-第一章八十三節 本気の反撃戦とリーナの記憶とリーナの覚悟-
「コチラカラ行クゾ!!…」
__グググッ!!…ボゥッ!!…
「ッ!?…火の玉!?…」
「ハアアアアァァァ!!!!」
マサツグ達と睨み合うバルデウスが突如腕を交差させる様に構えて見せるとその掌に炎を球を二個生成し始める!…やはり我慢出来ないと言った様子で先に動き出したはバルデウス!…突如火の玉を作り出した事にリーナが驚いて居るとバルデウスはマサツグ達に向けて大きく振り被るとその火の玉を投げ付け様とし始める!…それを見たマサツグが二人の前に出ると大剣でガードの構えを取り出し火の玉を防ぐ体勢に入り始めるのだが、バルデウスの投げた火の玉が突如空中で分裂するとまるで散弾の様にマサツグ達に襲い掛かる!
__バッ!!……ボシュン!!…
ユラ…ボボボボボボッ!!…
「ッ!…フム…
ヤハリ不得意ナ事ヲスルベキデハ無カッタナ?…」
火の玉が散弾のよう分裂した事に予想外と言った表情をし、バルデウスが反省した様子で話して居ると、その襲い掛かる火の粉をマサツグが大剣で防ぎ切る!…その際大剣を構えるマサツグの後ろにモツとリーナが隠れるようやり過ごしては無傷で乗り切り、マサツグも火の粉が収まった事に安堵すると慌てる事無く大剣を一振りして無事をバルデウスにアピールして見せる。
__ボババババババ!!!……シュ~~…ブゥン!!…
「ッ!…ホウ?…ヤハリソウデナクテハ!…」
この時マサツグとモツは一切慌てる様子を見せる事無く集中した様子でバルデウスを睨み、その視線を感じたバルデウスが若干驚いた表情を見せると喜びの笑みを浮かべ、そしてまた掌に火の玉を作り出そうとすると今度は投げると言った様子を見せるのではなく…腰を落として飛び出す体勢を整える!両手に火の玉を握ったまま構える!…それを見てマサツグ達が察すると迎え撃つよう身構え始めるのだが、ここでマサツグがある事を思い付き出すとモツに話し掛ける!
「ッ!…モツ!!…
あれやってみるが良いんじゃないか!?…」
「……え?…あれって?…
…ッ!?…あっ!あれか!!」
__バッ!!!…ッ!?…
マサツグの何の脈絡も無い作戦にモツが戸惑うと理解に苦しむのだが、マサツグが腰を落とし大剣でガードの体勢を整えてはいつでも飛び出せる状態で構えて居ると、何とか理解出来たのかマサツグの案に乗り始める!…モツはマサツグの後ろで背筋を伸ばしてはバルデウスに対して剣を突き付け、まるで挑発する様に剣を上下に動かして見せると、その二人の構えにバルデウスが戸惑う!…
「ナッ!?…ソノ構エハ!?…」
「エイブレント&ライモンド
フォーメーション!!!」
「ッ!?………」
バルデウスはまるで見覚えが有ると言った様子で若干驚いた表情を見せて飛び出す体勢のまま固まっており、マサツグとモツもエイブレントとライモンドがやっていたとばかりに名前を口にしては構え続ける!…その構えは間違い無く狩人狩りの森で見たあの二人がやって見せた構えであり、バルデウスもその構えに何故か慎重になった様子を見せては二人の構えをジッと観察し、フッと笑って見せると構わず二人に向かい飛び出して行く!
__…グッ!!…バッ!!!!…
「フン!!…我トシタ事ガ!!…
何ヲ警戒シテイルノダ!!
サァ行クゾ!!…覚悟ハ良イカ!?…
煉獄!…」
__スッ…チャキッ!…
バルデウスは両掌に火の玉を留めたまま大きく踏み込み飛び出すと、その両手をマサツグ達の方に向けて突き出して弾丸の様に向かって行く!…向かって来ると同時に徐々に火の玉が大きくなり!…火の玉とバルデウスが一体化し始めるとまるで巨大な火球が飛んで来ている様な錯覚を覚え、刹那を発動して居ても速いバルデウスの動きにマサツグとモツが戸惑った反応を見せるも臆する事無く微動だにしない!…ただ向かって来るのを待つよう構えては遂にバルデウスとぶつかり、ぶつかった瞬間爆風が巻き起こってバルデウスだけでなくマサツグとモツの姿も見えなくなる!…
__カッ!!…ボゴオオォォン!!!…
「炎撃破ァァァァ!!!」
「ッ!!…マサツグ!!…モツ!!!」
二人の姿が見えなくなり最後に聞こえたのはバルデウスが技を繰り出したと言う声だけ、爆風に煽れてリーナが耐えていると徐々に爆風圧が収まり、慌てた様子で心配の様相を見せては爆発があった方を見詰めるとただ土煙だけが立ち昇る!…名前を呼んだ所で返事は帰って来ず…嫌な予感を感じる中、突如土埃の中から何かが出て来るよう動く様子を見て取れると次の瞬間ある事が起き始める!…
__……ボフゥ!!…ッ!!…
「うおおおりゃああぁぁぁ!!!!」
「ナッ!?…何ィィィィ!!!!
