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どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-  作者: すずめさん
-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-
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-第七章三十三節 シロ達の我儘?と内なる本音と恐るべき妹!…-




感覚にして約4~5m位だろうか?…


ハティは跳ねる様にしてバックステップで


後ろに下がり!…


一方でシロは未だ隙を伺う様に飛び回り!…


まるで本当に風になったよう!…


とにかく目に見えない勢いのままで


マサツグの事を撹乱し続けて見せると、


更にマサツグの警戒心を強くさせる!…


それこそまるで実戦の様な緊張感をも感じさせる!…


そして恐らく幾ら決闘と言っても


命の奪い合いにまでは発展しないと思うのだが、


それでも各々不安は感じてしまうもので!…


そうして淡々と全ての準備が整って行き!…


ハティもマサツグにこの決闘の内容を話し出すと、


遂にぶつかる!…


それはハティも参加する様な覇気を見せる!…



「…ルールは簡単です!…今から日没まで…


先生がお姉様から逃げ切れば先生の勝ちです!…但し!…


先生が一度でもお姉様に捕まってしまったら!…


お姉様の勝ちです!…」



「ッ!…オイオイ、言っておくがシロが勝った所で…


俺はシロを連れて行く気はサラサラないぞ?…


つまりはこの決闘?…鬼ごっこ?…自体が無意味!…」



参加はしないもののハティも真剣!…


それはシロの為であろうか?


