守が"ふぅ。"とため息をつきながらそう言う。

その時時計はすでに10時30分の針を刺していた。








その頃、三条穂鳥はと言うと。

数学のテストを全て解き終えてどうしようもない感覚に悶えていた。


(あー!私ったら!どうしてテストを解き終えたからと言って、テストの裏紙に守さんの顔を描いちゃったのですかーー!)


じれったい悩み。

好きすぎて自分の恋心に気づかない。


彼女の頭は守でいっぱいだった。



今回もありがとうございます!

そろそろヤンデレ出そうと思います。


ところで皆さんは、下着姿の女の子と水着姿の女の子。

どちらがタイプですか?


そのことで、自分の友人がものすごい大論争を起こしていました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