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どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-  作者: すずめさん
-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-
594/610

-第七章十一節 改まるグレイスと[命の氷]とぶっ壊れの宝具-




グレイスが玉座に着いた所で空気は変わり!…


今までとは違う何か緊張感が有りながらも


和やかな雰囲気を醸し出すと、


動揺していた近衛兵達も途端に気持ちを改めて見せる!…


まるで何か行事的な事をする


真面目な態度を露わにする!…


それはマサツグ達に道を空ける様に整列をすると、


その手に持つ槍でさも天井を突く様に屋根を作り!…


と、各々が整列をしながらやって見せる事で


それはさもトンネルの様に!…


となるとそんな光景にモツ達は動揺の様子をして行き!…


一方でマサツグは未だショックから


立ち直れていないのか…


如何にもまだ情けない様子で


固まって居る様子を見せていると、


目の前のグレイスを漏れなく戸惑わせる事になる!…



__……ッ…え、えぇ~っと?……



「…はあぁ~…ほっとうに面倒な…」



この時如何声を掛けたものか分からないグレイスは、


マサツグを見詰めたまま悩む様子を!…


と、マサツグを連れて来たシロとハティも


マサツグが固まっている事に首を傾げ!…


一体如何した?とばかりに


キョトンとした表情を見せて居ると、


ここでオリハが溜息を吐く!…


マサツグの様子に呆れた感じで動きを見せる!…


すると徐にその固まって居るマサツグへ


向かい歩き始めると、


周りの面々も気が付いた様子でオリハに視線を!…



__スゥ…つかつかつかつか!…ッ!…



「ッ!?…ちょ!!…オ、オリハ!?…」



それこそ何をするのか?と言った具合に疑問の表情!…


何ならアヤが静止を促す様に声を掛け!…


オリハに向かい手を伸ばすそんな素振りをも


見せるのだが、それでもオリハは振り返る事無く


マサツグの方へと向かって歩いて行く!…


それこそ若干の苛立ちを隠せない様子で進み続ける!…


そして誰もが一体何をするのか?と言った具合に


オリハへ注目をしていると、


オリハも遂にはマサツグの背後に!…


と、ここで徐に右手をスッと上げ出し!…


何か今にもマサツグの頭を叩きそうな


そんな素振りを見せていると、


まんまその通りだったのか!…


次には快音を響かせて見せる!…



__スゥ…ぱあぁん!!!…ッ!?…



「ッ!?…いったぁ!!…えぇ!?…」



__………。



突如謁見の間内に頭を叩く良い音が!…


勿論そんな光景にグレイスは戸惑い!…


他の近衛やモツ達をも戸惑わせる事になって行くと、


一方で漸く正気に戻ったのか…


マサツグが反応を露わにする!…


それは頭を抱えて当然痛がる素振りを見せていると、


次には振り返ってその犯人を捜し!…


と、そこには捜すまでもなくオリハの姿が!…


何なら未だムスッとしており!…


逆に物申す感じでジッとマサツグの事を


見詰めて見せると、


今度はマサツグもオリハに対して文句を口に!…



「ッ~~!!…ってぇじゃねえかオリハ!!!…


何で毎回お前は人の頭を叩かずにはおれんのだ!!!!」



「やっかましいわ!!!!…


さっさと意識を取り戻さない


兄さんが悪いんだろうが!!!…


見て見なさいよ!!!…


女王様もポカ~ンとしてるだろうが!!!!」



勿論痛みを堪えながら怒りを覚えた様子で


マサツグは吠える!…