それとも何か別の目的が在るのだろうか?…


とにかく決闘の内容は鬼ごっこ!と平和…


その際時間制限も日没まで!とハッキリ語り!…


まるであの城の中で鬼ごっこをした時と


同じ!とばかりに…


ハティが説明をして行くと、


ここでマサツグが大人げない!…


この決闘に付き合う気が無い事を口にする!…


何ならこの決闘?約束事?自体に


何の強制力もない事を口にするが、


ハティは慌てる事無く一言反論を!…



「…だとしたら先生はここから出る事は出来ません…」



「ッ!…何?…」



それは何か意味深にマサツグの言葉に対して


返事をすると、


さもこの場から逃げる事は出来ない!と言うよう


簡単に話し!…


となるとその言葉を聞いてマサツグも


思わず反応をして見せ!…


一体如何言う事なのか?と顔を顰める!…


ハティにその理由を尋ねる様に


ふと言葉も漏らしてしまうと、


ハティも更にその言葉に対して返事をする!…


それは子供らしい俺様理論的な感じで話をすると、


更にマサツグを戸惑わせる!…



「…例え先生が勝ったとしても!…


ここから出すつもりはありません!…


ハティ達が勝つまでやります!…」



「ッ!?…なっ!?…」



と言うのもここに入ったら最後!とばかりに


マサツグを逃がさない!と、


それは自分達が勝つまで続ける!と話し…


その際当然その事を真顔で話すものだから


マサツグももう一つ戸惑いを露わに!…


それはもはや一種の狂気を様に感じ!…


しかし一体如何やって?と…


さすがにそんな事をシロとハティだけで


出来る筈が無い!とばかりに…


これまた同時に考えて行くと、


まだハティは要求を続ける!…


何ならちゃっかり自分の分も含めて話す!…



「もしくは先生がハティ達のお願いを


聞いてくれるのなら出してあげます!…


でないとここから出る事は絶対に許さないのです!!…」



「ッ!?…またもやジャイ○ニズムめいた事を!!…


…だったら無理やりにでも!!…」



シロだけでなく自分の要求も呑んで貰おう!と、


お願いを聞く様に言葉を続け!…


そして屈服するまで出さない!と言う


意思も感じられ!…


それはもはや脅迫に近い!…


そんなハティ達の言い分に


当然マサツグも納得が出来ない!…


とにかく戸惑い様を露わにすると、


次にはツッコミを口に!…


まるで某・ガキ大将の様だ!と文句を零す!…


そして付き合い切れない事を


理由にクルッとハティに背を向けると、


無理やりにでもこの場から逃げようとするのだが!…



__クルッ!!…ババッ!!…ッ!?…



「ッ!……フフフ!…


逃がさないのです!…お姉様!!!…」



この時その様子を見ている面々としても!…


その話して居る内容までは分からないものの、


何と無く雰囲気だけで揉めて居る事だけは察しており!…


と、突如マサツグが反転して出口へ向かい


駆け出した事で各々驚き!…


一方でハティはこうなる事を予測して居た様子!…


ニヤッと微笑み突如シロに声を掛ける!…


するとそのハティの声に反応して


シロも駆け回りながらある言葉を口にすると、


更にマサツグやモツ達を戸惑わせる!…


と言うより驚かせる光景を露わにする!…


それは!…



「ッ!!…シロは!…シロは!!…ご主人様に!!…


ッ~~~!!…()()()()()()()()!!…


()()()()()()()()()!!!」



__パアアアアァァァァァン!!…


ヴウゥン!!!…どよッ!?…



「ッ!?…なっ!?…ンな馬鹿な!?…」



ハティの呼ぶ声に反応してシロも


その言葉を口にする!…それは若干躊躇う様な!…


そして抵抗も有る様なそんな様子を見せつつ!…


それでもハッキリと言葉に出してマサツグの事を


ちゃんと名前で呼んで見せると、


正式に宣戦布告をする!…


すると次の瞬間その言葉に反応するよう、


闘技エリアにあの戦闘区域のフィールドバリアが


展開される!…


何ならその展開されたフィールドバリアの


色と言うのも[赤色]で有り、


勝敗が着かない限り解かれる事が無いモノで!…


となるとそんなモノが展開された事で驚き戸惑い!…


モツ達もそれが展開された事に!…


マサツグ以上に戸惑いこれはヤバいのでは!?と


