-第七章三十六節 聞こえる異音とループの崩壊!と対等な決闘!…-
仲間達の応援を受けながら鬼ごっこをして
かれこれ約数時間と言った所か…
シロも覚醒をし続け!…
更に仲間達からの熱い応援を受けて
もう一つ応える様に!…
ギアを上げようとして行くのだが、
さすがに厳しいのかここで詰まってしまう!…
と言うのもやはり限界を超えると言う事にも
限度がある事を実感する!…
それは体に相当な負担が掛かっている事を体感すると、
同時に悲鳴を上げている事も感じて行き!…
それでもシロは必死に歯を食い縛ってマサツグを追う!…
そしてそれに付いて行くハティも辛そうにして見せ!…
それでも尚必死に食らい付き!…
アシストに回る職人振りを発揮して見せると、
一方でそんな頑張る二人に声援を送る!…
とにかく熱い展開を迎えていた!…
「兄さんの事なんて考えなくて良いから!!!…
思いっっっっっ……きり!!…
ぶっとばしちゃえ~~~~!!!!!…
そして分からせてやれぇ~~~~!!!!!」
「シロちゃん、ハティちゃん!!!…
頑張れ~~~!!!!…
まーちゃんはそんなに
頑張らなくて良いからねぇ~~!!!…」
「まぁつぐ!!!…
自分の子供相手に大人げないぞ!!!…
ちったぁ手ぇ抜いたらんかい!!!!…」
それはシロやハティに向けての応援が飛ぶ中、
もはやマサツグの事など如何でも良く!…
オリハはいつも通り完全に亡き者にするよう、
身を乗り出してマサツグをぶっ飛ばせ!と…
白熱した様子で激励をして行き!…
それに続くようくまさんも頑張らなくて良い!と
言いつつ…
何故かその手にギュッと拳を握って見せると、
意味深な様子を露わにする!…
そしてマサキも完全にマサツグを
悪者とした様子で叱咤すると、
その容赦の無い一家の様子に
周りも思わずタジタジになり!…
「……な、何かマサツグの家族…
マサツグを悪者みたいに言ってるけど…
実の家族って事忘れて無いわよね?…」
「あ、あははは……」
そんなマサツグの家族にアヤが
戸惑った表情を浮かべては思わず不憫に感じたのか、
マサツグに対してフォローを入れる様に
ツッコミを口に!…
そしてその後でマサツグがもし勝ったとして…
何か別の不穏な事が起きないかどうか?を
心配する様なそんな事も考えてしまうと、
アヤのツッコミにモツが反応!…
しかし如何返事をしたモノか分からない様子で
苦笑いをする!…
さてそうして親子兄弟からの容赦ない言葉を浴びつつ!…
マサツグも懸命に逃げ続けて居ると、
ここに来て不穏な気配が漂い始め!…
と言うのも変わらず派手なアクションをする事無く…
最小限のアクションでシロとハティの猛攻を耐え続け!…
TP節約に努めていると、
ここでマサツグがある異音を耳にする!…
__ズドドドドドドドドォォォォォォ!!!!…
ピキッ!…
{…ッ!?…何だ今の音?…
今シロとハティの足音と一緒に一瞬…
何か聞こえた様な…}
「やあああぁぁぁ!!!」
それはシロとハティが飛び交う雑踏の中で
微かに聞こえる!…
まるで何かに亀裂が入った様な音であり!…
勿論観客席にはその音は聞こえない!…
だがマサツグの耳には届いて居り、
当然その異音を耳にして若干戸惑う!…
今のは何!?と自身でも嫌な予感を感じて行くと、
一方でシロやハティの耳には聞こえていないのか!…
変わらず飛んで来て掛け声も口にする!…
となるとその飛んで来るシロとハティの様子に
マサツグもハッ!と我に掛けると、
また慌てて回避に専念!…
「ッ!?…チッ!!…考える暇も無いってか!?…」
__フォンッ!!…ダンッピキキッ!…ッ!?…
この時異音を発したであろう飛んで来たシロを
右に流して躱し!…
