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どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-  作者: すずめさん
-第六章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~霊峰ウルフハウリング・前編-
565/637

-第六章七十九節 皇女二人の決闘と漫画の様な戦いと突然の告白!…-



〈さぁ!…


遂にこの時間がやって来ましたメインイベント!!…


皇女二人による決闘!!…


勝った方には後継者としての権利が与えられ!!…


その生涯を絶対的な物とし約束されますが!!…


逆に負けるとそれは悲しい人生が


待って居ると我々には伝え聞かされています!…


…そしてこの過酷な王家の家訓に立ち向かうは


まだ成人していない二人の子供!!…


とっても残酷な運命では有りますがこれも掟!!…


今から戦う二人の皇女を如何か!…


如何か温かい声援を送ってください!!!…


……さて、その決闘レフェリーを勤めますは…


先程トーナメントで見事優勝いたしました


時の闘士ことマサツグ殿!!…


今大会に限り本人たってのルールで!!…


この決闘は執り行われる事になっているようです!!…〉



シロの決意が固まった所で


さも空気を読んだかの様に司会が進行!…


それは楽しみにして居た様子で話し出し!…


場の空気を盛り上げる為に意気揚々と煽る様な事も


口にすると、観客達もそれを受けて盛り上がり始める!…


それは今から戦う二人の気持ちなど


当然御構い無しな訳で…


しかしだからと言って二人は腐らず!…


ハティは自身の為に剣を握り!…


シロはそんなハティの為に立ち向かう事を心に決めると、


互いに向き合う様にして立って見せる!…


勿論それを見ている母親(女王)としても気が気でなく、


表情には出さないものの!…


今すぐにでも飛び出してこの決闘を止めたい気持ちで


一杯になると、心が張り裂けそうになる!…



{……スコルティナ!…ハティビィエール!!…}



「……ハティちゃん!!…」



「…お姉様!!…」



__シュウウウゥゥ!!…フォンフォン!!……ジッ!…



この時二人の子狼の目にはまるで生き写しの様な


姉妹の姿しか映って居らず!…


そして互いに覚悟を決めた良い表情が同時に見られ!…


そして双方それぞれ一言だけ名前を呼び合う様にして


確認し合い!…


ハティは既にその手に氷の剣を!…


シロも同じくその手にスッと氷のダガーを


両手に握って見せると、戦闘準備完了!…


後はマサツグの指示を待つ様に睨み合い始める!…


さてマサツグもそんな二人の様子を見て


スッと二人の間に立つよう移動をすると、


最後に二人を確認し出し!…



__ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…チラッ…チラッ…



「ハティちゃん!……シロも本気で相手するのです!…


お姉ちゃんを倒す気で来ないと勝てないですよ!?…」



「ッ!!………行くのです!!…」



勿論安全を期すため入念に!…


双方共に精神の乱れから衣服の乱れ等にまで気を遣うと、


マサツグの目から見ても大丈夫!と…


一方でシロはハティの事を挑発し出す!…


それは改めてハティの中に揺れが無いか!を


確かめる様に…


言い慣れていない感じで言葉を零すと、


ハティも突如それを言われて戸惑い!…


が、次にはさも決意を改める様にシロを見詰め!…


その返事とばかりに向かって行く事だけを口にすると、


マサツグもここでルールを説明!…


二人に絶対守らせる様に話しをする!…



「……よし、いいか?…ルールは三つだけだ!!…



一つ!!…今まで通り相手を戦闘不能!…


もしくは降参させればその時点で戦闘終了!!…


相手を倒した者の勝利となる!!…



二つ!!…


使用する武器が相手の攻撃によって


