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どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-  作者: すずめさん
-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-
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-第七章三十一節 シロの存在と行方不明?とシロ達の本意-




「…とにかく!…これはもう決まった事なんだ!…


…それにいい機会でもある!…本来あった筈の時間を!…


取り戻すには丁度良い別れのタイミングなんだ!!…


…シロが元気で居れば!!…それで!…」



__ギュウゥゥ!!……ポタッ…ポタッ…



この時激しく怒っていたマサツグでは在るのだが、


徐々に落ち着きを取り戻す様にしてオリハへ


トドメの言葉を口に!…


と言うのもマサツグも周りの様子を見てハッ!と察し!…


今ここで怒りを爆発させる訳には行かない!と…


堪える様に固く拳を握って怒りを抑える様な


そんな様子も見せて居ると、


その握っている拳からは血が滴る!…


強く握るが故に自身の爪が刺さっている様子も


露わにする!…


そしてその様子はチラッとではあるが


オリハの目からも見えて居り、


当然それを目にするなり若干驚き!…



「ッ!…ッ…ッ~~~…」



「…分かってやれ…オリハ…


幾ら言い合った所でもう帰した後なんだ!…


確かに俺達をその場に立ち会わせなかった事に


関しては気になる所だが…


マサツグも考えての行動なんだ……」



と、同時に先程までの勢いを更に失い!…


もはや何も言う事が出来ないのか?…


とにかく更に一人葛藤する様な!…


ギュッ!と奥歯を噛み締める


そんな表情を浮かべて見せると、


更にモツも言葉を続ける!…


それはこの決断に対して


一番辛い思いをしているのは他でもない!…


マサツグである様に話しをする!…


その際モツ自身も疑問を持つよう


マサツグへ苦言を漏らすのだが、


後の祭りと言った様子で!…


そしてマサツグの考えも尊重するよう!…


オリハに理解を求めるよう更に言葉を掛けて行くと、


オリハもさすがに降伏なのか?…


ボソッと返事を口にする!…



「……まだ納得は出来てませんが……分かりました…」



まるで苦虫を噛んだ様に厳しい表情、


そしてオリハも拳をギュッと握り!…


と言うのも言わずもがなその様子は


まだ納得が出来ていない反応そのもの!…


しかし言っている事はちゃんと理解出来た様であり!…


クッと表情を歪めながらも分かった!と


返事をして見せると、一旦はこの混乱に終止符を打つ…


取り敢えず殴り合いの喧嘩を回避する!…


さてそうして大揉めに揉めている所を


当然グレイスにも見られて居る訳であり…


次にはグレイスも徐に玉座から立ち上がって見せると、


そのままマサツグ達の方へと近付き!…



__コッ…コッ…コッ…コッ…



「…ッ!…じょ、女王様?…」



何故か既に何か暗い表情を浮かべて居り…


一歩また一歩と足取り重く


マサツグ達の方へ向かい歩いて行くと、


近衛兵達もその様子に困惑!…


何ならモツも気が付いた様子で振り向いて見せる!…


そしてその暗い表情を浮かべながら


近付いて来るグレイスに対して!…


モツも驚きを露わにすると、


次には戸惑った様子で声を掛け!…


が、この時点ではまだグレイスからの返事はなく…


ほぼゼロ距離の所まで近付いて来てから


ピタッと足を止めて見せると、


今度は頭を下げて謝罪を!…


勿論マサツグ達へ向けて謝り始める!…



「…ッ…申し訳ありません…」



「ッ!?…うぇ!?…うぇえぇ!?…」



それはマサツグ達にとってシロが


一体如何言う存在であったのか?…


と言うモノを改めて知ったらしく、


知った上で自分が奪ってしまった様に感じてしまい!…


故に何故か謝罪の言葉を口にし出し!…


勿論グレイスに謝る必要など何処にもなく、


言わば一番の被害者であって!…


その被害者から突如頭を下げて謝罪をされた事で