マサツグもシロが飛んで来た事で
一旦は考えるのを後にしよう!とするのだが、
すかさずまた異音が耳に!…
と言うのも今度は背後から聞こえて来て!…
同時に誰かが飛んで来たであろう
踏み込む音も聞こえて来ると、マサツグも反応!…
しかし同時に何か集中力を鈍らせてしまう!…
それはどうしてもその異音が気になる様子で
更に嫌な予感も感じ!…
だがそんな事を気にしている暇もない様子で
今度はハティが飛来!…
{今度は後ろから!?…気配は…ハティ!!…}
「てやあああぁぁ!!!!」
__ギュンッ!!…スカァ!!…
ここまで来るともうさすがに
誰が飛んで来ているのか?も分かっている様子で!…
すかさず気配を探って今度はハティが
飛んで来ている事を察知すると、
一方でハティもマサツグを捕まえようと必死に!…
思わず吠えては両手を伸ばし!…
少しでも何か引っ掛かれ!とばかりに
クッと歯を食い縛る表情も見せるのだが、
無情にもマサツグはそれを回避する!…
結果そのままハティは氷のサーキットへ戻るのだが!…
「ッ!?…なぁ~~~ん!!!!…ッ!!…」
__シュルン、ダンッ!!!…ビキキキッ!!…
「ッ!?…まただ!…
またさっきの音!…って、ンン?…」
その戻って行く際ハティはまたショックを受けた様子で
言葉を漏らす!…
だが直ぐに気持ちを切り替えて
空中で体勢を整えて行くと、
無事に氷のサーキットへ着地をして見せるのだが!…
その際またもや異音を耳にして行き!…
マサツグも三度その音を聞いて
更に嫌な予感も感じてしまうと、
次にはある事にも同時に気が付く!…
そして頭の中でその異音についての仮説を立てる!…
それは!…
{…さっきから聞こえる
あの亀裂音みたいなのはシロとハティ…
それも踏み込んできたり
着地をして行く際に聞こえて来る!…
そんでもってそんな亀裂が
聞こえて来そうなモンと言えば…
あの氷のループくらいで…
って事はつまり?……ッ!?…}
如何にもその亀裂音と言うのはシロかハティが!…
何処かに着地した際に聞こえるモノで、
もしくはシロかハティが何処からか踏み切り
飛び掛かった際にも聞こえるモノ!…
更にはそんな亀裂音を立てそうなモノと言えば、
あの氷のサーキット位しか他になく!…
何ならシロはマサツグを捕まえる事で躍起なっており!…
自然とその足に力が入り!…
ハティより大きくその亀裂の入る音が聞こえて来ると、
自動的にマサツグの頭の中で嫌な予感が具現化!…
それは最悪の事態を想定させる!…
となるとマサツグも二人を躱し避けながら
青褪めるそんな表情を浮かべて見せると、
一方でまたダン!と踏み込む音を…
と、同時にやはり亀裂が走る様な音も聞こえて来る!…
__ダンッビキキキキィッ!!!!…ッ!?…
「ッ!!…やっぱりまさか!?…」
「ッ!!…今度こそ!!!…」
今度はシロが踏み込んで来たのか!…
またもや大きく震脚する音と亀裂の音が聞こえ!…
と、この瞬間マサツグの中の仮説は事実へと
昇華して行き!…
その際音を聞いてマサツグが更に青褪める!…
一方でまだまだやる気なのか意気込む様子を
露わにすると、マサツグに向かって変わらず突貫!…
その異変に何も気が付いていない様子を露わにする!…
となるとマサツグもその様子に気付いているのか、
次には振り返りシロを止めようとするのだが!…
__ッ!!!…バッ!!…ッ!?…
{ま、待て!?…
これでシロを受け止めたら勝負は如何なる!?…
済し崩しにシロを連れて行く事に!?…
いやそんな事を言ってる場合じゃねぇし!!…}
「かぁ~くぅ~ごぉ~!!!!」
ここでハッ!とマサツグの動きに迷いが出る!…
と言うのもこの決闘の行方が頭を過り、