言った具合で慌てて居ると、


マサツグも急ブレーキを掛けて止まる!…


その際そのバリアに手を着いて慌てて見せる!…



__グンッ!!…ザザアアアァァァ!!!…


ダンッ!!!…ヴァンヴァン!!…



「ッ!?…


本当に逃げられないフィールドに変わってるし!!…


幾ら何でもやり過ぎじゃないのか!?」



闘技エリアの形に添って展開されると、


バリアはまるでレーザーフェンスの様に


半透明なのだが!…


手で触れてみるとしっかり質量が感じられ!…


感覚的には分厚いコンクリートの壁に


手を着いている様な…


しかしながら若干の弾力もある!…


そんな奇妙な感触がマサツグの手に


しっかりと伝わって来ると、


改めて閉じ込められた事を自覚させる!…


更にマサツグが慌てて見せる!…


そしてバリアが展開された事で!…


これはさすがにやり過ぎなんじゃ!?と


戸惑いの言葉も漏らすのだが、


そんな言葉に対してハティが真っ向から文句を口に!…



「…悪いのは!!…先生の方です!!…」



「ッ!?…」



まるでマサツグの事を怒る様に!…


ここに来て珍しくハティが感情的になって見せると、


マサツグの事を後ろから指差す!…


シロの代りに怒りを露わにして見せる!…


それは最初シロと出会った時とは打って変わって、


互いを思いやり気遣う程に成長しており!…


一方で外野から見てるモツ達も


この時のハティの怒鳴り声がハッキリと聞こえ!…


となるとハティが怒鳴った事に思わず吃驚!…


そして怒られているマサツグの様子にもう一つ戸惑い!…


一体何があった!?とばかりに


どよめきアタフタとするそんな様子を見せて居ると、


グレイスはただジッと不安そうに見詰める!…


一方で更にハティがマサツグへ説教を続ける!…



「お姉様の事を考えて居るのは


良く分かるのです!!!…


でもそれは結局先生の


自己満足でしか無いのです!!!!…」



__ッ!?!?…どよぉ!?…ザワザワ!…ザワザワ!…



この時一応マサツグの考えも分かっている様子で


ハティは言葉を!…


だがそれは同時にマサツグのエゴで


ある事も続けて漏らし!…


と、自分より小さな子供にそんな事を言われた事で


マサツグは戸惑い!…何なら観客席に居るモツ達も!…


その声が聞こえた様子で


同じくザワ付き戸惑って見せると、


これまた本当に子供なのか!?と…


思わず人生周回者の様に思えてしまう!…


そして各々が戸惑った様子を


とにかく露わにし続けて居ると、


まだハティの説教は終わらず!…



「お姉様の気持ちを理解しないで!!…


本当の気持ちを確認しないで勝手に決めて!!!…


お姉様の事を考えているなら!!…


もっとお姉様の声に耳を傾けるのです!!!…


…先生ならそれが出来た筈なのですよ!?…


なのに!!…なのに!!!…


こんな酷い別れ方はないのです!!!…


あんまりなのです!!!!……はぁ!…はぁ!…」



まるで全部をブチ撒ける様にハティは必死に、


シロの気持ちを考えろ!と…


本人の意思を聞かないで何が本人の為なのか!?と…


不満をそれこそ叫びながら吐き捨てると、


この時我慢していた自分も曝け出す様に!…


その目に涙を浮かべて見せる!…


それはさも自身もシロと一緒である事を


説明する様に話し続けると、


今まで他の面々と接して来たお陰か


ハティも感情が若干豊かに!…


そしてその昨日の夜の事についても酷過ぎる!と…


勿論あれでは納得出来ない事も続けて話し!…


最終的には息を切らすまでに!…


とにかく言いたい事を全部マサツグに


ブチ撒けて逃げるな!とばかりに…


その感情を露わにすると、


その感情的なハティの様子にマサツグも更に困惑!…


その魂の叫びに観客席に居るモツ達も更に驚く!…


すると思わず時が止まったかの様な


感覚に陥りそうになって居ると、


マサツグもハッと我に返ってはハティに返事を!…



「…ッ!…スゥ~~……だとしてもだ!!…


俺はこの気持ちを変える気は無い!!…」



「ッ!?……ッ…ッ~~~~!!!…」



__どよ!?…ザワザワ!…ザワザワ!…



それは一瞬揺らいでしまいそうになったのか?…


しかしマサツグは一度軽く息を吸って見せると、


改めてハティに真っ向から