それも事ある毎に毎回なのか?…


また叩いて来た!とばかりにマサツグが


声を荒げてツッコミを入れると、


それに対してオリハも負けじと文句を口に!…


いつまで固まって居る!と言葉を返す!…


それこそ悪びれもせず同じ勢いで言い返して行くと、


次にはグレイスを指差しながら更に畳み掛け!…


と、この時突如指を差された事で


思わずグレイスもビクッと反応!…


するとマサツグもそんなグレイスに


気が付いた様子でチラッと…


何なら辺りを見回しいつの間にか


自身が謁見の間に居る事…


玉座の前に立っている事に気が付いて行くと、


途端に驚いた表情を露わにする!…



「えぇ!?…って、あれ?…


本当に女王様が居る?…


って、えぇ!?…ここ謁見の間?…」



「…何ボケ老人みたいな事言ってんだよ!!!…


とにかく!!…女王様がお話有るってさ!…」



「ッ!…え?…」



それは本当に意識を別に向けていた様子で


戸惑って見せると、


そんなマサツグの反応にモツ達も呆れ!…


何なら他の近衛兵達もそんなマサツグの言葉に


戸惑う始末で…


と言うのも本当に無意識でここまで来たのか?と…


何か理解出来ないそんな様子を露わにするが、


それでも整列する型を崩さない!…


一方でマサツグは未だにシロ達と手を繋いだまま、


いつの間に!?と戸惑い続ける!…


宛らこの時の様子は健忘症に罹ったよう!…


何故玉座の前に居る?と慌てて居ると、


次にはオリハが更にツッコミの言葉を口に!…


と、それを聞いてまたハッと笑に返り!…


次にはクルッとそのグレイスの居る方を


振り向いて行くと、グレイスもハッとした様子を!…


次には気を取り直す様に咳払いをして見せる!…



「ッ!…ん、んんっ!!…


こうして集まって頂いた事に感謝いたします!…


昨日は予想外の敵襲に裏切りと色々有った中…


我々を救って頂いた事に改めて感謝を!…


と思いお呼びした次第です…」



__スッ…ッ!?…



この時勿論気持ちを改める様にピシッ!と…


姿勢を正して真っ直ぐマサツグと向き合い!…


今こうして集まってくれた事に


まずは感謝の言葉を口にし出すと、


昨日の事件を口にする!…


と言うのもダグレスの奇襲にマグダラスの裏切り!と…


その窮地を救って来れた事に対してのお礼らしく、


いつ準備をさせたのかとにかくその改まった様子で!…


未だマサツグが付いて行けてない様子を


露わにしていると、グレイスは徐にマサツグへ一礼!…


更にマサツグを戸惑わせる!…



「え!?…いやちょ!?…あ、頭を!!…ッ!?…」



__テテテテ!…クルリッ…ペコォ!!…×2



「ッ!?…え!?…」



「この度は本当に!!…


ありがとう御座いました!!!…」



当然いきなりマサツグもグレイスに頭を下げられた事で


見事に恐縮すると、次にはいつもの様に


慌てて頭を上げてくれ!と…


しかし次にはシロとハティも徐にマサツグの手を


パッと離すとグレイスの隣に!…


そしてグレイスの真似をする様にマサツグに一礼!…


二人揃って更に頭を下げられた事で


またもやマサツグが慌てる反応を露わにすると、


グレイスが念を押す様に更に感謝の言葉を!…


と、それを合図に近衛兵達も動きを見せる!…



__ザッ!!!…ザザッ!!!…カチャン!!…ッ!?…



それはまるで傅く様に膝を着いて見せると、


その際忠誠を誓う様に槍の柄を床に突いて音を響かせ!…


するとその音は驚く程に謁見の間内に響き渡り!…


その突然の行動に思わずモツ達も驚く!…


その予想外の展開に誰もが思わず身構えそうになる


反応を見せて居ると、


いつの間にかその近衛兵達の先頭に立つよう