事故を避ける為とは言えシロをここで助けたならば!…
しかし条件上シロの勝利となってしまい!…
自分がシロを連れて行く事になるのでは!?と
考えてしまうと、思わず躊躇いが体を拘束!…
それ以上先へは進ませない様に縛り付ける!…
そして頭の中でそれを理解しつつも
テンパり自問自答をして居ると、
一方でシロはマサツグへ向かって飛び掛かり!…
何ならマサツグの動きが鈍った事に気が付いて居り!…
まるでこれで終わりにする!と…
勢い良く吠えて両手をマサツグに
向けて伸ばして見せるが、ここでマサツグが待った!を…
「ちょ!!…ちょっとタンマ!!!…
シロ!!!…ハティ!!!…ちょっとタンマ!!!!」
「待たないのです!!!」
「そうです!!!…待たないのです!!!!」
この瞬間二人の…いや三人の間でまるで!…
刹那が発動した様にその動きが
スローモーションの様に見えて来る!…
しかしその奇妙な感覚に疑問を持つ事は一切無く、
ただ目の前の事だけに集中しており!…
マサツグは慌てて勝負に待った!を持ち掛ける一方で、
やはりシロとハティは当然聞かず!…
捕まえた時点で勝負は決まる!と…
まるでこの亀裂音こそシロの策略である様に!…
何かシロから決意めいたモノを感じて居ると、
更にマサツグは慌てる!…
もう一度シロに待った!を掛けて行く!…
「いやほんとに待ってって!!!…
でないと色々と不味いから!!!」
__ッ~~~~!!!!…ッ!?…
{…駄目だ!!!…完全に夢中になって居る!!!…
……こうなったらワザと捕まるしか!!…}
異常が起きている事を訴える様に
マサツグが慌てて呼び掛ける!…
しかしシロはただ真っ直ぐにマサツグの事を
見詰めるだけで、返事をする気配を全く見せず!…
そしてその様子はマサツグの目から見ても
分かるもので!…そんなシロの反応に戸惑い!…
頭の中でもう捕まるしかないのか!?と
考えて慌てて居ると、
一方でハティも保険を掛ける様に発射体勢!…
しかしこのタイミングで
遂にその嫌な予感が起きてしまう!…
__グン!!!…ダンッ!!!!…バギィン!!!!…
「ッ!?…え?…」
「ッ!?…やっばぁ!!!…ッ!!!…」
__ザッ!!…ヴワサァ!!!…ドサァ!!…ッ!…
それはハティもマサツグに向かい
踏み込み飛び出そうとする!…
だがその踏み込み震脚をした瞬間、
氷のサーキットは遂に耐え切れなくなった様子で
突如崩壊!…
それこそ今度はハッキリと二人にも
異音が聞こえた様子で!…
その中途半端にしか踏み込めなかった事で
ハティは失速!…
若干前に飛んだ様な微妙な感じで
そのまま地面に落ちて行くと、
その様子にマサツグもヤバい!と…
咄嗟にアイテムポーチから毛布を取り出す!…
そしてハティに向けて投げ入れる様にして
緩衝材にすると、
シロにも救助の手を回そうとするのだが!…
__ッ!?!?…あぁ!!!…×7
「ッ!?…嘘!?…」
「ッ!!…シロ!!!……ッ!!…
クソッ!!…とてもじゃないが間に合わない!!!…」
この時観客席からはその事件が起きた事で
どよめきが走り!…
グレイスもこれにはハッ!とした様子で
自身の口に両手を添えては酷く青褪め!…
その際思わず言葉も漏らして
とにかく不味い!と言った反応を露わに!…
一方でマサツグも何とかもう一枚の毛布に
手を掛けて見せるのだが、時既にお寿司の状態!…
シロは既に避けてしまったのか
マサツグの背後を跳んでおり!…
マサツグも反射的にやったのか!…
シロの事を避けた事にハッと
気が付いた反応を露わにすると、
毛布を思わず天高く投げてしまう!…
そして間に合わない!とも言葉にする!…
一方のシロはと言うと空中で
