表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-  作者: すずめさん
-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-
618/620

-第七章三十五節 氷のサーキットと意地のぶつかり合いと仲間の激励!-



まるで無限ループの様にシロとハティが


自分達で作り出した、氷のサーキットを滑り続け!…


そしてその様子を見せられて居るマサツグとしても!…


非常に慌てながらとにかく二人の姿を追って居ると、


徐々に減って行く刹那の使用時間に焦りを覚える!…


となるとマサツグとしても


何かしら対策を練らねばならない!と言った具合に…


シロに負けじ!と奇策を考えようとするのだが、


別にやるか?やられるか?の戦いでも無い事から


思う様に浮かばず!…


何ならこれはあくまでも鬼ごっこである訳で、


危害を加える所か手を出そうとする事自体が悪手に!…


余計な動きは出来ない事を自らも分かっているから!…


更に悩む事態になって居ると、言葉を!…


やはりしてやられた!とばかり零して見せる!…



「…チィッ!!…油断した!!…


よもやこんな隠し玉を持っていたとは!!…


このままだと逆に俺の方がジリ貧って事ね!?…」



__シャアアアアアァァァ!!!!…



「…はぁ!…はぁ!…こ、これなら!!…


休憩しながら!…ご主人様を!…


狙える!!…です!!!…」



こうなるともはや刹那の使用時間が


まるで死の宣告の様に感じられる!…


目の前でカウントダウンが始まっており!…


チラチラとそれを確認しながら


余計に焦りを感じて居ると、


一方でシロとハティは


未だ高速でマサツグの様子を伺う!…


しかし直ぐには飛び掛かる事が出来ない様子で


休む時間(TP回復)も図っていた!…


それでも好機である事には決して変わらず!…


息を切らしながらもとにかくマサツグの隙を伺い!…


一方でこの土壇場でこんな奇策を思い付いた


シロにハティも驚きを露わに!…



__ギュッ!!…チラッ?…



{…まさかギリギリの状態から


こんな事を思い付くなんて!!…


おねえさま!…恐ろしい人!!…}



拳を握ってはチラッとシロの事を確認しつつ!…


思わず尊敬の眼差しで対面上を


滑っているシロへと感心を向けて行くと、


心の中でも更に驚いた様子を露わに!…


何ならどこかで聞いた事のある


フレーズを考えてしまう!…


そして自分も負けては居られない!とばかりに


フンスッ!と若干鼻息も荒くすると、


一方で遂に時間が!…


マサツグの反射神経はスッと戻り!…


次にはそのシロとハティの滑っている光景が


まるで洗濯機の中に居る様な!…


そんな光景の様に見えてしまうと、


ふとマサツグがここで奇妙な反応を!…



__ヴウゥン!!……ギュオオオオオォォォォォ!!!!…



「ッ!?……フフッ!…」



__ッ!……え?…



と言うのもマサツグはその絶望的な状況を前にして


思わず笑みを!…


それこそ一度はその光景に


酷く驚いた様子を浮かべて見せるのだが、


何故かそこからフッと笑みを零して見せ!…


その際その表情と言うのはまるで娘達の成長に、


喜びを感じている様にも感じられ!…


するとその様子を観客席から見ている


モツ達も気が付いた様子!…


次には各々戸惑って見せ!…


何故笑って居る?とばかりに


その笑うマサツグに対して疑問を持つと、


当然言葉も漏らす!…マサツグの様子に困惑し出す!…



「笑ってる?…」



「自分が追い込まれた状態なのに?…


刹那はもう切れてるだろうから余裕は無い筈なのに?…」



勿論今マサツグは追い込まれているのだから、


シルビィはそのマサツグの笑って居る表情に


戸惑いの言葉を!…


となるとそれに対してオリハも


理解が出来ない様子で言葉を零し!…


何なら雰囲気的に察したのか?…


もう[刹那]の効果が切れている事を口に!…