弾かれたり砕かれたりした場合!…


再度作り直す事を硬く禁ずるものとする!!…


もし使用した場合は如何なる理由があろうとも!!…


その行為を反した者を失格と見なす!!!」



「え!?…」



「ッ!!……」



それは観客達にも聞こえるよう


堂々と大声で話して行くと、簡単に三つと言い!…


と、その話をし出した事で二人の視線は


マサツグに向けられ!…


観客達もそのルールに興味がある様子でジッと…


まるで指示待ちの猟犬の様に


ビタッと固まって見せていると、


マサツグも淡々と話を続ける!…


まず始めに決着の付け方は今まで通り!…


ノックアウトかギブアップを取る事で


成立すると話をすると、


続けてそのシロとハティが持っている武器について


ルールを設け!…


と言うのもその手に持って居る物だけしか使えない!と…


その真意については全くの不明!…


だがこれは厳しく見る様子で再度生成した場合!…


即座に反則負け!と判断する事を口にすると、


シロとハティは共に驚いた様子を!…


何なら観客達にもどよめきが走る!…



__どよ!?…ザワザワ!!…ザワザワ!!…



「ッ!?…おいおい…ちょっと待てよ!?…


スコルティナ様の方は2本で


ハティビィエール様は1本だけって!…


不公平じゃないのか!?…


ハティビィエール様にももう1本持つ権利が!!…」



「はあぁ!?…馬鹿を言うんじゃネェよ!!…


ハティビィエール様が持っているのは


クレイモアだろうが!!…


それに対してスコルティナ様は


妙なダガーを両手に持っただけなんだぞ!?…


寧ろスコルティナ様の方に


まともな武器を作らせる方が公平さが!!…」



「二人揃って何を言ってるんだい!?…


まずあんた達が何様なんだって話なんだよ!!…


ラグナス様のように武器を作り出す事が出来ない!!…


私達がとやかく言う権利は無いんだよ!!…」



ある者はマサツグの決め事に対してハティが不利!と、


またある者はそれに対してシロが不利!と…


何なら別に文句を言い出す者まで現れ始め!…


その二つ目のルールに賛否両論!…


観客達の方が何故か揉める事態にへと発展して行くと、


一方でその話を聞いた二人は戸惑いながらも…


互いに顔を見合わせ軽く頷き!…


そしてマサツグの方にも振り向いて!…


さも同意をした様にもう一度頷いて見せて行くと、


マサツグは続けて三つ目のルールを!…


それは観客達の騒動を止める様に声を張る!…



「そして三つ!!!…


…これに関しては個人的で申し訳ないが!…


万が一両名のどちらか、


或いは両名の命が危ないと判断した場合は!!…


即刻私が間に入って中断とさせて貰う!!!…


その場合の判定は引き分けとし!!…


絶対の信頼を誇る薬を私自身が毒味し!!…


二人に飲んで貰っての仕切り直しとさせて貰う!!!…


…両名、ご理解頂けたかな!?…」



__ッ!…チラッ……クルッ…はいです!!!…×2



まるで若干怒鳴る様にしてマサツグが


三つ目を切り出すと、


マサツグの声は良く通るのか闘技場内に響き!…


となるとそんな怒鳴る様な声に観客達もビクッ!と…


まるで無駄吠えする犬が飼い主に怒られたよう!…


思わず驚いた反応を見せると、


またもや動かなくなってしまう!…


そして辺りが静まり返った所で


マサツグも更に続けて行くと、


これも安全を期すため!と言い…


何でもマサツグの自己判断による


仕切り直しを設ける!と…


そして治療の機会も同時に設ける事を続けて話すと、


更に観客達を驚かせる!…


と言うのも今まで自分達が


見て来た人間とは違う!と言った様子で、


自らの命を盾にしようとして居る事に驚き!…


と、その一方でマサツグは最後に二人に対して


同意を求め!…


シロとハティもまた互いに顔を見合わせる!…


そして再度マサツグの方へ振り向き!…


同意するよう返事をして見せると、


遂に火蓋が斬られようとする!…



「……よし!…じゃあ、始めるとしようか!…」



