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ボク、女の子になって過去にタイムリープしたみたいです。最推しアイドルのマネージャーになったので、彼女が売れるために何でもします!  作者: 奇蹟あい
第九章 定期公演 ~ Monthly Party 2024 ~ #6編

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第15話 北海道ではだいたい1食に1人5kgは食べますよ~

「楽しいメインディッシュ、ジンギスカンの時間ですよ~。さっきラム肉を外に出して常温に戻しておいたのでそろそろ食べ頃かな~♪」


 メイメイがスキップしながら食材置き場のほうに向かっていく。

 これはまずいぞ……。

 

「ねえ、みんなまだ食べられる? ボク、けっこうもうお腹が……」


「私も……」


「わたしは限界です」


「わたくしは……も、もうお腹いっぱいですわ」


 ウーミーさん……その雰囲気はまだまだいけそうですね。ボクたちの分までたっぷり食べてね♪


 よし、これで人柱は用意できた! メイメイが1人ジンギスカンにならなくて済む! ボクはもうほとんど食べられないけど、とりあえず気持ちだけ参加しよう!

 

「まずはもやしと玉ねぎを~。玉ねぎは細切りがおいしいですよ~」


 おお、これがジンギスカン鍋! ドーム型っていうか、真ん中が山みたいに盛り上がってる。タジン鍋もこんな形だっけか。あれ、なんか違うかも。


「最初はお肉本来の味を堪能してもらいますよ~。鍋が温まって野菜に火が通ってきたら~、生ラム肉をたっぷり乗せて~」


「生ラム肉? ジンギスカンってタレに付け込んだ羊肉じゃないの?」


 このラム肉、まるで馬肉みたいに真っ赤で新鮮そう。しかもなんだか分厚い。ボクが知っているジンギスカンのお肉って小っちゃくて薄切りにしているのだけど、これはぜんぜん違う。分厚くておいしそう……。お腹いっぱいだけどちょっとだけ食べてみたい……。


「私はタレに付け込んでいないラム肉が好きです~。焼き加減はレアで塩をかけていただくのもおいしいですよ~」


「塩だけ? それで臭みは取れるの?」


「マトンではなくてラムなので、そこまで臭みはないですよ~。むしろこれくらいは羊の香りがしないと物足りないくらいです~」


「なるほどね」


 そうか。まだ若い羊の肉だから臭くないんだ。

 羊だから牛と同じでレアでも食べられる……。めっちゃ食べたい! 塩で食べてみたい!


「おいしそう……」


「そろそろ食べてもいい頃合いですの?」


「わたしも1口だけ食べたいです」


 メイメイのジンギスカン講座を聞いて、みんな食欲が湧いてきたみたい。


「野菜と一緒にお皿に取るんですよ~。肉の脂がしっかり落ちてますから、野菜と丸めて一緒に食べましょう~。この岩塩をサササッと♪」


 うわー、めっちゃおいしそう!


「「「「いただきます!」」」」


 分厚いラム肉の上に、もやしと玉ねぎを乗せる。軽く丸めてから口の中へ。

 

「うまっ」


 なにこれ、うまっ!

 蕩けるじゃん……。

 羊うまっ!

 え、これがジンギスカンなの? 今までボクが食べていたあのペラペラのやつは何? こんなの北海道の人が毎日食べるのも頷けるわ。うますぎる! もしかして牛超えた? タン塩を超えたんじゃない⁉


「羊の匂いってぜんぜん臭くないのね。とってもおいしいわ!」


「鼻に抜ける香りが独特でくせになります」


「これでヘルシーなんですの? いくら食べても太らない脂ですの?」


 みんな大絶賛だ。

 羊肉最高!


「北海道ではだいたい1食に1人5kgは食べますよ~。ラム肉はカロリー0なので、ぜんぜん太りませんよ~」


 さすがにそれはウソでしょ……。

 羊だろうが牛だろうが5kgは人間の胃に入るわけがない。メイメイ以外はね……。


「5kg食べても太らないなんて夢のようですわね」


 いや、ウーミーさんは最低でも体形キープか、あわよくばもう少し太ってもらわないと困るんですよ。ファンのみんなが待っているんですからね?


「塩だけじゃなくて、つけダレもあるんだっけ?」


「ありますよ~。これですよ~」


 メイメイが小瓶からお皿にタレを注いでくれる。


「おお、なんか独特な香り。味噌が入っているのかな? つけてみよう」


 ちょっと辛めな感じのするつけダレに、ラム肉をちょんとつけて……うまっ! これもうまっ!


「何してもおいしいのずるくない?」


「もうラム肉しか食べられないかも!」


 ハルルの顔が緩みすぎて、今にもほっぺたが落ちそうだ。

 でもその意見には賛成せざるを得ない。ラム肉うまっ!


「さつきさん、提案があります」


 箸をおいたレイが真剣な表情でメイメイを見つめる。


「レイちゃんなに~?」


「ジンギスカンとてもおいしいです。ですが、もうお腹がいっぱいなので、残りは夜にもう一度焼きませんか? どうか夜まで待ってください。お願いします」


 レイが頭を下げる。

 まさか食べ物のことでレイが人に頭を下げるなんて……。これは大事件では⁉


「ん~、わかりました~。夜は漬け込んだマトンのジンギスカンと、焼うどんですよ~」


 何そのおいしそうなメニュー!

 これはレストランに行っている場合じゃないね! 夜もキャンプ飯決定!


「さつきさん、ありがとうございます。もう1つ朗報がありまして、夜には先輩がユーコン料理第2弾として、グレーリング飯を作ってくださるそうです」


 ウーミー……ごめんだけど、それはいらないや。普通の白米でジンギスカン食べたいです……。


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