更には思わずマサツグの気が


可笑しくなったのでは?と言った言葉も続けて行くと、


更に各々疑問を!…その笑って居る理由に困惑する!…


しかしその一方で違う反応を見せる者達も居る訳で、


その笑って居る表情を目にしてこう言葉を!…



「…アイツゥ……あんな表情を見せる様になったんかぁ…」



「ッ!…あの子だってちゃんと成長してるんやから!…


そりゃ見せる様にもなるってモンやで…お父さん?…」



「…ッ……」



それはマサツグの両親・マサキとくまさんの事であり!…


マサキはいつの間にか親の顔をする様になった


マサツグにシミジミ驚き!…


いつの間にこんな風に成長したのか?とばかりに


思わず言葉を漏らしてしまうと、


くまさんがそれに対して返事を!…


別に可笑しい事ではない!と言って話をする…


その際マサツグの成長にやはりシロ達が


関係している事を!…


指し示す様に視線を向けると、


直ぐ近くでその話を聞いて居たのか


グレイスも思い悩む表情を露わに!…


一方でその笑顔を見せて居た本人はと言うと、


やはり焦っている事に変わりはなく!…


全方位に対して身構え!…


シロ達も呼吸を整えた所で攻撃開始!とばかりに


身構え出すと、次には嵐を巻き起こす!…



__シャアアアァァァ!!!…バシュン!!…


トンッ!…バシュン!!…



「ッ!!…動き出したか!!…」



シロとハティは滑りながらマサツグに向かい


突撃!…とは行かず!…


わざと避ける様にして対面に飛び、


シロが先に飛び出してハティが続けて飛ぶ!…


わざわざ時間を遅らせて


何かまだ仕掛ける気配を見せると、


今度は氷のサーキット内でシロとハティが飛び交う!…


直接的な撹乱に打って出る!…


それだけマサツグの事を用心して居る!と言えば


納得なのだが、それでももはや傍から見ていると


そこまでするか!?と言ったモノで…


案の定マサツグはそれに対して動じず構え!…


寧ろ気配を探る様な!…


目を閉じ達人の様な風格を露わにすると、


次にはシロ達が仕掛けて行く!…



__バッ!!…バッ!!…ッ!?…



「ッ!?…来るか!?…」



「今度こそ!!…取ったのですぅ~~~!!!」



氷のサーキット内で荒ぶる二発のミサイルが


マサツグを襲う!…


一発目(シロ)は背後から飛んで行き、


二発目(ハティ)は右脇腹に向かってこれまた飛び!…


その際互いに衝突を避ける為に時間差を設け!…


マサツグの疲弊を誘い!…


そこで仕留める!と言った数撃ちゃ当たる戦法に


シロとハティが打って出ると、


この時点である事に気が付いた様子!…


シロが勝ちを確信した様子で叫んで見せる!…


しかしマサツグもその気配を感じ取った様子で!…


機敏にピクッと反応をして見せると、


次にはシロとハティを驚かせる事に!…



「ッ!!…甘いわ小娘共!!!…」



__バヒュンッ!!…どよぉッ!?…



「ッ!?…なッ!?…」



この時シロは本能的にマサツグの刹那が切れている事に


気が付いたのだろう!…


故にここで気を抜いてしまい!…


マサツグに勝った!と吠えて見せてしまったのが


運の尽き!…


まずは声で居場所がバレてしまい!…


マサツグもそれに逸早く反応して


背後から飛んで来るシロに対してスッ!と…


まるで人混みを避ける様にして


体を逸らして回避をすると、観客席に居る各々!…


そして回避されたシロ本人を驚かせて行く!…


もう刹那が切れて居るにも関わらず、


まだ避ける事が出来るのか!?と戸惑わせ…



「そんな!!…ッ!!…それでも!!…」



__バヒュンッ!!…ッ!?…



「ッ!!…おねえさまは駄目でしたが!!…


ハティが!!…」



と、そんな回避された瞬間をハティも


チラッと見ており、戸惑いの言葉を口に!…


だが気持ちを改めシロの仇を取るつもりで


向かって行く!と…


二発目がもう直ぐそこまで迫って来ている事に


モツ達も気付き!…今度こそ駄目だ!と…