マサツグとオリハがハッ!と…


何故謝られたのか?と慌てて反応を露わにすると、


とにかく言葉にならない言葉を漏らして行く!…


何ならそのグレイスの様子に近衛兵や従者達も


戸惑って見せる!…


さてそうして今度は違う出来事で謁見の間内が


騒然として慌しくなって行くと、


モツが慌ててグレイスに声を掛け出し!…



「うわあぁぁぁ!?…


じょ、女王様女王様!!…頭を上げて上げて!!!…」



「ッ!?…そ、そうです!!!…


寧ろ悪いのは場所を選ばずに


喧嘩した俺達が悪くて!!!…」



当然先程の流れから何故こうなったのかを悟って行き!…


そして謝る必要はない!とばかりに


頭を上げるようグレイスに訴えると、


次にはマサツグもハッ!と我に返り!…


すると次には寧ろ悪いのは自分達!と…


勿論恐縮する様にグレイスは


何も悪くない事を同じく訴えて見せるが、


一方でグレイスは納得していない模様!…


何故か食い下がろうとする姿勢を露わにする!…


その際マサツグ達の温かさを知った様にも話し出すと、


仕舞いには泣き出す始末で!…



「…ですが先ほどの喧嘩を聞いて…


スコルティナがどれだけ貴方達に


愛されていたかを知ると…


…私は!…私は!!…スンッ…ッ~~~…」



「わああぁぁぁぁ!!!…泣かないで下さい女王様!?…


お願いですから!!!…


頭を!!!…お上げになってぇ~~~~!!!!…」



それは面々の心に感動した様子で涙を流し!…


一方で突如グレイスが泣き出した事で…


更に一層慌しくマサツグやモツが


オロオロとする事になってしまうと、


終いには泣いているグレイスの前で二人が正座!…


平伏する様子を取って見せる!…


さてこうなるともうどっちが上で下なのかが


収拾付かず!…


この奇妙な光景に近衛兵や従者達も


困惑し続ける状態になってしまい!…


互いが互いを慰め合う?…


とにかくグレイスが落ち着いたのは30分後の事で…


こうなると違う意味で疲労困憊!…


マサツグとモツが共に気を遣い過ぎた様な


そんな精神的疲労を感じて居ると、


グレイスも鼻を啜りながらまた謝罪!…


とにかく腰が低い様子を露わにする!…



「……スンッ!…はあぁ~…


スンスンッ!…申し訳ございません…」



「ぜぇ!…ぜぇ!…い、いえいえ…お気遣いなく…」



それは本来と言うか恐らくと言うか…


一般的にフェンリルと聞くと


大体傲慢なキャラか孤高のキャラと言った、


イメージが思い浮かぶところでは在るのだが…


このゲームに限ってはそんな事は無い様で、


イメージとは違いめちゃめちゃ腰が低くくて


礼儀正しい!…


そして間違った事に対して真っ向から立ち向かう!…


何なら涙脆いと言うオマケ付き!…


まさに母親の様なキャラである事を


改めて分かった気がすると、


余計にマサツグ達としても気を遣う!…


とにかく落ち着いた事で安堵する!…


と言った具合に息を切らしながら


グレイスの謝罪に対して返事をすると、


更にグレイスは質問がある様子で言葉を続け!…



「……ところでマサツグ様?…」



「ッ!…な、何でしょうか?…」



「…ッ…今朝からティナとハティを見掛けないのですが…


お見掛けしませんでしたか?…


他の者達にも探させているのですが……」



「ッ!…え?…」



それはまず控えめな感じで声を掛けると不安そうに、


するとその言葉の入りで思わず警戒を!…


と言うのも今度は何!?とばかりにマサツグが


返事をして行き!…


それと同時に何か嫌な予感も感じてしまう!…


ふとここでシロの事が頭の中で思い浮かぶと、


それは予感は的中!とばかりに!…


グレイスが二人の事について話をする!…


何でも今朝から一度として


その姿を見掛けて居ない事を口にすると、


従者達総出と言ってもいい規模で


捜索をしている様子で話しをし!…


となるとそんな話をされた事でマサツグも


もう一つ戸惑い!…


その表情も途端に不安を覚えたモノに変えて見せると、


更にグレイスは続ける!…昨日の事から話し始める!…



「…昨日のあの時以降…


二人は私の所に戻って来ていないのです…


…まぁ…当然と言えば当然なのですが…


とにかくこの霊峰(やま)


