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ボク、女の子になって過去にタイムリープしたみたいです。最推しアイドルのマネージャーになったので、彼女が売れるために何でもします!  作者: 奇蹟あい
第十二章 定期公演 ~ Monthly Party 2024-25 ~ #9編

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第24話 『メイメイのゲリラ雷雨』第65回目2

「わたしも配信参加する~♡」


 って、ルーナちゃん⁉

 いつの間に現れた⁉


「ルーナちゃん……いらっしゃいませ~」


 メイメイが歓迎の意を示す。

 でも表情が一瞬だけ、ほんの一瞬だけ暗くなったように見えたのが気になる。

 やっぱりルーナに対して思うところがあるのだろうか。「憎むことはできない」って言っていたけれど、やっぱりモヤモヤは残っているんだろうなあ。なんでメイメイに執拗に絡んできたのかとか、何でお母さんの名前を出したのかとか、その辺りは一切語られていないからね……。いずれ麻里さんを交えて話をしなければとは思っているけれど……。


「早月ちゃん、好き~♡ チュ~♡」


「あ、コラ! ボクのアイドルにお触り禁止!」


 まるでふわふわした雲のように飛んできて、メイメイの首に絡みつくルーナを引き剥がす。

 公衆の面前でキスなんてされたらたまらない!


「楓ちゃんのケチ~。わたしは早月ちゃん推しなの~」


「それはそれはどうも。CDをご購入いただき、オンライン個別トーク会の枠を予約してくださいね」


“塩対応w”

“ルーナちゃんかわいそw”

“ルーナPにも予約させるのかよ!”

“ルーナちゃんの予約枠はいつ開放されますか?”

“ルーナちゃんチュッチュ”

“ロリコン?”

“美しい少女を愛でる会のほうからきました”

“メイメイさんの枠、100枠買いました!”

“さすが……”

“さすサイキ”

“気合入ってるな”

“次こそは握手会を頼みます”

“握手会はトラブルも多いからな~”

“オトク会でも良いよ。メイメイと話せるなら”


 そうね。みんな薄々はわかっているよね。

 ライブはお客さんを入れてやれるようになったとしても、やっぱり握手会の実現って、別の意味でなかなかハードルが高いんだよ。ファンの人数も増えてきたし、古参だけでワイワイって感じでもないからね……。


「は~い、ここで宣伝させてくださ~い! チュッ♡ バキュ~ン♡」


 ルーナが手で指鉄砲の形を作り、人差し指にキス。固定カメラに向かって鉄砲を撃つ仕草を見せた。

 コメント欄が「うっ」とか「バタン」とか「撃たれちゃった」発言で埋め尽くされていく。お前らノリがいいな……。


「宣伝? 何か情報を持ってきてくれたのかな?」


「なんですか~? そこの熱闘風呂に入ってガマンできたら、30秒だけCMして良いですよ~」


 ここ、ボイストレーニングブースだし、熱闘風呂とかないからね。

 

「それでは熱闘風呂に入りま~す。早着替え用のスペースはどこかな~」


「ルーナちゃん……いちいちメイメイの小ボケに乗らなくて良いから。早いところ宣伝とやらをちょうだい?」


 痛い痛い。

 メイメイ、無言で背中を叩かないで。

 熱闘風呂ね……たぶん朝西の映像特典辺りでいずれ出てくるんじゃないの? 知らんけど。


「1秒待ってね。ん~はい!」


 1秒。

 そう言った一瞬の間に、カメラの前でルーナが衣装チェンジをする。

 真っ白なノースリーブのワンピース。

 『チーム・ホワイト』の衣装だ。


 でも……カメラ前で早着替えはやめて……。コメント欄が「マジック?」「合成?」ってざわついちゃっているじゃん。種も仕掛けもないのはダメだって……。


「どう? ルーナちゃんかわいい? かわいい~って思う人は、『ルーナちゃんかわいい♡』しよ♡」


“ルーナちゃんかわいい♡”

“ルーナちゃんかわいい♡”

“ルーナちゃんかわいい♡”

“ルーナちゃんかわいい♡”

“ルーナちゃんかわいい♡”

“ルーナちゃんかわいい♡”

“ルーナちゃんかわいい♡”


 あー、コメント欄がバカになっちゃった……。

 まあでも、その調子で早着替えのことは忘れてもらって……。


「いや~ん♡ みんな『ルーナちゃんかわいい♡』って♡ 楓ちゃんは? 楓ちゃんは『ルーナちゃんかわいい♡』してくれないの?」


 そんな上目遣いで……。

 その顔は反則だって……。


「……ルーナちゃんかわいい」


「聞いた? みんな聞いちゃった? どうしようどうしよう! 楓ちゃんが『ルーナちゃん好き好き結婚して~♡』って! どうしよう? わたし、結婚しても良いかな? カナ⁉」


「言ってません。ノー結婚!」


 まったく……。

 こんな話題を配信で公開していたらさ、痛い目を見るのはルーナちゃんだよ?

 ボクは知らないからね?


「コラ~~~~~~~~~~~~!」


 ほら、来ちゃった。


「私のカエデちゃんに何してるんじゃ~~~~~~~~~~!」


 絶対見てるんだから、気をつけないと……死ぬよ?


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