第8話「杉浦、商店街の人と結託して副業を始める?」
「杉浦さん、もはや ‘副業’ じゃなく ‘本業’ になってません?」
登場人物
田辺:大和都市開発の新人社員。社長から「商店街の未来を考える」よう言われ、混乱中。
杉浦:現場担当の先輩。クールだが最近商店街と妙に馴染んでいる。
山科課長:のんびりした上司。今日もコーヒーを飲みながら何かを企んでいる。
沢田おばあちゃん(さわだ):商店街の和菓子屋の店主。
権藤:焼き鳥屋の大将。
佐々木:カフェのオーナー。商売上手。
オープニング映像(OP)
※いつものOP。今回は、杉浦が商店街の店主たちと並んで接客しているシーンが追加。
田辺が「ええっ!?」と驚くカットが挿入される。
本編
SCENE 1:大和都市開発 社内・朝
(オフィス。田辺がデスクで悩んでいる)
SE:キーボードの打鍵音、ため息の音
(杉浦がコーヒーを飲みながら横に座る)
杉浦「また難しい顔してるね。」
田辺「……社長から ‘商店街の未来を考えろ’ って言われたんです。」
(杉浦、驚かずにコーヒーを飲む)
杉浦「へぇ、それは面白いね。」
田辺「 ‘面白い’ って…何かアイデアありません?」
(杉浦、ふっと笑って立ち上がる)
杉浦「じゃあ、ちょっと ‘ヒント’ を見せてあげる。」
(田辺、困惑しながら後をついていく)
SCENE 2:空中商店街・昼
(商店街のいつもの賑わい。田辺が歩きながら不安そう)
田辺(心の声)「杉浦さん、どこに連れて行くつもりなんだろう…」
(ふと、あるカフェの前で杉浦が止まる)
田辺「カフェ…?」
(中に入ると、杉浦がカウンターの中でエプロンをしている!!)
田辺「……えっ!?」
(カフェのオーナー・佐々木がニコニコしながら言う)
佐々木「うちの ‘臨時店員さん’ です。」
田辺「杉浦さん!? 何やってるんですか!?」
杉浦「見ての通り、手伝ってる。」(カップを手際よく並べる)
田辺(心の声)「ええええ!? 都市開発の社員が商店街でバイト!?」
SCENE 3:商店街の商談
(焼き鳥屋台の前。杉浦が権藤と何かを話している)
権藤「なるほどなぁ… ‘テイクアウト強化’ か。確かに最近の客の流れを考えるとアリだな。」
田辺(心の声)「何を ‘ビジネス会議’ みたいなことしてるんですか!?」
(杉浦が淡々と話す)
杉浦「商店街の ‘再開発’ じゃなく ‘活性化’ に力を入れるべきなんじゃない?」
(田辺、ハッとする)
田辺(心の声)「 ‘再開発’ じゃなく ‘活性化’…?」
(杉浦が田辺を見る)
杉浦「田辺、君の ‘商店街の未来’ のヒントは ‘中の人の声を聞く’ ことじゃない?」
(田辺、商店街を見渡す)
(住人たちが笑顔で働いている)
田辺(心の声)「…… ‘商店街を壊す’ ことじゃなく、 ‘商店街を生かす’ 方法があるのかもしれない。」
(田辺、真剣な表情になる)
SCENE 4:大和都市開発・会議室
(田辺が真剣に資料を作っている)
SE:キーボードの音、資料をめくる音
(杉浦が覗き込む)
杉浦「ふーん、 ‘再開発’ じゃなく ‘商店街活性化プラン’ …?」
(田辺、頷く)
田辺「再開発して ‘新しくする’ んじゃなくて、 ‘今ある商店街の魅力を引き出す’ 方向で考え直せないかと。」
(山科課長がのんびりと入ってくる)
山科課長「ほほう、いいじゃん。社長も喜びそうだね~。」
田辺「え、課長も ‘活性化’ 方向に賛成なんですか?」
(山科課長、コーヒーを飲みながらニヤリとする)
山科課長「ま~ねぇ~。」
(田辺、訝しむ)
田辺(心の声)「この人、本当は何を考えてるんだ…?」
(窓の外、空中商店街のネオンがまた輝いている)
(つづく)
次回予告
ナレーション(権藤の声)
「次回、プレゼン資料は完璧…のはずだった!? ところが ‘社長からのまさかの一言’ で田辺、大ピンチ!? どうする田辺!? どうなる商店街!?」
次回「開発計画プレゼンのはずが、商店街の魅力紹介リターンズ!」
お楽しみに!