何処かに居るのは間違い無いのでしょう…


二人の気配はこの霊峰(やま)の何処からか感じるので…


恐らくはまだ近くに居るのではないのか?と……ですが…


妙な事に何故かその気配が分散して居て…


明確な位置が掴めないのです……それに胸騒ぎもして…」



と言うのもグレイスが言うには


シロ達を見掛けていないか?と言う事であり、


やはり昨日の一件から距離を置かれている事を口に!…


この時原因についてもちゃんと自分でも


分かっている様子で言葉を続け!…


それでも一応と思いマサツグにも事情を尋ねるよう!…


何なら大体の位置と言うか…


とにかく近辺に居ると言う事だけは


分かって居る様な曖昧な言葉を口にすると、


何故明確に分からないのか?も理由を話し…


更に困惑して居る様な素振りを露わにする!…


その際何か胸騒ぎも感じている事を更に話すと、


ここでマサツグが面々に視線を向けて行き!…



__…チラッ?…プルプル…チラッ?…プルプル…



「…シロ…それにハティも…」



{……このまま行方不明は無いと思うが…やっぱり心配だ…


女王様は他の者にも探させてるって言ってたけど…


人手が多い事に越した事は無いし…


ここは他のメンバーにも協力して貰って…}



それこそマサツグは後から起きて来たので


当然出会って居る筈が無く、


その際先に起きて居た面々に尋ねるよう…


チラッと視線を向けると各々も察した様子で


首を左右に!…


それは全員知らない!と…


勿論この話も今聞かされて知って居る筈が無い!と


言った戸惑い様を露わにすると、


その面々の反応にマサツグも心配!…


言葉をポロッと漏らして見せる!…


確かに昨日帰すとは言ったものの、


シロの事を大事に思って居るのは今でも変わらず!…


となると不安が積もりに積もって心の中で


自問自答し始め、結果シロを探す事に!…


静かに頷き決意をすると、次には協力を求める様に!…


もう一度面々に視線を向ける!…



__クルッ?…ッ!…



「…ンなモン言われんでも手伝うわい!…」



「ッ!……」



まずマサキが気が付いた様子で笑って見せる!…


そして当然とばかりにマサツグへ手伝う!と言葉を口に…


するとその返事にマサツグも何も言って居ないのに、


伝わった!と思わず驚きを露わに!…


それはマサキだけでなく他の面々も!…


やる気に満ちた表情でマサツグを見詰め!…


マサツグの視線に合わせて頷くそんな素振りも


見せて居ると、アヤが続けて言葉を!…


離れる事になっても仲間!とマサツグに話して行く!…



「…親元へ帰す事になっても!!…


シロちゃんは私達の仲間じゃない!!…


勿論協力するわよ!!…」



「…こんな悲しい状態のままで


お別れなんてまっぴらゴメンだわ!!…


…後でちゃんと!!!…


シロちゃんに謝りなさいよね!?…」



この時マサツグの気持ちも気遣う様に


アヤが大丈夫!とばかりに笑いながら語り!…


勿論協力する事も申して出て!…


そのアヤの言葉に続けてオリハもムッとした表情で


マサツグの事を睨んで行くと、こんな別れはゴメン!と…


改めてシロと向き合う様に言葉を続ける!…


それはまるで済し崩しに別れる事に


なってしまったであろう事を!…


予見している具合で文句を言うと、


マサツグもそれを指摘された事で思わず驚き!…



__ッ!?…ッ…



「…となると大体の城のマップは把握してるから…


後は二人が隠れられそうな?…」



__ッ!!…ッ…ッ~~~~…



一方でモツは既にシロ達を探す準備に入っており!…


ミニマップを開いては二人が隠れられそうな場所に


目処を!…


それを他の面々達に指示を出す!…


するとその指示を聞いて早速動こうとする


仲間達の様子に思わずマサツグも…


柄にもなく何か感極まるそんな様子をチラッと見せると、


誤魔化す様に天井を見上げる!…


そしてそんな仲間達に心の中で感謝をする!…