ソンナ!!…ソンナ馬鹿ナ!?…」
「なっ!?…あっ!?…」
土埃の中から突如バルデウスが大剣に手を当てながら後ろに下がるよう出て来ると、それを追う様にマサツグがガードの構えで押し出て来る!…まるで爆風を弾いた様子でマサツグが叫びながら出て来るとその後ろからモツが技を放つ体勢で後を追い掛け、バルデウスに攻撃出来そうな個所に突きの構えで迫っては狙いを澄まして居た!当然バルデウスは二人の連携に戸惑った反応を見せており、外から見て居たリーナも驚いた様子でその光景を目にして居ると、マサツグがバルデウスの腕を弾き飛ばす!
__ガイイィィン!!!…
「グッ!!!…ヌカッタ!!!…」
「ッ!!!…モツ!!!!」
「疾風穿!!!」
マサツグのパリィによってバルデウスの腕が大きく弾かれ、それと同時に後ろへ大きく仰け反るとパリィをされた事にバルデウスが戸惑う!…幾ら不慣れと言ってはいたがまさか弾かれるとは思っていなかった様子で言葉を呟き、腕を戻そうにも弾かれた衝撃で今だ戻す事が出来ないで居ると、マサツグがモツに合図とばかりに叫び出す!…それを聞いてモツもマサツグの後ろから飛び出ると仰け反っているバルデウスに対して待って居ました!とばかりに自分の中で高威力の技を全力で放ち、モツが放った突きが疾風の如く周りの空気を巻き込む様に繰り出されると、その技がバルデウスの胸部…それも外骨格が何重にも重なっている部分へと突き刺さる!
__ドシュウゥ!!!…ドズゥッ!!!……ピシッ!…
「ングッ!!…ガッハ!!…」
「ッ!…効いた!!!」
「グッ!!…オノレ!!!…マダマダァアアアア!!!」
バルデウスがノーガードでモツの攻撃を食らうとそのまま後ろに吹き飛ばされ、攻撃が効いたのか外骨格に軽いヒビが入ってはバルデウスが怯み、軽く嘔吐くと更に後ろへ仰け反って見せる!そんな目に見えてダメージが入った様子にモツが思わず喜んだ様子を見せると、バルデウスが初めてやられた事に対し苛立ちを覚え…怯み+ノックバックで体勢が不安定な状態にも関わらずモツに向かって反撃の一撃を繰り出すと、その攻撃にモツが慌ててガードする!
__フォン!!…ッ!?…ギィン!!…
「ウグッ!!…ガードしててもキツイ!!…
ヤブ!!!…」
__バッ!!…
「ウオオオオオオォォォォ!!!!」
モツがバルデウスからの反撃に耐えるようガードし受け流して見せるのだが、やはりそこは火力馬鹿の強みと言った様子で後ろに吹き飛ばされる!…しかし体勢を整えてからのガードであった為…言う程吹き飛ばされる事は無くマサツグの上を通過する程度に抑えるとマサツグの名前を叫んでは追撃を放つ様に指示を出し、それを聞いたマサツグがモツの前に出るとバルデウスに向かって大剣の峰を押し当てるよう叫びながらタックルを敢行し始める!…その際バルデウスは無理な体勢でモツに反撃したせいか更にバランスを崩した様子を見せると、今度はマサツグに対して反撃が出来ない状態のまま後ろに仰け反ってノックバックをし…マサツグのタックルが目の前に迫ってはさすがに不味いと感じたのか、無理続きの体勢で腕を伸ばしてタックルを受け止めると押し問答になろうとする!
「ッ!?…クッ!!…」
__バッ!!…ガィン!!!…
「ソウ簡単ニ易々ト!…」
__ガイイィィン!!!…ッ!?…バッ!!…
バルデウスがマサツグのタックルに向かい腕を伸ばして受け止めると押し問答になる筈が、マサツグはそのバルデウスの腕をパリィしては更に攻撃の機会を作って見せる!…そうして腕が弾き飛ばされ今度こそガードが出来ないと言った状態になってはバルデウスも焦りの表情を見せるのだが、マサツグは何故か追撃を放たずバルデウスの胸部に大剣の峰を当てるよう添えると、自分は被害を貰わない様にと言った様子でただ端に避けて大剣を構える!…そんなマサツグの行動に当然バルデウスは困惑した様子を見せるのだが、マサツグが何故そんな行動を取ったのかはその後直ぐに分かった!…
{何故だ!?…何故攻撃してこない!?…
我は完全にノーガード…
今攻撃すれば確実にダメージを!……
いや、この鍛えた我が体にダメージを与える事が
出来ないと踏んでの行動か?…
だとしてもこの行動は!?……ッ!?…あれは!?…}
「行っけぇえええええええ!!!!
