-第七章十七節 気になる爆弾?と氷の花?とぶっつけ本番!…-
「…と、とにかく一回そのパルシィの言う
爆発物の確認をしよう!…
いつまでもここで悩んで居ても仕方ないし…
もしかしたら俺達だけで対処出来るかも知れない!…」
「ッ!…え、えぇ!?…」
何一つはっきりとしない!…
ただ爆発物がある事を仄めかすパルシィに
一同が戸惑いを見せる中!…
モツが若干考える様な態度を露わにすると、
次には提案を口にする!…
と言うのもこのまま手を拱いている訳にも当然行かず!…
何事もまずは一度見てみる!と言う精神で
その現場に向かう事を口にすると、
その言葉に案内をしてくれた兵士が戸惑う!…
マサツグも戸惑いながらそれを聞いて肯定をする!…
「…ま、まぁ…確かにその通りだが?…そんな簡単に…」
その際同意はするものの大丈夫なのか?と言った
不安の言葉も口にすると、
当ては有るのか?と言わんばかりにモツを見詰め!…
それもそうであろう自分から爆発物を
見に行こうなんて言う者は、
その爆発物に対しての知識が有るか!…
或いはただ興味本位で触れようと考えるモノ好き!…
もしくは余程の馬鹿!と言ったの
三つの人種しか居ない!と言わんばかりに…
マサツグが心配をするそんな様子を見せて居ると、
モツはあろう事かマサツグを盾にする事を口に!…
「…最悪、
[超幸運]持ちのヤブを盾にすれば何とかなるだろ?…」
「ッ!…あっそっか!…」
「ッ!?…おい?…
今聞き捨てならない言葉が聞こえたのだが?…」
それは最悪マサツグが何とかしてくれるだろう!と
言った具合に!…冗談交じりで笑って零して見せると、
アヤも何故かその言葉を聞いて
不思議と納得が出来てしまったのか安心感を覚え!…
と、次にはモツの言葉に思わず同意の言葉を漏らし!…
両手でポン!と相槌を打つ様なそんな素振りも見せると、
鬼の様な二人にマサツグも更に困惑を露わに!…
当然ツッコミの言葉も漏らして行く!…
それは若干の焦りの表情を浮かべつつ!…
本気か!?と言った疑問の様子も伺えると、
その一連の流れを見ていたパルシィも思わずプッ!と…
「…ぷっ!…くくくく!…ッ~~~!!!…
あっははははははは!!!…
ハァ!…やっぱり変な者達だな?…」
「「「ッ!?…え?…」」」
それこそ噴き出してしまうと
次には溜める様にして息を止め、
だが直ぐに限界が来た様子で大笑いをし!…
と、次にはそんなやり取りをする
マサツグ達に対して可笑しい!と…
奇妙!と言わんばかりに三人を指して
そのまま変!と言葉を口にすると、
突如笑い出すは変!と言うはのパルシィに!…
その指摘された三人が揃って同じ反応を露わにする!…
その際勿論パルシィが笑って居る方を振り向き!…
キョトンとした様子でジッと視線を向けて行くと、
次にはパルシィがその可笑しい理由を話す様に
言葉を!…
「先程まで他人の為に怒りを覚え!…
それを必死に我慢して居た者とは思えない程だ!…
…あの怒りはもう忘れたのか?…」
「「ッ!!…ッ…」」
と言うのもここに来るまでの道中で見たモノは
忘れてしまったのか?と…
別に馬鹿にする訳では無いのだが!…
純粋にその気持ちの切り替え様に
思わず興味を持ってしまった事を口にすると、
更に笑いを噴きつつ言葉を漏らし!…
と、指摘された事で三人も
これまた揃って戸惑う反応を露わにする!…
それはまるでパルシィから
ある種不謹慎!と言われた様に感じてしまうと、
モツとアヤは黙ってしまい!…
が、一方でマサツグはそんなパルシィに対して
不敵にフッと笑みを!…
それは何か違う!と言いたげな様子で笑い続け!…
そしてそのまま否定の言葉も口にすると、
ギュッと拳を握って見せる!…
「…忘れる訳ないじゃん!…
ただこうして別の事で注意を逸らして居ないと…