さてそうして一気に場面は


シロ達の捜索へと移ろうとするのだが、


ここへ後から起きて来た様子で


フィロがヒョコッと姿を現し!…



「ふっ…ああぁ~……あぁ!!…


…朝から騒々しいのぅ?…


何をそんなに慌てておるんじゃ?…」



「ッ!…フィロちゃん丁度エェ所に!!…


実はシロちゃん達が!!…」



呑気に大欠伸をしながらだらしない格好で


マサツグ達の前に!…


それは例に漏れず肌着を開けさせては


色々と危ない状態で歩いて来ており!…


そして謁見の間の様子に感付いてか騒々しい!と…


呆れた具合にその騒動の原因について質問をし始め!…


と、そんなフィロに対してくまさんが


ハッとした様子で声を掛ける!…


それこそ狐の手も借りたい!と言った具合に!…


ナイスタイミング!と言って


フィロに協力を願おうすると、


フィロはまだ寝惚けている様子で返事を…



「…んん~?…あの白いの二人かや?…それなら…ほれ…


…この感じじゃと…


…ッ…闘技場でマサツグの事を待っておる様じゃな?…」



「ッ!…え?…」



その返事と言うのもとても奇妙なモノであり、


フィロはまるで何をそんなに慌てる必要が有るのか?と…


首を傾げながらさも別に何処にも隠れていない!と


言った様子で言葉を口に!…


何ならその居場所も闘技場と話し!…


その際二人の感情も読んだのか?…


マサツグの事を待って居る!と


更に不可思議な言葉も続けて話すと、


その話を聞いたマサツグは当然戸惑う!…


勿論他の面々達も驚き戸惑う!…


それこそ幾ら探しても見つからなかったのに


フィロは一発で場所を特定!…


これにはグレイスも思わず静かにショックを受け!…


と、一方でフィロはマイペース具合を更に露わに!…



__…ぽりぽりぽりぽり…


…はあぁ~…ガッシ!!…ッ!?…



「…面倒じゃ…


さっさと行ってケリを付けて来るがよい!…


…如何やらあの二人は!…


お主に決闘を挑みたい様じゃからのぅ?…」



その際腹が痒いのか無防備に


へそを出しながら掻いて見せる!…


そして何故か面倒臭そうな表情でふと何かを悟った様な…


意味有り気なそんな様子も見せると、続けて溜息を一つ…


更には徐にマサツグの居る方に向かって歩いて行く!…


すると十分近付いた所でスッと手を伸ばして見せると、


徐にマサツグの手を掴み!…


と、突如フィロに手を掴まれた事でマサツグも驚く!…


勿論急に如何した!?とばかりに瞬きして見せ!…


一方でフィロは続けて言葉を!…


まるでシロのお願いを聞く様に!…


二人が何を望んで居るのかもマサツグに話して行くと、


そこへマサツグを案内しよう!とする…


これまた一方でそれを聞かされた事で面々は


更に戸惑って見せる!…



__どよ!?…ザワザワ!…ザワザワ!…



「ッ!?…ちょ、ちょっと待て!!…


シロと決闘!?…い、一体何の事だか!?…」



勿論このフィロの言葉に謁見の間内はザワ付く!…


その決闘と言う言葉に不穏さを感じ、


近衛兵や従者達も!…


皇女様のご乱心!?と言った具合で慌てて居ると、


一番に戸惑って見せるはマサツグ!…


フィロに手を曳かれながら説明を求める!…


それこそ何で自分がシロと


決闘をしないといけないのか!?と…


その理由が分かっていない様子で慌て続け!…


と、そんな反応をマサツグが見せて居る一方で


パルシィもふと…


次にはフィロの言う何かを感じ取ったのか?…


ピクッと反応して一人理解した様な


そんな表情を浮かべ出すと、


パルシィもパルシィで意味深に!…



「……ッ!…なるほど?…そう言う事か…」



「ッ!?…え!?…」



何か分かった事で途端に不敵に!…


それは面白い!と言った様子で笑って居り!…


理解も出来た具合でポロッと


そう言った言葉も漏らして見せると、


そのパルシィの反応にマサツグも思わず返事をする!…