気持ちが変わらない事を口に!…


その際わざわざ堂々と姿勢を正してハッキリと言い!…


その反論を聞いてハティも勿論たじろぎ!…自身の声!…


いや自身の想いがマサツグに


全然伝わなかったのか!?とショックを受けると、


それこそ俯き先程のシロと同様にギュッと拳を握る!…


悔しさを滲ませるそんな様子を露わにする!…


さてそんな論争に観客席の方でも


どよめきが走り慌てて居ると、


今度はマサツグが更に言葉を続け!…



「…本当の気持ちを確認してない?…


気持ちを理解してない?…


…違うんだよ!!……ッ~~~!!!!…


理解しているからこそ!!…


無理やりこうして置いて行こうとしてるんだ!!!…」



反撃とばかりにハティに文句を!…


だがその様子は何処か可笑しく!…


若干の怒りが滲んで居る様にも聞こえて来ると、


何か不穏な気配も感じ!…


しかしだからと言ってハティを責めると言った


訳でもなく!…


その文句は何方かと言うと言い訳に近いモノに!…


シロの気持ちを理解して居るからこそ!と…


続けて同じく感情を爆発させるよう


更に怒りを滲ませる!…


そんな様子も露わにすると、ハティを更に戸惑わせる!…



「ッ!?…え?…」



と言うのもこの時ハティは、


マサツグの言ってる意味が


分かっていない様子で言葉を漏らす!…


それはシロの気持ちを


自身が十分に理解して居るからこそであって!…


その上でマサツグの言っている言葉に


矛盾を感じて更にそこで疑問を感じ!…


結果、訳が分からず[え?]と…


マサツグの言う[シロの気持ち]と言うモノが


何を差しているのか?が…


如何にも分からないで居ると、


一方でマサツグも如何意味か?を


更に続けて勝手に漏らす!…


自身の情けない部分も露わにする!…



「こうでもしないと!!!…


シロは必ず付いて来て!!!…


また危ない目に遭ってしまう!!!…


何なら今までにもそんな場面は幾度と無くあった!!!…


その度に辛そうな表情を見せて!!…


でも心配させまいと気丈に振舞って!!!…


…見ているこっちが辛くなる!!!…


もっと俺が強ければって!!!…


もっと俺が周りを見る事が出来れば!!!…


何度自分の無力さに


腹が立った分からないんだよ!!!!…」



「ッ!?…ッ…ッ~~~…」



それはシロの気持ちと言うより考え方や行動で有って!…


それを含めての自身の言葉として口にすると、


更に如何言う不安なのか?も漏らして行き!…


何なら今までにも危ない場面があった事も続けて話し!…


その際マサツグもそれを口にする毎に若干俯き!…


一番想像もしたくない事も想像する様に!…


肩を震わせ何か堪える様なそんな素振りも露わにすると、


今の自分が情けない!と…


まだ力が足りて居ない事もハティに話す!…


それこそ正真正銘マサツグの心からの本音で有り!…


マサツグで力が足りて居ない!と言う


事実に驚いて見せると、


その本音を聞かされた事でハティも俯き!…


あの暴れ様を見せるマサツグでも!と言う事であって、


思わず自信を無くしそうに!…


だが一方でマサツグは止まらない!…


まだまだ不安である事を二人に話す!…



「…そんで今度はこの大規模レイドバトルへと


参加と来たモンだ!!…


…今の状態でもちゃんとシロを


守り切れていないのに!!…


そんな所へ連れて行ける訳が!!!…


危な過ぎてある訳が無いだろ!?…


…もう!…


正直シロが傷付く所は見たくはないんだ!!!…


死なせたくない!!!…


失いたくはねぇんだよ!!!!…」



「…ッ……」



もうここまで来ると何も隠さず!…


ただ今の自分の気持ちを語るよう更に言葉を口にすると、


自身の無力さに打ちひしがれる様子も更に露わに!…


そしてシロを失いたくない!と切実に叫んで見せる!…


それは如何にどれだけ危ないのか?を


感情に乗せて訴えて行くと、


そんなマサツグの叫びに


ハティも想像をしてしまったのか更に黙る事になり!…


それこそマサツグの気持ちも理解し、


伝染した様子で俯き始め!…思わずギュッと拳を握り!…


自身もまた恐怖を覚えた様に


若干震える様子を露わにすると、まだマサツグは叫ぶ!…


自身の願いを話し続ける!…