今すぐにでもデグレアントに乗り込んで
大暴れしそうだからこうして居るだけ!…」
「ッ!…ほう?…」
マサツグ曰くこのやり取りが
ワザとである様に話しをすると、
未だに自身の中で燻ぶる怒りを口に!…
それこそ笑っては居るものの
何処かぎこちなさを感じさせ!…
その握っている拳もギュッと固く震わせる!…
我慢をしている様なとにかく感情を押し殺す
そんな様子が見て取れてしまうと、
そんなマサツグの返答にパルシィもピクッ!と…
思わず警戒をする様なそんな反応を露わにする!…
そしてマサツグに軽く返事をして行くと、
マサツグは更に言葉を続け!…
「…この借りはキッチリ返すぜ?…
幾ら時間を掛けようと!…
売られた喧嘩は倍にして返すのが性分だからな?…
…だが今はまず!!…
コッチの異変を確認しないと!…
今はやせ我慢をして居るだけだ!…」
__ボボボ…ボボボボ…ッ!……
当然やられっぱなしで終われない!と…
リーナの事も有りキッチリと
この件に関してケリを着ける事を口にすると、
ただ返すだけでは収まらない!…
壊滅へ追い込む程に倍返しを仕掛ける事を続けて誓う!…
だがそれよりも先に優先すべき事も
分かっている様子で!…
ただ感情を押し殺している事をこれまた話すと、
それを体現する様にそのマサツグの背中からは
魔王の黒衣が!…
しかしそれは如何にも中途半端に
ピロッと出て居るだけに留まっており!…
何ならその色も半透明!…
感情を押し殺している様子が目に見えて伺え、
そんなマサツグの背中にパルシィも
気が付いた様子で!…
ピクッ!と反応をして見せると、
次には理解してフフフと笑う!…
「…ッ…なるほどな?…」
__…クルッ?…
シャクッ…シャクッ…シャクッ…シャクッ……ッ!…
まるでマサツグの自制心に感心をするよう!…
一言漏らしてパルシィが一人納得をすると、
次には先を急ぐ様にクルッと振り向き!…
そして今度は何か現場へ案内をするよう先を歩く!…
すると他の面々も気が付いた様子で
スッとそのパルシィの後ろ姿を目で追うと、
パルシィもその視線に気が付いた様子で
そのまま面々に振り返る事無く言葉を!…
と言うのもその調査が難航している原因である
氷を何とか出来るらしく!…
「…ついて来い!…
まずはここの再生する氷とやらを何とかしよう!…
その為には協力が居る!……ここからは少しばかり!…
面倒な事になるから覚悟して置け!…良いな?…」
__ッ!?…ッ……
シャクッ…シャクッ…シャクッ…シャクッ…
マサツグやモツ達に協力を促すよう更に言葉を!…
何ならここから面倒になる事だけ続けて
チラッと振り返る様に話して行くと、
更にマサツグ達を困惑させ!…
それでも面々はそのパルシィの先導の元!…
その何処かへと向かい歩き始めると、
やっと調査に乗り出す!…
そのパルシィの言う面倒な物と言う物体に疑問を持つ!…
パルシィが言うのは何でも爆発をするらしいのだが、
それよりも先に進む事でまたマサツグ達は
驚きを露わに!…
__シャクッ…シャクッ…シャクッ…シャクッ…にゅ~…
「…にしても本当に凄いな?…通って来た道が…もう…」
「…何処を踏んだのかすら分からなくなってる!…
…ッ!…アレは?……って、そうか……なるほど?…」
改めて実感するその再生能力!…
踏んで上げれば直ぐに再生!…
自分達の足跡がもう消えている事に
再度驚き戸惑って居ると、
ふと気が付けば妙な跡も!…
それを目にして更に驚きを露わにする!…
と言うのもそこにはまるで誰かが転がって居た様な…
人の跡がクッキリと残っており、
それを目にしたモツが疑問を…
が、それも考えればすぐに分かる事であり!…
言わずもがなそれは発掘された遺体の跡!…
そのままの形で残っている事に違う意味で驚き!…