何なら説明を求める様に振り返って見せる!…


するとパルシィもそんなマサツグの反応に


気が付いた様子で!…


更に言葉を続けて行くと、これは他の誰でもない!…


マサツグだけの問題!と語り…



「…この件に関してはマサツグ…


お前一人で解決しないといけない…


でないとあの子達の気持ちを踏み躙る事になるからな…」



「ッ!……それって如何言う?…」



「とにかく!!…行けば分かる!……なぁに?…


いつものじゃれ合いが待って居るだけじゃよ?…」



何ならこれはシロ達の為でもある!と


これまた意味深に言葉を続け!…


となるとそれを聞かされた事で余計に困惑して行き!…


とにかくマサツグがそんな二人の反応に


惑わされる様子を見せて居ると、


一方でフィロはマサツグの手を引っ張り続ける!…


それはまるで散歩で張り切る子犬に引っ張られる様な、


そんな様子を周りに見せる!…


その際フィロも行けば分かる!と


某・闘魂プロレスラーの様な事を口にすると、


不敵に笑みを浮かべながらチラッとマサツグへ視線を!…



__グイグイッ!…グイグイッ!……チラッ?…ニマァ!…



「ッ!…え?…えぇ?…」



となるとそんな視線を向けられた事でマサツグは


もう一つ戸惑って見せる!…


そして遂には引っ張られるままにその場を後に!…


謁見の間を出て廊下を歩き!…


そこから更に本当に闘技場へ向かうよう


城の出入り口に向かい歩いて行くと、


当然その様子が気になってしまう!…


後を追う様にマサキやくまさん!…


戸惑った様子でモツ達も続いて後を追い出す!…


勿論グレイスもそんな面々に釣られて


スゥ~ッと後を追って行くと、


近衛兵達もそんなグレイスを心配してかズラズラと…



__コッ…コッ…コッ…コッ…



「…お、おい?…本当に何処へ連れて行く気?…


…って、あれ?…この方向は?…」



「…さっきも言ったじゃろうが!…


ほんの少し前までマサツグ達がお世話になって居た!…


と言うよりさせられていた場所じゃとな?…


とにかく行けば分かる!…」



まるでその様子と言うのは童話・黄金のガチョウの様に、


行列を成してとにかく歩き!…


マサツグも引っ張られるままに


未だ分かっていない様子で!…


更にフィロへ質問をすると、


ふとこの行き先が城の出入り口へ


向かい歩いている事を理解!…


一方でフィロは更に呆れた様子で返事をする!…


その際素直に行き先を答えるのではなく!…


わざわざ捻くれて答えを言うと、


それに伴ってかパルシィももう一度理解させる様に


後を付いて来ながら言葉を!…



「…これはマサツグ!…


お前にしか解決できない話なんだ!…


…もし逃げたりしたら!…


彼女達の気持ちを踏み躙る事になるから…


しっかり向き合うのだぞ?…」



「え?…ちょっと?…それって如何言う意味?…」



__ッ~~~!!……スッ…ッ!!…ガバァ!!…



大事な事なので二回言う!と言った様に!…


これはマサツグにしか解決できない!…


シロ達の気持ちを汲めるのはマサツグしか居ない!と…


再度回りくどい話し方をして説明をすると、


やはり理解出来ないのかマサツグは首を傾げる!…


そしてフィロに手を曳かれドナドナも続ける!…


勿論この肝心な時に頭の回らない唐変木に!…


オリハがイラッとする様な反応を露わにすると、


モツが落ち着かせる様に止めに入り!…


と、そんな事をやって居るとそのまま本当に城を出て!…


城を出た事でマサツグは戸惑う!…


本当に行き先が有って居るのか?が不安になると、


これまたフィロに質問を口に!…



「お、おいフィロ?…城から出ちまったけど?…


こっちで大丈夫なのか?…それにこの先は…」



これで三度目となるマサツグのすっ呆けた質問!…


その際やはり行き先は合って居るのか?と、


不安を覚えている具合で質問をして行き!…


何ならその行き先についてもマサツグ自身