クルン!と身を翻して体勢を整えると、
そのまま脚から着地して行き!…
__クルリッ!…ズザザザザザザザァァァ!!!…
…カランッザッ!!…
「…ダハァ!!…ハァ!…ハァ!…ハァ!…ハァ!…」
やはり今までの勢いが有ったせいか、
シロはまるでバトル漫画で吹き飛ばされた様に
滑って行き!…距離にして約十数m!…
その際足だけでは止まれなかった様子で!…
その手に氷のダガーを一本!…
地面に突き立ててブレーキ代わりに使ったのが伺えると、
シロ自身もビックリした具合に肩で呼吸を!…
次には緊張が切れた様子で膝を着く!…
この時四つん這い状態で息を荒くする
そんな様子も見せていると、
一方でシロが無事である事に観客席からも
安堵の言葉が!…
「……あっ…あっぶなぁ~…」
「あ、危うく大惨事になる所だったぞ!…
…って、ンン?…」
危うくシロが地面に叩き付けられそうだった場面を、
想像してしまった者達は一気に脱力!…
この時マサキが安堵の言葉を零して行き!…
マサキに続くようパルシィも思わずビビった様子で!…
同じ安堵の言葉を零して見せると、
次にはハッとある事に気が付いた反応を!…
何ならそれはパルシィだけでなく
他数名も気が付いた様子でハッとし始め、
そしてシロの姿を顔を顰めながら見つめ!…
まるでそこからまだ動けるのか!?と言った…
緊張と慌てる様なそんな表情を浮かべて見せると、
グレイスもそんなシロに対して無情にも一言!…
「……もうこれで…終わりですね…」
「ッ!…え?…じょ、女王陛下?…
い、今のは如何言う意味で!?…」
これ以上は出来ない!と言った様子で
グレイスが悲し気に言葉を口に、
それは明らかにシロの敗北を意味しており!…
そんなグレイスの言葉を聞いて
観客席に居る気付いていない面々も!…
途端に戸惑うそんな反応を露わにすると、
オリハが途端に質問!…
当然意味が分かっていない様子で慌てて見せる!…
それはパッと見だとシロが
ちゃんと受け身を取った事で!…
まだ戦える状態にある!と言いたげに見詰めて行くと、
なのに戦えないとは如何言う事か!?と
負けを認めたくない様子で言葉を続け!…
が、その質問にグレイスが答えるよりも
先にマサツグがシロへ問い掛け!…
「…シロ!!…まだ続ける気か!?…」
「ッ!…え?……」
それは未だ四つん這いの状態で
蹲るシロに対してこの決闘を続けるのか?と、
その意思の有無について簡単に尋ね!…
グレイスと同じでさもシロの敗北を意味する様な!…
そんな問い掛け方をマサツグが口にして行くと、
勿論その言葉を聞いたオリハは更に戸惑う!…
そして今度はマサツグに視線を向けて行く!…
すると一方で毛布に包まり助けられたハティはと言うと、
次にはそのマサツグの言う異変に気が付いた様子で
ハッ!と…
慌てて毛布から抜け出し!…
シロを酷く心配した様子で慌てて声を掛けて行くと、
今度は駆け寄ろうか如何か?と悩む様子を露わに!…
「ッ~~~!!!……ッ!?…お、おねえさま!?…」
「はぁ!…はぁ!…ッ!!…ッ~~~!!!…」
と言うのもこの時のマサツグは無警戒で腕を組みながら
立っている事で、今ならその動きを阻害!…
或いは拘束出来る!と未だ勝負の事を考えては
ハティが一人オロオロとして居り!…
一方のシロはと言うとそれを分かっているのか
歯を食い縛り立ち上がろう!と…
それはまだ諦めていない!…
折れてはいけない!と言った様子を
全面に出して闘志も露わにするのだが、
それとは別にやはり異常が起きた様子で苦悶の表情!…
額に脂汗を掻いて見せる!…
そしてここで何が起きているのかが明らかになると、
それはシロの足に異常が見られ!…