一人納得して何か物悲しい表情を浮かべて居ると、
アヤは気付いていない振りか…
話題を逸らす様に
今気になって居る事について話をする!…
「…とにかく問題なのは
パルシィが言っていた[爆弾]の方よね?…
規模によっては本当に
手が付けられないかもしれないけど…」
この時アヤに至っては
更に何か違うモノも見えているのか?…
何か青褪めるそんな様子が伺え!…
と、気になる事にやはり挙げるは爆弾の話で!…
本当に自分達で何とか出来るのか?と…
場合によっては一斉避難も視野に入れておく
必要がある事を口にするが、
パルシィはそんなアヤの言葉に対してピクッ!と…
次には拍子抜けの言葉を口にする!…
それはクルッと振り向くなり
ただ面倒!と言った表情を見せると、
左手人差し指を立てながら振って話を!…
「…先に行っておくが解除自体は簡単なんだぞ?…」
「「「ッ!…え?…」」」
「ただ…本当に…面倒でな?……」
何でもパルシィが言うには解除自体は簡単!と、
となるとそんな事を言われた面々は更に戸惑い!…
何ならその表情も一体如何言う事?とばかりに
訴えて見せ!…
しかしパルシィはやはりそのモノ自体を
ハッキリと口にしない!…
いや、説明をしようにも名状し難いのか?…
とにかく面倒!とぼやいて質問を
はぐらかす様なそんな態度をずっとすると、
そんな態度に堪えかねたのか!…
モツが詳しい説明を求める様に訴え始める!…
「ッ!!…いやだからそれは如何言う!?…」
__シャクッ…ピタッ!…ッ!?…
どよぉ!?……チラッ?…
「ッ!!……パルシィ?…」
若干ツッコミを入れるよう呆れた様子で言葉を口に!…
するとパルシィもその言葉を受けて途端に
ピタッと足を止め!…
パルシィが足を止めた事で後続のマサツグ達も
足を止めると、更に戸惑う事態にへと発展して行き!…
因みにこの時足を止めた場所と言うのは!…
先程のエントランスホールより歩いて
約数分の距離にある、
恐らく病室と思われる部屋の前で!…
その際パルシィはチラッとモツに視線を向ける!…
何なら何か文句有り気なそんな表情を浮かべて見せるが、
だからと言って怒る事は無く…
__…クイクイッ!…ッ!…
「…私が言葉で説明するより…
体感して貰った方が私の気持ちも分かって貰えると思う…
…ほれ?…
この部屋の奥に有る物を良く見て見るといい…」
「ッ!…え?…ッ……ッ!…」
ただクイッと二回その部屋の中を見る様に
顎でジェスチャーを!…
そして何故説明をしなかったのか?についても
ちゃんとモツに話して行くと、
その原因が部屋の中にある事を更に続け!…
と、そんな事を言われてモツは更に戸惑いを露わに!…
しかしだからと言って見ない訳にも当然行かず!…
パルシィを避ける様にして
その見ろ!と言われた部屋の中を覗き込むと、
そこには病院に似付かわしくない!…
奇妙なモノを目にして行く!…
「……あ、あれは?…」
「…何ぃ~如何したんだぁ?…って、ンン?…」
「ッ!…何て言うか…綺麗ね?…」
そこに在ったのは部屋の壁一面に根を張る様に、
くっついている雪の結晶の様な花の様な?…
まるで氷のアートの様に咲き誇り!…
その花の中心は何やら赤い水晶の様な?…
とにかく宝石?の様な物が付いていた!…
そしてそれを一言で言い表すには如何にも難しく!…
ここでパルシィが説明をしなかった事に納得を示し!…
と、次にはマサツグやアヤも気になった様子で
部屋の中を覗き込む!…そこで同じ物を目にして行き!…
これまた同じく戸惑った反応!…
アヤは思わずその花を見てウットリとする様な
そんな表情を浮かべて見せると、
モツがパルシィに疑問を口に!…
「…確かに説明し難い何かだって事は分かったが…
見た目ほど警戒をする様な代物には見えないんだが?…」