__スッ……ッ!……ザッ!!…



「…両者!…構え!!…」



__スゥ…チャキ!!…



二人から同意を得られた事でマサツグは下がり!…


そして始める事を口にすると、


シロとハティは軽く身構え!…


となるとそんな二人の様子にマサツグも


思わず緊張を露わに!…


しかし右腕を振り上げ平常心を!…


そこからマサツグ自身でも二人に対して


合図を出すよう口にすると、


次には二人揃って腰を落とす!…


それは初っ端からぶつかって行く様子を露わにすると、


その手に持つ武器も強く握り!…


と、この時シロはいつもの様に逆手持ちで構えて行き!…


ハティは持ち上げるのでは無く機動力を


重視した様子で!…剣自体を後ろに置き!…


切っ先を地面に付けて柄を両手で確と握ると、


シロの事を睨んで見せる!…ただ合図をジッと待つ!…


するとそんな二人の様子に観客達もハッ!とし出すと、


いきなりの緊張の一瞬に面食らった様子で


何も言えずに凝視をし!…


ここまで来るともはや何も言う事無く!…


闘技場全体がとても緊張感に


包まれた状態になって行くと、


遂にマサツグの号令が響く!…



「……ッ!!…開始ぃぃ!!!…」



__ボワアアァァァァァァァァァンン!!!…



マサツグが奥歯を噛んで力を溜める


そんな素振りを露わにすると、


次には振り上げた右腕をスッと二人の間に


落とすよう振り下ろし!…


と、それを合図にドラ係もドラを鳴らし!…


その開始の声に観客達も一気にワッ!と…


声を上げて遂に始まった事に歓喜をすると、


次にはその歓喜の声も悲鳴に!…


いきなりの二人のぶつかり合いに驚愕する!…


と言うのもその合図をきっかけに


二人が動き出したかと思えば!…


その姿は視界から消え!…



__…シュン!!!…



「ッ!…え?…」



__スンッ…


ズギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!!!…


ッ!?!?!?…



と、突如シロとハティの姿が消えた事で


モツ達は戸惑い!…


勿論観客達もいきなり二人が消えた事に


戸惑った反応を見せると、


次にはトンデモナイ音を耳に!…


そして有り得ない光景も目にして行く!…


それはシロとハティが


互いにぶつかり合っているのだろうか、


氷同士がぶつかっているとは思えない


激しい剣戟音が辺りに響き!…


そして二人の姿は残像だけしか見えない様子で!…


恐らく壁や床を蹴り回っているのだろう!…


ただ一瞬だけスッと何か攻撃態勢に


入る様子だったりとかが刹那的に見えると、


その光景に絶句する!…


それは子供だからと言って舐めて居たとか


そう言うのではないのだが、


改めてフェンリルである事を思い知らされ!…



「ッ!?…


予想はして居たけど普通の動体視力じゃ追い付かん!!…


刹那!!…」



__ヴウゥンン!!…


ズギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!!!…



「ッ!?…す、凄まじいな!?…


ってか俺もよくこんなのを相手にしてたな…」



レフェリーを務めるマサツグも


これには思わず音を上げる始末で!…


すかさず自身も刹那を発動して行くと、


それでも付いて行くのがやっとと言った所か!…


とにかくマサツグの目には縦横無尽に駆け回る!…


シロとハティが互いに何度もぶつかって行く様子を


目にして行くと、


その暴れ様に思わず戸惑う!…


そして今までこんなのを相手にして居たのか!?と


考えてしまうと、思わず自身でも引いてしまい!…


と、そんな事を考えて居る一方で観客席では!…


ふとモツがその残像だけからでもある事に


気が付いた様子でハッ!とすると、


驚いた具合に言葉も零す!…



「……ッ!…あれ?…これって?…」



「ッ!…ほほぅ!…


さすがはモツ!…気付いたようじゃな?…」



「え!?…な、何!?…如何言う事!?…」



モツが気が付いた様子で言葉を漏らすと、