__グッ!…グググッ!……ッ!?…どよぉ!?…
「シ、シロちゃんの足!!…」
「ッ!?…な、何やアレ!?…
アレ、骨やってしもとるんとちゃうんか!?…」
シロが立ち上がろうとするとその足が露わに!…
そこには両足首が青紫色に変色している様子が見られ!…
それはまるで酷い打撲!…
或いは骨折をしたかの様な変色具合が伺えてしまうと、
それを目にした面々は驚き慌てる!…
当然途端に心配をする様に言葉を漏らして行く!…
それこそ今すぐにでも中止させたい位に
腫れているのも確認すると、
くまさんが指を差しながら戸惑いの言葉を口に!…
となるとマサキも気が付いた様子で同じく慌て!…
見た感じでその状態を判断!…
これ以上はもう無理である様に話しをして
とにかく慌てて見せると、
観客席ではどよめきが絶えず!…
そして立ち上がろうとしているシロ自身も
また次には倒れてしまう!…
__ザッ!…ザッ!…ッ~~~!!!…
クラァ!!…ドザァ!!…あぁ!!!…
確かにあの時シロは受け身を取って見せた筈なのだが、
それでも完全に往なし切った訳ではない様子で!…
プルプルと生まれたての小鹿の様に足を震わせる!…
そして徐々に膝を曲げて足に負荷を掛けて行くと、
次には痛みに耐え切れず前のめりに倒れ!…
その際受け身も取れない程であったのか!…
顔からズシャッ!とヘッドスライディングを
決めてしまうと、更に心配の声を湧かせてしまう!…
しかしそれでもシロは果敢に立ち上がろうと
藻掻いて見せる!…
__…ザッ!…ザッ!…
グッ!…グググッ!…ッ~~~!!!…
「ッ!?…シ、シロちゃん!!!…」
「はぁ!…はぁ!…ッ!!…ッ~~~!!!…」
また地面に手を着いて体を起こし、
まずは四つん這いの状態に!…
何なら普通に体を起こすのでも
もう苦悶の表情を浮かべて見せ!…
そしてそれを見て居る者達としても
当然心配の眼差しを!…
何なら今すぐにでも壁を越えて
シロを助けに入りたい所では有るのだが、
赤のフィールドバリアが邪魔で干渉が出来ず!…
ただ見ているのみとなってしまい!…せめてもう良い!…
もう休んでくれ!とばかりに
シロへ祈っても見せるのだが、
シロはそれでも止まらない!…
泣きたいのを堪えて再度、
立ち上がるチャレンジをして見せる!…
それは息を切らしながらグッと歯を食い縛って行くと、
片足づつ力を入れて立ち上がり!…
__ッ~~~!!!…クラァ!!…
ドザァ!!…ッ!?…あぁ!!…
「……勝負あったな…」
__ッ!?…ッ…チラッ?…チラッ?…ッ~~~…
二度目のチャレンジも同じ結果に!…
またシロが頭から倒れて行くのを目にして行き!…
再び観客席からどよめきの声が上がって行くと、
ただ倒れるシロを見詰める!…
マサツグも仁王立ちをして
シロを助ける気配を見せようとしない!…
それは助けに行ってしまったら!と…
その後の展開も読めている様子で
見詰めるだけに留めており、
ただ一言言葉を漏らし!…
一方で更にハティは戸惑いを露わにして見て!…
と言うのもこの展開はハティの筋書きに無いのだが、
それでも普通は助けに行く!と…
マサツグの事を信頼して居るからこそ、
これは可笑しい!とばかりにマサツグの事を
チラチラと見るのだが!…
同時に自身も何かシロを
助けてはいけない気持ちになって行くと、
その感情にこれまた戸惑う!…
如何したら良いのかが分からなくなる!…
そうしてシロが藻掻く様子を目の前に
未だ決着が着かない様子が続いて居ると、
オリハも我慢の限界を迎えてしまったのか!…
マサツグに向かってその憤りをぶつけ始め!…
「…ッ~~~~!!!!…おい馬鹿兄貴!!!!…
早くシロちゃんを助けろよ!!!!…
もう出来ない事は分かってんだろが!?…