__…シャクッ…シャクッ…シャクッ…シャクッ……ッ!!…
と言うのも最初に聞いていた爆発物の様には全く見えず、
モツがマジマジ見詰めながらその事を口に!…
何なら普通に危険性すら感じられない事も続けて話し…
この花の何処にその危険性が有るのか?と…
やはり何も分からない様子でまたパルシィに
質問をすると、一方でパルシィは徐に部屋の中へ!…
その咲き誇る花に向かって歩き始める!…
それこそ何も警戒もする事無くドンドンと
その花に近付いて行くと、
その花の前に立ってはクルッと振り向き途端に手招き!…
__シャクッ…シャクッ…シャクッ…シャクッ……
クルッ?…チョイチョイ!…
「ッ!?…え?…えぇ!?…」
「おぉ~い、何をしている!!…早く来ないか!!…」
「「「えぇ~…」」」
まるで入って来い!とばかりに手招きしており!…
そんなパルシィの蛮勇?にマサツグ達も
声に出しながら戸惑って居ると、
一方でパルシィはマサツグ達を急かす!…
協力してくれ!とばかりに手招きを続ける!…
何なら早く来い!と部屋の中で声を反響させる位に
大声を上げると、更にマサツグ達を警戒させ!…
が、幾らその部屋の前でその中の様子を
見て居ても何も起きず!…
結果各々は警戒しながらもまずは一歩!…
その部屋の中へと足を踏み入れ!…
取り敢えずパルシィの元へ向かって行くと、
部屋の外では兵士が!…
とても心配をした様子で声を掛ける!…
「だ!…大丈夫なのですか!?…
何かの拍子にドカン!と…」
「…あぁ~…今は大丈夫だと思う!…
それに爆発したとしても爆発の後が面倒なだけだし…」
それはかなり警戒をしている様子で
部屋の中を覗き込み!…
そしてその爆発に対して後が怖い!と言った…
そんな恐怖も感じている素振りで
部屋の扉から顔をヒョコッと覗かせると、
マサツグが部屋の中で感想を…
やはり緊張をしている様子で話をする!…
その際そこで冗談交じりに爆発した際の
後始末について続けて話すと、
それを聞いた兵士は冗談ではない!とばかりに
マサツグへ文句を口に!…
「ッ!?…ば、爆発する事前提に
話を進めないでください!!…
も、勿論爆発させずに解除を!!…」
「それは出来ない相談だな!…」
__ッ!?…な!?…
勿論願望としては爆発物を爆発させないで完全撤去、
当然その事を兵士が訴え!…
更には当然ながら何とか被害が出ない様に!と
細心の注意を払うよう!…
しかしそんな兵士の言葉に対して
パルシィがそれを真っ向から無理!と…
まるで最初からもう爆発する事が
決まって居るかの様に言葉を口にして行くと、
ただその件の氷の花をジッと見詰める!…
一方でそのパルシィの返事に兵士が
またもや戸惑って見せる!…
そしてそんなパルシィの返事と言うのは
勿論マサツグ達の耳にも入る訳で!…
え!?ととばかりに戸惑って居ると、
更にパルシィは続けて言葉を!…
「だから言っているだろう?…
これはとんでもなく面倒な物なのだと!…」
__…ガタガタッ!…ガタガタッ!…コッ…コッ…
「…では始めるぞ?…私がこれを取ったら逃げる!…
お主達はその後の始末をするのだ!…」
「ッ!!…え?…」
とにかく面倒!と言葉を零し、
そして身長的にその花の花弁に
手が届かない様子を露わに!…
しかし次には近くに有る椅子などを使って
簡易の足場を作って見せると、それを登って更に花へ!…
そして花弁に手が届くまでの距離に立って見せ!…
今度は振り返る事無く
次に自身の行動について話し出すと、
恐らく赤い水晶の事を言っているのかこれを取る!と…
と、同時に自分は逃げる!と更に続ける!…
となるとそんな簡単すぎる説明に
当然マサツグ達が戸惑って見せると、
次には同意など取らずにパルシィが
その赤い水晶に手を!…