そのモツの言葉にフィロもピクッと反応をして見せ!…


何ならモツよりも先に気が付いて居た様子で


ニヤッと笑い!…


モツを褒める様に更に言葉を続けて行くと、


オリハも気になった様子でその会話に参加!…


その戸惑い具合を露わにする!…


その際オリハはその会話からシロとハティの動きに!…


何か秘密がある事を察して行くと、


ジッとその様子に目を向けて行くのだが!…


幾ら目を凝らして見ようが何も分からず!…


さも某・ベイゴマのオモチャの様に


二人がぶつかっている様子を目にして行くと、


更に困惑もして見せる!…


するとモツはそんなオリハに対して


ネタバラシをする様に話し出すと、


特にマサツグを指差し!…



「いや…当然と言えば当然なんだけど…


マサツグの周り…大体5m範囲内かな?…


その付近では一回も交戦してないんだ!…


まるで二人ともマサツグを巻き込まない様に


戦っていると言うか?…」



「ッ!?…え!?…」



モツはマサツグが戦いに巻き込まれて居ない事を指摘!…


その際モツの目から見て分かる範囲で!…


とにかくシロとハティが巻き込まない様に


戦って居るのが伺える事を口にすると、


モツは改めて驚きを露わに!…


そしてオリハもそれを言われて確認をする!…


するとそこにはただ棒立ちして目まぐるしく、


頭を振り回すマサツグの姿がそこに在り!…


傍から見ているととても奇妙であるのだが!…


逆に言えばそれだけ激しいと言う事であり!…


そんな中でも巻き込まない!…


シロとハティの気遣いがここでも感じられる事に


気が付いて行くと、オリハも驚きを露わにする!…



__ズギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!!!…


…ッ!?…



「……駄目だ!…刹那!!…」



__ヴウゥンン!!…


ズギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!!!…



眼を真ん丸にしてはハッと驚き!…


そしてそのまま言葉を失い!…


その一方でモツも遂に限界が来た様子で


刹那を発動!…


するとそこにはマサツグと同じく!…


やっと目で追える様になるのだが!…


目まぐるしい展開が広がっている光景を目にして行くと、


更に戸惑う反応を!…何ならその様子を実況し出す!…


それは刹那が使えない者達にとって有り難いモノと


なるのだが、


モツ自身もその状況を説明するのに悩む始末で!…



「…ッ!?…こ、これがフェンリルの戦いなのか!?…


シロが物凄い勢いで斬り掛かって行っても!!…


ハティがまるでマサツグの様に


全部攻撃を弾いてるし!!…


ハティが反撃しようモンならシロは足を使って!!…


ヒラリヒラリと避けては隙を伺う!!…


…こんな光景を見るのってドラゴン○ール位だって!!…


漫画の中だけだって思っていたのに!!…


まさか目の前でこんな戦いを見る事になるなんて!?…」



「ッ!?…ド、ドラゴン?…モ、モツ?…それは?…」



とにかくその光景と言うのは規格外で!…


モツ自身も戸惑いながらそれでも例えの話を口にすると、


某・竜玉集めのアニメの戦闘シーンの様と言うのだが!…


勿論それが伝わるのはプレイヤー達の間だけで!…


アヤがそのモツの言葉に戸惑った様子!…


そして首を傾げ一体何の話?とばかりに


戸惑って見せると、


やはり理解に苦しむ反応を露わにする!…


しかしそれ以上他に美味い説明が無いのか!…


モツも更に戸惑った反応を露わにすると、


仕方なしに自身の感覚を説明し!…



「…って、言われてもなぁ~…


…因みに今の俺で何とか付いて行ける位だからぁ!…


これ以上速くなると捉えられなくなると思う!!…


そこそこ刹那のレベルを上げたつもりだったけど!!…


…正直これでもまだキツイって言うのか!?…」



モツは普通にしんどい!と…


自身でも付いて行くのがやっとである事を話して行くと、


額に汗を流し始める!…