モツゥゥゥゥゥゥーーーーーー!!!!!!」
「ウウゥゥ~~~ワッショォォォイ!!!!」
__ドゴオオォォォォ!!!!…
バルデウスは完全にマサツグの行動に困惑した様子で見詰め考えて居ると、何やらこちらに向かい走って来る者の存在を感知する!…言わずもがなそれは体勢を立て直したモツの姿であり、モツは剣を構えてバルデウスにダッシュ斬りを繰り出すとその距離を急激に縮めるのだが、奇妙な事にその構えは何故か柄を突き出す様に構えていた…そんな様子にバルデウスは更に困惑した様子を見せるがマサツグは構わずモツに技を繰り出すよう叫んでは煽って見せ、モツも何処かで聞き覚えの有る掛け声でマサツグの大剣に向かい技を放つよう柄を突き出すと、後ろに居るバルデウスを再度吹き飛ばして見せる!その際バルデウスの胸部から鈍い音が聞こえると最初のヒビが悪化した様子で大きく亀裂が入り、その予想外の一撃にバルデウスが苦痛に表情を歪めるとその場に片膝を着きそうになる!
「ウグアァァッハ!!…
…ナ、何ダ今ノ重イ一撃ハ!?…」
「名付けて!…リンデの実アタック!!!」
「グッ!!!……クハハハハハ!!!…
コレダカラ戦イハ止メラレン!!!」
__シュウゥゥッ!!…
片膝が着きそうで着かない微妙な体勢でバルデウスが戸惑って居ると胸に手をやり損傷具合を確かめる!…胸の外骨格に触れると細かな破片がパラパラと散り、まだ鈍い痛みがジンジンと残る!…あんな良く分からない技でこんな事に!?とバルデウスが困惑して居ると、一泡吹かせたとばかりにマサツグが喜んでは今思い付いた技名を口にし、それを聞いたモツがダッサ!!と言った表情を浮かべては、流し目でマサツグを見詰める!…そしてそんな事を言っているマサツグ達にバルデウスがショックを受けながらも興奮した様子で笑い出すと、今まで見せた事が無いと言った様子で両手に風を集め出し…その手に風の球を作って見せると反撃とばかりにマサツグとモツに向けて放ち出す!
「ハアアアアアァァァ!!!」
__バシュウッ!!!…ヴウン!!…
「ッ!?…このタイミングで!?…」
「てか、やっぱ反撃して来るのかよ!?…」
__スッ…バギイィィン!!!…
バルデウスが放った風の球は真っ直ぐマサツグ達に向かって飛んで行き、二人がそれに対して身構えて居ると、ここで刹那の使用時間が終わってはクールタイムに入り始める!…まるで空気を読んだかの様な終わり方に二人が戸惑って居ると既に風の球は目の前まで迫っており、反撃して来た事にも戸惑いを見せて居ると、二人は慌ててガードし始める!そして風の球は真っ直ぐガードするマサツグとモツに直撃すると激しい衝撃音を立てては二人を吹き飛ばし!…大きくHPとTPを削り取るのだが、その吹き飛ばされた二人の間を縫うようリーナが飛び出して来ると、バルデウスに対して反撃の技を放つ体勢を整える!
__バッ!!…チャキッ!!!…
「ッ!?…リーナ!?…」
「ッ!?…行ってこい!!!!」
「ッ!?…来ルカ!!…」
吹き飛び様でもまるでタイミングを計っていた様に出て来たリーナにモツが戸惑い、マサツグも戸惑った反応を見せるもリーナの表情を見ては決着を付ける様に声を掛ける!…この時リーナの表情はあらゆる事に対し吹っ切れた表情を見せてはただ一点にバルデウスの事を見据えており、お得意の突き技の構えで狙い澄ましてはマサツグの言う通り…終わらせると言った様子で決意を固めていた!…そして色々な事を思い浮かべてはそれを糧とするよう腕に力を入れ出し、後は放つだけの状態で技を口にし始める!…
「エルレイド!!!……」
__バッ!!!…
「ッ!!……
フルウゥレエェェェェェェェェェェ!!!!!」
__ボシュウゥ!!!…ドウッ!!…
その様子を見たバルデウスもリーナが本気である事を理解したのか体勢を立て直すと阻止しようと動き出すのだが、それよりも早くにリーナが狙いを澄まし思いっきり力を込めてバルデウスに向かい技を放つと、今までの鬱憤をぶつける様に叫んで見せる!リーナの放った突き技はあの時弾かれたモノとは違って強力かつ鋭利になっており、向かって来るバルデウスと相まってほぼゼロ距離の状態で命中するとヒビが入った外骨格に強烈な負荷が掛かる!…
「グウゥ!?…グググググッ!!!…」
__ピシッ!…ピシピシッ!!…
「うぅっ!!!…
ハアアァアアアアアアアアア!!!!!」