__スゥ~…パコン!…
ンバ!!…シュタタタタタ!!…ッ!?…
「さぁここからが本番だ!!…
私がこの魔力水晶をただの石ころに変えている間!…
マサツグ達は食い止めてくれ!!」
先程も言った通りその雌蕊?…
雄蕊部分に有るのは赤く丸い水晶の様な?…
何ならパルシィがそれを引き抜く様にして水晶へ手を!…
すると以外にも簡単に取れるモノであるのか、
抵抗が感じられない様子でパコン!と…
音を立ててその氷の花から水晶を奪取!…
そして宣言通り足早にその部屋を後にするよう
パルシィが突如駆け出し始めると、
後の事を丸投げする様に言葉を口に!…
となるとやはりその言葉にマサツグ達も
戸惑って見せる!…
「え!?…ちょ!?…本当に如何言う!?…」
__バシュゥゥゥゥ!!!…
ガラガラガラガラ!!…ッ!?!?…
勿論文句を言う様にマサツグが言葉を口に!…
しかしそんな事を言っている暇もない様子で
次には異変が!…
と言うのもその雌蕊を取った氷の花から
嫌な音が聞こえて来始め!…
それはまるで蒸気を吹き出している様な!…
とにかく普通じゃない不安感を煽る
そんな音を発して行くと、今度はその氷の花にヒビが!…
まるで維持する為の何かが無くなった様に
崩れ始める!…恐らくパルシィが奪取した
あの赤い水晶がトリガーなのだろうが、
そんな悠長に考え事をしている暇もなく!…
「ちょ!…ちょ!!…ちょ!!!…
本当に説明無しかよ!?…」
「と!…とにかく如何すればいいの!?…」
「爆発するって言ってたから!!…
と、とにかく被害を被らないよう物の陰に隠れ!!…ッ!?…」
と言うのもパルシィからの説明に有ったよう、
#この花は爆発をする__・__#らしく!…
突然の本番に三人は困惑!…
事前の説明が不足していた事から如何すれば!?と…
当然慌てる様子を露わに相談をし合う
そんな素振りを見せて居ると、
一方で更に氷の花はボロボロと崩壊!…
もひとつ怪しい雰囲気を放ち始める!…
そして仕舞いには何やらその蒸気らしき物が
黒い色に染まり出すと、
更にマサツグ達の不安を煽って行き!…
と、遂にはそのヒビから更に黒い蒸気が漏れ出す!…
限界を迎えて遂に爆発すると言った様子が
マサツグ達の目に映って行くと、
次にはマサツグもただでは転ばない!…
意地の賭けに打って出る!…
__……シュウゥゥ!!……ボォン!!!…
「ッ!!!…刹那!!…」
__ヴウゥン!!…ガッガッ!!!…
それはまるで集束する様に黒い蒸気が揺らいで光り!…
次の瞬間まるでポン菓子機の爆発音の様な音を立てて!…
三人の目の前で氷の花が爆散すると、
それを目にした瞬間マサツグも咄嗟に刹那を発動!…
次には自身の体を盾にするよう踏ん張り始める!…
その際モツとアヤの腕をそれぞれ掴んで引っ張り込むと、
自身の体の影へと隠し!…
何なら幸いにもその爆発は
如何やら効果の適用範囲の様で!…
爆風がハリウッド張りの
スローモーションの様に見える!…
更には背中の大剣を信用して
その爆風に対して背を向けると、
一方で突如引っ張り込まれた二人は戸惑いを露わに!…
思わず声を上げてしまう!…
「うわあぁ!…」
「きゃああぁぁ!…」
__バシュウウゥゥゥ!!!!……ッ!…ッ!?…
気が付いたら何者かに引っ張り込まれ、
思わず意識が混乱してしまい!…
が、それも長くは続かない様子で次にはハッ!と…
と、そこでマサツグが自分達の代りに
盾になっている様子を目にして行き!…
二人揃ってそのマサツグを心配する様に
視線を向けて戸惑って居ると、
辺りは先程の黒い蒸気で充満!…
更に不気味さを物語って行く!…
さてその一方で当然身代わりになってくれた
マサツグに対して!…心配の言葉を口にし出すと、
その際ハッ!とある事も思い出した様子で!…
「…ッ!…マ!…マサツグ!?…」