察している様子で…


言葉を続けて話して見せると、


ここで遂にフィロが怒る!…


マサツグに対してムッとし出す!…


それこそチラッと振り向き怒りの表情を露わにすると、


マサツグが演技をして居る事を口に!…


それこそ男らしくない!とばかりに叱咤して行き!…



「ッ!!…ッ~~~!!!……マサツグや?…


いい加減そのくだらない三文芝居を止めるのじゃ!!…


…幾ら寛容なわっちとて!…


そうも無駄に恍けられると!!…


腹が立って来るのじゃ!!……そうでなくとも!!…


このわっちが


()()()()()()()使()()()()()()()()()()事自体!!…


不服なのじゃからな!?…」



「ッ!…ッ…ッ~~~……」



__…スゥ…ガッ!!…



更にはこの状況についても


マサツグのせい!とばかりに不満を漏らすと、


マサツグも図星を突かれた様にビクッと反応!…


遂には俯き黙ってしまう!…


そしてその様子と言うのは後方からでも


良く分かるものの様で!…


オリハがフィロの叱咤に対して


よくやった!とばかりにガッツポーズをすると、


モツ達もそれを見て苦笑いをし!…


と、そんなこんな見覚えのある建物の方へと歩き続け!…


そこで何か尋常ではない異様な気配を!…


となるとフィロも件の場所が見えて来た事を口にする!…



「…ほれ?…見えて来たぞ?…


あそこにシロとハティが待っておる!…」



「そして中で恐らく…マサツグ!…


お前が来るのを待って居る筈だ!…


…真っ直ぐに!…


中に入ってあの激戦を繰り広げた場所に立てば!…


自ずと彼女達の事が!…


その本音が良く分かる事になる筈!!…」



「ッ!…なる筈も何も!…もうこの話は済んで!!…」



言わずもがなそれは再三説明をして来た闘技場!…


それを目の前にしてフィロは


ここにシロとハティが居る事を口に!…


何ならこの時だけは[白いの]と呼ばず!…


ちゃんと二人の事を名前で呼んで


マサツグに案内を終えて行くと、


パルシィも最後!とばかりに話をする!…


それはグレイスにシロを返すと言う


話がちゃんと終わって居ない事を、


同時に告げる!…


特にシロとハティがその話に対して


対話を求めている様な言葉を続けて行くと、


それを聞かされたマサツグも


ハッ!としては違う意味で戸惑って見せ!…


と言うのも自身の中ではもう終わっている!と…


これ以上の話が無い様に俯き話し!…


ウジウジと見っとも無い様子を見せて居ると、


次にはフィロがマサツグの尻を!…


今までとは逆に引っ叩いて見せる!…



__…はあぁ~!!…カラコロッ♪…スゥ……ッ?…



「…ん?…」



__ブンッ!!!…パアアァァァァン!!!!…


ッ!?…ッ!?!?…



まるでマサツグの様子にムッと怒りを覚えた具合で!…


何度目となるか分からない溜息を漏らし!…


徐にマサツグの背後へ


スゥ~とこっぽりの音を立てて回って行くと、


次には大きく振り被る!…


するとそんなフィロの様子に


面々も戸惑いを露わにする!…


それこそ今から何をするのか?と言った具合に


見詰めていると、


フィロは思いっきり腰を落として捻りを入れ!…


するとそれは今までのお返し!とばかりに


マサツグの尻を強打!…


となると突如尻を叩かれた事でマサツグはくの字に!…


そしてその様子を見て居た面々は驚き戸惑い!…


目を見開き吹っ飛ぶマサツグの様子を目にして居ると、


フィロもフィロでマサツグに向かい説教を!…



「…いい加減にせい!!!!…


たかが小娘二人相手に何をビビッておるか!!!!…


ただ面と向かって置いて行く事を


もう一度言えば良い!!!!…


…それだけの事であろうが!!!!…」



__ッ~~~~!!!……ッ…



いつまでもウジウジしているマサツグに


喝を入れるよう!…


ビビって居る!と面と向かって