バルデウスがリーナの突き技で動きを止められ、リーナも技を放ったとは言えまだ完全に腕は伸ばし切ってはおらず、技を完全に放てては居ない!…拮抗した様子で互いに固まってはパワーゲームが始まるのだが、バルデウスが押し返して見せるとリーナの腕が押し返され、リーナが負けじと腕を伸ばそうとするとバルデウスが押され始める!…その際バルデウスもやはり外骨格への負荷がキツイと言った様子で押されつつも耐えて見せるのだが、リーナが負けない!と根性を見せる様に叫びながら腕を伸ばし完全に技を放って見せると、遂にバルデウスの外骨格が負荷に耐え切れず粉砕される!…
__ビシビシビシ!!!…
バキイィィン!!!…ドウッ!!…
「ッ!!!…
ヌアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ!!!!!」
__ビュウウゥゥ!!!…ズシャアァァァン!!!…
…パラパラ…
バルデウスの外骨格が粉砕されるとそのままリーナの突きは胸部を貫き、バルデウスを祭壇の有る後方へと吹き飛ばす!…その際バルデウスの断末魔が廃墟内に反響するよう響くのだが、マサツグとモツはただ目の前の光景に驚き戸惑ってはバルデウスの断末魔など耳に入らない!…ただ吹き飛んで行くバルデウスの姿に撃退の可能性が上がったと静かに喜び、吹き飛ばした本人もバルデウスの姿を目で追っては驚きを隠せないでいた。そして吹き飛んだバルデウスはそのまま祭壇が有った方に向かって落ちると大ダメージを負った胸部から血を噴き上げ、全く動かない姿を見せて居るとその光景にリーナが改めて実感した様子で喜びを露わにし始める!
「……通じた!…やった!!
さっきはまるで効かなかったのに!!…
今度は確実に入った!!!…
見たかマサツグ!!!…モツ!!!…」
「どうだ!?…やったか!?…」
「ッ!?…ちょ!?…
それはこの場面で行っちゃいけない奴!!!…」
「え?……あっ………」
まるで子供の様に飛んで跳ねて喜んでは倒れるバルデウスを指差し、マサツグとモツに自分がやったとアピールし始めるのだが、それ以上にもしかすると倒せたのでは!?とマサツグが期待を持ち始める!…その際リーナの喜びに割って入るよう言葉を呟くのだが、よりによって言っちゃいけない魔法の言葉を口にし、モツがマサツグの正気を疑うよう驚いた表情でツッコミを入れると、マサツグが改めて自覚する…当然これで魔王を倒せる筈も無く、暫くの沈黙の内倒れているバルデウスから突如笑い声が聞こえ始めるのだがその様子は如何にもおかしく!…明らかにその言葉が効いた様子で立ち上り始めると全身に暴風を纏い始める!
「……クハハハハハ!!…
クハハハハハハハハハ!!!!…
ヨモヤマダ未熟ナ者達ニココマデ
追イ込マレルトハ…長イ年月…
封印サレタダケノ甲斐ハ有ッタ!!…」
__バシュウウゥゥゥ!!!!!…
ゴゴゴゴゴゴゴ!!!…
「ッ!?…ほらぁ~~~!!!
やっぱりこうなったぁ~!!!!」
「ぎゃあああぁぁぁ!!!!
申し訳ねぇ~!!!!」
バルデウスが暴風を纏い始めると廃墟全体が揺れ出し、まるで地震に有って居る様な不安感を覚える!…ただ地震と違う点が有るとするなら地面が揺れて居ないと言う点と室内に居るのに突風を受けていると言う点で、バルデウスが完全本気!…それも発狂モードに入り始めるとモツが呆れた様子でマサツグに文句を言い出す!…その文句にマサツグがやってしまった!と言わんばかりの嘆きの表情で謝って見せるが、バルデウスの興奮は一向に収まるどころか寧ろどんどんボルテージが上がって行き、マサツグ達に対して吠え出し始めると身構え始める!
「マダダ!!…
マダ終ワッテイナイゾォォォォォォォォォ!!!」
__ブォン!!!…ズバアァン!!!…ッ!?…
「コレ程マデニ楽シイ死合イハ無イ!!!…
マダダ!!…マダ足リヌ!!…
闘争コソ我ガ本能!!!…
今マデ戦ッテ来タ歴戦ノ勇コソ我ガ友!!!…
モットダ!!…モット!!!…我ノ渇キヲ!!…
…癒セェェェェエエエエ!!!!」
「ッ!?…言ってる台詞がもうワ〇ウなんだが!?」
バルデウスが身構えた腕を振り下ろすとカマイタチの様な鋭い斬撃が飛び出し、その斬撃がマサツグ達に向けられ飛んで来ると三人が慌てて回避する!…その一撃は廃墟の床を鋭く抉り、まるで巨大な刃物で斬った様な跡を残す!…ただ接近するだけでも突如纏い出した暴風によって困難になり、更に遠距離!…それも鋭いカマイタチの様なものを飛ばして来てはもはや近付く事は不可能になる!…この時バルデウスは興奮のあまり某奇妙な冒険に出て来る柱の男の様なセリフを口にするのだが、それに反応してマサツグがツッコミを入れて居ると、廃墟内は何時しか巨大なカマイタチが飛び交う危険な戦闘エリアに変貌していた!