それは良く注視しないと本当に見失うレベルの様で!…


一瞬の気も抜けない!と言った反応を露わにしすると、


ただ闘技エリアをジッと見詰め!…


となるとそれを隣で見ているアヤもそこでハッ!と…


モツの様子からとにかく凄い事が起きている!と


理解を示し!…


二人が何をやって居るかは分からないが!…


状況的に凄まじい事が起きている!と言う事だけを


理解すると、驚き戸惑った様子で視線を戻す!…


しかし視線を闘技エリアに戻した所で


やはり何が何だか分からず、ただ戸惑うばかりで!…


一方でマサツグは未だに目まぐるしく


シロとハティの姿を追い駆け!…


未だその場から動かず奇妙な様子だけを見せて居ると、


ふとここである事に気が付いて行く!…



__ズギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!!!…


…ッ!?…



「やああああぁぁぁぁぁぁ!!!…」



「てりゃああぁぁぁぁぁぁ!!!…」



{…二人とも技を打ち込んでいない!?……}



と言うのもその気が付いた事と言うのは、


互いに有効打を打って居ないと言う事で有り!…


依然としてマサツグの目の前で何度も!…


互いにぶつかる様子を見せては居るのだが、


互いにそこから更に追撃をすると言った事は


あまり見られず!…


まるで互いに様子を見る様な…


もっと言うとやはり情が勝って本気で打ち込む事が


出来ていない様に!…


そんな様子に見えてしまうと、


マサツグとしてもこれは!?と…


勝負が長引く事を予想する!…


因みに互いにそれだけ隙を見せて居ない!…


と言う訳では無く、


幾度となく若干の隙が生まれているのだが!…


そして恐らく互いにそれに気が付いても居る様子!…


しかし感情がやはり邪魔を!…


互いに徐々に体力だけを消耗して行き…


遂には一旦小休止を入れる様に脚を止めると


これまた互いに息を切らす!…



__ザザァ!!……チャキ!!…



「はぁ!…はぁ!…」



「ふぅ!…ふぅ!…」



それは互いに牽制し合う様に距離を取ると、


構えも一度身構え直し!…


その際目に見えて互いに息を切らす様子も露わにし!…


するとそんな様子に観客達も息を呑む反応を見せて!…


それだけ激しい激突が有ったであろう事を悟って行くと、


ただ何も言えずに固まってしまう!…


目を真ん丸にしてはただ二人の事を凝視し続け、


その表情を驚きの様子に!…


と、その一方で二人は徐々に呼吸を整えて行き!…


ここでシロが動きを!…


まるで何か呆れる様なそんな反応を見えて行くと、


次にはハティに言葉を!…


それは驚くべき事を口にする!…



「……ふぅ……ハティちゃん…


お姉ちゃんはこう言った筈ですよ?…


本気で来ないとシロは倒せない!…って!!…


…何で攻撃して来ないのですか?…シロ!…


()()()()()()()()()()()()()()()!?…」



「「ッ!?…な!?…」」



この時一度構えを解くとマサツグの真似をする様に!…


腰に手を当て斜に構える様子を露わに!…


そして呆れた感じでハティの攻撃が


生ぬるい事を口にすると、倒せる筈が無い!と…


ハティに煽りを入れて行く!…


何なら自らさも舐めプもして居た様子で


更に話しを続けて行くと、


当然そのシロの言葉にマサツグとハティは戸惑い!…


と言ってもマサツグはシロが


そんな事を言い出した事に驚き反応!…


ハティは馬鹿にされた様に感じて怒りを浮かべ!…


勿論シロに対して逆に文句を言い返すよう!…


ハティも感じていた事を口にすると、


不満を爆発させて行く!…



「…そ、それはこっちのセリフです!!…


本気で来るって言ってたのに攻撃は軽い!…


本当に倒す気で来ているのなら剣を通してでも


ビリビリ来る筈です!!…


なのにお姉様の攻撃全部が軽過ぎる!!…


これってハティに対する侮辱ですか!?…」



「ッ!…侮辱も何もそっちが本気で来ない限りは


シロは本気を出しません!!…