マサツグに仁王立ちをしながら文句を言うと、


ハッキリ決別して来るよう更に続ける!…


簡単な事を呆れて見せる!…


するとマサツグも突如尻を叩かれた事で


吃驚したよう戸惑って居ると、


思わず自身の尻を摩り…


と、いつもとは別の状態にこれまた戸惑い!…


誰もが何も言えずに目を点にして


ただその様子を見守って居ると、


更にフィロは言葉を続ける!…


はっきりさせろ!とマサツグを急かす!…



「…とにかく!!…


本当にあ奴らの事を思って居ると言うのなら!!!…


もう一度向き合う位の甲斐性を見せい!!!…


…わっちが惚れた男は!!!…


そんな前の女の事も忘れられん


未練がましい男なのかや!?…」



「…別にお前を嫁にも…彼女にもした覚えは無いが?…」



それは一応シロやハティの事も考えている様子で


言葉を漏らすと、


いつも通りマサツグを自身の旦那として見て居る様子で


叱咤し続け!…


何ならシロ達を過去の女!と言うよう決別を促し、


未練がましい!と更に罵倒!…


自分一本に絞れないのか!?と言った…


本音も交えてさっさとケリを付けて来るよう


言って見せると、


マサツグもそれに対して冷静にツッコミ!…


ゆっくりと体を起こして行く!…


そしてそのフィロの叱咤が功を奏したのか!…


マサツグもチラッと闘技場の方に視線を向けると、


徐にその闘技場の方へと近付いて行き!…



__……ガチャンッ!!…ガゴンッ!!…


ギギギギギイイィィィ!!…



「ッ!!…ちょ!?…マ、マサツグ!?…」



「…もう一回!…シロ達と話しを付けて来る!…


…何をやっても変わらない!って…


既に決まった事だ!って…


…もう一回!…言い聞かせて来る!!…」



その固く閉ざされた闘技場の扉の前に立つと、


マサツグはその扉の取っ手に手を伸ばし!…


それはフィロのお陰か決意が改まった様子に見え!…


次には扉に鍵が掛かっていないのか押し開ける!…


その闘技場の中に入って行こうとする様子に!…


これまたアヤが戸惑った具合で声を掛けると、


マサツグは振り返る事無く返事!…


再度シロ達に決別の意を示して来る事を口にする!…


その際その背中からはマサツグが本気になった際!…


よく見られるオーラの様な闘気の流れが露わになり!…



__…ッ!…ゴゴゴゴゴゴゴ!!!…



「ッ!?…オ、オイオイちょっと待てよ!!…


ヤブ!!!…やる気を出すにしても!!…


それは幾らなんでも本気を出し過ぎ!!…」



となるとそんなマサツグの背中に若干の戸惑い!…


知って居る者達は慌て出し!…


一度マサツグに待った!の声を掛けるよう!…


さすがにやり過ぎ!と言った言葉も口にして行くのだが、


マサツグはそれでも落ち着かない!…


そのまま扉の向こうへと行ってしまう!…


その際行ってしまったマサツグに!…


他の面々も追い駆けるよう付いて行こうとするのだが、


その行く手を阻む様にフィロとパルシィが!…



__ッ!…ザッ!!…ッ!?…ッ……



「…駄目じゃ!…ここから先は…


マサツグ一人だけしか行ってはいかん!!…」



「ッ!?…ちょ!?…」



「…それが彼女達の望みだからな?…


まぁ観客席になら通してもいいが?…」



何故か二人揃って扉の前で通せんぼをし始め!…


フィロが先に行ってはいけない事を口にすると、


その手に狐火を持って見せる!…


それは無理に通ろうとするなら


誰であろうと燃やす!と言った、


意志の現れ様が感じられ!…


パルシィも両腕にキラキラと


冷気を纏ってはダイヤモンドダストを軽く起こし!…


となるとそんな二人に行動に勿論戸惑う!…


シロ達が心配であるオリハは慌て!…


思わず声からその戸惑い様を露わにすると、


パルシィも中に通さない!と…


何故か妥協案も漏らすのであった!…



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