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神聖なる陽光

作者: 南郷 兼史

彼は、朝に生きる人間である

柔らかな光で抱いてくれるその優しさは、どこで培われたのだろうか?

仄暗い私とは真逆の存在

そんな私にすら手を差し伸べる愛しき人間よ



彼は、世における真理である

照らされた道をたどれば、あらゆる願望が叶う。まさに神に選ばれた者

不条理しかない私とはかけ離れた存在

そんな私にすら輝ける未来を与える懇篤な人間よ



彼は、生に愛された学者である

生きるために探求し、全ての憂いを奪い去る神聖なる陽光

死を愛す私とは相反する存在

だからこそ補完し合う良き理解者なのだろう

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