二人の影が!…


シルビィとラグナスの姿を見つけて行く!…


それはこの時だけ女王の側近となった様に


シルビィが振舞って見せて居ると、


マサツグもそんなシルビィを見つけた様子で


驚きの言葉を!…



「え?…えぇ?…ッ!!…


うわぁ!?…いつの間に!?…」



__………ッ!?…



何ならあのメイド服もいつの間にやら


こちらの正装?に変わっており、


ラグナスと同じく某・アサシンと化して見せ!…


そして着慣れているのかキッチリ着こなして


モツ達に対し傅く様子を露わに!…


マサツグの驚く言葉にすら動じない!…


堂々とした様子でピシッと決まった様子を見せて居ると、


ここでモツ達も漸く気が付いた感じでビクッ!と…


思わず驚きを反応を見せる!…


さてそうして色々と驚く事で溢れている中!…


グレイスは構わず徐々に頭を上げて行くと、


更に場面を進行させ!…



「…そのお礼と言っては何ですが…


皆様に受け取って頂きたい物が御座います…」



__…トッ…トッ…トッ…トッ…スッ…



と言うのもグレイスはお礼の印にプレゼントが有る!と


言葉を口に!…その際何故かこちらもこちらで


何か恐縮している様子を露わに!…


一応マサツグ達に笑って見せては居るのだが、


何処と無くぎこちなさを感じさせ!…


するとまた先程のグレイスの言葉が


トリガーだった様に!…


突如玉座の方へ従者が二人、


その両手にとても貴重そうな様子で!…


良く貢物等を持って来る


豪華なトレイを手にやって来ると、


次にはマサツグ達にそれを見せる!…


トレイの上に乗っている物を差し出して行く!…



「…ッ!…え?…こ、これは?……ッ!…」



「…も、貰ってえぇんか?…」



__ッ!…コクリッ…スッ………ッ…



その従者が持って来たトレイの上には、


赤い座布団の様なモノと何やらキラキラと


輝く腕輪の様なモノが置かれて有り!…


ふと気が付くとそれは背後に居るモツ達の方にも


配られており!…


と、モツ達もそれを目にしてこれは何?と…


各々戸惑った様子で受け取っていいのか?等を確認!…


その確認に対して従者も静かに頷く等して


受け取る様に促して行くと、


次には各々恐る恐るその腕輪を手に!…


フィロは簪・アヤは耳飾りの形で受け取って見せる!…


そしてとにかくマジマジと


その腕輪を掲げて見る等して居ると、


モツ達が受け取っているのを見て


マサツグとオリハもスッとその腕輪を手に取り!…


すると次にはグレイスがその腕輪について


こう話しをし始め!…



__……スッ……フゥ~…



「…こちらに用意させて頂いた物は…


()()()()()()()()()()()()()()()()()!…


()()()()()()で御座います!…」



「「ッ!?…え!?…ちょッ!!!…」」



それはマサツグ達がお礼を受け取った事を確認して!…


グレイスがホッと安堵して見せると、


次には先程のぎこちなさも嘘の様に消えた様で!…


スッと愛らしい笑みを浮かべては


サラッとトンデモナイ事を口に!…


と言うのもその水晶と思われていた物は


実は氷であるらしく、


何ならその氷もただの氷では無い!と…


その氷と言うのもグレイスの


[ライフロックアイス]から削り出した!と…


本人が満面の笑みで語って見せると、


そんな話を聞いてマサツグとオリハは共に


戸惑う反応を露わに!…


となると慌ててその本人の体を心配し出す!…



__ガッシ!!…ッ!?…



「そ、そんな事しちゃダメだろ!?…


まだ回復したばっかりで言わば病み上がり!!…


ま、また倒れて腕を噛ませる事になると!?…」