被弾した!とばかりにマサツグが吹き飛ぶさまを


思わず想像するのだが!…


マサツグもマサツグで諦めない!…


回避した状態から更にハティの位置も


分かっている様子で回避をし出すと、


宛らそれは某・三頭身の赤いクールな


ヒーローの様にもう一度身を翻し!…



「なんのとおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」



__ダンッ!!…グン!…グン!…


グン!…グン!…シュタァ!!…どよぉッ!?…



「ッ!?…なぁ~~~ん!!!…」



この時某・機動戦士のパイロットにもなりつつ、


新体操の様な空中捻りを入れながらコンパクトに!…


ハティの頭上を跳んで回避をして見せると、


奇妙な事にその場に居る者全員が何故か!…


その回避している光景がスローモーションの様に


見えてしまう!…


宛らそれは本当にまんまそのヒーローの能力を


使った様に見えてしまうと、


その目の前の光景と自身が見えている状態に


とにかく動揺が隠せず!…


仕舞いには何かのバグか!?と言った具合に慌て出し、


だが自身の様子は何も無く!…


一方で回避されたハティはショックを受け!…


また独特の鳴き声を上げて


そのまま氷のサーキットへ戻って行くと、


マサツグもしてやったり!と…


思わず大人げない!笑みを浮かべる!…


さてそうなると如何やって二人の動きを


見切ったのか?も疑問なのだが、


それよりも何故スローモーションの様に


見えたのか?が気になり!…



「……ッ!…ッ!?…い、今のは!?…」



「わ、分からない!!…


でも確かに何か二人の動きが見れた様な!?…」



観客席では互いに顔を見合わせ今のは何!?と、


それはプレイヤー達だけでなく


NPCのアヤやシルビィ達も同じく戸惑い慌て!…


マサキやくまさんもその様子を見て絶句!…


自分の息子がさもドラゴ○ンボールの様な


世界線で戦っている事に衝撃を受ける!…


そうして初めて垣間見た[刹那]使用時の様な光景に!…


ずっと戸惑いを隠せずワチャワチャと


NPC(アヤ)達が話しをして居ると、


一方で次弾が直ぐに装填されており!…


と言うのもシロとハティは勿論諦める様子を


全く見せず!…氷のサーキットを踏み場に!…


再度発射する体勢を整えて行くと、


シロがマサツグに襲い掛かる!…


休む暇を与えさせない!…



__グググゥ~!!!…バシュン!!!…ッ!?…



「まだまだぁ!!!…」



「ッ!!……フフフ!…」



マサツグに回避された時点でシロは


受け身を取ってサーキットに!…


すると今度は若干滑って射角を変え!…


と言っても基本は数撃ちゃ当たる戦法で


ある事に変わりはなく!…


同じ様に隙を見てマサツグへ向かって発射!…


まだ諦め切れていない様子でシロが懲りずに


マサツグへ向かって吠えて見せると、


マサツグもその声に反応!…


またもや笑みを零してしまう!…


さて次には二度目となるシロの攻撃に対して、


マサツグも直ぐさまブリッジで対抗!…


となるとシロはマサツグの腹の上を通過して行き!…



__シュン!!!…ッ!?…あぁ!?…



「…まだまだ甘いな!…」



するとマサツグがシロの攻撃を


また回避した事で観客席からどよめきが走り!…


そしてもはやシロ自身も


ただマサツグを捕まえる事しか頭に無いよう!…


もう捕まえるに当たって


フェイント等の誤魔化しは無く!…


ただ一直線に飛んで行く!…


妙なマサツグに対して真っ向から


勝負を仕掛けるだけに固執すると、


もうそれは弾丸と化す!…


そんなシロの様子にマサツグも


清々しさを感じてしまう!…


さてそうしてシロに対してツッコミの言葉を口にすると、


またもや態勢を整え直したハティが飛び!…



__グググゥ~!!!…バシュン!!!…ッ!?…



「まだまだぁ!!!」



「ッ!?…ほ、本当に絶え間が無い!…なぁ!?…」



逆にハティは頭を使う!…


ブリッジでの回避は悪手!とばかりに…