シロはただハティちゃんの気持ちを


知りたいだけなのです!!…」



それはハティもシロの攻撃が


如何にも軽い様に感じていた事を口にすると、


シロはまだ情に引っ張られて居る!と…


逆にシロの事をヘタレ!とばかりに…


本気で来ない事に対してもこれは侮辱である!と、


シロに続けてムッとした表情を浮かべて見せるが!…


シロはこれに対して更に反論!…


ハティの方がさも情に引っ張られて居る事を口にする!…


その際その情を捨てて本気を出さない限り!…


自身が本気を出さない事を堂々言うと、


ハティもその言葉を受けて更に怒りを露わに!…



「ッ!?…何を意味の分からない事を


言っているのですか!!!…


こっちもお姉様が本気を出さない限り


本気は出さないのです!!!…


絶対に!!!……」



__ッ!?…ピクピクッ!!…ムッスゥ~~~!!!…



「…あのぉ~?…えぇ~っとぉ?…」



何ならシロのスタンスに理解不能!と…


それはまるで子供の喧嘩の様に!…


ハティが地団太を踏みながらムスッと膨れて見せると、


先に本気を出せ!と文句を零す!…


するとその文句を受けてシロもカチン!と来た様子で


耳をピクッとさせて見せると、


同じ様に膨れ始め!…


となると先程までの凄まじい様子は何処へやら?…


ただそこに在るのは歳相応の


微笑ましい喧嘩の様子しか見当たらず!…


観客達もこの変わり様にポカァ~ンと…


マサツグも戸惑った具合に如何したものか?と


思わず判断に困ってしまうと、


次にはハティが何か思いついた様子を!…


ムスッとした表情のままある事を話す!…



「ッ~~~!!!……ッ!…


…分かりました!…良いです!!…」



「ッ!…え?……」



それは突如一人勝手に理解した様子で言葉を口に!…


となるとそんなハティの言葉にシロも戸惑い!…


一体何の事か?とばかりにそのムスッくれた表情も


若干緩む!…


そんな反応を見せていると、


ハティは続けてシロに言葉を!…


シロの事を焚き付け始める!…


と言うのもチラッとマサツグの事を見る様子に


視線を動かして見せると、


考えがある!と言っては次にはモジモジとしながら


本気を出す!と…



「如何しても手を抜こうと考えているのなら!!…


こちらにも考えがあるのです!!…


…ハティはこれから正真正銘本気で


お姉様と戦うのです!!…


そして!!…ハティが勝ったら!!…せ、先生を!!…


ッ~~~!!…お、お婿さんに貰うのです!!!…」



__ビタァッ!?………



と、その本気を出す理由と言うのが問題で有り!…


ハティはあろう事かマサツグをお婿さんに貰う!と…


頬を染めながら堂々とその闘技エリアの中央で


口にすると、まるで時空魔法を使った様に!…


その場の空気を固まらせてしまう!…


それは当然そのターゲットであるマサツグだけを


固めるだけに止まらない訳で!…


そう堂々宣言をして言ったシロの表情を固めてしまい!…


何なら観客達にモツ達も同然!…


仕舞には女王さえも見事に固め!…


それはそれは世にも珍しいフェンリルの困惑の表情を


作ってしまうと、更にマサツグもここで一言言葉を…



「………え?…」



マサツグも突然の事で理解出来なかった様子で


言葉を零し!…


表情をそのままに困惑し始め!…


何なら聞き間違えたか?とばかりに


チラッとハティの事を確認するが!…


そこに居るのはモジモジとするハティの姿だけで!…


依然としてその様子は変わって居らず!…


マサツグもそんな頬を染めるハティの様子を目にして!…


聞き間違いでなかった事を理解すると、


更に頭の中で困惑し出す!…


と言うのもこのニブチンは何故こうなったのか


そのきっかけ等から全く分からず!…


如何してこうなった?と迷走し始め!…


と、その一方でハティの言葉に


シロの中で何かに亀裂が!…


それは深く大きく亀裂が走り!…


あと少しで簡単に壊れそうなそんな様子が伺えると、


シロは静かに俯き始める!…