「…このままシロがここに居てくれたら!!!…


ハティや女王様と一緒に


団欒を過ごしてくれた方が!!!…


ずっと安心が出来るんだ!!!…


…それは例え離れて居ても!!!…


どんな事が有ろうとも!!!…


俺の中にシロと過ごした記憶が有る限りは!!!…


俺は!!!…いや俺達にとっては!!!…


大事な繋がりであると同時に!!!…


大切な家族であると言う事と同じなんだからな!!!」



__ッ!…ッ……。



この時自身の安心の為にも


残って欲しい事を更に続ける!…


それこそシロとの思い出を持ち出し!…


自分の身にどんな事が待っていようと、


シロが無事である限り自分は踏ん張れる!…


何ならその絆が壊れる事も無い!とばかりに


叫んで訴えて見せると、今居るパーティを更に家族!と…


とことん仲間達の事を大事に思って居る様子で


更に続ける!…


するとその言葉を聞いてハティにマサキ達と、


この闘技場に居る各々がハッとした様子で


次には思わず黙ってしまい!…


そして途端に辺りが静かになった様にも感じて行き!…


一方でシロの心を代弁していたハティも!…


マサツグの気持ちに飲まれるよう


その場で立ち尽くすそんな反応を見せて居ると、


一方で本音が止まらない!…


これまたマサツグが言葉を続ける!…



「…本当だったら連れて行きたいさ!!…


でも…でもよぉ!…守り切れる自信が無いんだ!!!…


周りからは英雄なんて持て囃されてるけど!!…


いざ蓋を開けてみたらそんな事は無いんだ!!!…


自分の娘も満足に守れない俺を!!…


俺は自分を英雄なんて名乗るつもりは無い!!!…


…ただ失う事が怖いだけの!!…


ただの!!…臆病者だ!!!…」



「ッ!?…そ、そんな事!!…」



それこそ自分でももうこの感情を制御出来ない位に


もう一つ更に本音を漏らす!…


と言うのも自身もシロと離れたくない!と言葉を口に…


しかしそれとは裏腹に自身でも現実が見えている様で!…


もう一度自身に力が無い事を明かして行き!…


何なら周りの自身に対する評価を卑下!…


中でも英雄と呼ばれる事に対して抵抗がある事を


更に話すと、寧ろ自分自身の事を臆病者である!と罵る…


そしてそんな自分自身に怒りも覚える!…


それは悔しさと怒りを同時に滲ませて


プルプルと俯き肩を揺らすと、


宛ら初めて挫折と言うモノを知った子供の様に


立ち尽くし!…


と、そんなマサツグの言葉にハティがピクッ!と…


何なら観客席の方ではグレイスが反応をして見せ!…


まるで逆にその言葉に対して反論があるよう!…


そんな事は無い!とマサツグに言おうとするのだが、


ここで空気を読まない様に次には!…



__…ッ…バシュンッ!!…ッ!?…



いや逆に空気を読んだとも言えるだろうか、


今まで見せなかったマサツグの本音に


モツ達やマサキ達も戸惑う一方!…


このマサツグとハティの言い争い?のせいで


辺りは重苦しい空気に!…


何ならこれが一応決闘の最中であると言う事を


誰もが忘れ!…


何かお通夜の様な暗ぁい感覚になって居ると、


ここでシロが突如マサツグに奇襲!…


背後から飛び掛かって見せる!…


となるとマサツグもそれにハッ!と機敏に反応をすると、


シロが突如姿を現した事で言葉を漏らし!…



「…今のは…シロ!?…」



「取ったのですうぅぅ!!!…」



「ッ!?…クッ!!…刹那!!……ッ!!…」



それはまるでこうなるのを読んで居たかの様に


潜伏して居た様子で、


シロは勝ちを確信した具合で吠えて見せ!…


それこそスーパーマン宜しく


両手を突き出し真っ直ぐマサツグへ向かい飛来すると、


マサツグもマサツグでシロが飛んで来た事で


途端に慌てる!…


とにかく振り返り咄嗟に刹那も発動して行き!…


そしてハッ!と…


これがハティかシロの策略である事にも


ふと気が付いて行くと、もう一つ驚きを露わに!…


と、同時に更に奇妙な感覚も覚えて行く!…



__……ニヤッ…



{…ッ!?…ま、まさか!?…


ハティが俺を焚き付ける様な事を散々言ったのって!…


まさかこの為!?…


オイオイだとしたらトンデモネェ策士じゃねぇか!!…


…まんまと引っ掛かってヤベェ状態だし!…


あのスピードのシロに俺が付いて行ける!!…


か、如何か?…って、あれ?…}