腕輪を手に従者を避けてグレイスに


向かって詰め寄って行くと、


次にはグレイスの両肩をガッと掴んでは


二人揃って心配を!…


と、突如マサツグに両肩を掴まれた事で


グレイスは驚き!…


だがマサツグ達はそんな事など如何でも良く!…


マサツグがグレイスの身を案じ!…


また腕を差し出す事になるのか!?と


戦々恐々として見せると、


オリハも勿論グレイスを心配!…


自分の命を削った事に戸惑って見せる!…



「そ、そうだぞ!?…


ただでさえ病弱っぽかったのに


自分の寿命を削るって!!!…


また何か有ったらどうする!!!…


って言うかアレって!!…


どんな事をしても溶けないし壊れないんじゃ!?…」



その際グレイスの身体があまり強くない事を


理解している様子で!…


更に心配をして行くと、


ここでふと[ライフロックアイス]の事も思い出し!…


それは如何なる事が有っても


溶けない壊れないと言う特性の話なのだが!…


現にこうしてここに削れた物がある!と…


やはり何かまだ患っているのでは!?と


オリハが推測を立てて行くと、


グレイスはとにかくそんな迫って来る


二人の権幕に驚いた様子を!…


何度も目をパチパチと瞬きさせて見せる!…しかし!…



「ッ!?…ッ!?!?…


…ッ!!…あ、あぁ~!…そう言う事ですね!…」



「ッ!…え!?…」



__じぃ~~~~!!!…



何で#そこまで心配をされているのか__・__#?と言う事に


理解を示し、次にはまるでシロの様にお道化て


納得した素振りを露わに!…


するとグレイスの理解の仕方にこれまた二人が


戸惑った様子で言葉を漏らし!…


勿論納得行く答えが聞きたい!と…


またグレイスをジッと見詰めて目で


如何言う事なのか!?を訴えて行くと、


グレイスもそんな二人の目力にタジタジ!…


それでもちゃんと二人に説明をし始める!…



「ッ!?…そ、そんなに見詰められましても!…


と、とにかく大丈夫です!!…


あの氷は確かに#他人__・__#が


如何こうした所で如何にも出来ない物ですが…


#本人が__・__#所用で扱うのであれば


ただの氷に変わりはありません!…


…それに削った所で私が生きている限りは


幾らでも再生しますし!…


それにもう今までの衰弱が嘘だったかの様に


回復しましてぇ♪…」



「ッ!?…そ、そんな訳無いでしょお~!?…


ましてや数日経っているのならまだしも!!…


まだ昨日の今日の話!!…」



グレイスはまず自分の事を大丈夫!と話し出すと、


[ライフロックアイス]の説明において


まだ理解が足りていない様子で話を続け!…


と言うのもオリハの言っている事は正しい!と、


しかしそれは他人から見た場合の話であり!…


自分から見た場合の話が足りて居ない事を


オリハに語ると、削った所で大した事は無い!…


何ならまた再生すると笑って見せる!…


それそこ上品にフフフ!と笑って大丈夫である事を


アピールすると、続けて体調もすこぶる良い!と…


だがそんな事を聞いてオリハとしては信じられず!…


何でもまだ昨日の今日!と…


幾ら何でもそんな急激に回復する訳が無い!と


グレイスに反論をすると、


次にはマサツグが驚いた様子で言葉を口に!…



「…ッ!?…ほ、本当だ!?……ほれ!…」



「ッ!…え?……ッ!!…」



と言うのもこの時マサツグも反論をする為に、


グレイスを一旦手放してステータス画面を開こう!と…


証拠の画面を確認しながら指摘しよう!と思ったのだが…


開いてまずそのグレイスの現在の体力に


目を向けて行くと、


そこで完全回復している事を確認する!…


