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ボク、女の子になって過去にタイムリープしたみたいです。最推しアイドルのマネージャーになったので、彼女が売れるために何でもします!  作者: 奇蹟あい
第四章 定期公演 ~ Monthly Party 2024 ~ #1(Pre)編

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第53話 謎解きスタンプラリー3~ダッシュでチェックポイント2へ

「このままだとまずいニャン。ナズナがけっこう進んでそうだったニャン! チィタマも急ぐニャン!」


 ボクは足早に本来のルートに戻る。

 急いで全部のヒントを回収して先に進まないとなあ。


「これまでの傾向からすると、たぶん記号と数字にそれぞれ色付けがされるんだと思う。1回に記号1個と数字1~2個だから、招き猫の指示はまだまだありそう……」


 数字が20個だから、普通に考えても10か所? でも数字1個のところもあったわけだし、10か所以上は覚悟しないと。

 移動時間は極力減らしてスピード上げていこう。


「次の招き猫に向かうニャン」


 かといって、これは映像特典だからトークしないわけにもいかないし……難しいニャン。



「お、招き猫いたいた。急げー!」


 カメラマンを急かして招き猫を目指す。

 もうヨレヨレだけど、まだ先けっこうあるよ? 行けるの? あ、まだローアングルで撮影する元気があるなら、もっとスピード上げても平気だね、エロカメラマンさん……。


「次は青い招き猫だ。裏はーっと、『☆』と『3』『12』。よーし、次に急ぐぞー。手の向きは、北かな」


◆挿絵

挿絵(By みてみん)


 招き猫の指示に従うと、さっきのチェックポイントの坂を上がっていくのかな? 北に向かってダッシュ。

 でも上り坂。がんばれカメラマン。このままだと引きの映像ばっかりになるよ?


「この辺りは……ああ、下に見えるのはサイクリングコースかな? だいぶ上ってきましたねー。園内でも一番標高が高そう。でも見晴らしは良くないな……」


 木々に囲まれていて特に何も見えない。

 うーん、トークが広がらないなあ。なんかないの? トークのお助け的な。あ、あるんだ? そういうのがあるならもっと早く出してよー。ボクに求められてるのはエロじゃなくてトークでしょ!……え、そうだよね?


「えっとー、『ヒマリの好きなところ』かあ。そうですねー。1人の視聴者として言わせてもらえれば、やる時はやる子なのでそこが好きですかねー」


 引っ込み思案で友だちも少ないヒマリだけど、ピンチに立たされた時は自ら動く。ナズナも助けるしチィタマも助ける。


「動物とお話ししているところには憧れますねー。人間とするよりも、駆け引きなくてピュアな会話ができそう、みたいな? え、ボク? やだー、別に心に闇なんてないですよ。普通です普通♡」


 なにこのアイドルみたいなインタビュー……。

 


* * *


「ここは白い招き猫で、『♡』と『8』『11』かあ。まだヒントは半分も回収できてないなあ。急がないと。次は東だね」


◆挿絵

挿絵(By みてみん)


 と思ったけれど、チェックポイント2(CK2)も近いね。


「やっぱりチェックポイント2に寄ってみようと思います。誰にも会わないように気をつけつつ!」


 小道に入って坂を下っていく。

 子供用の遊具なんかがある横をダッシュで駆け抜ける。ここでキャッキャウフフ的な撮影をしている時間はない……。たぶん必要そうだけど、そういうのはマキに任せよう! きっと楽しそうに撮影してくれるはず!


「よし、チェックポイント2に到着! さっそく看板のところに行ってみたいと思います!」


 看板のところにはチェックポイントのお兄さんが立っている。1の時と同じだね。


「えーとなになに。『お飲み物は何にいたしますか?』って何? 飲み物を注文すればいいの? それじゃあトールサイズホットのオーツミルクラテキャラメルフレーバーシロップ追加フォームミルク多めチョコレートソース追加ライトホットで。え、ないの? じゃー、メニュー見せてください。うーん……じゃあホットティーで」


 もう、ないならないって先に言ってよねー。

 ふー、あったかい。ホットティー良いわあ。


「あ、問題問題。ありがとうございます。今度は青い封筒ですね。えっと『問題:猫のチィタマが好きな色を答えよ』ですか」


 これも6文字で。

 好きな色は紫だよね。む・ら・さ・き。4文字。うーん?


「なんだろ。好きな色は紫なんだけど……。文字数が合わない。英語? パープル? 4文字。アルファベットにするとか? purpleなら6文字だけど急に英語は微妙だよね。……あ、バイオレット! 6文字だ! きっとバイオレットだ!」


 今度も薄めにメモっておこう。


◆挿絵

挿絵(By みてみん)


「よーし、チェックポイント2つ消化したぞー。あと残りは1つ! でも招き猫の回収も急がないとなあ。おっと、お茶ごちそうさまでした。ボクはそろそろいきますね! ほら、カメラマンさんも早く。どっこいしょじゃないよ。急いで急いでー!」


 完全に座りながらカメラを回していたカメラマンを急かして立たせる。


「そういえばさっきはこのタイミングでナズナとエンカウントしたからなあ。気をつけて辺りを警戒……誰もいなそう! よし、招き猫のルートに復帰だ!」


 急げー急げー。



* * *


 無事に次の赤い招き猫から、ヒント『◇』と『10』『18』を回収したところで、ステキなものを発見した。


◆挿絵

挿絵(By みてみん)


「わー、観覧車入口ですって! 観覧車ですよ! 撮って撮って! 夜に乗るとキレイそうだなあ。今乗れって? 今は時間ないですよ。え、強制で乗るの⁉ 1周10分くらいかかりません⁉」


 うわー、強制イベントかー。

 さすがにカメラマンの人と2人きりで乗るのは抵抗あるんですけど……。


「お? ここでカメラマン交代ですか? お疲れさまでーす」


 観覧車の前で女性のカメラマンさんが待っていてくれたようだ。

 密室に約10分間も男性と2人きりにはさせない配慮があるらしい。なかなかちゃんとしてるね!


「じゃあいってきまーす♪」


 お留守番のエロカメラマンに手を振りつつ、ボクは観覧車に乗り込んだ。


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