刹那によって視界がゆっくり変わって行くのを


目にしつつ!…


改めてこれがハティの考えた奇策である事に気が付くと、


この時チラッとだけハティに視線を向けて行く!…


するとそこには変わらず俯き何かショックを受ける様な


そんな反応が見れるのだが、


何かそれとは別に様子が可笑しく!…


と言うのも俯きまるでこちらを確認する様な?…


頭は下がっているのに視線を感じ!…


そして心成しかそれとは別に少しながら


口角も上がっている様な!…


そんな表情の動きも感じられると、


《《ここまでがハティの策略》》と言う事に気が付く!…


その思慮深いハティの策略に驚いて見せる!…


それこそこのまま対話で事を済ませるのか?と


淡い期待を持っていたが、


木っ端みじんにその思惑は吹き飛び!…


そして不味い!と感じつつ今度は視線をシロに向け!…



__ヴウウゥン!!!…ユラァ~…フワァ~……



{ッ!?……な、何だこれ!?…いつもと、違う?…


あのスピードのシロの動きが見れるって言うか…


さっき隠れてたみたいだし!…


トップスピードじゃ…ッ!…}



するとそこにはいつも以上にゆっくり!と、


スーパーマンの様に空中を漂うシロの姿が


存在しており!…


マサツグもその様子を目にして驚きを露わに!…


と言うのも少し前までそのシロの姿を捉えるのは、


刹那を持ってしても非常に難しいモノであったのだが!…


今日に限ってはシロの姿がハッキリと見える!…


何ならこれは!?とばかりに


シロのスピードが乗っていない事を確認し出すと、


脚がちゃんと伸び切っているのを確認!…


間違い無くシロがトップスピードである事を認識する!…



__ピイィィィン!!!…ッ……



{…あの膝の曲げ方!…間違いない!…


シロのトップスピード状態の物だ!!…


…って事はこれって刹那のお陰?…


またレベルアップしたって事なのか!?…


…まぁ何方にせよありがてぇ!!…


これなら何とかシロを捉えられる!!!…}



と、ここで漸く自身の刹那の練度が


また上がった事を認識する!…


今まで断片的にしか捉えられなかったものが、


今ではハッキリと見て取れる!と…


この土壇場?でとにかく成長していた事に


気が付き安堵!…


途端にその飛んで来るシロに対して


回避行動を取って行くと、それでもギリギリ!…


シロが伸ばした手は空を掴み!…


マサツグもさも闘牛士の様子に


飛んで来るシロの事を回避すると、


その一瞬の出来事に傍から見て居た者達は戸惑う!…


一体何が?とばかりに慌てて見せる!…



__ギュン!!!…ギュギュン!!!…ッ!?!?…



「ッ!?…」



「なっ!?…」



その際一応外野からシロが


飛んで行ったであろうと言う事だけは!…


モツ達も何と無く分かったのだが、


その後の回避の流れまでは分からなかった様子であり!…


さてそうなるとその回避をされた事で戸惑うのは


勿論シロとハティの二人で!…


シロは突如目の前からマサツグが消えた事で


驚き戸惑い!…


ハティも目の前からマサツグが消失!…


と、同時に迫って来るようシロの顔がドアップに見え!…


二重の意味で驚き露わに!…


そして逃げようとしても時既にお寿司であって!…


次には抱き合う様にして正面衝突!…


勿論闘技場内にどよめきが走る!…



__ヒュウゥゥン!!!…


ドゴオオォォォ!!!…ッ!?…あぁ!?…



「…よぉアレを回避したなぁ!?…


俺やったら多分…シロちゃんに背中を貫かれて…」



「…ッ!?…そ、そうじゃないでしょお父さん!?…


シロとハティは!?…」



当然この時正面衝突して行った二人に視線が集まる!…


その際マサツグもその様子を目にして


思わず慌てて駆け寄ろうとするのだが、


ハッ!と思い出した様子で次には思い止まり!…


一方で観客席ではマサキとくまさんが


これまた当然共に戸惑う様子を露わに!…


何ならマサキは思わずその神回避を称賛し出し!…


先程のマサツグの回避を自身と重ねて


何か話をしようとして見せるのだが、


しかしそんな事を言っている場合では当然無く!…


そんなマサキに対してくまさんがツッコミ!…


シロとハティの心配を口にして行くと、


一方でその件に事故者達はと言うと…



