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幼馴染に告白したいのに、金髪美少女(子持ち)が全力で迫ってくる  作者: 向原 行人
第3章 大ピンチ! 幼馴染みと金髪母娘

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第23話 太もも

「それじゃあ、おやすみー」


 家に居ても良いという話をしたからか、リナさんが笑顔で僕の部屋を出て行った。

 しかし今更だけど、僕に子供や孫が出来た時のために、小さな子が苦手なのを克服するって、一体何年後を見越しているのだろうか。

 だけど、明日香と上手く仲を戻す事に成功して、そのまま付き合う事になって、更に結婚する事になって、更に更に子供が生まれた時に、我が子を触れないなんて事態に陥ってしまったら困るのは確かだ。

 いや、自分でも話が飛躍し過ぎている事は分かっているんだけどさ。でも明日香だって、既に育児の事とか考えているみたいだし、それに今時、子供の事は全て母親任せだなんて有り得ない話だろう。

 いろんな事を考えてしまったけれど、リナさんが僕の近くに居るのも後数日だけだ。


「あと数日だけ……か」


 一瞬頭に過った、少し寂しくなるという感情を打ち消すように首を振ると、お風呂へ。

 よくよく考えれば、今日は一日殆ど何もしていない事に気付く。それから、ずっと眠り続けていたせいか、全く眠くない事にも。

 最悪、明日の夜まで起きて居ようと思っていたけれど、窓の外が薄らと明るくなり始めた頃には、あれだけ寝たというのに眠くなってきた。

 目を閉じ、夢の世界へと旅立とうかという所で、何かが触れた気がする。それは、温かくて心が和み、気持ちが落ち着く不思議な感触で、すぐさま僕を眠りへと誘った。


……


「……ちゃん。お兄ちゃんってば。もう、朝だよ。そろそろ起きてよー」


 ペチペチと肩を軽く叩かれて起こされると、ぼやけた視界の中に優子の困ったような、呆れたような顔が映る。


「あ、おはよ」

「おはよう。幸せそうな所を邪魔して悪いんだけど、そろそろ朝ご飯食べてね」

「何の話?」

「何って、二人の話よ。どっちも幸せそうな寝顔で……ごちそうさま」


 まだ何も食べていないというのに、意味不明な事を言いながら優子が部屋から出て行く。

 一先ず優子の言う通り身体を起こそうとして、僕はようやく気付く。


「あの、リナさん? 何してるんですか?」

「……ふぁー、優ちゃん。おはよー」


 昨日の夜の話は夢だったのか? 僕はリナさんの夫では無いって、分かったんじゃなかったっけ?

 それなのに、どうして今日も僕に抱きつきながら、リナさんとミウちゃんが眠っているのさっ!


「リナさん。昨日の夜に、僕と話をしませんでしたっけ?」

「うん、したねー。夜更かししちゃったから、ウチもまだ眠いかな」

「眠いかな……って、リナさんの夫が、川村優太っていう人だっていう話でしたよね?」

「そうだよー。でも、ミウは優斗さんの事を優ちゃん――パパだと思ってて、朝方に『パパいないー』って泣き出しちゃったから」

「もしかして、今まで毎朝僕のベッドに居たのって、ミウちゃんが寂しがるからですか?」

「それも一つの理由かな。でも、ミウだけじゃなくて、ウチも寂しいもん」


 いや、寂しいもんって、ミウちゃんはまだしもリナさんは僕に抱きついて良いの!? 後で大変な事にならない? 修羅場に巻き込まれるのは嫌だよ?

 ただ、流石にリナさんも不味いと思っているのか、シースルーで胸とパンツが見えまくっていた服から、キャミソールとパンツだけの服に代わっていて……って、あんまり大差が無いよ!?

 むしろ下半身から半透明の薄い生地が無くなって、リナさんの脚が僕の脚へダイレクトに絡められているから、密着度がアップしてない!? 太ももがムニムニしててスベスベで、最高……じゃなくて、いろんな意味でヤバいからっ!

 故意か偶然かは分からないけれど、モゾモゾスリスリとリナさんの脚が動き、僕が身じろぎしていると、


「パパー! だっこー!」


 目を覚ましたミウちゃんが、いつもと変わらない眠そうな顔で抱っこを求めてくる。

 リナさんとは僕が父親じゃないって話がついたけど、二歳に満たないミウちゃんに、父親そっくりの僕を前にして、実は他人だったと言っても理解出来ないか。


「ね? という訳で、家に帰る準備が整うまでは、今まで通りにさせてもらうな。優ちゃん」


 リナさんが、僕が理解したのを見計らって声を掛けてきた。

 少なくともミウちゃんの前では、父親扱いは続くようだ。


「それにな。今のままの方が、優ちゃんにも良いと思うねん。小さい子に慣れて貰うのに」

「あー、昨日言っていた話ですね」

「そうそう。ウチが今までと呼び方変えたり、急によそよそしくなったらミウも困惑すると思うし」


 確かにそれはリナさんの言う通りかもしれない。

 小さな子供でも、親の感情を読みとっているとテレビか何かで見た気もするし。


「というわけで、優ちゃんが小さな子に慣れる為の第一弾。先ずはミウのお着替えをやってみよー! あ、もちろんウチもフォローはするからね」

「いや、ミウちゃんの着替えって、いきなりハードル高くない!?」

「それは、女の子を着替えさせるのが恥ずかしいとか? だったら、先にウチで女の子の裸に慣れとく?」

「そういう事を言っているんじゃなくて……あぁぁ、脱がなくて良いですよっ!」


 キャミソールを捲り上げ、下乳まで見えてしまった所でリナさんを止め、僕はミウちゃんの着替えにトライする事になったのだった。

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