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ボク、女の子になって過去にタイムリープしたみたいです。最推しアイドルのマネージャーになったので、彼女が売れるために何でもします!  作者: 奇蹟あい
第十四章 定期公演 ~ Monthly Party 2024 -25~ #11編

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第61話 新垣春&水沼渚~生誕祭2025☆カエデ好き放題スペシャル~ その6~ボクの王騎将軍のコスプレはスルーですか?

 意外と簡単に着替えができたな。

 見た目がっちりした鎧だし、何かの金属製だし、もっと重くて取り扱いが大変なのかと思っていたよ。でもこれ、何の素材だろう? めっちゃ軽いのに触った感じは金物の音がするし。んー、フィット感がすごいな。まるでなにも着ていないかのようにジャストフィット! 良いじゃん、王騎将軍!


「着替え終わったよー」


「はい、それではエントリーナンバー2番のはるさん、こちらへどうぞ」


 レイのコールを受けて、ハルルが鼻息荒くステージ中央へと向かう。


「カエデちゃんの次ですからね! 私もかわいい歌を歌うわよ!」


 アイドル好きのハルルさん。

 こういう企画は楽しくて仕方ないんでしょう。


 って……ナチュラルにハルルの番になっているんだけどさ……ボクの王騎将軍のコスプレはスルーですか?


「コココココココココ」


 みんな! ボクのことをちょっとはいじってくれ!


「かえでくん、今ははるさんの番なのでお静かにおねがいします」


 なんでだよ!

 わざわざコスプレしているんだからいじってくれよ!

 こっちは六大将軍だぞ!


「カエちゃん……」


「なになにナギチ⁉」


 ナギチはボクのことをいじってくれるのかな⁉


「その肩のでっぱりがぶつかっていたいの。ちょっと離れてくれない?」


「あ、はい……すみません」


 鎧のね、つばの部分って言うのかな? たぶん矢を避けるためのやつがね……。

 今のボクってば、すっごい肩幅だもんね……。


 だから誰だよ、こんな衣装用意したやつは⁉

 めっちゃ邪魔者扱いじゃん!

 変なあごひげもつけたのに!


「はるさんの衣装は81番に決まりました。どんな衣装なのか見てみましょう」


 完全にボクの存在を無視した状態でルーレット抽選が終わる。ドローンカメラが衣裳部屋へと飛んでいった。

 

 ハルルも変なコスプレを引け!

 なんかこう、日本のサムライとか良いんじゃない⁉ ちょんまげつけようよ! ちょんまげ!


「81番の衣装は……坂道風のワンピースですね。とてもかわいらしいです」


「やった~! 私、ちょっと着てみたかったのよね~!」


 なぜだ!

 普通に当たりじゃん! こんなの罰ゲームにならないでしょ!


「あのカーテンの中で着替えれば良いのかしら?」


 衣装が届くや否や、それをもって着替えを始めようとするハルル。


「はるさん、お歌を歌ってからにしていただかないと困ります」


「あ、そうだったわね。もう早く着替えたくって♡」


 どんな罰ゲームだよ……。

 もはやただのご褒美じゃん。


「曲目の抽選をおねがいします」


 レイが端末をハルルの前に差し出す。


「は~い。せっかくなら坂道系の曲が良いわね~」


 いやいや、ハルルさんや。衣装は今の無地のTシャツのままで歌うんですよ? そのワンピースに着替えられるのは、曲を歌い終えてからですからね?



 ピッ、ピッ、ピィィィィ!


 画面のパネルが止まり、ハルルが歌う曲が決まった。


「それでははるさんに歌っていただくのは、『みんなみんなキミのせい。ボクはキミに恋をする』です」


 えっ、知らない曲だ!

 アーティストは、≪わたしたちはみんなの嫁ちゃん≫? このアイドルグループ……誰?


「えっと……。どう……しよう……」


 どうやらハルルも知らなそうだ。

 昔のアイドルとかなのか⁉


「あ~、≪わたしたちはみんなの嫁ちゃん≫だ! 最近キテいるグループよね☆」


 まさかの知っている人がいた!


「ナギチ……このグループ知っているの?」


 適当に言っている?


「えっ、カエちゃん知らないの? メジャー間近の≪わた嫁ちゃん≫だよ? 今すっごい人気で~。『キミ恋』なら、私のプレイリストにも入っているもん」


 マジで……。マジだ……。

 ホントにナギチのプレイリストにいました……。


 じゃあこれは、ボクとハルルが勉強不足ってことか……。


「はるさん、スタンバイをおねがいします」


 この様子を見ても、レイが容赦なく進行していく。

 どう見てもハルルには歌えない……。


 つまりは15秒生着替えの罰ゲームが執行される……。


「どうしよう……」


「はるさん、パスを使用しますか?」


 えっ、パス⁉ そんなルールあったっけ⁉


「ぱ、パスします!」


「パスは1人3回までです。1回分を消費してパスを認めます。それでは誰にパスしますか?」


 あ、そういう感じ?

 この曲をスキップして歌わないってわけじゃなくて、誰かほかの人に順番が回って歌うルールなのね?

 ナギチが「私に来い」ってすごいアピールしているぞ!


「ナギサで!」


「『みんなみんなキミのせい。ボクはキミに恋をする』の歌は、はるさんからなぎささんへパスされました。なぎささん、スタンバイをおねがいします」


「ナギサ! お願いね!」


 祈るようなポーズのハルル。


「は~い☆ 歌っちゃうぞ~☆」


 お、おお!

 ナギチが自信に満ち溢れている!

 

 どんな曲なんだ!

 メジャー間近の≪わたしたちはみんなの嫁ちゃん≫っていうグループの『みんなみんなキミのせい。ボクはキミに恋をする』か。

 興味が湧いてきた!


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