__…ムクッ…ウゴウゴッ…ウゴウゴッ…



「いたたたた!……ッ!?…


ハ、ハティちゃん!!…大丈夫!?…」



互いに起き上がるのに悪戦苦闘!…


くんずほぐれつと大混乱具合を見せており!…


それでも何とかシロが地面に手を着き!…


やっと!の思いで互いが離れる事に成功すると、


互いにぶつかった際に痛かったであろう箇所を摩る!…


そしてシロがハティの事を気遣い始める!…


因みにシロはおでこが痛かった様子で


少しの間おでこをずっと撫で続けると、


自分がいけなかった!とばかりに


謝罪をするよう声を掛け!…


と、そんなシロの言葉に対してハティも大丈夫!と…



「あたたたた!…だ、大丈夫です!…


ちょ、ちょっとお姉様の膝がお腹に入っただけです…


がふッ!…ッ…」



「ッ!?…全然大丈夫じゃないのです!!…


…ちょっと待っててくださいね!…」



__…スゥ…ポゥ……ッ……



この時ハティは腹部を撫でて居り!…


素直に何があったのか?をシロに話すと、


次には吐血!…


やはり無事では済まなかった様子を露わにする!…


となるとそんなハティの返事にシロも慌てて見せると、


今度はツッコミを入れながら治療を!…


自身の掌に優しい緑色の光を集めて行き、


そっとハティの腹部に当て!…


すると直ぐに具合は良くなった様子で


ハティも徐々に回復!…


その際改めて奇襲が失敗した事に驚いて見せ!…


シロの治療を受けながらジッとマサツグの事を


見詰めて行くと、


悔しそうにギュッと奥歯を噛んで見せる!…



「…それよりも…


さっきの奇襲を避けられるとは思いませんでした!…


お姉様の飛び出したタイミングはバッチリ!…


なのに突然有り得ない動きで避けて見せるなんて!!…


…さすが先生!!…一筋縄じゃ行かないのです!!…」



「…ッ!…今度は如何します!?…」



「…ッ!…プランBで行くのです!!…」



「ッ!…分かったのです!…」



自分達でも会心の奇襲!と思って居たにも関わらず!…


まさかの予想外の反応速度で回避された事に


驚いて見せると、悔しさ半分・称賛半分!…


そして改めて一筋縄では行かない事も学習して行き!…


まだやる気なのかシロも次の作戦を


ハティに尋ねてやる気を見せると、


ハティもその言葉を受けてすかさず反応!…


これをきっかけにハティも闘志を燃やして見せる!…


その際シロに次の作戦を口にすると、


シロもハッ!とした表情で返事をして行き!…


と、そんな二人の様子と言うのは


マサツグからも良く見えるもので!…


まだやる気の二人に対して悲しげな表情!…


これ以上は無駄だ!と心の中で漏らすのだが、


そんなマサツグの声など当然届かず!…



{…もうこれ以上は無駄だ!…諦めてくれ!…


何をしても俺はシロを連れて行く事は出来ないんだ!…


このまま開放してくれ…


もう傷付く所を見たくは無いんだ!!…}



__…ザッ!…ザザザッ!!…



「…ッ!…ッ!?…」



幾らマサツグが悲し気な眼差しを向けても


二人は当然折れず、ハティの治療も終わった所で


二人はゆっくりと立ち上がり!…


と、ここでふとマサツグも漸く二人の様子に


何か違和感を感じて行く!…


と言うのも今になって二人の格好が


何方も同じ物である事に気が付き!…


それはパッと見ではどちらがシロで


何方がハティか分からない様になっており!…


何なら最初シロが撹乱をして来た理由と言うのは


これを隠す為であったのか!…


とにかく二人が同じ格好をしている事で


マサツグも思わず驚いた反応を!…


同時に嫌な予感を感じて行き!…


更に荒れる展開が頭の中に過ってしまうと、


一方でシロとハティは揃って身構える!…


ラウンド2とばかりにキッとマサツグを


睨むのであった!…



因みにこの時グレイスはと言うと、


同じくその光景を見てはハラハラとした様子を!…


それは二人を心配しているのは


勿論の事では在るのだが!…


それとは別の何か意図を感じる!…


まるで上手く行く事を願う様な眼差しを向けて見せると、


フィロとパルシィは静かに察する!…


この事件の本当の首謀者に気が付くのであった!…



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