「…ッ!?…お、おいおい!!…
あれは冗談で言ったんだぞ!?…まさか本気に!!…」
「ッ!!…する訳ねぇだろ!!…
…幸いな事に俺が背負っている大剣はぁ!!…
ちっとやそっとの攻撃じゃ傷も付かねぇ特注品よぉ!!…
…それより問題は爆発じゃ無いみたいだぞ!?…」
それはエントランスホールでの話が現実になった!と…
アヤが驚き戸惑った様子でマサツグを呼び!…
モツもアレは本気で言った訳では無い事を
慌てて口にすると、そのマサツグの身を心配する!…
だが肝心のマサツグはそんな二人に対して慌てて見せると、
次にはそんな事を話している場合ではない!とばかりに
ツッコミを口に!…
何ならモツ達を安心させるよう特注品!と…
大剣が守ってくれた事を話して行き!…
それよりも違う異常事態が発生した事を続けて話すと、
モツもそれを聞いて戸惑い確認!…
そこでマサツグの言う更なる異変に気が付いて見せる!…
「ッ!?…え!?……ッ!?…」
__シュウウウゥゥゥゥ!!……ガコッ…ゴロッ…
「…あ、あれは?…」
それこそマサツグの陰越しに
その爆発が有ったであろう所を見てみると、
そこにはやはり黒い蒸気が充満しており!…
が、それでも何かが居るのが分かる様子で
チラチラと光る!…
何かが蒸気の中で蠢いている様子を目にして行くと、
勿論それに対して疑問を口に!…
ジッとその正体を探り始める!…
一方でこの事態を事前に
説明しなかったパルシィに対して!…
マサツグが文句有り気に睨んで行くと、
次には名前を呼んで見せ!…
「ッ~~~!!!…パァ~ルゥ~シィ~~!!…」
__…ちぅちぅ!…ちゅうぅぅぅ!!…
ッ~~~!!!…っぱ!…
「…言った筈だぞ?…
面倒この上ないと…爆発すると…」
まるで小さな子供を叱り付ける様に!…
名前を呼んでジッとその部屋の外に居るパルシィの事を
睨んで見せると、一方でその肝心のパルシィはと言うと…
両手でその赤い水晶を抱えては
まるでジュースを飲む様に口付け!…
と、次にはその水晶の中には本当に蜜でも
詰まっているのか?…
チュウチュウと吸う様に口を窄め!…
ゴクゴクと喉を潤すそんな様子を見せると、
次にはシェイクを飲んで居たかの様な
パッ!と口を放す仕草を!…
そしてマサツグに先に言った!とばかりに返事をする!…
何なら自分は悪くない!と言った
不遜な態度も露わにすると、
マサツグは続けて勿論文句を口に!…
「その意味が違うだろうが!!!…
もっと簡単に説明出来なかったのか!?…」
「え?…な、何!?…何の話を!?…」
と言うのもマサツグは既にその爆発の意味を
察してしまった様子で言葉を口に!…
何なら先程の爆発は序章!とばかりに
大した事は無い!と、
その本当の意味について文句を続け!…
となると話の見えないアヤは更に戸惑う事に!…
当然その意味について質問をし出し!…
状況の説明を求める様な
そんな困惑の表情を浮かべて見せるが、
一方でそんな時間も無い様子!…
モツがハッと理解した様子で慌て始める!…
「ッ!?…おい、構えろ!?…
面倒って言っていた本当の意味が
襲い掛かって来るぞ!!…」
「ちょ!!…あぁん、もう!!…
後でちゃんと説明してよね!?…」
__ガコッ…ゴロゴロッ…ゴトッ…ゴツッ…
それは直ぐに身構える様に!…モツも剣をサッと抜き!…
直ぐに飛び出せる構えを露わにして行くと、
そんなモツの言葉にアヤも更に慌てる!…
次には文句を零しつつ弓に手を掛けて行く!…
そして矢を番える素振りを見せて居ると、
徐々にその黒い蒸気も晴れて行き!…
と、それに伴って更に何やら慌ただしい音も!…
それはまるで瓦礫同士がぶつかる様な!…
とてもではないが聞こえる筈のない音に
アヤがこれまた!…
戸惑った反応を見せて居ると、