となるとマサツグも今度は驚いた具合に言葉を漏らす!…


それこそマサツグもオリハと同様、


昨日の今日でさすがに完全回復まではしていない!と


思っていたからで…


しかし次にはその画面をオリハにも共有し始め!…


と、突如画面を共有された事でオリハも戸惑い!…


それでもその画面を見て!…


グレイスの言う通り体力が全快している事を確認すると、


オリハもオリハで驚きの表情!…


ジッとその画面を凝視する!…


 -----------------------------------------------------------


「母神のフェンリルクィーン(A・R・F)」


HP 768000 / 768000


 -----------------------------------------------------------


「女王様のHP!…全快してる!…」



「…マジで?」



勿論何度見てもそこには一切怪我を負った様子が


見られない数字が、


そして昨日まで有った[毒]に[呪い]の


バッドステータスも消えて居り!…


と、その見事なまでの完全復活に何も言えねぇ!と…


マサツグが改めてオリハに回復している


事実を口にすると、


オリハもマサツグの方をチラッと見る!…


何ならこれが本当にその画面なのか?と


疑いを持った様子で戸惑いも見せる!…


さてそうして謎?と言う程でも無いのだが!…


そんな超回復力を見せられ固まりそうになって居ると、


グレイスはグレイスでそんなマサツグ達に


笑って見せては話を続け!…



「…まぁ、良いじゃないですか!…


とにかくこうして私は皆様達のお陰で


命を繋ぎ止める事が出来ました!…」



__ニコッ!…ッ!…ッ…ッ~~~…



それこそ話をはぐらかす様に!…


こうして話をして居られるのもマサツグ達のお陰!と…


やはり親子の血を感じさせる


何か特徴的な笑みを浮かべて見せると、


そのグレイスの笑顔にマサツグ達もピクッ!と反応!…


思わず言い淀むそんな様子を露わにする!…


そして二人が勝手に言い負かされた様に固まって居ると、


再度グレイスがマサツグ達に対して頭を下げ出すなり…


改めて今までの事を感謝し始め!…



__…スゥ…ッ!?…



「…勿論その事だけではございません!!…


こうしてティナと再会出来た事!…


並びにハティの本音を聞き出してくれた事!!…


…そしてティナとハティの仲を


取り持ってくれた事もあなた方のお陰で有り!…


至らない私にとっては!…


貴方達には本当に感謝をしてもし切れないのです!…


…今の私に出来る事はこれ位ですが!…それでも!!…


きっと貴方様方の役に立つと思います!…どうか!…


そのまま何も言わず!…お受け取って下さい!!…」



となるとまたグレイスが頭を下げ出した事で


マサツグ達は戸惑い!…


一方でそんなマサツグ達の事など御構い無し!…


やはり改めて感謝をしたかった様子で


グレイスが言葉を口にすると、


それはシロやハティの事も含めてと言った様子!…


とにかく助かった!と言葉を続けて漏らして行く!…


その際自分の力が至らなかった事や


このままでは如何にも出来なかった事等!…


それらを全部纏めて引き括めて自分のせいにして行くと、


もう一度その腕輪を受け取る様にお願いをし!…


と、そんなグレイスの態度に二人はタジタジ!…


それは相手が一国の女王だからとか


そう言うのではなく!…


ただただ人に頭を下げられる事に


慣れていない様を露わにすると、次には慌てて了承!…


やはりいつもの様に頭を上げて!と声を掛ける!…



「ッ!?…わ、分かった!…


分かったから頭を下げるのを止めてくれ!!!…」



