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世紀末の獣たち   作者: 松永怜輔
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第1話 レッドハント1

初めまして。稚拙な文章ですが。良かったら読んでいただけたら幸いです。

西暦2083年中国共産党の崩壊によって中国は民族間の内乱状態となる。無政府状態となった中国に対して台湾、香港は独立を宣言。その後中国本土に対してロシアがハバロフスクから侵攻。民族間の内乱を鎮圧。北京まで達すると中国国内の共産党残党と結託しユーラシア共和国連邦を設立その後台湾、香港以外の中国全土を国土とする。旧ロシア連邦の国軍を中心として軍を再編成。香港を武力制圧で占領する。それに対してアメリカはそれを非難。ユーラシア連邦建国も認めておらず二国の関係は悪化。。同盟国防衛の為アメリカも軍を派遣する。そして2084年3月12日第三次世界大戦が勃発する。

その戦闘でユーラシアは核ミサイルを発射。東京に着弾し永田町を中心に首都が壊滅する。それによってジパングは無政府状態なる。その後シリコンバレー、沖縄にミサイルが着弾。アメリカも報復でヴォルゴグラードにミサイルを発射する。放射線が両国を襲った。壊滅したジパングはアメリカの支援と生き残った地方議員を中心に大阪、宮城、北海道を中心として政府機能を分散させる形で臨時政府を樹立。宮城の仙台に臨時の国会議事堂を設立する。放射線による障害が首都圏を中心として増加。その治療の為動物の遺伝子を人に組み合わせ放射線に強い獣人を人口的に作り出すことに成功。またサイボーグ技術も発展する。その後朝鮮半島をユーラシアに占領されるもジパングを最前線に国境が引かれ。2087年5月11日に第三次世界大戦は終了した。

大陸からの難民が不法入国しさらに警察機構が麻痺し治安が悪化していたジパングは警察と自衛隊を再編成し国家保安本部を設立。警察の役割を新たに設立されたギルドと呼ばれる民間組織に委譲にする。ギルドは保安員登録した民間人に犯罪者の逮捕また放射線の影響で凶暴化した害獣駆除などを依頼する組織である。保安員は主に賞金稼ぎと呼ばれる。元軍属や警察官などが多い。イーストギルドとウェストギルドに別れジパングの治安維持を行った。国防に関しては戦後再編成され憲法改正で国防軍の意味を持った国家保安本部が行った。そして。2095年イーストギルドに所属するたぬき型獣人から物語は始まる。。


「赤軍め。散々やりやがって下っ端何人か潰しただけでおわったわ。金にならねぇ糞が。」

俺は武田。たぬき型獣人の賞金稼ぎだ。元陸自で1級放射線障害の治療の為に遺伝子をいじった結果畜生に成り下がった。今回の依頼は反政府共産勢力の逮捕だったのだが失敗した為悪態をつく。

「まぁ仕方ねぇべ。命があっただけよかったよ。」

このおっさんは羽田。俺がよく組む賞金稼ぎだ。こいつも陸自だったが北海道に配置されていた為放射線の影響を受けてないらしい。

「リーダーさえ逮捕出来ればいいんだ。サザンクロスも誘うか。あいつは頭逝ってるが腕は確かだ。」

俺はそういった。羽田は

「大丈夫か。あいつ逮捕じゃなくて殺っちまうぞ。報酬2割減だぜ。タバコ代が無くなっちまう。」

「健康の為にこれを機に辞めるんだな。下っ端の遺留品提出して小銭貰おうぜ。ついでに死体屋に連絡して死体も引き取りにいってもらおうや。」

「そうだな。これで3日分位の飯代にはなるか。」

俺たちはボヤきながらギルドに向かった。


「うーす。受付頼むわー。」

「こんにちは武田さん。赤は殺ったのかい。」

受付のおばちゃんが聞いてくる。

「逃げられたよ。とりあえず下っ端の遺留品5人分な。」

俺は殺した奴らの免許証やら体の一部を差し出す。

「うーん。とりあえず下っ端だけなら1人頭5000円で25000円かな。」

「命懸けて日雇いの日給並かよ。」と思いながら金を受け取る。羽田と分けて12500円か早めにリーダー殺らねぇとな。


「ァァ。金くれ。交換。」

受け付けに来る男がいた。奴はサザンクロス。豚型の獣人だ。上半身裸で十字架のニップルピアスをしている。詳しくは知らないが捕虜になった時に人体実験され豚と合成されたらしい。何とか救出されたが精神に異常をきたしている。今は投薬と両胸に十字架を付けることで平静を保っているらしい。意味がわからんやつだ。

「はいはい。遺留品はどうしたんだい。全部くっちまったのかい?」

「ァ。俺の体で浄化したが。爪残ってる。」

生爪のついた指を差し出す。

「あいよ。150000円ね。お疲れ様です。」

おばちゃんが金を差し出す。会計を済ませたサザンクロスに俺は話しかける。

「よう。サザンクロス。元気か。」

「これは兄弟。本日は快晴で。ァ。いかがしたのだ。」

相変わらずよく分からん奴だ。

「今赤軍を追ってるんだが。俺と羽田だけではキツいんだ。手伝ってくれないか。報酬は三人で等分しよう。」

「承諾。咎人を浄化しよう。」

「じゃあ明日な。」

そう言って俺はサザンクロスと別れた。羽田のとこに戻る。

「おう。いくらになった。」

俺が二人で分けて12500円だというと。

「日雇いかよ。。まぁ仕方ねぇな。」

「サザンクロスに会った。明日一緒に赤軍を殺りにいこう。」

「大丈夫かぁ。とりあえず明日だな。弾とタバコ買ってこねえとほとんど金残んねぇぞ。」

羽田がボヤく。俺は

「まぁ明日上手く行けばまとまった金が入る。まぁやるだけやってみようや。」

俺たちはタバコを吹かしながら帰路についた。

読んでいただきありがとうございます。良かったらブックマークやコメントよろしくお願いします。

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