次には盾になって居るマサツグに向かって何かが飛ぶ!…
それに合わせてモツも途端に動きを見せる!…
__…ギュン!!…ッ!!…
スラァ…スパアァン!!………ガッ!…ゴッ!…
「ッ!?…え?…な、何!?…って、氷?…」
それは守ってくれたマサツグを
更に守り返すよう飛び出して行くと、
その飛んで来た物を両断!…
と、それは真っ二つに斬られて
左右双方に分かれて飛び!…
そして勢いそのままに部屋の壁へとぶつかって行くと、
そこで漸くその正体を確認出来る!…
アヤが戸惑った様子で恐る恐る確認をする!…
するとそこに転がっていたのは
ソフトボール大の氷の飛礫で、
モツが斬った事でそれはゴロンと床に転がり!…
となるとその正体を確認して
アヤはこれまた戸惑う事に!…
何で氷が飛んで来た?と…
飛んで来た事に疑問を持つそんな様子を見せて居ると、
更にモツが注意をする!…
「来るぞ!!…油断するな!!」
__ヒュン!!…ヒュヒュン!!…
ヒュン、ヒュン、ヒュン!!!…
「ッ!?…ちょ!?…な、何なのよコレェ~!?」
モツが注意の言葉を口にすると、
次には連弾で氷の飛礫が飛び交い!…
と、それに合わせてモツも斬って難を逃れ!…
マサツグもクルッと振り返って大剣を同時に抜剣!…
直ぐに守りを固めるよう真正面から
全て防ぎに掛かって行くと、
その後ろではアヤが更に慌てる!…
今までに見た事がない様子で声を上げる!…
それこそまるで悲鳴の様に何コレ!と叫ぶと、
モツが飛礫を往なしながら物の正体を口に!…
「ハアァ!!!……魔素ゴーレム!!…」
「ッ!!…ま、魔素ゴーレム!?…それって確か!…
瘴気からなる魔素で出来た意思の無いゴーレムで!!…
ただ無暗に生きているモノに襲い続けるって、
あの!?……ッ…」
モツは簡潔にその正体を口に!…
するとその名前にはアヤも聞き覚えが有るのか!…
説明をする様にその正体について
やはり初めて見る!と言った反応を露わにすると、
ふと辺りを見回し!…
その姿がどんな物なのか?を確認し出す!…
するとそこには先程から飛んで来ている
氷の飛礫に手足が生えた様な!…
某・ピンクの悪魔に似た可愛らしいモノを確認すると、
更には某・ダークでソウルなゲームに出て来る人型に
近いモノまで!…
とにかくマサツグ達に向かい
歩いて来る様子を目にして行き、
そんな物が歩いている事に
これまた一同も驚き戸惑い!…
一体何が如何なって!?とばかりに
目をパチパチとさせて居ると、
パルシィが呑気に面倒である事を口に!…
遅過ぎるその説明をするのであった!…
因みにその一方素直に城で
お留守番をする事に決めた面々はと言うと…
__…チラッ?…チラッ?…うぅ~ん…
…キャッキャッ!…キャッキャッ!…
「…あ、あのぉ~?…
何をやっていらっしゃるのでしょうか?…
正直見ているこちらと致しましては気が気でない…」
「ッ!…もうちょっと!!…
もうちょっとだけだから!!…
…やっぱりあれかな?…ピンクより黒の方が?…」
近衛兵達やラグナスが見守る中!…
堂々とオリハの手によって
グレイスやシロとハティは着せ替え人形となっており!…
因みにそのされている当本人達も満更でもない様子!…
親子揃って同じ格好、
この時何故かゴスロリ衣装を着せられており!…
そして着せている本人も
何か引っ掛かりを覚える様子で!…
あぁ~でも無いこぉ~でも無いと悩み続けて見せると、
ラグナスから忠告を!…
しかしそれでも止める気配を見せないで居た!…
因みにシルビィがグラトニアを修練場へと
強制ドナドナして行くと、その修練場から怒気が飛び!…
それはマサツグ達が戻って来るまでずっと続け!…
その声を聞いた者達は思わずビクッ!と…
何か過去のトラウマを呼び起こされる気分に
なるのであった!…