その地面を這う様な状態のマサツグへ向かい!…


更に保険を掛けてマサツグの足に


向かって飛んで行くと、動きに制限を掛けよう!と…


次に飛んで来るであろうシロのアシストに回って行く!…


となるとそのハティの攻撃にマサツグも


ハッとこれまた反応、


その際目の付け所が違うハティの狡猾さに


マサツグも慌て!…


だが勿論被弾は許されない訳であり!…


マサツグはすかさず足に力を!…


地面を蹴ってそこから倒立でハティの攻撃を回避すると、


更にハティを驚かせる!…


しぶといマサツグにまたどよめく!…



____ダンッバッ!!!…シュン!!…


ッ!?…あぁ!?…



「ッ!?…な!?…こ、これでも!?…」



「…ふぅ~!……危ない危な!…」



その際回避されたハティはと言うと、


器用に空中でクルンと受け身を取る様に翻し!…


そして地面に激突する事無く足から着地!…


そこから地面を蹴ってサーキットへ戻り!…


またもや回避された事にもうあり得ない!と…


驚きの言葉を漏らして見せると、


一方でマサツグも危なかった!と安堵の言葉を!…


だがそれをも最後まで言わせる事無く


三度シロが襲い掛かる!…


それこそやはり直球勝負!…


絶対に自分のスタイルを変える様子は一切なく!…



「まだまだぁ!!!」



__ッ!?…バシュン!!!…


グンッ!…パカァ!!…どよぉッ!?…



「ッ!!…クゥ!!…」



「ッ!?…本当に油断も隙もねぇ!!…」



シロが三度吠えると弾丸小僧ならぬ弾丸小娘に!…


その際狙いはピンと伸びているマサツグの下半身!…


好機!とばかりにシロは真っ直ぐ突っ込んで行くのだが、


マサツグもそれに気が付くなり更に対抗!…


それはバッと足を開いて間抜けにも


Vのポーズでやり過ごし!…


するとその間を通り向ける様にシロが通過して行き!…


シロも回避された事でまた悔しそうな!…


クッと歯を食い縛る表情を浮かべて


そのままサーキットへ戻って行くと、


間抜けな回避方法だがまだ逃げ切っている事で


モツ達がまたもやどよめく!…


と、同時にしつこいマサツグに


いい加減何かイライラとした物を感じて行く!…


と言うのもそれは大人げない!と言った


不服感を感じると同時に、


やはり別れると言う話に


納得できない部分が合わさって行き!…



__バシュン!!!…バシュン!!!…バシュン!!!…



「っと!!……ぜぇ!…ぜぇ!…


さすがにおぉっとぉ!!…


ッ~~~!!!…ハァ!!…しんどい!!…」



この時何度も飛び交うシロとハティの


攻撃を巧みに躱し!…


もはやブレイクダンスを踊っている様な状態に


なって来ると、さすがにしんどいのか


マサツグが息を切らしながら表情を歪める!…


しかし一方で何処か楽しんで居る様な


そんな表情もチラッと見せる!…


そしてそんな表情を見せるマサツグに!…


オリハもやはり不服とした反応を露わにすると、


次には徐にスッとその闘技エリアの壁の方へと


歩き出し!…



__……ッ!!…コッ…コッ…コッ…コッ…



「…ッ!…オリハ?…」



「おい何処行くねん!!…」



となるとそんなオリハの様子に他の面々も気付いた様で、


一体如何したのか?とモツが言葉を漏らし始め!…


マサキもそんなオリハに対して質問をするよう


声を掛けて行くのだが、


オリハは構わず歩き続ける!…


そして何故か壁の前へと立って見せる!…


するとこの瞬間何故かモツ達の中で


嫌な予感が感じられると、


警戒した様子でオリハを見詰め!…


一方でオリハはまるで高さを改めて確かめる様な!…



__コッ…コッ…コッ…コッ…


…チラッ?…クンッンバ!!!…



「ッ!?…ちょ!?…」



「オリハ待!!…」



若干上の方を見上げて行き、


そしてその予感は的中した!とばかりに…


思いっきりオリハが飛んでその壁の縁に手を掛けると、


そのまま闘技エリアの壁を攀じ登る!…


するとモツ達も予感が的中した事で、