__ズバアァン!!!…ズバアァン!!!…
「うおおぉぉぉ!?……クソッ!!…
何とか避けれるがこれじゃあいつまで
経っても埒が明かねぇ!!!
真面に攻撃出来無いし近付こうとすれば
カマイタチが飛んで来る!!!
近付けば近づく程強力!…
一体如何しろってんだよ!?…」
「この現状を作ったのはヤブだろ!?
ここまで来て退く訳には行かないし!!…
何とか策を考えろ!!!
こういう突発的な奇策を考えるのは
ヤブの本分だろ!?…」
「ッ!?…ちょっと待て!!
俺がいつその担当になった!?…
何なら好きでやってんじゃねぇ!!!」
バルデウスのカマイタチから逃げながら何とか攻撃の隙を伺うもやはり迂闊に近づく事が出来ない!…恐らくあのカマイタチにやられると間違い無く輪切り!…オマケに一体如何やってコントロールをしているのか分からないが、壁や天井に反射させてはマサツグ達を追い込むと言う鬼畜仕様!…勿論反射するとその分威力が弱くなり自然と消えて行くのだが、バルデウスが元気と言わんばかりに腕を振り回しまくってはカマイタチを量産し、辺り一帯を嵐の様にかき回し続ける!…マサツグが運営に文句を言うよう嘆いてはモツが拾った様子でマサツグに文句を言い、打開策をマサツグに丸投げするとその言葉にマサツグがツッコミを入れる!…逃げながらでも漫才をする様に掛け合ってはただ戸惑い困惑して居ると、リーナが突如思い付いた様子でバルデウスの方へと走り出す!
__……ッ!…バッ!…
「ッ!?…リ、リーナ!?…」
__ズバアァン!!!…ッ!!…ダッ!!…
「わ!…バ、馬鹿!!!戻れイノシシ!!!
このまま突っ込んで死ぬ気か!?」
突如バルデウスに向かい走り出したリーナにマサツグとモツが戸惑い、リーナの様子に目を向けて居ると案の定カマイタチに掠って見せてはよろめいて見せる!…そんな様子を目にしたマサツグが慌てた様子で戻る様にリーナに声を掛けるのだが、リーナは策が有ると言ってはマサツグの指示を聞かずに前へと前進する!カマイタチに何度も掠って見せるが紙一重で致命傷は避け、何とかバルデウスとの距離…残り3mと言う所まで近づくとその道中リーナはある事を思い出し始める。それはリーナがアムネスに剣の扱いを教えて貰っている頃の記憶…まだ5才の時のものである。
-リーナ 5才 剣の稽古始めたての頃…-
__カァン!…カァン!…ドサァ!…
「きゃあ!!……」
「ほ~ら、ちゃんと握らないと!…
そんな事では強くなれませんよ?…
簡単に弾かれて…
手からすっぽ抜けてますわよ?…
幾ら木刀でも当たれば痛いのですから…
しっかり握って振りなさい!…」
「うぅ……お母様…
この剣のお稽古って本当に意味があるのですか?…
私…剣のお稽古は嫌いです!…」
この時のリーナはまだ今の様な血気盛んな熱血少女では無く…花や蝶と言った愛らしい物を愛する可愛らしいお姫様であった。野蛮な事を嫌い…喧嘩はせず…ただ本当に可愛らしいお姫様でこの時の王…スティングはそれはそれは溺愛していたのだが、このスプリングフィールド王国では王子であろうと王女であろうと…多少なりと剣を扱える様に訓練をしないといけない家訓が有り、今まさにその訓練の最中…リーナは嫌々アムネスの指導の下、木刀を振るっては弾かれ…その場にへたり込むと駄々を捏ねて居た。そんなリーナの姿にアムネスは呆れた表情を見せると、何とか訓練させようとある事リーナに話し始める。
「……はあぁ~…全く困った子ね?…
まぁ…分からなくも無いけど…
でもしっかりやらなきゃいけません!…
ほら?…後ろでお父さんが心配そうな目で見てますよ?…
シャンとなさい!……良い?リーナ…
この剣のお稽古はもしこの国が危ない時に皆の先頭に
立って指導する為に必要なお稽古なのです!…
お父様も小さい時にちゃあんとお稽古して
今みたいに立派な王様になったのですよ?」
アムネスもただ頭ごなしに言うのでは無く…リーナの文句に若干同意した様子を見せては人差し指で頬を掻き、へたり込む自身の娘を抱き抱えるとリーナを起き上がらせる!…そして後方でハラハラした様子で娘の訓練を見守る父親の様子を指差してはリーナに頑張るよう声を掛け、スティングも剣の稽古をしていたと何とかリーナを納得させて訓練を再開させようとするが、リーナはただ嫌!と言った様子で言う事を聞かない!…まるでアムネスの言葉を逆手に取るよう今のスティングの事を話しては駄々を更に捏ね出し、今まで剣を扱う様な事が無かった事を挙げては訓練から逃げようとする!…
