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聞いてください!僕の幼馴染は頭がおかしいんです!

作者: 静野月

僕の名前は、一之瀬朔いちのせ さく

顔は平均以下。慎重も平均以下。学校の成績も平均以下。運動神経も平均以下です。

趣味はエロゲーと読書。あー、読書と言っても、エロい同人誌限定です。

性格は暗いほうで、あまり人と関わるのが苦手。

妄想癖があって、いつも頭の中で女の子たちに言葉では言えないようなことをしています。

最近は、厨二病という重い病にかかり、学校もサボりぎみ。

完全な、ヒキオタニート予備軍で、クラスの女子からはキモイと言われています。


そんな僕には、田丸たまるキララという女の子の幼馴染がいます。

同い年の十七歳で、家は向かいの豪邸です。


キララちゃんのお爺さんは、誰もが知っている田丸グループの会長さん。

だから、キララちゃんは生まれながらのお嬢様で、執事とかメイドのいるお屋敷に住んでいるのです。


キララちゃんは、誰がみてもうっとりするような美少女。

目はぱっちり二重で、小さい唇はプルプルのピンク色で、腰まで伸びた黒髪はサラサラのキューティクルヘアーの完璧なスタイル。

性格も、天然記念物ものの大和撫子。

お金持ちだからって高飛車じゃなくて、散歩下がって後ろから着いてくるような奥ゆかしいタイプです。


しかもキララちゃんは才色兼備で、学校の勉強もさることながら茶道やピアノもやっていて、合気道の達人です。

困っている人がいると、ついつい助けてしまうというお人好しな所もあり、友達からも慕われています。


でも、そんなキララちゃんにも、苦手なものがありました。

それは料理です。

たまに、真っ黒こげの恐ろしいクッキーや、潰れて原型が分からないオニギリなどを食べさせられます。

それでも、一生懸命に作ったものなので、僕は全部食べますが、その後は必ず胃薬のお世話になります。


明るいし、優しいし、可愛い、僕の幼馴染。





でも、キララちゃんは頭がおかしいんです。





「サクちゃんが好き」と、言うのですから。

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