慌てて行くな!と声を掛けようとして見せる!…


しかしハッキリ言ってもう言った所で


時既にお寿司の状態な訳であり、


オリハは壁の上に立ってしまうと堂々の仁王立ち!…


それでもモツ達は回収を急ぎ!…


オリハもあの鬼ごっこの中に参加するのでは!?と…


慌てて追い駆け止めようと動きを見せるのだが、


意外とオリハは冷静!…


ただ壁の上に仁王立ちをし続けて見せる!…


そして意を決した様子で息を吸い!…


シロ達に向けて大声でエールを送って見せると、


その声にマサツグが驚き!…



「…ッ!!…スゥ…シロちゃ~ん!!!…


ハティちゃ~~ん!!!…頑張れ~~~!!!!」



「ッ!?…え!?」



「兄さんの肋骨2~3本折るつもりで


行っちゃえ~~~!!!!」



突如背後から闘技場全体に


轟くオリハの声が聞こえた事で、


マサツグが思わず反応を!…


振り返って誰が叫んでいるのか?と確認をして行き!…


そこで壁の上で仁王立ちをするオリハの姿を


見つけて行くと、何なら文句有り気な表情を


浮かべる様子も確認!…


更に一方でオリハはもう一つシロ達に向けて


エールを送る!…


と言ってももうマサツグを


仕留めてしまえ!と言った具合に叫んで見せると、


更にマサツグを戸惑わせ!…



「ちょ!?…」



「やれぇ~~!!!…


やるんだあああぁぁぁぁぁぁ!!!!」



「え?…えぇ!?…これは?…」



だが戸惑うマサツグなど思いっきり余所に!…


オリハはシロ達と離れたくない事を訴える様に!…


更に物騒!とも取れるエールの言葉を叫んで見せると、


その言葉にハティが思わず戸惑ってしまう!…


一体何事?とその動きを鈍らせてしまう!…


と言ってもサーキット内を跳ね回るだけで、


特に危険な状態とかそう言うのではなく!…


一方で戸惑うハティとは違ってシロはハッ!と…


オリハなりに応援をしてくれている事を感じて行き!…


チラッと叫ぶオリハに対して視線を向けると、


決意を改める!…


更に加速をして見せる!…



「ッ!…オリハ叔母さん!……ッ!!…」



__ギュン!!…ッ!?…ボババババババ!!!!…



「ッ!?…シロが更に速く!?…


チッ!!…余計な事を!!…」



応援をして貰っている事でそれに応えるよう


シロは元気に!…


そして飛び回る勢いも増した事で


マサツグやハティ!…


モツ達もそれを目にして


驚き戸惑う反応を露わにすると、


マサツグが更に焦りを覚え!…


何ならオリハに対して文句を口に!…


だがオリハからすればしてやったり!と…


シロの勢いが増した事で


更にマサツグが追い込まれる事を期待すると、


同じくその様子を見てか…


モツ達も途端に乗り気になる!…



「…ッ~~!!…俺達も行くぞ!!」



「「「「えぇ(おぉ)!!…」」」」



自分達の言葉がシロの強さ?に直結する!…


それこそ最初はそんなオリハの様子を


戸惑いながら見て居たのだが、


次には何かオリハと同じモノを感じて行き!…


となるとそんなオリハに触発された様子で


モツが言葉を!…


オリハと同じくシロ達を応援する事を決めて行き!…


他の面々もそれに乗った!…


同意をする様にモツに返事をして行くと、


これまたオリハと同じく闘技エリアの壁を登る!…


そして乱入をする事無くシロとハティを応援し出す!…


と言っても元々乱入自体が出来ないのだが、


そんな事など忘れてとにかく叫び!…



「負けるなぁ~~~!!!…


頑張れぇ~~!!!!」



「マサツグは疲れてるぞぉ~~~!!!…


このまま行けば


捕まえられるかもしれないぃ~~!!!!」



「マサツグ~~~~!!!…


結婚してくりゃれぇ~~~~~!!!!」



「……今なんか違う声援が聞こえた様な?…」



ただ感情のままにシロ達へ叫んではエールを送る!…


アヤは口元に両手を添えて大きく叫び!…


モツもシロとハティにアドバイスするよう


声を張り上げては二人を鼓舞!…


中にはどさくさに紛れて求婚をする子狐まで