「でもそのお父様も今は剣の
お稽古なんてしていないし!!…
危ない時なんて今までに
無かったじゃないですか!!」
「……確かにそうですけど…
あぁ~…昔は色々遭ったのよ?…」
「やっぱり剣のお稽古なんて…」
この時から頑固者の部分が現れては頑なに意思を曲げようとせず、膨れっ面でアムネスに反抗して見せてはアムネスを困らせ戸惑わせる。そんなリーナにアムネスも諦めず何とかあの手この手を考えるが思う様に言葉が出ず、思わずリーナのツッコミに同意してしまうと流されてしまいそうになり…リーナは俯きやりたくないと言った様子で稽古を嫌がる言葉を言っていると、アムネスがある事を思い付いたのかリーナにもう一度話し掛け始める!…
「……ッ!…良い?リーナ?…
ちゃんと剣の稽古が出来たらこんな事も出来るのよ?…」
「え?…」
「よぉく見てなさい!…」
__スッ!………
パッと思い付いた表情を見せては瞬時にリーナへ笑顔で話し掛け、その呼び掛けにリーナが戸惑った反応を見せて居ると、改めてリーナのやる気を引き出そうとアムネスは自身が持っている木刀を突如構え始める。勿論リーナに対して構えたのではなく、何も無い…一本の庭の樹に対して構えてはある物が通るのを待つ様にただ目を閉じ構え続け、そんなアムネスの様子にリーナが戸惑い困惑した様子で見詰め続けて居ると、それは突如通り抜け始める!…
「……来た!…」
「え?…」
__……ゴォ!…ビュウウゥゥゥ!!!!……ッ!?…
「ハアァ!!!」
まるでアムネスが何かを感じ取った様に目を開けては構える手に力を入れ出し、アムネスの突然の反応にリーナが更に困惑して居ると、アムネスとリーナの居る場所に向かって突如突風が噴き出し始める!…何故突風が来る事を感知出来たのか?この時のリーナは分からずただ戸惑った反応を見せては目を閉じ突風に耐えようと身構え出すのだが、アムネスはその突風に向かって構えて居た木刀を振り下ろすとリーナの目の前で不可思議な事をやって見せる!それは…
「ッ~~!……ッ?…あれ?…え?…」
「……ふぅ!…久々にやって見せたけど…
まだ出来るものね?…」
アムネスが木刀を振り下ろした瞬間!…何故か先程まで吹いて居た筈の突風が感じられなくなり、リーナがその事に戸惑い…身構える事を止めて恐る恐る目を開くと、目の前にはモーセの十戒が如く突風を真っ二つに裂いては庭の樹に向かい斬撃が飛んでいる様子が目に映る!…そんな光景を目にしたリーナが戸惑いの表情を見せてただ斬撃を見詰めて居ると、斬撃を放った張本人であるアムネスが一息吐いては出来たと言って若干安堵した様子を見せており、斬撃を中心に突風が左右に裂けて流れてはそのまま最初に狙いを付けていた樹に向かい飛んで行くと、その植わっている樹を無残な姿に変えてしまう!
__ズゴアアァァァァ!!!…ズバァン!!!…
「ッ!?…………」
__ペタン……
「……ふぅ…
こんな風に剣の稽古をすれば風を
割いて見せるなんて事も出来るのよ?…
これ位ならお父さんも出来るし!…
もっと凄い人になると!…」
綺麗に整えて有った樹の葉や枝は吹き飛びまるで嵐を受けた様に荒れ果て、そんな一連の様子を見ていたリーナが驚きのあまりその場で尻餅を着くとアムネスに視線を向け、アムネスはリーナの居る方に振り向くとドヤ顔をして見せる!そして先程の事について説明をしては稽古のやる気を促すようリーナに声を掛け始めるのだが、ここで訓練から帰って来たラインハルトが初っ端見るも無残な樹の姿を見ると、途端に驚いた様子を見せる!
「ただいま戻…ッ!?…
なっ!?…誰だぁぁぁあああ!!
先代王が大切にして居た樹を吹き飛ばした
馬鹿者はあぁぁぁぁぁ!!!」
「ッ!?…やっば!…面倒なのに見つけりましたわ!…
逃げますわよ!!リーナ!!」
「え?…何で私まで!?…」
アムネスが吹き飛ばした樹はまさかの先代王お気に入りの樹で、帰って来た途端惨事になっているのを見ては怒鳴り声を上げる!先代王は既に病で他界しており、その木はスティングからすれば残された思い出の様な物なのだが、その思い出が無残な姿に変わって居るとあってはラインハルトが怒り、直ぐに犯人捜しの捜索に出始める!…当然その犯人は不味いと言った表情を浮かべるとリーナに逃げるよう言っては稽古の事などそっちのけで王城へと逃げて行き、リーナがそのアムネスの様子に戸惑った反応を見せて居ると、ラインハルトは直ぐに犯人を特定する!…
「ッ!!…やはり貴様かリイシアァァァァ!!!