と、同時に何か不気味な静けさも露わになる!…



__ピシッ!?……スッ……



「……初めて先生に頭を撫でられた時♥…


ハティは……とってもキュンとなってしまったのです♥…


こんな気持ち♥…ハティは初めてなのです♥…


ハティのお願いを聞いてくれた時も


最後まで付き合ってくれましたし♥…


鬼ごっこの時の先生はちゃんとハティが


怪我をしない様に気遣ってくれたのです♥」



「え?…え??…」



一方でハティは自身の思いを


赤裸々にマサツグへ語り出すと、


剣を一度地面に突き刺しては自身の両頬に手を当て!…


それは両耳をピコピコと動かしながら!…


頬を染めて自身の目も細めるそんな表情を


浮かべて見せると、


こんな気持ちは自身でも初めて!と…


初恋である事を明かし始める!…


そして何に対して胸を打たれたのか?等を話して行くと、


チラチラとマサツグに視線を送り!…


と、そんなハティの様子にマサツグも気付き!…


更に戸惑った様子で如何反応したら良いのか?と


更に悩んでしまうと、一方でシロは小刻みに震えを!…


それは嵐の予感を感じさせる!…



__プルプルプルプルプルプルプルプル!!…



「ハ、ハティ?…


ちょ、ちょっと待ってくれ?…それぇ…本気?…」



「ッ!……はいです♥…」



そしてこの時シロの様子に気付いて居るのか


気付いて居ないのか?…


マサツグもマサツグで思わず…


戸惑いながらにハティへ確認の言葉を聞いて行くと、


ハティはやはりモジモジとしながらも肯定を!…


頬を染めながら頷いて見せる!…


となるとこれによりもしハティが勝った場合!…


マサツグも直ぐにハティと結婚と言う事が何故か、


本人の同意が無いままに決まってしまい!…


そうなると勿論観客達もそんな展開に驚き戸惑い!…


しかし不思議と反対の意見は無く!…


と言うよりも突然の事について行けず!…


誰もが唖然とした様子で


その告白に動揺を隠せない表情を見せて居ると、


当然そのハティの告白に異議を申す者が出て来る訳で!…



__こおぉりゃあああああぁぁぁぁぁぁ~~!!!!!…


ッ!?…チラッ?…



「わっちの許可無くわっちのマサツグに


告白するなど笑止千万!!!!…


マサツグが許してもわっちが


許さんからなぁぁぁぁぁぁ!!!!」



その異議を唱える者と言うのも当然フィロ!…


それは突如闘技場内に響く勢いで叫んで見せ!…


何なら先程まで協力して居たのが嘘の様に


敵意をムンムンに発して見せると、


ハティに対して物申す!…


その際突然の叫び声に観客達も


ハッと我に返るそんな反応が見られて行くと、


その物申すフィロに視線を!…


と、フィロはそれでも構わずハティに対して


文句を口に!…


今にも飛び出さん勢いでハティを睨み!…


そんなフィロをオリハが静止を促すよう!…


慌てて捕まえるそんな素振りも露わになると、


勿論混乱を生む事に!…


次にはその視線はマサツグの方へと向けられて行く!…



__ッ!!……チラリ?…



「ッ!?…ちょッ!?…


いつ俺がお前のモノになったんだ!!…


てか、誤解を招く事を言うんじゃねえぇ!!!」



その際観客達の視線はと言うと、


まるでマサツグの事を軽蔑する様な!…


と言うのもハティを誑かしただけでなく、


この様な子狐少女にまで手を出して居るのか?と…


当然在らぬ誤解を持たれた様で!…


闘技場に居る観客達から


如何にも白い視線を向けられる事となってしまうと、


マサツグも慌てて弁明を!…


と言うよりフィロに対して文句を言う!…


そして今度はマサツグとフィロの間で!…


やんややんや!と言い合いが始まる事となるのだが、


一方でシロは!…


やはり小刻みに震えては俯き続け!…


如何にもその身に不穏な空気を纏い出すと、


まるで某・深淵歩きの様な!…


何か黒いモノを纏いそうになるのであった!…



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