出て来てしまう!…


その際パルシィがその違う声に対して!…


ツッコミの言葉を口にする等そんな場面も見れるのだが、


とにかくシロ達に勝て!と各々が叫び!…


それはあの時の闘技大会にも負けない程の


大声援となって行き!…


その様子にグレイスも思わず涙を浮かべる!…


まるで自分の事の様にシロ達がこうして!…


たくさんの仲間に支えられている事を実感すると、


同じくその鬼ごっこをしているマサツグも!…


まるで自分の事の様に感じてしまう!…


勿論状況としては圧倒的アウェーの立場で在るんだが、


もうそんな事如何でも良く!…



__わあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!…



{…シロ!…ハティ!…聞こえているか!?…


これが!…これがお前達に向けての応援の言葉だ!!…


…これだけの人にお前達は大切に思われて居るんだ!!…


これだけの人にお前達は愛されて居るんだ!!!…


…だから!!…だから俺は!!…


尚更お前を連れて行けない!!…


…このまま!!…このまま逃げ切らせて貰う!!!…}



「ッ~~~!!!…ぜっっっっっっったいに!!!!…


負けないのですうううっぅぅぅぅぅぅ!!!!」



背後から聞こえて来る大声援に!…


マサツグも心の中でシロ達に問うよう


言葉を思い浮かべて行くと、


更に愛されている事を説く様に!…


改めてこの鬼ごっこに負けられない事を誓って行く!…


そして気を引き締め更にシロ達の動きに集中し出すと、


同時に覚悟も固めて見せ!…


それは表情にも出て来るよう険しくなり!…


一方で更にその声援を受けてかシロも


もう一つ加速をして見せ!…


遂にシロの中で限界を超え出し!…


互いの意地と意地がぶつかり合う!…


ただの鬼ごっこでは到底見れない光景となってしまうと、


勢いそのままで遂に最終決戦へと突入して行く!…


更に激しさが増してしまう!…


と、同時にここでモツがふと時間を気にして見せ!…



__わあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!…


…ッ!…ヴウン!!…



{ッ!?…時間が気になったから確認してみれば!…


まだ《《3時間》》位しか経って居ないのか!?…


ハティの言う日没まで


あと軽く5~6時間位有るんだが!?…


さっきの調子なのが後大体6時間とか!!…


キツ過ぎるだろ!?…


…互いにTP切れを狙うにしても中々に辛そうだし…}



と言うのもタイムリミットで


ある日没までの時間を気にした様であり!…


その時間を確認して行くと、時刻は正午を指しており!…


この鬼ごっこが始まったの


はゲーム内時間にして約九時くらい!…


実質三時間くらいしか経っておらず!…


あの勢いをあと5~6時間続けて行くのか!?と


考えてしまうと、地獄である事を再認する!…


そしてその結末についても


もはや本当に決着が付くのかすら…


怪しく思えてしまって居ると、


一方でシロとハティはマサツグに飛び掛かり!…


と、それに対してマサツグも


汗を流しながら躱すので必死!…


その際マサツグは阿鼻叫喚!…


とにかくテンパる様子を見せて居た!…



__シュン!!!…


ズドドドドドドドドォォォォォォ!!!!…



「うおぉおぉおぉおぉおぉお!?…


ッ~~~~!!!…クッ!!…


シロとハティめ!?…更に出来る様になったな!?…」



「行けぇ~~~!!!!!…


そこだ~~~!!!!!!」



宛ら氷のサーキットが鏡とするなら、


シロとハティは反射された光と言った所か!…


とにかくまたその姿が見えなくなってしまい!…


辺りに強烈な衝撃音だけが響く様にして


モツ達の耳にも届いて行くと、


その地獄の様な光景に当然戸惑う!…


マサツグも某・赤い彗星が慌てた様な台詞を吐く!…


しかしそれでもマサツグも


必死にスキルを駆使して回避をし続けて見せると、