貴様は昔から!!…
落ち着く事が出来んのかぁぁぁぁ!!!!」
特定と言っても直ぐ傍に居たので丸わかりなのだが、リーナを置いて王城へ逃げて行ったアムネスをラインハルトが追い掛けるとまた王城内で惨事が巻き起こるのであった…ちなみにこの後リイシアは将軍に捕まり案の定説教を貰い、王様がそれを笑って仲裁すると言う珍事が起きたそうな…これがリーナの思い出して居た記憶……ついでにこの事がきっかけで訓練の先生がアムネスからラインハルトに変わったのは言うまでもない!……では何故リーナは今になってこの記憶を思い出して居たかに戻るのだが、リーナが思い出したかったのはあの時アムネスがやって見せた突風を二つに割って見せた剣技…鋭い斬撃の繰り出し方であった!…
{あの時の母上の構えは!…
右手で剣を上段に…
剣の先端部分を左手で軽く摘む!…}
__スッ……ッ!…バシュゥ!!……
「ッ!?…止んだ!?…今の内に!!」
「ッ!…ホホゥ?…駆ケテ来ルカ……
…逃ゲナイノカ?…
逃ゲズ我ニ近付コウト言ウノカ?…」
バルデウスとの距離を保ちつつカマイタチに警戒しながらその剣の構えを取り出すと、バルデウスが興味を持った様子でカマイタチを中断する!…そうすると先程から後方で逃げていたマサツグとモツも解放され、リーナの万が一を考えると慌ててバルデウスの方へと走り出しては技を放てる様に身構え始める!そうしてリーナとバルデウスが向かい合っては互いに攻撃する雰囲気を漂わせ、バルデウスが相変わらず興奮した様子で逃げずに向かって来たリーナの根性を褒める様に言葉を掛けては身構え出すと、その言葉に返事をするようリーナが睨みながら返す!…
「……近づかねば貴様を切る事が出来ないからな!!…」
「ッ!?…クハハハ!……良イダロウ!!…
デハ突破シテミロ!!!…
ハアアアアアァァァァァ!!!!」
__バシュウウゥゥゥ!!!…ゴゴゴゴゴゴ!!…
バシュウ!!!…
リーナの返事にバルデウスは気に入ったとばかりに笑い出し、両腕を左右に広げて見せると腕に風を纏い出す!…腕を包む様に…まるで竜巻がくっ付いて居るよう逆巻かせてはリーナに対して吠え始め、まるで自分を抱き締めるよう内側に向けて大振りに腕を振り回して見せると、次の瞬間そのバルデウスの両腕の内側で回転する様にカマイタチが発生される!カマイタチは加速する様に右腕から左腕…胸部とまるでポケットカーの様に何周もグルグルと回り続け、徐々に勢いと速度を付け出すと竜巻を作る様に暴れ始める!…それを傍から見ているマサツグ達からすればまるでバルデウスが竜巻を抱えている様に見え出し、ある程度竜巻が大きくなった所でバルデウスがカマイタチを解放すると、途端に天井をぶち破る程に大きくなってはマサツグ達に向かい襲い掛かり始める!
「凶風!!…竜巻破ァァァァァ!!!」
__ドゴオオオォォォォォォ!!!!…
ザシュッ!!…ザシュ!!…
「ッ!?…マジかよ!!」
バルデウスが技名を叫びながら解放したカマイタチはまるで最初の炎の渦の様にリーナへ迫り始め、天井を抉りながら前進するその竜巻から更にカマイタチが量産されると無差別に飛び交う!…さすがに反射能力は無いのか壁や床…天井に当たるとそのまま鋭い斬撃痕を残しては消滅し、躱せば問題は無いと言った様子が見て取れるのだが、何故かリーナは一歩もその場から動く事無く構え続けると、タイミングを見計らっていた!