「そ、そうだよ!!…


普通に!!…普通にしてくれ!!!…


…頭を下げられるの慣れないんだ!…」



__ピクッ!…チラァ?…


…パタパタッ!…パタパタッ!……スッ…



マサツグが頭を上げる様に懇願をすると、


オリハもグレイスの両肩に手を伸ばしては


労わる様にお願いを!…


するとグレイスもそんな二人の言葉を聞いて


耳をピクッと動かす!…


それはまるっきり大きなシロの様な反応で有り!…


次には様子を伺う様にチラッとだけ顔を上げて見せる


そんな反応を露わにすると、


マサツグ達も戸惑った様子で


頭を上げるようジェスチャー!…


何ならその目でも訴えて行く!…


するとその二人の言葉を聞き入れたのか、


次にはグレイスも頭を上げ出し!…


と、そんな大人達のやり取りを


ジッと子供(シロ)達が見詰めて居り!…


グレイスが顔を上げた事で


今度はマサツグ達が仕切り直し!…


その手に持つ腕輪をスッとグレイスに見せて行くと、


ここでもう一度確認を!…


受け取る事を口にする!…



「…ふぅ!…じゃあ遠慮無く貰うぞ?…」



「ッ!!…はい!!…」



__パタタタタ!……ッ!…チラァ?…ニコォ!…



マサツグ達の確認の言葉にグレイスは


満面の笑みで答えて見せる!…


その際喜びの余り尻尾を振り!…


その姿をまるっきり大人版シロ!…


或いはハティの様に見せて居ると、


その両隣りでもグレイスが


喜んでいるのを見て嬉しいのか!…


シロとハティが尻尾を振る!…


そして互いに顔を見合わせ思わずニコッと笑い合うと、


一方でマサツグ達の目の前には


その腕輪についての能力画面が!…


それは装備した時点で表記され!…


その破格の能力に思わず目を剥く


そんな反応を露わにすると、


またもやその場で固まってしまう!…と言うのも!…



__スゥ…カチャッ……ヴウン!!……ッ!?!?…


---------------------------------------------------------------


        氷狼女王の命氷の腕輪


         レア度 Legendary


      ATK+90 DEF+150 MDEF+90


          [母神の抱擁]


  一定時間ごとに体力が回復し、


  戦闘開始時ATK・DEFが少しの間だけ上昇。


          [氷狼王の覇気]


 自分より相手が弱かった場合、


 自動的にバッドステータス:恐怖を相手に与える。


          [氷狼王の氷壁]


 自身の装備が氷属性武具・氷属性付与状態時に限り…


 パリィ成功時に相手にスタンを与え、


 及び氷属性攻撃の反射ダメージを追加で与える。


           [氷狼王の穿牙]


 自身の装備が氷属性武具・氷属性付与状態時に限り…


 攻撃力の大幅な増加及び、


 自身の放つ全攻撃に対してクリティカル率を


 大幅に増加させる。


         [氷撃の極み:EX]


 自身が氷属性攻撃を命中させた場合、


 80%の確率で相手に


 バッドステータス:凍結を与える。


          [賢狼の知恵]


 相手の弱点を攻撃時、


 その部位に対するダメージとクリティカル率を


 大幅に増加させる。

               

           [最終決戦]


 連戦もしくは勝ち抜き戦時・戦闘時に全ステータスを


 大幅に増加、更に一定時間TPの消費を完全無効化。


            [狼の援軍]


 通常戦闘時、任意で狼系のモンスターをランダムに


 その場で召喚をする事が出来る。


           