一切の被弾を許さず!…一方でオリハは絶叫し続け、


もう喉を壊す位に叫び倒す!…


隣ではその決闘を見て!…


改めて疑問を持ってしまうと、


互いに可笑しい!と言葉を漏らす!…



「…前々から思っていた事だが……


シロとハティのポテンシャルはどうなってるんだ?…」



「…それを言うならマサツグの方もおかしいわよ?…」



その永久機関と化したシロとハティの動きに!…


これがフェンリルなのか!?と


改めてモツが衝撃を受けている一方、


何ならそれを回避し続けているマサツグも


人間を止めて居る!と…


アヤが戸惑いながら言葉を漏らし!…


が、その二人の声はそれ以上周りに広がる事は全く無く…


ただ応援をする方にも熱が入り!…


更に激化の一途を辿る奇妙な鬼ごっこと化して居ると、


その当事者であるマサツグ!…


シロとハティもそろそろ苦悶の様子を見せて居た!…



{グオォ!!!……中々にしんどい!!!…


攻撃の隙も徐々に無くなって来た上に


頻度も上がって来た!!…


さすが俺の娘と褒めてやりたい所だがぁ!!…


ッ~~~!!!…


絶対に捕まる訳には行かない!!!…


…これはシロのぉ!!…


将来の為にも!!…絶対に!!!!…}



絶え間ない攻撃が更に絶え間なくなり!…


その攻撃の精度に威力!…


諸々含めてマサツグも


思わず感心をしてしまう所では在るのだが、


勿論そんな事を言っている場合ではない訳で!…


これ以上ボルテージが上がるのは勘弁!と…


そろそろ対処が出来ないレベルになって来て!…


慌ててふためくさまを見せるのだが、


それでも何とか歯を食い縛って食らい付く!…


シロの為!と踏ん張り続ける!…


一方でシロも一杯一杯の様子で


必死にマサツグを捕らえようとするのだが、


あと一歩の所で手が届かずヤキモキして見せ!…



{ッ~~~!!!…駄目です!!…駄目なのです!!!…


ご主人様を捕まえるのなら!…


もっと!!…もっと!!!…


小さく!…早く!!…


ご主人様の動きをよく見るのです!!!…


まだ!…シロなら!!!…出来る筈!!!!…}



シロももう周りの事など当に見えて居らず、


マサツグを捕まえられないのは自分のせい!と…


結果行き着いた考えがその動きを


もっと最適化をさせる事であり!…


自分でも何が駄目なのか分かっている様子で!…


マサツグを追い駆ける最中に


その最適化を図って更に自身を追い詰めて行くと、


本当に動きを良くして見せる!…


しかしそれでもやはりあと一歩が届かず!と言って


躱されてしまい!…


シロは目を凝らしてマサツグの動きも観察し出し!…


と、一方でそんなシロのアシストに回る


ハティも踏ん張って見せ!…



{…お姉様の動きを邪魔しない様に!!…


動きをもっとコンパクトに!!!…


先生の視線や動きに目を向けるのです!!!…


お母様が言っていた獲物を狩る時の心得を!!…


もっとスムーズに!!!…}



__ズドドドドドドドドォォォォォォ!!!!…



あくまでもシロの動きに干渉せず、


マサツグの動きの阻害に掛かり!…


これがシロとマサツグの決闘である事も重々承知!…


そして自分がこうして協力している事も


当然間違いである事は分かっているが、


それでもただ単純にマサツグに勝ちたい!と…


そんな願望に突き動かされ!…


ちゃんと勝利条件を踏まえてグレイスに


教わった事も思い出し!…


自身に取り入れるよう動き続けると、


シロと同様に歯を食い縛る!…


必死の形相を露わにする!…


さてこの三人の戦いは傍から見ると、


もはやマサツグがゲ○ダンを


踊っている様にし見えないのだが!…


それでも応援が途絶える事は無く!…


となると余計に心配が積もるのも必然で!…


それを予期する様にこの時不穏が!…


この三人に対して音もなく忍び寄って来ると、


後に最悪の事態を招く結果になるのであった!…



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