…それなのに!!…それなのに!!!…
何そこでボサッと突っ立ってんだよ!!!…
それでもシロちゃんの親なのか!?…
目の前でテメェの娘が怪我してるのに!!!…
何で何もしようとしない!!!!…
何で助けようとしない!!!!!…」
当然見て居られない!とばかりに…
そしていつまでも見て居るだけで
ちっとも助けようともしない!…
そんなマサツグの様子に怒りを覚えると、
次にはバトルフィールドの壁を殴りながら馬鹿兄貴!と…
いつもとは違う様子で吠えて見せる!…
その際マサツグに親としての責任を
問うよう文句を言うと、
爆発させる様に怒りの感情を露わにして見せ!…
何なら親として失格!とばかりに言葉を続け!…
早くシロを助ける様に急かし続けて
マサツグの事を罵倒すると、
マサツグもその言葉を受けて途端にピクッ!と反応…
途端にオリハに対して怒りを露わに!…
もう一度先程の言葉について尋ねて行く!…
「ッ!!!!……おい…今なんつった?…」
「ッ!?…あぁ!?…」
それは酷く怒っている様子で静かに言葉を、
振り返る事無くその背中から沸々と怒気を滾らせ!…
となるとそんなマサツグの様子に
他の面々もハッ!として見せ…
間違い無く怒っている事を悟って行き!…
オリハを止めようとするのだが、
一方でオリハもマサツグに噛み付く!…
そのマサツグの問い掛けに対して悪態をつく!…
まさに今の状態はガチ喧嘩の一歩手前、
またあの闘技祭の様な
激しい戦闘が始まるのか!?と恐々として行き!…
だがそんな事も無い様で、
次にはマサツグが更に言葉を続ける!…
何も分かって居ない!とツッコむ様にして
オリハに反撃の言葉を口にすると、
思わずオリハが気圧されてしまう!…
「今!!!…なんつったって聞いてんだよ!!!!…
…何も分かってねぇトーシロー如きが!!!!…
吠えてんじゃねぇこの大馬鹿野郎があぁ!!!!…」
「ッ!?…ッ…ッ~~~!!!…」
と言うのもマサツグは一気に
怒りのボルテージを上げて罵り!…
オリハを素人呼ばわり!…
それは親としてスタートラインに
立っても居ない様子で捲し立て!…
怒るオリハに対して筋違いであるよう
更に罵倒の言葉を叫んで見せると、
それを聞いてオリハは勿論戸惑う!…
だが馬鹿にされた事には違いない!と更に怒る!…
となるとそんな事を言って来たマサツグに対して
文句を言おうとするのだが、
それよりも更にマサツグが言葉を畳み掛け!…
「…俺だってなぁ~!?…
本当ならすぐにでも助けてやりてぇよ!!!…
でもしちゃいけねぇから
こうして見守ってんだよ!!!!…」
「ッ!?…え?…」
マサツグはジッと藻掻くシロを見詰めたまま
怒りの言葉も続けて見せる!…
それはマサツグの本音で有り!…
更にはなぜ助けないのか?も
同時にオリハへ話して行くと、
更にオリハを困惑させる!…
となるとその言葉の意味について悩んで見せる!…
それは何だかんだ言っても
一応はマサツグの事を信頼している様子であり、
その言葉の意味を考え出し!…
と、オリハが戸惑い悩む様子を見せる一方!…
もう一つマサツグは言葉を続ける!…
それは自分も今辛い事を語る様に!…
更に詳しくなぜ助けないのか?を話して行くと、
各々はハッ!と…
戸惑い驚きながらもマサツグの意志を解釈する!…
「…良く見ろこの状況!!!…
このシロの様子をぉ!!!…
今シロは一人の人として
俺に喧嘩を売っているんだ!!!…
シロはまだ俺との[決着]を
これっぽっちも諦めちゃいねぇんだよ!!!!…
…もし今ここで俺がシロを助けて見ろ?…
それが理由で俺を掴んだり触れたりしたら!!…
互いに不本意な形でその勝負に