 開放条件:氷狼王に打ち勝つ or 信頼を勝ち取る


---------------------------------------------------------------



「…な、何これ?…」



「…今回が初めてのレジェンダリーなんだけどぉ?…


恐ろしく対人専用寄りに見えるんだが?…


こんなの付けて戦ったら相手は裸足で逃げ出すぞ?…」



そこに表記されて有ったのは殺意マシマシの能力達!…


リジェネにバフ(付与)と完備しており!…


何なら弱者には容赦の無い威嚇の見せよう等が


書かれて有ると、やはり氷属性特化!…


その隙の無さがハッキリと伺える!…


何なら最初から装備も出来るのか


その解放条件も書かれて有り、


そこには[信頼を勝ち取る]と言う項目が!…


恐らくマサツグ達はこの部分を満たした事で


装備が出来る事に、


何なら初めてのレジェンダリー装備に!…


そのさすがの能力にマサツグ達の後ろからも!…


驚きの声が上がっているのが伺えると、


更にマサツグは言葉を零す!…


その腕輪を付けた腕を見詰めて


思わず声を震わせてしまう!…



「…もうぶっ壊れも良い所じゃねぇか!…」



その際簡単に能力だけを見てその能力を解釈すると、


何か氷属性の武器を一つ持って居るだけで


簡単に火力お化けと化してしまい!…


何なら相手が格下であれば嬲り殺しに!…


仕舞いには凍結でジワジワ甚振ると言った


ドSプレイも出来てしまい!…


特に真価を発揮するのはPvPだろうか!…


昨日の闘技祭の様に何かこれ一つで


大会を無双出来てしまう事が分かってしまうと、


もはやゲームバランス崩壊待ったなし!…


とにかくぶっ壊れである事に恐怖する!…


そうしてマサツグが思わずポロッと


本音を漏らして居ると、


一方で背後からはその意味を分かっているのか


マサキやくまさんが喜んでおり!…



「おぉ!?…


何や分からんけどとにかく


レア物やって事は分かった!!…」



「レ、レジェンダリーって書いてある!!…


お父さんこれヤバいでぇ~!!」



__…あ、あははははは…



とにかくこちらも初めてのレジェンダリーに大燥ぎ!…


キャッキャ言いながらその腕にぶっ壊れの腕輪を


付けて見せると、モツ達から苦笑いを受けており…


と、各々もその受け取った腕輪や簪に耳飾りと


装着して行き!…


グレイスもその様子を見て


もう一度ニコッと笑って見せ!…


次には全員に具合を確かめるよう


最後の確認の言葉を口にすると、


澄まして見せる!…やはりシロの様に首を傾げる!…



「…うふふふ!…気に入って貰えましたでしょうか?…」



「はい!!…とっても!!!…」



{……殺意増し増しだけどね?…}



そのグレイスからの問い掛けに対して


女性陣及びマサキが笑顔でお礼を言うと、


一方でその腕輪の効果を知って居る者達は


戦々恐々とし!…


と言うのもこんな優しそうな女性?なのに


その装備は殺意はマシマシ!と…


もしかして二面性あり?等と考えつつ!…


その心の中でそっとツッコミを入れる様な


そんな事を思って居ると、次には何の前触れもなく…


マサツグの腕からある物が壊れて床に落ちる…



__…ピキッ!…パキィン!!……カシャン!!…



「ッ!…え?…」



「…あら?…マサツグ様の右腕から腕輪が…」



「…壊れた?…」



それは今まで愛用をして来たあの春蜥蜴の腕輪で!…


突如ヒビが入ったかと思うと、


次には音を立てて壊れてしまい!…


するとその腕輪だった物はスルリと腕から滑り落ち、


そのまま床に落ちてまた悲しい音を立て!…


となるとそれに気が付いた様子でマサツグが視線を下に…


何ならグレイスも気が付いた様子で


ふと不思議に感じたよう…


その床に落ちた腕輪の事をジッと見ると、言葉を口に…


マサツグもそれを見て何か不吉な予感を感じて行く!…


さてそうして壊れた腕輪を見詰めつつ…


マサツグがその壊れた腕輪の残骸を拾おうとすると、


次には何やら慌ただしい様子が!…



__ガッシャ、ガッシャ、ガッシャ、ガッシャ!!…


バアァン!!!…



「も!!…申し上げます!!!…」



と言うのも如何やらその慌しい様子と言うのは


謁見の間の外から聞こえて来ており、


次にはぶち破られる様にして扉が開き!…


と、そこには一人の兵士がやって来ており!…


それも尋常ではない様子で慌て続け!…


倒れ込む様にして息も激しく切らして見せると、


その兵士の有様に勿論全員が戸惑った様子で


視線を向ける!…


しかし一方で異常と伝える様に兵士が吠える!…


するとそんな兵士の様子に


まずはシルビィが声を上げると、注意を先に口に!…



「ッ!?…何事か!?…


女王陛下の御前であるぞ!!…何をその様に!!…」



「ッ!?…し、失礼いたしました!!…


で、ですが今は緊急を要し!!…」



それは見っとも無い!とばかりに若干怒気を!…


今は大事な時である事を更に続けて口にすると、


同時のその異常性についても軽く質問を!…


するとそのシルビィの一喝に兵士も戸惑い!…


慌てて立ち上がっては敬礼!…


しかしやはり急ぎの用件!とばかりに


異常が起きた事を口にすると、


更に周りを困惑させる!…


その際グレイスがその兵士に質問をするのだが!…


まだあの馬鹿共の事件は終わっていない!…


そんな報告をその兵士の口から聞く事に!…


そして衝撃の話も聞かされることになるのであった!…



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