__シュン!…シュン!!…
…ザシュ!!…ザシュ!!!…
「ッ!!…」
「リーナ!!!…ッ!!…」
構えている間にもカマイタチは飛んで来る!…直撃とは行かなくとも頬や腕…足にも飛んで来るとリーナのドレスアーマーを切り刻んで行き、リーナが苦痛の表情を見せるとマサツグとモツが心配の声を掛ける!…バルデウスに近付くまでの間にもカマイタチを受けてはボロボロになり、出血が見て取れる様になるといよいよマサツグ達が危ないと感じてはリーナの前に飛び出し防御の体勢で盾になり始める!…
__バッ!!!…チャキッ!!…
「ッ!?…マサツグ!…モツ!…何をして!?…」
「リーナは退け!!…良くやった!!…
まだあの暴風と厄介な竜巻が有るけど!…
ここでお前は逃げ!…」
突然のマサツグ達の行動にリーナが動揺しては二人に何をして居る!と尋ねると、マサツグがリーナの方に振り返っては焦った様子で引く様に指示を出し始める!…リーナの姿はボロボロでとてもじゃないが目の前に迫っている竜巻を対処出来る様な状態では無く、オマケに竜巻は規模が大きく廃墟内ギリギリを進んでは回避する事も出来ない状態でマサツグ達に迫っており、唯一救いが有るとするならその竜巻の進む速度が刹那要らずな位に遅い点であった。かと言ってマサツグ達も対処出来るのかと言われれば出来る筈も無いのだが、直ぐにリスポーンが出来る!…と言う点がマサツグ達の支えとなっては殿を買って出て、リーナが逃げるまでの時間稼ぎは出来るとばかりに意気込んで居ると、逆にリーナがマサツグ達に文句を言う!…
「ッ!?…馬鹿を言うな!!!
マサツグ達こそ退け!!!
そこに居られては技が出せない!!!!」
「ッ!?…技を繰り出すって!!…
お前あれを斬る気か!?…
無理だ!!!…ここは素直に!!!…」
「私を信じろ!!!…確信はある!!…
頼むからそこを…退いてくれ!…」
「ッ!?………」
リーナは全く引く気は無いと言った様子でマサツグに文句を言っては逆に退く様に指示を出し、その指示を聞いてマサツグが戸惑い無理だ!と言ってはリーナを言い聞かせようとするが、リーナは頑なに退こうとはしない!…寧ろマサツグに信じて欲しいとばかりに真剣な表情をして見せては一切構えを解こうとはせず、その様子にマサツグが更に戸惑ってリーナの目を確認すると、そこには自信は有る!と言った力強い眼差しが見て取れた。そんな眼差しを目にしたマサツグがリーナの目を見詰めたまま沈黙して居るとその間にも竜巻が迫って来ており、リーナが戸惑い焦りの表情を見せ出すと、改めてマサツグに退くよう声を掛ける!…
「ッ!?…マサツグ!!…早く!!…」
「……分かった!…」
「え?…」
「お前を信じる!…思いっきりやってこい!!」
今だカマイタチを飛ばしては迫り来る竜巻にリーナが焦りを覚え…マサツグに説得をしようとした次の瞬間!…マサツグが真剣な表情を見せるとリーナの覚悟が伝わった様子で返事をし、その返事を聞いてリーナが戸惑いの表情を見せて居ると、マサツグはリーナに賭けると言い出す!その台詞を聞いてモツは一瞬戸惑った反応を見せるもマサツグの表情を見ては口出ししても無駄と悟り、納得した様子で一緒に前を明け渡すと最期の忠告を口にし始める!…
「ッ!……はあぁ~…ったく!…
ただ一つだけ言っておく!!!…
俺達の依頼はお前の安全を守る事だ!…
ちょっとでも危ないって感じたら引っ張ってでも!…
投げてでも撤退させるから覚悟して置けよ!?…」
__スッ……トンッ!…
モツが改めて自分達の依頼を口にすると死んでも守る!と言った覚悟をリーナに伝え、マサツグとモツ…二人が握り拳を作ってリーナの両肩に軽く叩いて見せると、叩かれた事にリーナが驚いた反応を見せる!…まるで失敗するな!…お前が失敗したら俺達は死ぬ!…信じたのだから必ず成功させろ!…と言った重圧を感じるのだが、それと同時に信頼と言った温かいものも感じ!…リーナの中で覚悟が確固たる物に変わると、決意を新たに剣を構え力を蓄え始める!
「ッ!!……分かった!…感謝する!…
この危機的状況…我が剣で突破して見せん!!!」
「ッ!…ホゥ!?…ホホウ!?…面白イ!!!…
デハ…破ッッテ見セテミロ!!…
コノ巨大ナ刃ノ竜巻ヲ!!!!」
__ドゴオオオォォォォォォ!!!!…
ザシュッ!!…ザシュ!!…
必ず成功させる!…そんな気迫で言葉を口にしてはバルデウスがその言葉に反応して見せ、リーナを煽るよう言葉を口にしてその様子に目を見張る!…そしてその時は遂に来る!…リーナの間合いにその件の竜巻が侵入して来ると風圧で吹き飛ばされそうになるのだが必死に耐え、リーナが額に汗を掻きながら剣を構え続けタイミングを見図り出すと辺りに緊張の糸が張り巡らされる!…そんな様子をリーナの後ろから固唾を飲んで見守っては最悪の事態に備えて動けるようマサツグとモツが身構え、バルデウスも興味を持った様子で自身の作り出した竜巻とリーナの動向に目を向けて居ると、リーナは見切った様子で剣を思いっきり振り下ろすのであった!…