決着が付いちまうんだぞ!?…」
マサツグは必死に怒りを抑える形相を露わに、
まるで我慢をするかの様に肩を震わせ俯き!…
そして何故助けないのか?を熱烈に話し始め、
一方でシロもそれを聞いて奮い立つよう必死に藻掻き!…
何度もチャレンジをしては震えて転び!…
その度に涙を目に浮かべつつ!…
それでも必死に泣かないで歯を食い縛り!…
その期待に応えるよう何度も何度もチャレンジをすると、
少しづつではあるが前に進む!…
マサツグと同様に鋼の意志を露わにする!…
するとその様子を見てハティも
何か震えるモノを感じたのか、
無意識にその目に涙を浮かべ!…
__…ポロッ…ポロッ…
「ッ!…お、おねえさま……ッ!…
…ッ…ッ~~~!!!…」
その際まだ自身が泣いている事に
気が付いていない様子で、
ただ一言おねえさまと言葉に口にし!…
するとここで漸く自身が涙を流している事に
ふと気が付き!…
次には声を上げる事無くポロポロと泣き出し!…
ジッとシロの様子を見守り声にならない声で
シロの事を応援すると、
一方でマサツグもまだ吠える!…
この時マサツグも涙を我慢している様子で声を震わす!…
それは泣いてはいけない!と
自身に聞かせて続けて行くと、
ここで泣いてはシロを侮辱する事になる!と頑張り!…
「…それを狙って居るならとっくに泣きじゃくって
俺に助けを求めてる!!!!…
何の為にシロが今目の前で
俺に戦う意思がある表情を見せて居るのか!!!!…
痛い足を酷使してまで
立ち上がろうとしているのか!!!…
…テメェには分かんねぇのか!!!…オリハ!!!!…」
「ッ!?…だ、だからって!!…
それでも!!!……ッ!?…」
シロが助けを求めて来ない以上、
いや求めても助けない!と…
マサツグも鋼の意志を露わに!…
互いに礼儀を払う様に
今こうして立ち合っている事を口にすると、
再度オリハに対して文句を!…
するとオリハもそうツッコまれた事で更に戸惑う!…
だがそれでも勿論人として
やはり文句がある様子で言葉を口に!…
マサツグに噛み付こうとするのだが!…
ここでハッ!とシロの様子に目を向ける!…
するとそこにはシロが立っている様子が有り!…
その光景に驚き戸惑い黙ってしまうと、シロを凝視!…
一方でシロもそんなオリハに対して返事をする!…
「…ハァ!…ハァ!…ッ~~~……オリハ叔母さん!!…」
「ッ!…え?…」
「オリハ叔母さんの!!…
気持ちは!!…嬉しいのです!!…
でもこれは!!!…これは!!…
シロとご主人様との!!…勝負なのです!!…
ッ!!…ッ~~~…
お、お口を!!…挟まないで下さい!!!」
「ッ!?…ッ…ッ~~~…」
シロは震える脚に対して膝に手を突き無理やり抑え!…
必死に痛みに耐えながら息を切らすと、
オリハの事を呼んで見せる!…
それは大丈夫!と答える様に空元気で言葉を口にすると、
突如呼ばれた事でオリハも驚いた具合に言葉を零し!…
となると次にはパチパチと瞬きをして
シロを見詰める一方!…
シロもオリハに言葉を続け!…
オリハの気持ちに感謝をしつつ!…
それでも見守ってて欲しい!…
手を出さないで欲しい旨をハッキリ言葉にして見せると、
これにはオリハもビクッと反応!…
次にはシュンとする様に落ち着いて見せる!…
さてそうしてシロが喧嘩の仲裁に入った所で!…
またマサツグの方を見詰めて行くと、
仕切り直す様にして歩き出し!…
と、そんな満身創痍のシロの様子に!…
誰もが辛そうな視線を向ける!…
まるで自分の事に様に!…ただ見守る事しか出来ない!…
そんなシロの様子に対してマサツグも
ただ仁王立ちをするだけに止まっていると、
遂に決着!…シロの運命が決まるのであった!…




